金崎の桜

 先週は月曜日にまだ桜が咲いていないと思ったらあっという間に咲き始めてもう満開。ちょっと早すぎなんじゃない。
 これはうかうかしていられないと思い立ち、金崎の桜を家内と訪れる。

桜並木のスタート

 思川の土手に延々と桜並木が続く。おぉ!これは凄いね。入り口付近は陣取って”お花見”をしている人も居た。今日は天気も良いし最高だね。

桜の木の下でお花見、最高だね

思川沿いの土手を延々と桜並木が続く

 それにしても一気に咲いてしまったようで、来週八日に桜まつりのイベントが企画されているらしいけど、一週間もつのかなと心配になってしまう。

 約600mばかり歩いて戻ってきたけど、全長1Kmくらいあるそうだ。今回は用意しなかったが、来年はお弁当を広げてお花見も良いなぁと思った。今年はホント良いタイミングで桜を見ることが出来ました。

桜満喫!
カテゴリー: 日記 | 2件のコメント

早春の三床山から金原山 今年初のアカヤシオ



-- 『GPSMAP60CSx US版』+『カシミール3D』+『国土地理院地図閲覧サービスデータ』にて作成 --
※当コースには一般登山道でない箇所が含まれています。参考にされる場合は自己責任でお願いします。

 

金原山の過去の記事
    2012年12月12日  三床山から金原山へ縦走

関連山行
    2014年01月14日  三床山~金原山縦走路を閑馬集落へ周回
    2008年12月08日  素晴らしき里山 三床山

  関東南部はすっかり桜も開花しているが、この週末、栃木県には未だ桜前線は到達していない。
  昨晩の春雷の影響も気になるところだが、今回は花音痴の自分にしては珍しくアグレッシブな山行だ。
  『もしかしたら咲いてるかも』のノリで三床山から金原山へ。復路は4年前にも歩いた尾根で戻る周回とした。

 まだ八時前だというのに鹿島神社駐車場には数台の車があった。皆既に出発しているようだが・・・
 自分も支度をしていると隣の車の女性に尋ねられた。
 「実は登山靴を忘れてきてしまって、運動靴でも大丈夫でしょうか。雪が降ったみたいですし」

 昨晩の降雹が溶けずに残っていたので心配だったのだろう。
 「これはすぐ溶けちゃいますよ。まぁ大丈夫だとは思いますが、山だから何が起こるかわかりませんよ」
 ちょっと大袈裟に伝えておいた。
 見る限りお一人歩きのようなので、それくらいは自分で判断して欲しいと思ったのでちょっと冷たい対応。
 そのあと彼女は車の中でスマホをいじり始めた。情報収集でもしているのだろう。
 朝からあてにならない親爺に遭っちゃったなんて思ってるのかな。悪気は無かったのでごめんなさい。

立派な道標 今日は尾根コース・・・の筈だったが

 尾根コースの道標に導かれ林道を進む。やがて作業道然となりなおも進む。
 途中にもう一度道標があったが尾根コースが示されていない。不思議に思い、割れて落ちている板を拾うと出尾根コースとあった。
 板を付けると向かう先は作業道の奥側。地図を見ると谷を挟んだ右手の尾根に取り付き三床山の東尾根を詰める感じなのだろうか。そして道標の脇には斜面を直登するはっきりとした道型もあった。こちらは沢の左手にあるピークから山頂の南へアプローチするルートのように見える。こういう里山は勝手にルートが作られている可能性も否定出来ない。ここは素直に道標に従うべしと先に進む。どうやらここが間違えであったようだ。

※後で調べると立派な道型が出尾根コースで一般的にはこちらが正解。自分が歩いたほうが境界尾根コースと呼ばれているようだ。ただ、残念な事に境界尾根コースは一般的では無いと感じたので、道標を整備されている方には明確に案内できるようにして欲しいと思った。引き合いに出して申し訳ないが、先ほどの女性のような方が迷って進んでいくと事故につながる可能性も否定できない。この山の親しみ易さゆえに起こりえることだと思う。

昨晩の降雹

 やがて広場へ出る。鹿島神社創建跡の地なる石碑があった。平らな所だから社を建てたとしてもおかしくない。
 今は雑草が生い茂るさまは寂莫感あり。そして行く手には小高い尾根が取り付けと言わんばかりに横たわっていた。

 おかしいな、道標は何処かな?と探し、奥に進むが片鱗も無し。
 構わず直登して尾根に辿り着けば古く割れた道標が朽ちて三床山を指し示していた。

古の社があった場所らしい

 しばらく続く広尾根には道型を見ることも出来たが、斜面がきつくなるともはや踏み跡も完全に消失。忘れた頃にまた道型が現れては消え。要するに廃道なのだ。今日は三床山の山頂までは楽な登山道歩きで体力セーブの予定であったが、想定外のバリエーションルートとなった。本来はジグザグに道が付けられている筈なのだがそれを探すことは叶わず、ひたすら直登。朝の一発目からなかなか体力を消耗する。

東尾根ルートは廃道化している

 大汗をかきながらもなんとか山頂へ。

眼下のゴルフ場も雹で真っ白

 誰も居ない山頂に、なんと一株のアカヤシオが花を咲かせていた。おぉ!やはり咲いていたんだね。まだまだこれからといった感じだけど、読みが当たってそれだけで嬉しくなってしまった。

山頂には小ぶりだが今年初のアカヤシオ

 さてさてゆっくりはしていられない。先を急ごう。

高松はいつ見ても絶景也

 金原山ルートに入ってもペースを落とさず先へ先へ。だが、このコースは終始展望が良いので気持ち的に楽である。

 5年前に金原山へと歩いた時はルートの入り口に道標は無く赤テープ一本のみ。それぞれのピークの山名板も白いプラの板にマジックで手書き(下写真)のものしか無く、ルートの踏み跡も大変薄かったが、現在は道型もはっきりしていて以前の面影は全くない。ちょっぴり残念な気もするが、手軽に楽しめる山として皆さんに愛されるのだから仕方のないこと。最近は桜山から西に一旦降りて一床山へ周回するコースがあるそうで、ますます人気が上がっているようである。

以前は上の白いプラ板に褪せた文字の山名板しか無かったものだ

なんだろう このキノコ

縦走路には時折ポツリポツリとアカヤシオが咲いていた

 そして、その5年前の金原山の時は天ヶ岳先にある伐採地頂部あたりでかなり疲れて大休止(食事)をした。今日は金原山から再び戻り、林山南西尾根歩きが待っている。当時に比べればだいぶ脚力が付いて余力を感じるがまだまだ残す距離とアップダウンを考えると油断出来ない。

正面奥が金原山かな まだまだ遠い

六体神

その向く先は大久保集落

 林山手前で金原山方面から来た数人のグループと交差。短く会話を交わしたが、金原山ピストンで帰りは外側の尾根で戻ると言ったら、神社の所に降りるのかと言った先頭の男性は詳しそうだった。

 気分的には林山から先が長く感じ、朝から殆ど休憩なしでここまで来たので流石にきつくなってきた。手前のピークがことごとく偽ピークに感じ、ようやく金原山へたどり着く。

 眺望は相変わらず良くない。北東の集落が見えるが、いくらか出てきた冷たい風を背にして昼飯とした。

 今日は登山靴を忘れた女性とのやりとりで始まった一日であったが、何を隠そう実は自分も忘れ物があったのだ。
 前日にスーパーで買ったカップラーメン。いつもは途中のコンビニで買うんだけど、安かったからなんていつもと違う事をするとこうなっちゃうんだね。食料はいつも過剰に持ち歩いているので実害は無かったが、山頂のお楽しみがちょっぴり減。

