山久保稲荷神社より鶏鳴山周回



-- 『GPSMAP60CSx US版』+『カシミール3D』+『国土地理院地図閲覧サービスデータ』にて作成 --
※当コースはすべて一般登山道ではありません。参考にされる場合は自己責任でお願いします。

鶏鳴山の過去の記事
    2016年12月16日  中山から鶏鳴山北尾根を登る
    2010年12月10日  風雨雷山~笹目倉~鶏鳴山
    2007年11月07日  静寂の鶏鳴山

 奇しくも去年の同じ日に歩いた鶏鳴山だが、今市寄りの集落から詰めるルートを実は昨年のうちから考えていた。
 心配なのは、鶏鳴山の直下の北側急斜面が雪が降ったあと凍結したら到底太刀打ちできそうもない点である。行くなら里に降雪が未だ無い今だろう。

 最近はグーグルマップのストリートビューのおかげで、かなり奥まった所まで道路や周囲の様子がわかるので駐車地などの偵察が不要になった。ありがたい時代だ。今回もパソコンの下調べで情報を得ていた駐車地に車を止めて歩き出す。

 車道を進み、白沢集落にかかる橋を渡るとすぐに封鎖されている林道があるがここは右の広い道を進む。やがて奥まった個所にある柏木集落に差し掛かる。袋小路のような集落だから滅多によそ者が入ることなどないだろう。此処から鶏鳴山を目指す者などまず居ない筈だから、気が付かれたら不審者扱いされかねない。足早に通り過ぎるべし。 

山久保神社の駐車場らしきところへ駐車
県道を僅かに戻り
柏木集落の奥へと進む


 予定していた林道の乗り換え地点から一旦登り始めるとすぐ上に別な作業道が走っていた。これを伝っていくとやがて行く先が谷に吸い込まれているの見て、ここより尾根に取り付く。

形よい高平山が見えた
作業道乗り換え地点
ここより尾根へ取り付く


 尾根上にはまた別な作業道が現れるがすぐに行き止まりとなり、いよいよ山道となる。序盤は日溜りの尾根歩き。ふかふかとした落ち葉が優しくて心も軽い。と思ったらちょっとした藪が出たり消えたりでアクセント。
 604mPで一旦進路ミスをするも基本的に登り基調なので難しいところは無い。危険個所も特に無し。

作業道末端
まずは日溜りの尾根歩き
僅かに小藪あり
薄くなったり濃くなったり
火戸尻山と奥に六郎地山
男体山もご挨拶

淡々と進む
北に開けた個所から栗山の月山かな
再び淡々と


 840mPと、奥に並ぶ鶏鳴山が見える地点まで到達した。840mPは鶏鳴山の北ルートを考える場合の通過必須点であろう。明るい林を登り詰めた840mpに立てば、次なる眼前の鶏鳴山の姿が威圧的に迫ってくるのを見ると、改めて一年前の記憶が鮮やかに蘇ってくる。

手前840mP経由で奥の鶏鳴山へ
明るい林、気持ちよいね
とんがり帽子の鶏鳴山


 こんな究極のバリエーションルートなのに相変わらずトラロープの存在も不思議だが、序盤こそ手にすることなく通過するも、終盤はの急登は落ち葉で足が滑って大いにお世話になる。カメラを出す事さえ忘れながらようやく登り切った。
 この区間を難なく登られている諸兄の方々には笑われてしまうが、ロープ様様であった。

 山頂へは行かずに石祠のあるところで日光連山をおかずにしばしランチタイムである。

ロープ区間の開始
今日もお世話になりました
石祠の前で食事


 食事中に登山者が一人通過していった。静かなものである。

 下山は序盤を大いにロープに助けられながらの下り。日が差し込まない斜面だから、降雪後は絶対通過できないなぁと痛感しながら激下りをやり過ごすと、後は穏やかな落ち葉の明るい尾根歩きが楽しい。

枯葉も良い感じだね
落ち葉豊かな尾根下り
中山からの周回尾根が見える


 いつもなら、こんなルートを歩く時は下山時に引き込まれやすい尾根にあたりをつけて注意しながら進むのだが、今回は去年同じ区間を一部歩いているという気の緩みから二か所針路ミス。一度目は中山周回ルートの尾根へ、そして僅か60mほど先でまた違う尾根に。いずれも正解尾根の入り口は地形図ではなんてことは無いのだが、現地は気を付けないと分かりづらいポイント。流れで歩いてしまうとまんまと引き込まれてしまう可能性の高い箇所だ。帰宅してGPSのトレースを見ると『やっぱりなぁ』と思った。やはり事前のチェックは万全に行わなければと反省する。

 途中にポーチの落とし物あり。植林地の中には山仕事の人達が残した古い缶飲料やワンカップが半分土に埋もれていたりするのを見かけるが、明らかにここを通過したもの好きハイカーの落とし物であろう。

落とし物
鬱蒼とした下りとなる
混合林の風景


 650mP手前より地図には実線の道が描かれているが、そんなものは何処にも見当たらない。航空測量で道と誤認したならば、よほど幅の広い防火帯になっていたのだろうか。今となってはその片鱗さえも見いだせない。
 やがて鹿よけネットが出るようになると暫くはプチ藪となり素手で通過すると、ちょい痛藪。顔にも多少ビンタを喰らいながらもすぐに終了だ。

 本日の最終ピークである622.8m三角点へ到着した。あたりを見渡しても標石は見当たらず、近くに622.6mの山名板が裏返しで落ちていたのでひっくり返して撮影。(何故か標高値が200m違っている)
 国土地理院の基準点等成果サービスで調べてみると、点名『千本木』の三等三角点があるはずであるが、2009年12月28日の調査で亡失が確認されているようである。 