長かったがようやく山頂へ

 さぁ午後のルート。まずは林山までのアップダウンだ。食後の弛緩した体にちと厳しい。

帰りに辿る尾根

左奥が唐沢山(554.9m) このあたりの尾根筋もネタ帳入りだな

林山から周回尾根へと踏み出す 道型は無くなり踏み跡もぐっと薄くなる

基本的に明るい尾根だがたまに植林帯 でも涼しくて良い

 真新しい間伐地を通過していると石積みケルンがあった。林業に従事している方のお慰みか、たまに通過するバリルート好きのハイカーのいたずらか。自分も参加して一番上に一つ乗せた。

山仕事の人の慰みか? 一番上に自分も参加

往路の尾根が左手に見える 間に梅園集落がある

高度を下げるに従い徐々に藪っぽいところがちらほら

 ルートが南から西へ変わる地点で一旦南の景色が開ける。もう残りは僅か。道を行くバイクのエンジン音、採石場の重機の音やトラックの音もすぐそこに聞こえる。

対面の採石場が見えたら下山まであと少し

 しばし、程良い藪との戯れを楽しむと、あとは疎林を急降下。

ここからはしばらく藪漕ぎとなる

最後は急降下

 尾根末端がストンと落ちる前に植林地へ逃げ込むと、レッドワイン号の待つ羽黒神社。予想通り長丁場だったけどなかなか充実した金原山であった。そして今年初めてのアカヤシオに出会えたのも大きな収穫であった。

植林帯に逃げて下り切れば羽黒神社でゴール

概略コースタイム

駐車地発(07:43)-出尾根分岐(07:55)-鹿島神社創建の地(08:05)-三床山(08:34)-金原山分岐(08:49)-
つつじ山(09:20)-天ケ岳(09:56)-林山(10:42)-金原山(11:22)-昼食休憩-行動再開(11:46)-
林山(12:30)-389mP(12:45)-318mP(13:10)-石積みケルン(13:27)-315mP(13:47)-羽黒神社(14:27)-
自転車-駐車地着(14:59)

カシミール3Dデータ

沿面距離:12.3Km
所要時間:6時間44分
※自転車区間含まず

カテゴリー: 県南・両毛の山 | 6件のコメント

宝篋山



-- 『GPSMAP60CSx US版』+『カシミール3D』+『国土地理院地図閲覧サービスデータ』にて作成 --

 最近人気の宝篋山。気温が高くなると自分には厳しい山なので今のうちにと歩いてきた。

 コースは小田休憩所から常願寺コースの反時計回り。
 あっけなく山頂に着いてしまって、これでは帰宅後のビールの味がいまいちかなと思い、山口コース(1)で周回し、山口コース(2)を登り返して小田城コースで下山した。
 全山、公園のようによく整備されており、山頂は明るく筑波山や霞ケ浦の眺めが秀逸。急な箇所や歩きにくいところが殆ど無く、歩きが苦手な方や小さな子供連れの山行にはぴったりの山であると思った。

 小田休憩所駐車場に到着したのが既に9時近くなっていたので駐車スペースにありつけるかどうか心配であったが、まだ2割程度はスペースあり。まずは一安心で支度にかかる。
 駐車場から正面に目的の山頂が見えるのが解りやすくてよい。穏やかな外観なのでどこからでも好きなように登れそうに見えるが今日はそういった山行ではなく、つくば市のHPからプリントした「宝篋山トレッキングマップ」片手の歩きとなる。このマップ、登山道の曲がり具合に一部略描が見られるが、途中に設置された番号付きの道標と照らし合わせて歩けば完璧。全5コース全てを心配なく歩ける配慮がされているところは人気の秘訣であろう。栃木ではここまで整備された山にお目にかかったことは無い。

小田休憩所Pからスタート 山頂が見える

 常願寺コースを選択しスタートすると、序盤は長閑な畔道を行く。春浅く、いまだ不器用なウグイスの鳴き声を聞きながらのんびりと歩いていけばやがて登山道へと変わっていく。

道標は痒い所に手が届くようによく整備されている

 気が付くと沢沿いの暗いルートとなるが、今日は若干気温が低いので日差しが恋しい。
 先行していた高校生か大学生か、男子グループが元気に写真を撮りながら登っている。この位の年齢の若者が山を歩いている姿も久しぶりに見た気がするが、あらためてこの山の人気が窺い知れる。

沢沿いの常願寺コースを登る

 沢を離れると電車道のような直登が始まる。かたわらの木に長長坂とあるが、なるほど言い得て妙かな(^.^)
 高度を上げるに従い陽ざしが明るくなり後方の市街地が見えるようになってきた。

この坂を登れば尖浅間山頂へ

 長長坂を登り切った先が尖浅間の広い山頂である。

 ここまで一気に登ってきたのでザックを降ろして給水休憩。後から先ほどの男子グループが登ってきた。
 「やったー、尖浅間制覇!」と大声で叫びながらまた写真を撮っている。
 向かう宝篋山方面の高みを見ながら、「えー!あそこまで行くの。遠いんじゃない」。
 いやいや、君たちの若さならなんでもないよ。これからの人生もっと遠くまで行かなきゃならないんだから・・・って
 老兵は去るのみ(笑) 一足お先に尖浅間を後にした。

バウムクーヘンのような岩これは珍しい

公園の散歩道のよう

 緩やかな、そして広い登山道を登り詰め小田城コースと合わせる。山頂直下の立派なトイレを見て電波中継所の脇を登ればそこが山頂であった。

立派な山頂へ到着

宝篋印塔と電波塔

 筑波山の展望台というのに偽りは無し。生憎の春霞みで遠望は効かなかったので富士山はおろか西側は筑波山以外の眺望が無かったのが残念だが、木造のチェアーとテーブルが沢山あってお一人様用もあるのが嬉しいところ。
 周りは山頂鍋パーティーっぽいグループもあったりでかなり騒がしいがたまにはこういった雰囲気もよいかもね。
 自分はいつもと変わり映えのしないメニューだが、食後のコーヒータイムはリクライニング気味の背もたれ、真正面に筑波山っていうのもなかなか乙な体験であった。

筑波山を望むチェアでお昼ご飯

いつものパターンです

霞んでいて見えないが本来赤城山とか見えるのかもしれない

まさに筑波山の展望台だ

東眺望 霞ケ浦が見えるのは栃木県民にとって新鮮

 さて、のんびり食事もしたし下山はどうしよう。思いのほか時間が早いのでちょっと回り道をして大回りしてみようかと地図を眺め、山口コース(1)と山口コース(2)をつなぎ小田城コースで下山することにした。
 事前に地形図を眺めていたわけでないので、どのくらい標高差を下るのかわからないまま歩いて行くと案外下げるので内心ちょっと焦ったが、やがて山口コース(2)との分岐を見て一安心。帰宅して地図で確認すると標高差で山頂から300m下って200m登り返して小田城コースへ復帰したということになった。

山口コース(1)下り途中の水場 この標高で心配だったが一口だけ味見

 小田城コースに入るとグループの方と鉢合わせになる。自分は大峰ルートへ、グループは七曲りへと分かれる。
 大峰平展望台はかつては景色が良かったのだろうが現在では背丈が伸びた樹に邪魔されて見るべき眺望は無し。急いで先に進み七曲りからのルートに合流すると丁度先ほどのグループと鉢合わせ寸前。慌てて先を急ぐ。行き場の無い登山道で単独者がグループの前後になると何かと気疲れするものだから、脱兎の如く先を急いだ。

牛久大仏

舟ガ城跡展望所 今は眼下も住宅地

実はここは崖の上

地図の崖地記号はホント

 見所の多かった小田城コースも大師堂のお地蔵様達がずらりと並んでお見送り。山頂の人の多さと喧騒にはいささか辟易したが、こんな日当たりの良い歩きもたまには良いものだなぁと思った一日であった。

大師堂のお地蔵様達がさようなら

概略コースタイム

駐車場発(08:56)-展望岩(09:24)-尖浅間(10:04)-宝篋山(10:35)-昼食休憩-行動再開(11:18)-
山口コース(1)(2)分岐(11:57)-小田城コースと合流(12:35)-大峰平展望所(12:47)-富岡山(13:16)-
舟ガ城跡展望所(13:24)-要害展望所(13:30)-駐車場着(13:43)

カシミール3Dデータ

沿面距離:11.4Km
所要時間:4時間47分

カテゴリー: 茨城県の山 | 6件のコメント

残雪の鴫内山を経て剣先まで



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※当コースには一般登山道でない箇所が含まれています。参考にされる場合は自己責任でお願いします。

関連山行
    2016年03月16日  大佐飛山、確かに遠し
    2015年05月15日  大佐飛山、遥か遠く

  黒滝山には二回登っている。一度目は大佐飛山偵察の春。そして二度目は大佐飛山本番の時の通過点。
 二回とも、山頂から右手に見えるすうっと延びる尾根が気になっていた。
 尾根の途中にある鴫内山もいつか登ろうと思っていた山だ。
 そんな思いで今回は黒滝山へ至近距離を残す剣先までの山行となった。

 一週間前に鴫内山に登られた方の山レコを拝見すると、予定の駐車地はびっちりと積雪があったが、いざ到着してみれば途中の道路もコーナーに若干の凍結が残るのみとなっていた。
 ただ、駐車地の先からまとまった雪が残っているのでこの場所まで訪れる人(ほぼ登山者だろう)が案外多いことが窺い知れる。

 今日は先行者の車が一台あった。自分も結構早い時間に出発したほうだが、どうやら先行者は大佐飛山狙いの早や発ちなのかもしれない。百村山直下の「新登山口」が最近のデフォルトなのに比べ、此処から大佐飛山を目指すのは未だ少数派なのだろうか。後から車が上がってくる様子も無い。   

ここまで殆ど雪無し
先は御覧の通り
登山口


 駐車地から少し積雪の道路を進むとすぐ登山口の道標が見えた。一面雪に覆われているので何処が登山道であるか判らないが、適当に登っていくとすぐに雪が消えて立派な登山道が現れた。
 鴫内山までは行政が整備しているらしい。なるほど、ジグザグの立派な登山道が続く。やがて鉄塔へ出るが、鉄塔の真裏に濃い踏み跡があるも、ロープで進入を遮断している。道標に従いピークを回り込むように進むとやがて尾根末端よりまた次のジグザグが鉄塔の真裏の高みへと延びていく。
 先ほどの鉄塔裏の踏み跡はショートカットだったのだなと理解し、やがて真下が鉄塔である場所に到着すると、そこもまた下は倒木で行く手を遮り、上はやはりロープで直登を遮蔽している。
 道を整備している側の、勝手にルートを拓いて欲しくないという意向が強く伝わってくる。少なくとも税金が投入されているわけだから、自由に歩くのは好ましくないという気持ちは自分も素直に感じるところであった。

序盤はよく整備されたジグザグ
鉄塔までほぼ雪無し
この真下に鉄塔


 標高1100mあたり、突き上げた尾根形付近で一気に雪が出てくる。チェーンスパイクを履いた。ここまで先行者の足跡を見つけることは出来なかったが、アイゼンの踏み跡で一名であることが判った。

 今日は晴れの予報に期待してやってきたのだが、依然空は重くまた周囲を覆うガスも濃い。風はさほどでないが雪が出始めたあたりから気温はかなり低いので雪面は良く締まっていて実に歩きやすい。ただ、所々雪の無い場所があって土の上を歩く局面もあり、チェーンスパイクは大活躍である。

尾根に突き上げると雪が出てきた
時折土、チェーンスパイク活躍
ガスって何も見えない


 今の季節は夏道が全く判らないが、それでも赤テープや道標を辿って行けば迷うことは無い。また、急登区間が何か所かあるが、必ずトラロープ付きなのでこれを目標にすれば良いだろう。お陰で地図を一回も開くことなく鴫内山の山頂へ到着することが出来た。
 温度計があったので覗いてみるとマイナス10度を示している。体感的にそこまでは無いと思うのだが、時折ちらつく雪が溶けるという概念を排除したが如く堆積していくのを目の当たりにする静寂な空間だ。
 予想外れの天気に意気消沈するも、まずは先に進んでみよう。そしてどうしても興に乗らなければ適当なピークで引き返したっていいじゃないかという気持ちになると案外心が軽くなるものだ。

痩せ尾根ミニ雪庇
鴫内山へ到着
寒い訳だ

では行ってみましょう
霧氷?樹氷?
この後何枚か続く

緩斜面は幻想的
古倉山まであと標高差160m
またまた痩せ尾根


 古倉山までは緩い登りなので気楽なのだが、あいにくのホワイトアウトで何も見えない。西側は何か風景が拡がっていると想像される場所でも見えるのはガスばかりである。その分、カッチリと冷え込んだ樹氷の美しさが映える。

樹氷も締まってくるね
そして古倉山
逆に幾らか暖かくなってきた


 古倉山からミニ天空回廊を進むと一瞬切れたガスの向こうに、雲間から照らす太陽の光に輝く大きな高みが姿を現した。カメラを出す間もなく消えてしまったが、そこが剣先である。
 コルから高みを目指していくと何故か一部分だけ雪が変色して腐っている。ここは近づかないのに越したことはない。樹の多い右手は若干斜度もきついが、そちらへ逃げて高度を上げた。先行のアイゼン氏は剣先を巻いたのだろうか、足跡ともここでお別れとなった。
 いよいよ登り詰めんとすると最後の僅かな区間は真正面からだと急で近づきがたく、そしてホントの最後は灌木藪で覆われているおまけ付き。背中に背負ったスノーシューが引っかかるので藪は嫌だなと思い、少し巻いて端の何も無い所からよじ登って山頂の肩へと到達した。

ミニ天空回廊
剣先直下腐っている所は右に逃げる
剣先到着


 何も無い、そして何も見えない剣先には昔からそこを守ってきたような風情の白骨樹が一本。晴れていれば直線距離にして580mしかない黒滝山の姿さえも今日は全く見えない。
 天気が良ければ西村山までと思っていたが、今日はここまで。来年の良く晴れたもう少し雪質が良い時期、出来れば二月後半かな。再チャレンジしましょう。
 風はないのでゆっくっりと食事をして休憩をした。そして白骨樹に別れを告げ、来た道を戻る。ガスが薄くなってきて目の前の古倉山が思いのほか大きな事を改めて知る。

 下山路は、徐々に明るくなってくる周囲の景色に時折足を止めながらなのでなかなか先に進まない。でも往路の分も取り戻さなきゃね。時間はまだある。

白骨樹がシンボル
飯にしましょ
これから帰る古倉山

ガスが幾らか切れ始める
帰りは心理的に余裕だね
古倉山を振り返る

戻るべき稜線
雪の結晶と冬芽のコラボ
やはり景色が見えると良いね

那須岳方面が明るくなってきた
再び鴫内山へ
下山すると晴れてくるの法則

小佐飛山も宿題だなぁ
那須野が原
手前が古倉山、奥が剣先かな


 やっと青空に包まれ、眩しくてかけたサングラス。でも樹林帯に入ってしまえばチェーンスパイクでさえもさようなら。
 そういえば、今朝先行していたアイゼン氏は大佐飛山からの帰り道、どのあたりを歩いているのだろう。今日のこのルート経由での大佐飛山もまた良い雰囲気であるが、距離的にはこちらの方が遠い感じもする。流石に体力的に厳しいので自ら実行しようとは思わないが、ロマンあるルートだと思うのだ。

 鉄塔よりジグザグを忠実に降りて無事登山口に着いた。車は朝と同じ二台のみ。アイゼン氏を待つ車と我がパジェロミニだけであった。

追記.
 実は先ほど山レコを覗いたら、先行アイゼン氏は大佐飛山から鹿又岳、日留賀岳へと日帰り周回された鉄人の方であった。いやはやそのスケールの大きさと言ったらもう声も出ない程。朝のうちはすこぶる天気が良かったようで、自分も是非来シーズンは大佐飛山とは言わずに西村山までチャレンジしたいと意を新たにした。