こういう場所を歩けるのが醍醐味
鹿よけネット沿いはプチ藪
三角点の標石は見当たらず


 距離的には後半の下山路が長いのは解っていたが、2か所の針路ミスの登り返しもあり正直もう下るだけだと思うと気が楽になった。まだ三時まえだというのに、既に光の量を落とした儚げな冬の日差しは植林地の中では一層頼りないもの。

あとは下るだけ
古いブル道と一旦合流
再び合流してしばらくお付き合い


 脇からくる古いブル道と合流する。一旦尾根に取り付き直して進むも、先ほどのブル道と目的の針路は一致しているようで、ここはおとなしく道に沿う。終盤は大きく蛇行する道に別れを告げて適当に直滑降すると舗装林道へと飛び出した。

 駐車地に戻る途中に勝善神と書かれた碑があった。何のことやらと帰宅してから調べると、”そうぜんしん”と読むらしく、馬の神を祀ったものらしい。その昔林業が盛んな頃、地図にあった謎の実線道で馬たちが木を降ろすのに活躍していた姿を想像すると今日の山もまた格別の思いである。

この奥のほうに飛び出して下山終了
駐車地に向かう途中にあった碑
山久保神社

 

概略コースタイム

駐車地発(08:18)-作業道離脱(08:49)-604mP(09:09)-840mP(10:31)-鶏鳴山の石祠(11:18)-
昼食休憩-行動再開(12:00)-840mP(12:38)-650mP(13:59)-622.8m三角点(14:23)-ブル道合流(14:39)-
県道150線合流(15:04)-勝善神(15:21)-駐車地着(15:33)

カシミール3Dデータ

沿面距離:13.3Km
累積標高差:(±)1,246m
所用時間:7時間15分
※累積標高差は、『国土地理院基盤地図情報数値標高モデル10mメッシュデータ』よりカシミール3Dにて算出した値

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里山だけどロングトレイル



-- 『GPSMAP60CSx US版』+『カシミール3D』+『国土地理院地図閲覧サービスデータ』にて作成 --

 『茨城県の山』のページをめくっていて案外ロングトレイルなこのルート。時期としては暑い時は論外だが、初冬のこの時期にトレーニングを兼ねて歩けたらと常々思っていた。
 ガイド本には岩間駅から福原駅まで通しで歩いて欲しいと書いてあった。岩間~福原間は鉄道で繋げることが出来るので単独行動者にとっては都合の良い周回である。

 二週間前の奥久慈同様早朝の4時起き。今回は高速を使ってアプローチに楽が出来るのでありがたい。
 霧で視界が悪い北関東道も大政山トンネルを抜け茨城県へと進むと何故かスッキリと先が見通せるようになった。まずは幸先の良いスタートであろう。

 友部ICで高速より一般道へ降りる。流石に早い時間だけあってスムースな流れであっという間に本日のスタート地点である愛宕山駐車場へと到着した。支度をしている間に薄明かりの空が徐々に目覚めていく。

未だ覚めやらぬ愛宕山駐車場より

 山頂直下まで車が入ってこれるところは上河内の羽黒山のような感じだが、もちろん麓からの登山道もありそちらを使って岩間駅までの標高差200mの下山が本日の最初の歩きである。

 市街地に降り立つと朝食の支度中なのだろうか、味噌汁のにおい。そして朝一番で供えた線香の香りほのかに。そんな生活が満ち溢れている小路を進み、ふと振り返ると朝焼けを浴びた愛宕山の姿があった。

岩間市街地より朝日を受ける愛宕山

 岩間駅は最近建て替えられたようで、なかなかモダンな雰囲気である。土曜日ということもあり通勤者の姿は殆ど無かったが、たまに学生さんの姿が見られた。水戸まで電車で30分というロケーションなのでウィークディにはそれなりに需要があるのだろう。

モダンな駅舎

 時間を見ると目的の電車は7:38なのでまだ30分以上時間がある。高速使わなくても大丈夫だったかな、まぁいいや。初めての所だから様子もわからなかったしね。
 なんてぼんやりしていて、定刻に入線した電車に乗り込む。車内は部活の学生さん比率が高く、目の前に座っていたお兄さんたちのカバンに水戸〇〇高校の文字がある。
 あーそうか、この電車は水戸行きだよね。なんて思った瞬間頭の中でフラッシュ。やっちまったよ。
 目的の福原駅は水戸線。こちらは常磐線。岩間から一駅の友部で乗り換えだったんだよね。この事実に気が付いた時には既に友部の次の赤塚って駅さ。道理ではじめのうち見えていた吾国山~難台山の稜線がどんどん遠ざかっていくわけだ。
 どうも、寒いなか駅のベンチでぼうっとしていて認知機能が低下していたようである(笑)

 慌ててスマホで検索すると次の水戸線に乗れば当初の予定の1時間10分遅れで福原駅に到達する予定。水戸駅は流石に大きい駅なので、階段を登った連絡通路は暖かい。だが、心はちょっとクールダウン。まぁ、変な尾根に掴まって登り返すのに比べれば、待っていれば電車が運んでくれるのでよしとしようじゃないか。

 ということで、最近稀にみる大失態を演じるも無事福原駅へと降り立つことが出来た。やれやれである。

 登山口までの40分はひたすら生活エリアを行く。ザックを担いで歩いているのは自分ひとり。というか歩いている人などいない。それでも道標は”物凄く”きっちり整備されていてこれで道に迷う人がいたら会ってみたいと思うくらいの力の入れようである。

福原駅から延々と登山口へ向かう

参道の丁目石

鳥居をくぐる遥拝道

 舗装道を外れ道が向かう先にある鳥居。そこをくぐれば、この道がい古より遥拝道であることがうかがえる。蒸気で煙る畑の脇を通り抜け、やがて山の麓の森に吸い込まれるようにしてようやく登山口の案内があった。