眩しくてサングラス着用
鉄塔の場所まで戻ってきた
那須野が原の眺望

概略コースタイム

駐車地発(06:35)-鉄塔(07:08)-雪が多くなる(07:35)-鴫内山(09:00)-1450m(09:12)-1491mP(09:32)-
古倉山(10:18)-剣先(10:54)-昼食休憩-行動再開(11:00)-古倉山(12:06)-鴫内山(13:12)-
鉄塔(14:30)-駐車地着(14:49)

カシミール3Dデータ

沿面距離:13Km
累積標高差:(±)1,185m
所要時間:8時間14分
※累積標高差は、『国土地理院基盤地図情報数値標高モデル10mメッシュデータ』よりカシミール3Dにて算出した値

カテゴリー: 那須塩原の山 | 8件のコメント

続、今年の釈迦ヶ岳

 昨年とその前の年、二年連続で奇しくも同じ三人が残雪の釈迦ヶ岳山頂を踏んでいる。
 二度あることは三度あるというジンクスは残念ながら今回は叶わず、wakasatoさんは24日の土曜日、そして野球親爺さんは翌25日、そして遅刻組の自分は翌週となったのである。

 この週末、実は直前までゴンドラ利用の三本槍とどちらにしようか悩んでいた。土日とも天気は基本的に良いのだが、三本槍の3日は強風が残りそうで4日は気温が上がるらしい。天気とくらすでも標高2000mで+気温予測だからで雪質も期待できそうもないような気がする。あれやこれや逡巡し、贅沢な望みだが雪質最高(気温低い時)無風(これが超ムズイ)快晴のタイミングを見据えて来年送りとした。 

 今年は雪遊びもいま一つぱっとしなかった。唯一の赤城山も仕事トラブルの電話で折角の眺望も霞んでしまった。また、この山は雪質を考えると一月あたりがベストなようである。無雪期はあまり自分好みではない雰囲気なので、鈴が岳や地蔵岳、長七郎山、荒山高原など、来年のパフパフな雪の時に是非再訪したいところだ。

 今年の冬季シーズンの総括のようになってしまったが、三月一杯は里山徘徊、花が咲き出すとお花見コース、連休の頃に奥日光を登って次の冬まで山はお休みという自分のスタイルだが、今回釈迦ヶ岳から見えた会津駒ケ岳と尾瀬の山はなんとか今年の目標にしたいなぁと静かなる思いを胸に秘めた山行であった。

釈迦ヶが岳の過去の記事
    2017年02月17日  今年の釈迦ヶ岳
    2016年05月16日  守子神社ルートより権現沢左岸へ周回
    2016年02月16日  冬期釈迦ヶ岳登頂 だが雪は少なくちょっと残念
    2015年10月15日  西平岳を目指して釈迦ヶ岳
    2010年10月10日  大間々より西平岳
    2008年10月08日  紅葉間に合わず!ガスの高原山を歩く
    2007年06月07日  高原山最高峰 釈迦ヶ岳へ登る

  さて、いつもの登山口である。道路は御覧のようにテカテカで運転に気を遣うが今年も何とか登ってこれた。
 朝日が差し込む中の出発も昨年同様だが、30分早い7時丁度の出発となった。

登山口直下の路面はつるんつるん

 今回の装備はスノーシューと前爪付きアイゼン。週半ばで降ったのが雨で高い所の急斜面が凍結していた場合に備えてである。
 だが、階段を登って林内に入って数歩歩いたらスケートリンクみたいでツルツルで先に進めない(;・∀・)
 こんな所でと思いきや・・・早速アイゼン装着。

一歩入ったらこちらもつるんつるん たまらずアイゼン装着

 日陰の部分が早朝の気温で凍っていただけのようである。時折雪交じりだがまだまだ土が見える区間も多いので早々にアイゼンを外し、ザックにしまうのも面倒なのでスーパーの袋に入れて手で持った。案外これが邪魔だ。

朝日を浴びる守子神社

 西平岳登山口分岐を過ぎた頃から雪が多くなって少し登りづらくなってきた。背負っているスノーシューを出しても良かったのだが、取り敢えず手荷物で邪魔なアイゼンを装着してみる。沈み込みはあまり無いので案外快適に登っていける。

西平岳登山口分岐を過ぎると段々雪が多くなってくる

 雪質はあまりよく無いが、少なくとも木曜日に平野部で雨が降った時以降は自分が初めての入山者のようでトレースは皆無。山頂の一番乗りが期待出来るが、体力不足の自分を追い抜くべく後続者が迫ってくるのがちょっと心配。

再びアイゼンを履き直した 今日は完璧なノートレースなので気分良し
樹の影躍る尾根を登っていく

天気も良いし風も無く最高だね

 前山手前の急登にかかる頃から足が埋まりだしてきたのでここでスノーシューに履き替えた。急登区間はヒールリフターを出せば楽に登れるのもスノーシューを履く大きな理由だ。

前山の分岐地点 道は埋没して跡形無し

目指すピークが見えてきたがまだまだ遠い

遠くに見えるのは赤城山なのだろうか

 稜線右手に那須の山並が見える。夏道ではこの眺望は見えなかったと記憶しているがこの季節ならではだ。

こちらは那須だね

だいぶ近づいてきた。なんとか一番乗りで山頂を踏みたい

西平岳と前岳も迫り

 南斜面故に雪がグズグズしているので、急登区間はグリップが弱くて意外と難渋する。シャーベット状の箇所でどうしても足が滑って上に登れなくてトラバース一回。スノーシューのトラバースは案外辛いのでこういう時はワカンが良いなどと己のパワー不足の言い逃れ。

画面じゃ伝わらないが結構急登

更に急登 巻くように付けられた夏道はどこにも無い でもここが正念場

 どうにか高みに到達する。下から山頂のように見えたのはこのピークであり、山頂から西へ延びた肩の部分である。
 登り上げてみると、おぉ素晴らしきノートレース。例によってウサギが横切った足跡は少しあったが、この状態でヒトが入った形跡は無い。

山頂の肩に到達 しびれるノートレースだねぇ

 そして山頂。山名板の柱がほぼ埋没している。先週のwakasatoさんや野球親爺さんの写真を見ると半分くらい柱が見えていたのだが、この一週間で降り積もったようだ。だが、雪質は固く、スノーシューを脱いで歩き回っても殆ど踏み抜きも無いほど締まっている。

山頂到着

 一方お釈迦様はというと、山名板があれだけ埋まるならこちらもせめて腰あたりまではと思いきや、やはり台座の周りに雪は無い。前面に段差があるので、胴体の影響で風の流れが変わりこうなるのだろうか。

お釈迦様は相変らず雪を寄せ付けないパワーをお持ちのようだ

 今日は無風快晴の絶好のコンディション。過去二回に比べても圧倒的に眺望に切れがある。登って良かった。ちょっとくすぶり気味だった今年の冬の山行だったが、一気に留飲を下げた思いだ。

景色をおかずに食事としましょう

 のんびりとコーヒーを飲み終えたら撮影タイム。いつもザックに入れて全然出番がない望遠レンズも久々に活躍してくれた。

那須岳

日留賀岳、鹿又岳、大佐飛山方面

遠くに福島?方面の山

七ヶ岳

 会津駒ヶ岳。その白く輝く長く連なる峰々。この時期はまず無理だが、せめて残雪期を狙って今年こそ歩いてみたいものだ。

会津駒ケ岳

 そして尾瀬。こちらも燧ケ岳だけでもなんとか登りたいところだが、やはり前泊かなぁ。

至仏山と燧ケ岳

 そしてお馴染みの日光の山達。

日光白根山

男体山と女峰山 こちらか見ると赤薙山から女峰山ってやはり遠い

西平岳と奥に鶏鳴山

矢板市方面

 写真を撮り終えて撤収の準備をしていたところ、突然北側から人が現れた。本日初めて出会う登山者である。聞けば学校平から5時間かけて辿り着いたという。先ほど北側の夏道があるだろう場所を見た時に、深く閉ざされた雰囲気にこれは行くのは無理だなと思った。ましてや北面だから場所によってはアイスバーンなどもあり得るのだが、そこをやすやすとクリアしてきたのだから凄いものだ。南北からそれぞれやってきて山頂を踏んだ二人は、あまり多くを語ることも無くお互いの無事を祈り別れたのである。

来年また来ます

 さぁ、下山だ。
 出だしの区間は急斜面なのでスノーシューでは逆に歩きづらい。アイゼンでスタートしたが、流石に踏み抜きも多く、時折股下まですっぽり埋まってしまうので脱出にいささか難儀した。面倒なので尻セードとなったが、あらぬ方向に行ってしまっても困るので樹から樹に渡るようにして降りる事数本。

途中で尻セード数回

 初めの急降下を過ぎた所で再びスノーシューに替える。いくら軽量モデルとはいえ、やはりザックにスノーシューを付けていると重く感じるので履いてしまったほうが楽なのは確か。

豊月平放牧場が見えた

 下山路にも自分しか登山者の足跡は見つからなかったが、どうやら鹿の群れが往来した模様。我がトレースは無残にも鹿達に踏みにじられている。まぁ、自分は遊び、鹿達は生活だからね。自ずと勝負はついたも同然(;´∀`)

我がトレースは鹿の群れに蹂躙されている(笑)

 下りも結構気を遣う箇所が多くて案外時間がかかったが、ようやく斜度も緩やかになって行程も終盤となり一安心。ふと目をやると見事な鹿のカワハギがある。今日も大量のフンを見てきた。往路の自分のトレース上にも真新しフンが大量にあった。冬のエサの無い時期でもしっかりと食料確保して、時にはこういった樹皮も彼らにとってはご馳走なのだろう。

長かった下りも終盤

鹿の冬の食料

 下山後は尚仁沢ハートランドへ寄り、空いたペットボトルと水ボトルにお水取り。守子ルートを登った時の恒例である。この水でコーヒーを淹れるとなんとなく味が良いような。・・・気がする(^.^)
 それにしても改めて見るとあんな遠くまで往復してきたんだね。改めて一日の登山の余韻に浸ることが出来た。

尚仁沢ハートランドより あそこまで往復してきたんだね

概略コースタイム

今回はGPSのログ採取をOffのままだったので詳細の記録がありませんが、通過箇所は昨年とほぼ一緒です。
タイムは写真のExif情報から拾った時間です。

駐車地発(07:00)-守子神社(07:45)-前山(09:28)-山頂(10:58)-昼食休憩-行動再開(12:10)-
前山(13:20)-駐車地着(14:50)

カテゴリー: 塩谷の山 | 10件のコメント

羽賀場山縦貫、惜しくも敗退



-- 『GPSMAP60CSx US版』+『カシミール3D』+『国土地理院地図閲覧サービスデータ』にて作成 --
※当コースには一般登山道でない箇所が含まれています。参考にされる場合は自己責任でお願いします。

羽賀場山、お天気山の過去の記事
    2009年01月09日  羽賀場山からお天気山へ

 毎年お馴染みの八方ヶ原も赤薙山も今シーズンは未だ訪れる機会に恵まれない。なかなかタイミングを図れないまま3月になろうとしているのでちょっと焦りがあるのも正直なところだ。
 金曜日はの夜は気象条件と睨めっこだったが、とりあえず白い山は断念。
 しかしながら、平野部の晴れは約束された。ならばとネタ帳からタフなコースを選んでみた。

 スタートは板荷にあるせせらぎ公園。駐車場が整備されているので安心だ。今日の取り付きは奥に見える吊り橋を渡った先にある。
 まずは公園内を進み獣よけゲートをくぐり吊り橋を渡る。
 実はこの吊り橋から先は『鹿沼自然交流センター』の敷地で、入園手続きをした人しか入れないらしい。今回はちょっとアウトローになってしまったが、恐縮しながら通過させていただく。

せせらぎ公園駐車場へ停車して出発
散策路入り口はゲート
鹿沼市自然体験交流センター敷地内


 交流センターの変電施設の脇の藪を抜けて一旦車道へ。そして取り付き予定地に向けて進んで行くと獣よけフェンスのゲートの箇所に鳥居があった。フェンス内部に入ると、綺麗に手入れされた広間に石祠が鎮座していた。

 さて、取り付きだが、この石祠の真後ろ・・・の予定だったが、上のほうを見ると何やら岩棚がブロックしている模様。右手を見ると雑然と倒木が散乱している。どちらも斜面はかなり急である。だが、藪も煩いし倒木を超えるのは難儀でも足がかり手掛かりが多いほうが断然優位と判断。

柵より山中へ
整然と手入れされた石祠
ちょっと倒木が多いがこちらが今日の取り付き


 序盤は気の抜けない区間で四つん這いでルートを選ぶ。下から見えなかったが、やはり上の方に岩が出てきた。流石は鹿沼の筋肉質岩峰群である。
 一旦登り切った岩のテラスでほっと一息。歩きやすくなったとはいえまだまだ厳しい登りは続く。

やっとカメラを出す余裕が出てきた
ここまで来れば安心
とは言っても厳しい登りが続く


 ようやく平坦な尾根を進むようになるも、すぐさま急登が出たりするのでなかなか楽をさせてくれない。
 かと思いきや、日溜りの稜線あり。変化があって良いじゃないか。

ようやく穏やかな尾根に到達
何て書いてあるのだろう
楽な場所は続かない

防護ネットの尾根
こんな優しい感じの箇所もある
差し込む日差しが眩しい


 尾根派生見誤り一ヶ所発生。下の方で鹿が慌てて飛び出して逃げていく。結局標高にして50m程降りてリカバリまで20分程浪費してしまった。

 そんな道無きルートを進み続けると巡視路はまさに仏。直登でグイグイ行く所もちゃんとジグザグになっていたり。こりゃぁ楽ちんだね。巡視路があるという事はその先は・・・

リカバリで急登急登!
鉄塔巡視路出現
南いわき幹線267


 残念な事に鉄塔の周りが背の高いススキに覆われていて眺望ゼロ。更に進んで三角点『岩行』。
 登って行くと徐々に雪が出てきて幾らか滑るようになってきた。でこんな事もあろうかと持ってきた4本爪軽アイゼンを装着する。

486.41m三角点 点名『岩行』
雪が少々出てくる
石祠 福田なにがしとある


 ノートレースだった雪面に突如足跡が出現した。来る足跡と去る足跡が一致。どうやら此処から引き返した模様だ。
 やっと一般登山道と合流する。ここまで3時間40分もかかってしまった。いやぁ長かった。時間も体力も結構使ってしまった。先ほどのミスも響いているのは確かだ。

真新しい足跡を発見 戻った様子
ここで登山道と合流 奥からやってきた
本日初めての道標


 12時には山頂を踏みたいと考えていたのでギリギリの滑り込みセーフだが、一等三角点の立派な標石だけで眺望も無い山頂は通過点。先を急ぐべし。
 先ほどから見られた足跡は良く見ると二人分で、一人はかなり小さな足。男女のハイカーなのだろうか。

 羽賀場山からお天気山への縦走路には二か所紛らわしい個所がある。一か所目は意識していたので無事であったが二か所目は9年前の反省もむなしく、まんまと、しかも足跡の二人もろともミス尾根のつるべ落とし。辛い登り返しのお仕置きが待っていた。次回歩くときは三度めの正直でノーミスといきたいところだ。

 朝から5時間近く殆ど休まないままここまで歩いてきた。腹も減ってきたのでそろそろ腰を降ろしたいところだが、雪上ランチマット(ゴミ袋とレジャーシートの組み合わせ。案外雪の上で快適)を今日は持ってきていないので雪の無い所に座りたいと思っていたら、おあつらえ向きの岩の場所へ。あまり時間は取れないがまずは体を休めて鋭気を養おう。