畑から立ち登る水蒸気に長閑さもひとしお

ようやく登山口へ

 幅の広い登山道は緩やかな傾斜で、上に行くほど落ち葉の堆積する心地よい道となる。やがて山頂に近づくと、北側の斜面には昨晩軽く降った雪が残っていて落葉とのコントラストがなかなか美しい。

山頂に近づくと昨晩の軽雪の名残が

 登り詰めたその先は、真新しい社が鎮座する吾国山の山頂である。山頂は立派にあつらえられた石垣の上にあり、社の扉の向かう先にある北の方角の高峯山と仏頂山方面には素晴らしい景色が開けている。

吾国山の頂上には真新しい社殿があった

手前に標高300mに満たない山塊 奥は高峯から仏頂山

 休憩をしていると向こうから年配の男性が空身で登ってきて、社に手を合わせてまた下っていった。ほぼ同時に自分もスタートしたが、なかなかに足取りの軽い御仁で歳を感じさせない身のこなし。滑りやすい急斜面に及び腰の自分はあっという間に離されてまた一人の山歩き。

 このあとも何人か空身の人と交差したが、道路が縦横無尽な茨城の山において、この手の里山は手近な所から散歩がてらに山頂をピストンするのが一般的なのかもしれないと感じた。

吾国山から下り始めると伐採地で眺望が開ける

残り紅葉

どうやらあの稜線を行くようである

 道は相変わらず広く立派な登山道。だが、道祖神峠までの激下り、そしてその先も案外アップダウンがきつくて辛いよ~と愚痴が出始めた頃ようやく難台山の山頂へ到着。丁度賑やかなおば様たちが店じまいをしているところで入れ替わりとなった。

巨岩が頭を覗かせる難台山へ到着

栃木の山名板になれていると事務的でちょっと味気ない

 風も無く温度もさほど低くない穏やかな山頂から秀峰筑波山の姿、そして右に目をやれば二年前に歩いた加波山の稜線が近い。

山頂より筑波山

燕山から加波山も近い

 ちょっと遅めの時間だがゆっくりとしたランチタイムを楽しんだあとは、岩のオブジェが次から次へと現れる後半ルートを楽しみながら行く。あ、でも案外アップダウンがあって楽はさせてくれなかったけれどね。

このような巨岩が散見される

 団子石峠からの登り返して、その先の382mP(南山展望台)にて本日の登り勾配からようやく解放される。最後の眺望である眼下の愛宕山を眺めながら小休止を入れた。

本日最後のビューポイント

眼下に愛宕山

 無事駐車場まで戻り、最後は車で愛宕山神社直下までズルをさせて貰って本日のミッション終了である。

ラストは愛宕山神社(山頂)

いやはやロングトレイルだったよ

 朝の電車ミスでがっかりしてしまい一度は低下したモチベーションであったが、何とかロングトレイルを歩き通すことが出来て良かった。
 また、このルートはサブコースもかなり整備されており様々な周回が出来そうであるし、地元の人達には格好のトレーニングルートなのだろう。通い慣れている栃木の山とは一味違った雰囲気の歩きを楽しむことが出来た一日であった。

概略コースタイム

駐車場発(06:26)-岩間駅(07:02)

《JR区間》
岩間駅発(07:38)-水戸駅着(08:00)-水戸駅発(08:39)-福原駅着(09:17)

福原駅出発(09:21)-吾国山登山口(10:03)-吾国山(11:02)-道祖神峠(11:32)-428.5m三角点(11:49)-
難台山(12:38)-昼食休憩-行動再開(13:14)-大福山(13:48)-431.8m三角点(13:57)-南山展望台(14:41)-
駐車場着(15:23)

カシミール3Dデータ

沿面距離:17Km
所用時間:6時間38分

カテゴリー: 茨城県の山 | 8件のコメント

アラ還オヤジ、犬吠埼にピストンツーリング

 バイクで走るのに最も適した春と秋。残念だったのは山だけでなくバイクツーリングも然り。
 例年なら紅葉の奥只見、晩秋の金精峠超えを定番のように走っていたが、今年はもうその機会は無い。
 というか、どちらもとうに冬を迎えてしまったようでとてもバイクで行ける場所ではなくなってしまったのだ。

 シーズン終わりのこの時期に、秋の雰囲気に包まれたロングツーリングを終えて翌春までバイクを降りるのが習わしだが、今年は消化不足。
 ならばと、かねてよりの腹案で銚子の犬吠埼に『ただ、行って帰ってくる』というツーリングを敢行した。

 効率的なルートをひた走るのは自分の好みでない。ヘタレだが、次々とコーナーが連続する山道をバイクを駆って行くのが自分流。

 でも、片道160キロの退屈な市街地の下道をひたすら走り、帰りはちょっとずるして高速使い。はじめからわかりきっていたけれど・・・でもたまにはこんなのも面白いかなと思った一日であった。

やっと着いた犬吠埼

うどん一杯食べて灯台見たらさぁ帰ろう
カテゴリー: バイクとツーリング | 4件のコメント

お見事!奥久慈の紅葉

 今年の秋は天候不順、そして業務繁忙。アウトドアもなかなか思うようにいかない。

 平日年休という奥の手を出したくても、どうにもこうにもゆかず。ストレスフルな日々だ。

 でもようやく一息かな。

 先週は近場でお茶を濁す的な山行で思いがけぬ紅葉との邂逅があった。でも紅葉はやっぱり山の中じゃなくっちゃ。
 ということで、リンゴさんの記事に触発され、久々の超早起きで奥久慈へとパジェロミニを飛ばした。