山頂はとりあえず写真だけ撮って即通過
西に進むと雪が多くなってくる
丁度良い、ここで食事にしよう


 昼食ポイントから777mPmまでの間は嘘のように雪が無くなる。お天気山への縦走路は解説本で紹介されているも、なかなかな難コース。痩せ尾根急斜面岩場ありと、余力があれば楽しいが今日はだいぶ消耗しているので慎重に通過すべし。

この先は一気に雪が無くなる
降りてきたところを振り返る
777mPから見るお天気山


 777mPから渡り廊下のような尾根は9年前も積雪だった。当時は雪の上など殆ど歩いた事がなくて、ビビりながら歩いたのが懐かしい区間。そしてその先のロープ場を登り詰めると二回目のお天気山である。

日当たりコントラストの尾根を行く
頼るほどでも無いが下りなら助かるだろう
二度目のお天気山


 10時頃から時折強い風が吹くようになったが、鬱蒼とした樹林の中はそんな風から護ってくれるのが有難い。しかし、見晴らしの良いお天気山の頂は吹きさらし。荒涼とした西の山並の厳しい眺望が拡がる。

 さて、本日のラストは北に降下し、北西の尾根を下り羽賀場山縦貫コンプリートを目指していた。足跡の二人も少し先まで見物しに行ったようだが途中で引き返している。ここよりまた一人旅と思い進むと・・・

 あり得ない光景。下が見えない急斜面。確かに等高線は込んでいるがここまでとは想像できなかった。そして北斜面故の積雪、深い所でくるぶしあたりまでとはいえ4本爪アイゼンではとても太刀打ち出来ない。あまりにも危険な感じでカメラを出すのも忘れたほどだ。せめて地面が見えれば取り付く島もあるがこの積雪ではワンミスで滑落する可能性が大きい。時間が押している、体力も消耗している。万が一の撤退が難しそうなこの斜面は下ってはいけないと素直に思った。自転車のデポ地とは遠ざかるが、登山道で下るしかないと決めたら後は早かった。あっという間に下山終了。約50分で駆け下りてきてしまった。

遠景は雪雲に覆われ寒々しい
風も凄まじい
すたこら敗走して一気に下山口へ


 さて、車道歩きである。約4Km弱かな。峠まで標高差100m以上。結構堪えるね。

 無事自転車デポ地に着いて上を見上げれば綺麗な尾根末端が見える。ここを降りて来ることが出来たら最高だったんだけどねぇ。
 まぁ、いいさ。
 で、帰宅後ネットで色々調べてみると先達諸氏もお天気山北壁は皆手を焼いていて山頂南西を巻くルートが突破口だという。それならば次回はこの尾根末端から登ってやろうじゃないかと決意を新たにした。

鳴蟲山北東の537mPが形良い
逆光で鳴蟲山の鮮やかな鉄塔の色無し
さぁここから延々と車道で峠越えだ

あの尾根を下るはずだったのだが
ようやく登りを終えてあとは下るだけ
ここに降りてくる予定だった

ワインレッド号と残り8Km
あの左端から取り付いたのだがやっぱり急だね
お疲れ~

《お天気山北面の考察》

 先達諸氏の記録を読むと青線のトラバースが正解のようである。この等高線が込んでいる所をトラバースするのもどうかと思うが、写真など見るとどうやら楽に行けるらしい。一方ストレートに下ったり登ったりした記録は見当たらない。
 自分の軌跡を見ると、お天気山の山頂から標高50mも下げて撤退しているが、実際はそんなに下げていないのは今日のルートの一度目のミスで50m登り返して体で覚えているから間違いない。あと10m降りれば平坦な所に出る事になっているが実際はそんな雰囲気は皆無であった。考察するに、実際は撤退したところから一気に数十m落ちているというのが正解のような気がする。地形図の略描であることは間違い無い。地図を鵜呑みにしてはいけない好例だと思うのだ。

概略コースタイム

駐車場発(07:55)-取り付き地点(08:12)-ルートミス発生(09:37)-リカバリ終了(09:57)-鉄塔巡視路と合流(10:22)-
鉄塔(10:29)-486.4m三角点(10:39)-石祠(11:10)-足跡へ遭遇(11:27)-登山道へ合流(11:35)-
羽賀場山(11:59)-二度目のルートミス発生(12:14)-リカバリ終了(12:26)-昼食ポイント(12:40)-
行動再開(13:13)-777mP(13:40)-お天気山(14:01)-北への下山より撤退(14:09)-上大久保登山口(14:59)-
自転車デポ地(15:53)-駐車場着(16:31)

カシミール3Dデータ

(歩行区間のみ)

沿面距離:14.8Km
累積標高差:(+)1,556m (-)1,437m
所要時間:7時間58分
※累積標高差は、『国土地理院基盤地図情報数値標高モデル10mメッシュデータ』よりカシミール3Dにて算出した値

カテゴリー: 鹿沼・粟野の山 | 10件のコメント

鹿沼の千渡山散策



-- 『GPSMAP60CSx US版』+『カシミール3D』+『国土地理院地図閲覧サービスデータ』にて作成 --
※当コースは全て一般登山道ではありません。参考にされる場合は自己責任でお願いします。

 雪のある山にも登りたいのだが、どうも北日本の荒天の影響が栃木の雪山にも及んでいるようで、この週末は近づけない。
 土曜日は仕事だったので日曜はゆっくりしようと思っていたが、午後からネタ帳で長年塩漬けになっていた鹿沼の千渡山を歩いてきた。

 千渡山はその名のピークがあるわけでなく、鹿沼市千渡地区にある小高い丘陵帯のことである。市街地にある独立山域なので周囲の道路を走っていると必ず目に入ってくるフォルムを眺めながら、いつかは歩こうと思っていた。

 難しいのは駐車地である。どこから取り付いてどこへ降りるか。民家に周囲を覆われているので隙が無い。最近はストリートビューのお陰で偵察をするのもめっきり減ってきたが、昨年の春にオフロードバイクで周囲を走り廻ってようやく駐車地と取り付き、そして着地点を見つけることが出来たのだ。歩く時間や距離は知れているので半日コースとしてネタ帳にとっておいたのだ。

 停めるならズバリココでしょう!的な千渡二荒山神社境内へ車を置かせていただく。境内に車で不敬な・・・となるが、端のほうはタイヤ痕があったので許していただけるだろう。
 偵察の時もそうだったが、しっかりと手入れされた綺麗な神社なれど人の姿はまったく見られない。だが、地元の人達に手厚く護られている雰囲気は良く伝わってくる。

千渡二荒山神社

 社殿に簡単にお参りを済ませ、脇の田んぼを進む。突き当りから穏やかに尾根が伸びていくのが見える。理想的な良い取り付きだ。

脇の田んぼのヘリを進み

ここから取り付く

 登り始めるとすぐに灌木の藪が出てくるが痛い枝じゃないので気も楽。右に左と歩きやすい場所を探しながらゆるゆると登って行く。

灌木の藪が続く

歩きやすい所を選びながら

 一旦平坦な場所まで下げて奥の尾根に取り付き直す筈が、一歩手前の尾根を登ってしまった、

平地に出た

 そのまま登っていっても予定ルートに収束するのは解っていたが、こんなミニコースなのに間違えるのも癪だ。コンパスを合わせて谷へ一旦降りるとそこは何やら軽く湿地帯。倒木が山のようにあって、いかにも猪などが好みそうな場所だ。向かいの尾根は見上げるように急だが登れない斜度ではない。倒木の海を泳ぐようにして尾根末端までアプローチするなら眼前の急斜面を登ったほうが遥かに安全であろう。
 取り付けば思ったほど斜面はきつく無く、適度に柔らかな斜面とあいまり靴がよくグリップしてくれる。最後のほうはちょっと息継ぎしながら尾根へ。