-- 『Nexsus5』+『カシミール3D』+『国土地理院地図閲覧サービスデータ』にて作成 --

 町営第一駐車場に着いたのが7時前。予想に反して車は数台程度だ。ちょっと早すぎたかな。まぁ駐車スペースが確保できて一安心。遠征の時に一番頭を悩ますポイントをまずクリアだ。

 時間調整で車中で仮眠してからさぁ出発。駐車場から見送るハイカーは皆袋田の滝方面に向かう模様。そんななか、天邪鬼よろしく反対方向へ。

 程なく民家裏の生瀬富士の登山口へ到着。鄙びた道標に導かれ登山道へ分け入る。

民家の裏手より登山道

静かな落ち葉の道がしばらく続く

味があるねぇ

 序盤は林業の廃ブル道だが、谷沿いに詰めて尾根に乗り上げると一気に開ける奥久慈の山並み。

高度を上げてくるとなかなかの眺望

 更に高度を上げると嬉しい紅葉がお出迎え。段々と斜度がきつくなるが紅葉の美しさが励ましてくれる登り。奥久慈の山登りも素晴らしいね。

お目当ての紅葉も御覧のとおり

日光男体山も彼方に

 軽い鎖場を二つやり過ごすと生瀬富士の山頂へ到達。水戸から来たハイカーとしばし談笑し北の岩峰へと足を延ばした。

そして山頂へ

 なかなかな高度感である。痩せた岩尾根を辿り、末端へ。突端には幟を上げたであろう柱が屹立している。

岩峰を伝い進んでみる

幟でも上がっていたのだろうか

手前岩峰突端、奥山頂

 山頂からの急斜面をトラロープ頼りに下ると鞍部は再び紅葉が美しい。

再び紅葉が鮮やか

申し分なし

時折こんな景色が見られるなかなか素晴らしいコースだ

 登り返した双耳峰は立神山という。その名の謂れは何ぞやと思索しながらなおも降下は続く。

生瀬富士の双耳峰、立神山

 紅葉は高度を下げ、黄葉と変化しながら楽しませてくれる。贅沢な山旅である。

黄葉もまた美しい

 袋田の滝を見下ろせるポイントへ。足がすくむ断崖絶壁から見下ろす滝は絶景なり。

袋田の滝を俯瞰す

 尾根末端まで降りると懸案の渡渉。ひえー、水が被ってない石が少なすぎ。靴の防水性を信じ、最小限の冠水やむなしの覚悟で渡る。

この渡渉が案外難しかった 今日の最難所だったかも

 いやぁ、厳しかった。今日の一番の難所だったかな(;´∀`)

向こう側から渡った

 渡渉を終えた先から再び尾根に取り付く。順調に高度上げて生瀬富士の高度まではあっという間。息も絶え絶えだ。

月居山側から見る生瀬富士

 月居山の前山あたりになると山道もコンクリートの階段となり様相が変わる。登り詰めたそんな前山を一気に通り過ぎ鐘撞堂のある鞍部まで急降下。

 登り返しの後山への最後の登りを詰めるとパッと拡がった鮮やかな紅葉。
 そう、今日はこれを見たくて歩いてきたのだよ。

そして、息を飲むような月居山へ到着

 紅葉最前列に腰を降ろしてさぁ、昼食だ。

紅葉を見ながら食べるのは最高だね

 

 名残惜しい山頂を後にした下山の途。途中もまた美しい。

 

下山しましょ

途中の滝見ポイントより

 途中の分岐で「近道」を選んだら、瀧茶屋裏手へ出てしまって目的にショートしてしまった。ちょっと下調べ不十分だったかな。
 最後は車道歩きで観光客の多い中テクテク歩き、ふと振り返った生瀬富士へさようなら。奥久慈、なかなか良かったな。来年は男体山への縦走をと胸にしまいながら車の元へ戻った。

生瀬富士よ、さようなら

概略コースタイム

駐車場発(07:59)-生瀬富士登山口(08:02)-生瀬富士(09:08)-岩峰突端(09:23)-立神山(09:43)-
袋田の滝ビューポイント(10:25)-渡渉(10:41)-前山(11:19)-鐘撞堂(11:27)-月居山(11:38)-昼食休憩-
行動再開(12:23)-滝見ポイント(12:44)-登山口(12:58)-駐車場着(13:15)

カシミール3Dデータ

沿面距離:8.9Km
所用時間:5時間16分

カテゴリー: 茨城県の山 | 12件のコメント

ようやくの山歩き

 久々の山歩き。なんやかやとなかなか時間が取れなかったり、天気が悪かったりでほんとうに久しぶりの山歩き。紅葉なんてもう今年は縁がないだろうと思っていただけに、ダムの周りの美しさにしばし感動。

 山歩きのほうは・・・

 トリムコースから長倉山経由鞍掛尾根。弁当岩で食事して中尾根。
 最後の鎖場はちょっとハードだったけど、天気に恵まれたよい一日でした。
 あ、終盤ちょっと足が攣り気味だったのは内緒ですが(#^.^#)

 今回は写真の羅列でごめんなさい。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 紅葉見るなら赤川ダム周辺もイケてるねぇ。来年は家内と一緒にお弁当持って散歩しよう。 

カテゴリー: 宇都宮の山 | 12件のコメント

リハビリの三本槍



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三本槍の過去の記事
    2012年08月12日  鏡ヶ沼から須立山と三本槍岳

 5月の下旬に日光の高山を歩いて以来、とんとご無沙汰の山歩き。爽やかな稜線と言われても、暑さに弱い自分は過去の三倉山敗退で夏の山はトラウマになっている。
 今年は8月になって異常なほどの気温の低さが続いたが、空模様のほうはぐずついた週末が続いたのも皆さん記憶に新しいところ。そんな中、好天予報のもと、長いブランクで若干たるんできた腹回りにカツを入れるべく未踏の中の大倉尾根を訪れることにした。

北温泉手前の駐車場より出発
坂を下った先には北湯温泉
清水平まで4.5Km頑張って行こう


 駐車場から北温泉までは400m位下り坂を降りるが、日帰り入浴客が油断すると帰りにまた汗をかいてしまうんじゃないかなと老婆心(笑)
 温泉手前が登山口となり、そこより山中へ入ると立派な登山道がある。序盤はつづら折りの急登だ。

旅館の裏庭みたいな所を抜けて
パイプつり橋を渡ると
よく整備された登山道へ


 やがて突端に突き上げ左に折れればあとは緩やかな道を登っていく。ようやく真横に茶臼岳が見える位置まで進んできたようだが、三本槍まではまだまだ遠い。
 手前に横たわる高み、いつの日か登ってみたい鬼面山だが、こちら側から見ると毘沙門沢は深く、きりたつ北斜面は取り付くしまもなし。南の明礬沢からのアプローチが多いようだが、ふと野球親爺さんの記事が目に留まり、北温泉から飯盛山の北を巻いて南東尾根に取り付くというのが案外理想的ということが分かった。次の残雪シーズンにはと考えているのだが、地図を眺めれば眺めるほど案外難しそう。

緩やかな尾根道へ
 
樹間から茶臼岳が顔を覗かせる


 スキー場分岐を通り過ぎた突き当りが中の大倉山。地形図には無いピークであるが、ここより本日の核心部である中の大倉尾根が始まる。

中の大倉山へ到着
 
こんな赤い実が沢山あった


 樹に覆われた登山道は涼しくて快適である。やがて空が開けるようになると、開放的な眺望に心躍るとともに、じんわりと暑さが体中を覆うようになる。立ち止まり僅かな木陰に身を寄せると冷たい空気が心地よいが、このなだらかな登りだというのに、夏の終わりの日差しは自分には結構辛い。

樹林帯を抜けると朝日岳の雄姿が
右は前岳
登ってきた尾根


 先ほどより右手に見えていた赤面山が登山道の分岐点からその全貌をあらわにしている。手前の前岳から赤面山に続く稜線も実に気持ちが良さそうだ。雪の赤面山に登った時に見た前岳。次回積雪期に赤面山を訪れる時は是非前岳まで足を延ばそうと決心した。

 
赤面山
清水平が近づく


 清水平からの登山道に合流する直前で、三脚を立てて写真撮影に没頭する今日初めての登山者に遭った。だが、三本槍への登山道へ合流すると後続対向のハイカーで大賑わい。ひっそりとした中の大倉尾根を登り詰めてきた自分は、突然大都会の喧騒に包まれてしまったような錯覚に陥る。(実は下山時の朝日の肩から先がもっと凄かったのは後述)

 そして、三本槍への最後の登り。軽く下ったあとの60m程度の登りなのに地味に効くねぇ。ようやく山頂へ到着。嗚呼こちらは座るところにも苦労するほどの大賑わいで写真を撮るのも気を遣わないと駄目みたい。

西側の眺望が開けてきた
三本槍全容
山頂賑わう


 ここまで長丁場の登りだっただけに、流石に大休止だ。だが、次から次へ登ってくるハイカーで山頂は喧噪状態。ゆっくり景色を眺める気分にもなれず、用意した食料の半分を消費して早々に山頂を辞する。

大峠から三倉山へ
赤崩山も課題だな
茶臼岳はガスに覆われてしまった


 先ほどから茶臼岳方面はガスに覆われていてさっぱり眺望無し。楽しみにしていた清水平はもとより花は殆ど無いらしく、また空を覆ったガスのせいで残念な風景であった。

ガスの清水平を行く
紅葉の時期は美しいのだろう
山名無しが惜しい


 途中の1900mPからは角度を変えた三倉山方面を再度楽しむことが出来たが、何故か羽アリが一杯飛んでいてじっとしていると集中攻撃の嵐。近くに巣でもあったのだろうか、こちらもほうほうの体で退散だ。

再び三倉山方面
熊見曽根へ
ますますガスが濃い


 朝日の肩には三本槍の山頂とは比べものにならない大量の登山者が居た。自分も塩梅の良い岩に腰掛け小休止。だが、周囲がガスで覆われていて、朝日岳に登っても眺望は期待できそうにないのでパス。
 ガレ場に向かって下っていくと所々渋滞が発生している。たまにヘルメットを被っている人を見かけたが、落石を考えるとなるほど納得だ。

 そして峰の茶屋跡避難小屋前では更に大量の人人人。う~んこれはもう駄目だ。過去にこれほど大量の登山者を見たのは同じ那須の紅葉期時期くらいしかないかなぁ。どうにも落ち着かないので即刻下山するしかないね。

でも北側は御覧の通り
下山道はアリの行進
鬼面山も課題だなぁ


 無事下山終了すれば、峠の茶屋駐車場は溢れだした路駐から始まりあらゆる場所に車が停まっている。皆さんそこから車に戻るので、ここから先は一気に静かな山道となる。それでもロープウェイ駅まではちらほら人を見たが、大丸に向けてまた一人きりの道。
 大丸では文明の利器、自販機の飲料で喉を潤し元気をチャージしてから最後は炎天下の車道歩きさ。流石にここまでくれば誰も歩いている人は居ないというもの。・・・という強がりも流石に陰りが見えてきた頃、ようやくパジェロミニが待つ駐車場へ到着。

 リハビリ山行にしては若干きつかったなぁとも思ったが、太ももが軽く痛む程度で膝や足にはダメージ無かったまずまずの成果に満足できる一日であった。

下山終了
山の神に感謝
大丸からてくてく車道歩き地味に疲れる


おまけの駒止の滝
 
 