 尾根が方向を変えるピーク手前(丁度鹿沼東高校の真東あたり)から樹間に日光の山並みがチラっと見えた。今日のルートは正直眺望ゼロだと思っていたので少し嬉しい。

西側の唯一の眺望

葉っぱのいたずら、どうしたら自然にこうなるのだろうね

 ルートが東に向かうと思いがけなく、古賀志山方面が見えた。今日一日の眺望はこの二か所のみであった。

樹間に古賀志山

椿が群生していた

 やがて263.4m三角点、点名『千渡』へ到着。周囲を探したが山名板は見つからず。栃木の山では定番の諸氏の板も見られないのはちょっと意外だが、里山のあるべき姿なのだろうと思う。

263.4m三角点 点名『千渡』

 三角点から東の尾根を下っていくと途中に真新しい立派な三基の石祠があった。愛宕神社というらしいが、北東に下っていく明瞭な道型の参道が伸びている。地図を見ると栃窪に神社マークがあるが、もしかするとそこの奥社なのかもししれない。日を改めて検証したいところだ。

平成二十四年建立の石祠

参道が付いていた

 予定では東の尾根を末端の213mPまで往復する積りだったが、雰囲気的に変化はあまり期待出来なかったので愛宕神社で一息入れて予定通りのルートへ。263.4m三角点から延びる下山の尾根を見つけるのに多少てこづったが、ルートに乗ってしまえばあとはゆるゆるとした歩きが続く。

ツイストしちゃってるね

こちらは古そうな石祠

 門灯と本体が離れた古い石祠を見た頃、下のほうから声が聞こえてきた。はじめ風に乗って聞こえた声は猫の鳴き声のようだったが、やがて姿が見えると五歳ぐらいの坊やのカン高い声と高校性位のお姉ちゃん二人。
 どうやら下に林道が付いているらしく、散歩がてら登ってきたようだ。二言三言会話をしてその場を離れたが、やがて彼女達は再び元気におしゃべりをしながら降りていったようだ。
 自分を見る目つきが如何にも訝し気だったので、家に帰って勢い通報でもされたらたまらんなぁなどと思いながら先を急ぐ。まぁ実際こんな所を歩いて写真を撮ってるなんてのは客観的にみてかなり変わり者であるのは間違いないが(笑)

明るい自然林が心地よい

忽然と道祖神(金精様)現る

真新しい切り株

笹薮区間もあり

そして鉄塔 東電鹿沼線10号鉄塔

大谷方面へ向かう電線

再びツイスト登場

 ルートもほぼお終いの頃にある185.9m三角点。ここも山名板は無い静かなピークである。今日はこんな小さな山なのに三等三角点を二つ踏むことが出来たから収穫アリと言ってよいだろう。

185.9m三角点 点名『飯岡』

 周回もあっという間に終わりだ。来る時にお茶のペットボトルを買ったセブンイレブンが眼下に見える。真っすぐそちらへ降りれば地形図上綺麗な下山であるが、途中に採掘場があるので流石にここは入るべきでない。おとなしく東の林を下ると本日の山行終了。あとは車までのんびりと車道歩きである。

途中でお茶を買った7-11が眼下に

ここに出てきて終了

歩いて来た尾根を眺めながら車道をテクテク

 無事二荒山神社まで戻ってきたが、地形図を見ていて気になった北のほうにある池を見たくなった。帰りには解ったのだが脇にある道型を進めば良かったのに、神社の裏手を大回りの道草。着いてみると薄く表面に氷が張った池は寒々としているが、人知れず水を湛えるその様は凛としていた。

千渡二荒山神社の北方にある小さな池

狛犬っていつ見ても凛々しい

千渡二荒山神社境内に別社も合祀されているようだ

概略コースタイム

駐車地発(12:25)-263.4m三角点(13:28)-愛宕神社(13:36)-古い石祠(14:03)-道祖神(14:14)-
鉄塔(14:43)-185.9m三角点(14:53)-車道へ(15:07)-駐車地(15:44)-沼地(15:53)-駐車地着(15:56)

カシミール3Dデータ

沿面距離:8.9Km
累積標高差:(±)321m
所要時間:3時間31分
※累積標高差は、『国土地理院基盤地図情報数値標高モデル10mメッシュデータ』よりカシミール3Dにて算出した値

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横根山不発 怪我の功名、勝雲山周回でスノーフィールド徘徊



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関連山行

    2016年02月16日  方塞山から横根山散策

 二年前に、雪に閉ざされた横根山の象の鼻を訪れた時の印象が大変強かった。今年の冬はどうだろうか。
 だが、なんと、古峰神社から古峰ヶ原峠へ登る県道58号が閉鎖されているではないか。
 神社の駐車場に車を止めて歩き出すハイカーもちらほら見られたが、三枚石新道ピストンといったところだろう。
 今日はフカフカの雪狙いで来たので装備はスノーシューだけだ。狭い岩交じりの登山道を登る気には到底なれない。

 駄目元で粕尾峠側に廻ってみようじゃないか。
 日瓢鉱山経由で上粕尾に出る林道は日陰が多く、ツルツルのアイスバーンで運転に大変気を遣うが、四駆シフトレバーを一段奥へ押し込んだ4Lモードの性能も遺憾なく発揮されて非日常の走りが楽しい。

ガリガリのアイスバーン、峠超え

 一時間以上も凍結路面を走り続け、ようやく粕尾峠側に到着するもやはり無情の通行止である。もしかしたら途中まで入れるのではないかという淡い期待は砕かれた。

 さてどうしよう。このまま家に帰って炬燵でグダグダするか。いやいや勿体ない。横根山の帰りにおまけで計画していた勝雲山を目的地にすれば、このゲートからなら丁度良い距離になるだろうと思い直し出発することにした。

粕尾峠側もゲート閉鎖だ

 どうも関係者が足繁く車を走らせているようで真新しいタイヤ痕がバッチリついている。雪もさほど深くないのでパジェロミニなら楽勝の路面なのだが、そこは文句を言っても仕方がない。
 序盤はツボ足で難なく歩くも、このまま勝雲山直下まで道路を進んではつまらない。適当な所で山中へ入りスノーシューを履くことにした。

ま、とりあえず車道から山中へ

 雪は既に降ってから随分時間が経っており、ザクザクで決して良くはない。それより絶対的に雪の量が少なくお世辞にも快適とは言えないが、鹿や小動物のトレースしかない場所を歩くのはやはり爽快である。

お、あそこが勝雲山か?

 ショートカットした雪原から一旦車道に戻り再びコンパスを合わせて山頂を目指す。緩やかな斜面なので軌道修正に手こずるが、この作業がオリエンテーリングみたいで楽しいものだ。
 やおら電波塔のようなものが目に入ればあとはそれを目指すだけである。

 山頂の少し手前にあるのが国土交通省の無線中継所、そして三角点の脇にも足尾町(日光市)の防災無線中継局があった。山名板が二枚。眺望も何もないひっそりとした山頂である。

 山頂の防災無線中継所からは車道に向けた小尾根沿いに電柱が並んでいる。それを辿り少し進むとちょっと開けた場所があったので、そこでザックを降ろした。
 日光の山は厚く雪雲に覆われ、この山の周囲にも時折ちぎれ飛んでくる雪雲が運んでくる風花。キラキラと輝くさまはこの静かな情景にお洒落な演出をしてくれる。

この下で風を避けて昼飯

 山頂から下ると、本当にあっという間に車道へ飛び出す。以前は無かったと記憶していた道標を見るが、この地味な山を訪れる人もそうは多くないだろう。

山頂からあっという間に車道へ下山

 山頂から見えた東側の尾根が気持ちよさそうだったので、車道から外れて尾根へ取り付くと少し古めの人間の足跡が続いていた。犬のものも混ざっていたので恐らくハンターだと思われる。しばらくは足跡を追うように進んだが、やがてトレースは谷へ降りていってしまった。