 で、ダメージ軽しと思っていたら帰宅後に軽い筋肉痛。筋肉痛って年取ると翌日に出るというジンクスをすっかり信じていた自分だけに、すぐ痛くなるなんて若返ったかななんて密かにほくそ笑むが、そんな原因は何処にもあるはずも無い。現に月曜の朝に痛みのピークを迎えたのだから、単にダメージが大きかったと見るのが正しいだろうね。まぁ、冬場に向けて徐々に上げていきたいところだ。

 また、相変わらずの話だが、山登りとはまったく縁遠い恰好の無装備で水すら持たずにカジュアルシューズで登ってくる人の多いこのエリアはなんとなく気疲れのほうが大きいのが正直なところ。混雑が極まる紅葉の時期は近づきがたい山となるのである。

概略コースタイム

駐車場発(06:33)-北温泉(06:39)-急登終了尾根へ(07:02)-スキー場分岐(07:36)-中の大倉山(07:57)-
赤面山分岐(09:07)-清水平よりの道に合流(09:37)-三本槍山頂(10:04)-休憩-行動再開(10:20)-清水平(10:52)-
1900mP(11:09)-朝日の肩(11:32)-休憩-行動再開(11:47)-峰の茶屋跡避難小屋(12:16)-大丸(13:18)-
駐車場着(14:05)

カシミール3Dデータ

沿面距離:15.3Km
所要時間:7時間32分

カテゴリー: 那須塩原の山 | 14件のコメント

北海道旅行最終日(8月26日)

 最終日も天気は良さそうで一安心。まつの湯さんを後にして一旦札幌寄りへ東走し、今日の目的地である支笏湖へ向けて南下します。

まつの湯

 立ち寄り地はオコタンぺ湖。中禅寺湖と西ノ湖のような関係にあるひっそりとした神秘的な湖。湖岸に降りることが出来るようなのですが、今回は時間の都合でビューポイントから見下ろすのみとなりました。
 どういうルートがあるのか解りませんが、西側を覆う漁岳と小漁山の稜線を歩いて見るのも面白そう・・・
 で、山レコ見たら、無雪期は無理みたいだし、アクセスを考えるとハードル高そう。まぁ、妄想ということにしておきましょう。それよりも明峰名高い恵庭岳は将来この地を訪れた時は外せないかな。

 

神秘的なオコタンぺ湖

 

 支笏湖の遊覧船乗り場から向こう側に見える特徴的な山、台形のように飛び出した樽前山は子供連れなどにもお勧めなコースだとか。風不死岳にモラップ山。支笏湖を拠点にしても数日は山歩き三昧で楽しめそうですね。

支笏湖へやってきた

 今日は山は眺めるだけ。湖の透明度では国内一二を競う支笏湖でのお楽しみは水中遊覧船。昨日は海でしたが、今日は湖と贅沢だ。

遊覧船へ

こんな感じで湖底見物

 

 噴火で出来た地形の証である柱状節理を水中で見られるのもなかなか珍しいものです。

柱状節理

湖面はこんな感じ

 Uターンを始めれば、湖面の爽やかな風が頬を撫ぜ、恵庭岳を始めとした周囲の山を楽しみながらあっという間に船着き場に到着です。

 

恵庭岳がりりしい

 支笏湖から千歳へと流れ行く千歳川も鮮やかな色の藻が彩っており、つくづく北海道の自然は美しいなと感じました。

支笏湖から千歳川へ

 飛行機の時間を気にしながらも支笏湖ビジターセンターへ寄り道。

ビジターセンターのクマにもご挨拶

いずれか時間をかけてゆっくり訪れましょう

 連日の宴会料理と規則正しい朝食に流石に胃袋も疲れてきた模様。早めの昼食はトウモロコシ一本でしたが、これがまた美味いのなんの。北海道ってやはり食べ物天国だね。

 四日間でたったこれだけの範囲しか行動していないのに、北海道の懐の深さをまざまざと見せつけられました。いよいよもって、リタイア後には是非是非時間をかけて歩きたいものです。

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北海道旅行三日目(8月25日)

 天気予報によれば、前日の雨も時間と共に去り、回復傾向にあるとのこと。
 今日の目玉は積丹半島堪能、特に神威岬は是非好天で訪れたいものです。
 朝の露天風呂から見る空は青空が見え隠れし、出発の頃には、宿から見渡す日本海も青空が優勢になり期待が高まってきます。

 神威岬に向かう国道はすれ違う車、後ろからやってくる車も大変少なく、天気回復の為の時間調整を兼ねてゆっくりと走りました。宿の御主人に聞いた途中の見どころにもまめにストップしながら、当初の予定の5割増しくらいの時間をかけての走行かな。
 途中にあった道の駅オスコイ!では、ベンチに座っていたおじさん達の真ん中に奇妙なものが・・・
 流木アートだそうです。
 あまりにもおじさん達と同じポーズで、遠くから見たら溶け込んでいたなぁ。

雲が切れ始めた、さぁ出発
道の駅 オスコイ!
流木アートだそうな


 真ん中が丸く窓のようにある岩と仲良く並ぶ二ツ岩。そして、西の河原へ。賽の河原を連想しちゃうけど、ちょっと違うみたいですね。

 そして遠くに見えていた神威岬へいよいよ到着。駐車場から往復小一時間の散策ルートです。

 
窓岩と二ツ岩
バスは一日二本

こちらは西の河原
神威岬が遠くに見えてきた
駐車場より出発


 序盤だらだらと登って「女人禁制」の門をくぐると、向こうに延びた岬の突端に灯台が見える開放感溢れる眺望が開けます。そして左右の海の色のすばらしさ、シャコタンブルーと呼ばれているコバルトブルーの海面を見ながら気持ちが昂っていきます。

往復1時間コースらしい
おぉ、あそこが岬か
下って登ってまた下って

海の色がなんとも美しい
あと半分かな
灯台に到着すれば


 突端に到着。嗚呼!今日は天気が良くてつくづく良かったと思いました。
 だってこれ雨だったら結構がっかりな景色ですよね。

その先が岬の突端
絶景だね
万里の長城みたい


 今の季節、積丹半島といえばウニ。
 神威岬から一番近いお店でガイドブックにも載っている「食堂 うしお」でウニ丼を頂きました。
 目が飛び出るほど高いお値段のウニ丼(バフンウニ=赤ウニのウニ丼は超高価)は流石にパスして普通のウニ丼にしましたが、これまた今まで食べたどのウニよりも美味で満足度200%。

ガイドブックの有名店で昼食
豪勢なウニ丼はお値段もご立派
家内の海鮮丼は赤ウニでグレードアップ


 昼食のあとは少し移動して島武意海岸付近を散策。こちらも素晴らしい海の色を堪能。遠くの岬までのルートはいつかゆっくり訪れることが出来る日の為にとっておきましょう。

積丹灯台の先から
遠くの岬を眺める
いつかのんびりとハイキングしたいもの

シャコタンブルーの海岸
 
海岸にも降りてみた


 お次の美国町では『水中探訪船ニューしゃこたん号』へ乗船しました。幻想的なシャコタンブルーの海底には沢山のウニが見えまし。甲板から見る海の色もなかなかのものです。

美国町では遊覧船へ
 
やはりシャコタンブルーの美しさ


 東へと車を進め、本日の最終観光地である余市へ到着。少し時間が遅くなってしまいましたが、ニッカウィスキーの余市蒸留所見学です。NHK朝の連ドラで有名なマッサンとリタの住居復元とか、何よりも構内が少しレトロっぽい英国調な雰囲気で散歩が気持ち良い園内でした。
 また、現役の蒸留所として稼働しているようですが、ポットスチル(蒸留窯)の熱源が焚き木を使ったかまどだったのにはびっくり。あえてそういう設備で蒸留することに意味があるのかもしれませんが意外でした。

ニッカウィスキーの余市蒸留所へ
 
雰囲気あるね

 
現役の蒸留窯
 


 今日は運転があるので試飲を家内に譲りましたが、見学を終えたあとゆっくりと駆泊色のウィスキーを楽しむのも良いかもしれませんね。

 のんびりと過ごしてしまったせいか、すっかり時間も遅くなってしまいました。小樽から定山渓までの山道。日が暮れ行く中、キタキツネが横切る道を走り抜け着いた小金湯温泉の『まつの湯旅館』さん。夕食可能のぎりぎりの時間のチェックインでしたが、慌ててひと風呂浴びて今日も部屋食に間にありつきました。今宵はお酒はほどほどにして、このあとお風呂を楽しませていただきました。

有料の試飲コーナー
こちらは無料の試飲
で、今晩も宴会
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北海道旅行二日目(8月24日)

 二日目よりレンタカーで周遊します。

 でも生憎の曇り空。あまつさえ、厚い雲からやがて大粒の雨。

 楽しみにしていたR230も中山峠の道の駅(羊蹄山をのビューポイント)に着くと土砂降りになってしまいました。

羊蹄山は雨の彼方

 併設の無料美術館でお茶を濁して次のポイント、洞爺湖へ。

洞爺湖も残念

 雨にけぶる景色も乙なもの、と強がってみたもののやはり残念だったなぁ。
 洞爺湖ビジターセンターを見学したあと適当なお店で昼飯を食べました。お味は悪くはなかったのですが、無理やりの観光地価格でちょっと残念な昼食となりました。

雰囲気あるっちゃあるけど

 晴天だったら洞爺湖遊覧船に乗り、そのあとニセコに移動して・・・という予定でしたが、このまま今日の宿泊地まで移動するのも勿体ない。

 以前、幾度となく北斗星で北海道に出張した際に深く印象に残っていた、室蘭本線と海岸が並走する区間が内浦湾(噴火湾)のこのあたりにあった筈。そんな記憶を辿り、しばし海沿いを彷徨うも記憶違いか。思った場所を探り当てることは出来ませんでした。文学碑公園を一応の終着点とし、予定のルートに復帰することにしました。

豊浦町 文学碑公園

 豊浦を愛した歌人や文人の残した歌碑や随筆碑。中には自分と同じように、鉄道と海岸が付かず離れず走りゆく光景に感じる人もいたようです。今回は中途半端な訪問となってしまいましたが、いつの日か自由な身になった時に時間を忘れて納得のいくまで探訪しようと思いました。

 

 ナビ任せで目的地の宿を目指します。寂れた道道をつないでいくような感じで、どうやら渡島半島の一番細い区間を横切り日本海に向かっている模様。流石ナビです。

 ナビといえば、実は恥ずかしながら車に付いている専用のやつを操作するのは今回が初めて。いつもGoogleMapのナビで出かけているので、使い勝手があまりにも違い四苦八苦。家内と喧々諤々としながらなんとか使い方が解ってきましたが、未だ半信半疑。はじめのうちはGoogleMapで確認する始末でした(笑)

日本海に向け渡島半島の最細部を横断

北海道らしい道を行く

 ひたすら何も無い道を走り抜けて行くと、やがて積丹半島南西端にある泊原発の丸い建屋が見えてきました。ようやくてゴールが近づいてきた事を知ります。たった一日走っただけなのに、やはり北海道はデカイです。
 日本海の色は曇り空の中、一層鉛色。今日はもう天気は望まないけれど、明日は良くならないかなぁ。