右車道、左の山中へ進む

 緩慢な地形は相変わらず難しくも楽し。中継点の1283mPは穏やかな丘である。手前に拡がる広場で立ち止まると足尾の山が綺麗に見えているのが嬉しい。

眼前の1283mPを超えるべし

足尾の山

曇ると寒い

このへん雪質良好

 何も無いのっぺりとした1283mP。方塞山の鉄塔が遠く見えた。今日はこの天気だからもしあそこに行けたとしても前回ほどの眺望を得られなかっただろう。アプローチの道路閉鎖というアクシデントが、このような普段歩きえないエリアとの邂逅を実現したのだから、やはり怪我の功名なのだろう。

1283mPへ到着

方塞山の鉄塔が見える

 1283mPからはなるべく車道に出ないように林内を歩いて進む。軌跡を見ていただくと迷いなく進んでいるように見えるが、普段尾根歩きばかりしている者には地形図に現れない僅かな起伏などに翻弄されてなかなか難しい下山であった。

林内を徘徊してようやく車道へ復帰

本日の散歩終了

概略コースタイム

駐車地発(09:29)-勝雲山(10:55)-昼食地点(11:01)-行動再開(11:42)-一旦車道へ(11:53)-
再び山中へ(12:00)-1283mP(12:31)-駐車地着(13:27)

カシミール3Dデータ

沿面距離:5.6Km
累積標高差:(±)308m
所要時間:3時間58分
※累積標高差は、『国土地理院基盤地図情報数値標高モデル10mメッシュデータ』よりカシミール3Dにて算出した値

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群馬遠征 赤城山 晴れ時々曇り



-- 『GPSMAP60CSx US版』+『カシミール3D』+『国土地理院地図閲覧サービスデータ』にて作成 --

 行こう行こうと思っていてなかなか足が向かなかった赤城山。どうせ行くなら積雪期と考えていたが、先週、息子の結婚式に向かう北関東道の車窓から見えた赤城山に触発された。

 下道では流石に辛い。というか日帰りは流石にキツイ。で、伊勢崎ICまで高速をおごり、合計二時間ちょいのドライブは自分的に少々堪えたがまぁ何とか赤城山エリアも射程距離にようやく入ったかなというところ。

 早く行かないと駐車場が一杯になるという山レコ情報にビビりつつ、かといってあまり早く出発するとご飯食べる前に下山になってしまう。悩ましいところである。
 目論見の赤城神社Pに着くと辛うじてラスト一台のスペースにありついた。登山者ではなく、実は湖上釣りの人が大量に訪れているのだ。
 支度をして歩き始めると上のほうににもガラガラの駐車場があるではないか。どうやらこちらが登山者が停める場所のようで、のっけからビギナーミス。まぁ学習しました。

 で、立派な登山口より登山開始。今日の装備は12本爪アイゼンと、なんと先日アマゾンで1,600円くらいで入手したチェーンスパイクだ。皆さんアイゼンの方が多いので自分もまずアイゼンでスタート。日があまり差し込まないので雪が締まっていてアイゼンが良く効く。

ここより登山開始

 夏道を知らないからノートレースだと苦戦するだろうが、流石に入山者が多いのでトレースはバッチリ過ぎるほどバッチリ。
 序盤は傾斜も緩いので文字通りというかアイゼンの歯がサクサクと心地よい。

トレースバッチリ過ぎ

 大沼が見渡せるようになるころ、少し岩が露出している箇所も出てきたのでチェーンスパイクを試してみることにした。
 結論から言えば今日の雪質とこの良く踏まれたルートならチェーンスパイクで全然OKだ。アイスバーンが出るとキツイかもしれないが、そもそも自分レベルの歩きではアイゼンを履いていてもアイスバーンは厳しいかもしれない。

長七郎山と地蔵岳も雪があるうちに歩きたい

 大沼全景を眺めて休憩をしていたら仕事用の携帯に着信アリ。なんだ無粋だなぁと返信するとおやまぁ深刻なトラブル発生の連絡。いやこれは痛い。とりあえず部下へ連絡して会社へ急行させた。
 あれやこれやと逡巡して歩を進めるのはなかなか厳しい。黒檜山の山頂に着いても感動は無く、会社周りに連絡の電話を数本入れて対応。部下からはトラブル収束見込み無しの連絡。
 うーん、とりあえず緊急対応指示は済ませたので後は週明けに業者交えての対応と、火曜日の社内の混乱が頭痛いなぁなんて考えてると山の楽しみ半減どころかモチベーション大幅ダウンだ。

東の曇り空 この時心の中は土砂降りの雨

 まぁ、それでも折角赤城山デビューしたのだからちょっとは楽しんでいかないとね。心模様とは正反対にぶっちぎりの眺望の良さが目に沁みる。

山の名前が判らないけど絶景だね

アップ

 横で山座同定しているご夫婦に教えて貰った日光の山々。栃木県の東側から見るお馴染みの山姿とだいぶ違うので新鮮だ。特に皇海山があんな形なんて、スカイベリーじゃないよぉ。地図で確認すると、なるほど東西に長い山だったのね。見た通りで納得。栃木側からは真横から見るので三角錐になっているのだ。
 男体山も北からの稜線が見えているのでなだらかに見えるのは自明の理。とにかく新鮮な風景である。

お馴染みの栃木の山も方角違うと全然雰囲気が異なる

 風を避けて東側の斜面で昼食。時間が気になるが、何故か今日に限って上手に出来たコーヒーの美味しいさが恨めしい。あーぁ、トラブルなければもっと楽しめたのになぁ。

 さて、明日に向けて(大袈裟)出発しましょ。

気持ちの良い雪の稜線を進む

左奥、駒ケ岳かな?

1m位の積雪

 黒檜山からしばらく圏外だった携帯に電波が届いたようなので、今一度会社へ連絡を取ると、なんと事態は収束したとの事。嗚呼良かった。これで心置きなく山が楽しめるというもの。
 今日は天気も曇ったり晴れたりだったが、自分の心も晴れのち曇りそして土砂降り、最後に晴れ。目まぐるしい一日であった。

黒檜山を振り返る

駒ケ岳までもう少し

晴れたり曇ったり やはり青空は良いね

雪庇が出てくる

霞む栃木県境の山並み

 黒檜山の絶景スポットも登山者は多かったが、駒ヶ岳もまた沢山の人が休憩中。人気の周回コース故であろう。

駒ケ岳通過

大沼全景 鈴ヶ岳がこんもりと良い感じ

動物!根性あるなぁ というか命知らず

 駒ケ岳からの下山もチェーンスパイクで快調この上も無し。途中金属の階段があったりしてアイゼンの人は結構苦労していたが、そんな箇所も岩交じりの所もスイスイ。是非那須の茶臼岳で試してみたいものだ。あ、でもアイゼンはいざという時の為に持って行ったほうが良さそうだけど。

大沼は釣りで大賑わい

 最後は釣り人で賑わう大沼を見ながら駐車場へゴール。

初めての赤城山、さようなら

 今日は天気も心もめまぐるしい一日だったけれど、まずは赤城山を楽しむことが出来て良かった。高速だけで一時間というのは自分的に結構長距離に感じた。だが、見える眺望の新鮮さや周囲に林立するピークや荒山高原も是非是非訪れたいという思いを新たにした。

概略コースタイム

駐車場発(09:11)-登山口(09:27)-黒檜山(11:05)-絶景スポット(11:15)-昼食ポイント(11:19)-昼食休憩-
行動再開(11:52)-駒ケ岳(12:53)-車道へ(13:40)-駐車場着(14:01)

カシミール3Dデータ

沿面距離:6.3Km
累積標高差:(±)649m
所要時間:4時間50分(途中、会社に電話している時間多々。かなりスローペースとなってしまった)
※累積標高差は、『国土地理院基盤地図情報数値標高モデル10mメッシュデータ』よりカシミール3Dにて算出した値

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息子の結婚式

 2月3日、節分の日。
 今日は息子の結婚式でした。

 美人でしっかり者のお嫁さんは、至らぬ息子には勿体ないくらい。

 今まで、新郎新婦の父親になるなんてはっきり言って実感無かったですが、
 こうやってまた自分も歳を重ねていくのだなぁとしみじみ思いました。

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