積丹半島の西の付け根にある泊原発

重い雲と日本海

 大きな町、岩内町のスタンドで一回目の給油をしたらびっくり。リッター25Kmも走ってるじゃないですか。道理でガソリンメーターが減らない訳だ。序盤見せかけで減らないで後半急に減りだすメータってよくありますが、流石に燃費の良い軽自動車。

 まぁ燃費だけなら超優等生なんだけど、北海道であまり軽自動車を見かけない理由ってすぐにわかりましたよ。
 だって、絶対的にパワー不足。
 60Km制限のところを+10Kmくらいで走っていると後ろから軽トラであろうが郵便配達の軽赤バンであろうがバンバン抜かしてくる。スピード出すのは内地の観光客って言われているみたいですが、そんなこと全然ないよ。
 恐らくパワーの無い車の人はアクセルベタ踏みなんじゃないかと思われます。まぁ、こちらは事故も取り締まりも怖いのでおとなしく走ったので軽で充分でしたが、ちょっと短気な人なら不満爆発だったでしょう。次回北海道でレンタカー借りるときはコンパクトカーで良いから普通車にすべしと反省しました。

 途中、コンビニで持ち込みのお酒やつまみ(全く不要であることがこのあと判明)を調達し、盃温泉にある潮香荘へ到着。全室オーシャンビューという謳い文句に偽りはありませんでしたが、建物がちょっと古いかな。まぁそこは予約時の口コミで織り込み済みです。

今日のお宿(翌朝撮影)

 海の見える露天風呂で汗を流し、持ち込みビールで喉を潤してまたお風呂。
 時間になると部屋食の夕食タイムのはじまりはじまり。
 これが素晴らしく豪勢。コンビニでつまみなんか買っている場合じゃない勢いの量と質です。

建物は古いが食事は最高

 とにかく何を食べても美味しくて・・・
 ヒラメの刺身のこんなに厚くて甘いのは人生で初めてかも。甘エビもそんじょそこらのやつとは甘さが段違い。サケやハマチは脂ののったトロ。変わったところではタコの頭かな。この辺の人はタコは足を食べずに刺身なら頭とのこと。適度な歯ごたえと豊潤な甘みで、貝の仲間かなと間違うほどでした。

 仲居さん曰く。明日の朝食で朝タコを食べていただけないのが残念です。
 ここ数日波が高くてタコ漁に出られないのだが、漁のある日は早朝に水揚げされた超新鮮なタコが朝食に乗るという事らしい。
 舟盛のタコ刺しの美味しさに目を回しているくらいだから、その朝タコはどれだけの絶品なのだろうか。

 かくして、ビールに酔い、料理の味に酔い、この料理で酔うならやっぱり生酒だよね、と。
 天気が悪くて走るだけだった一日。鉛色の空を吹き飛ばすような豪勢な料理を全力でやっつける贅沢な夜でした。

鮮度と旨味がそんじょそこらのものと格が違う
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北海道旅行一日目(8月23日)

 相変わらずの夏場の忙しさと、暑さ嫌い、そして雨嫌い故の出不精も相まり、お久しぶりのブログ更新です。
 前回に引き続き旅ネタとなりました。

 今回は2か月以上前に早割の格安航空チケットを購入した北海道旅行。一度は使ってみたかった福島空港出発です。

 飛行機と言えば出発の二時間前に空港到着という、羽田や成田ならセオリー通りに朝の8時の福島空港に着いてみると、未だロビーに人影無し。出発時刻が9:55ならば一時間前の8:55から保安検査場に入場可の案内板。
 国内線出発が一日五便、中距離便のB738(座席数167)なので、満席になっても混雑など程遠いという現実に空港到着後に気づかされました。

 搭乗口に徐々に集まってくる乗客達を乗せた飛行機は定刻通りの出発、そして五分早く11:10に新千歳空港へ到着。あとはJRのエアポートライナー(快速)で札幌駅へと進みます。 

 初めての福島空港

 写真は特に撮りませんでしたが、札幌駅大丸デパートの『天馬』というお店にて、北海道で人気が高いスープカレーを頂きました。
 このお店、なかなかの人気で平日だというのに30分以上並ぶ盛況ぶり。通り過ぎる人も「ここのスープカレー美味しいよね」と口にするほどで当たりのお店でした。

 お味のほうは・・・スープカレー初体験で食べ方が解りませんでしたが、周囲の道産子の真似をしてスプーンにすくったライスをカレーに浸すとお上品。スパイシーで香り豊かなカレーを楽しむことができました。

 さて、食後の行動はどうしよう。今日は札幌市内観光をしよう。それだけの計画なのでとりあえずガイドブックを見て羊ヶ丘展望台へと向かいます。
 でも、どうやって行けば・・・ということでスマホで検索すると地下鉄南北線の途中駅にあるホテルで荷物を預けて、更に一駅の幌平橋からバスで行けるらしい。
 でも、バスて停がどこにあるのかが判らなくて道行く人に尋ねても「バス乗らないのでわかりません」ということで埒あかず。適当に周囲を歩き回ったらようやく羊ヶ丘展望台行のバス停を見つけることが出来ました。

 ようやく探し出したバス停

 北海道は涼しかろうと思いきや、じりじりと照り付ける日差しに、近くの自販機でペットボトルを入手して木陰で喉を潤しているとバスがやってきました。観光客などほとんど乗っていない生活路線バスですね。

 買い物客の足、路線バス

 で、やってきました。羊ヶ丘展望台。
 面白かったのは、終点一つ前の停留所であらかた乗客が降りると車内アナウンス。「次は羊ヶ丘展望台、乗車料金とは別に入場料金が必要です」だそうな。え、どういう事と思って降車するとなるほど。精算機に乗車料金を払った降車口の先には、羊ヶ丘展望台の係員さんが待機していて入場料を徴収する仕組み。既にバスで場内に入っているので合理的(笑)

 爽やかな放牧場

 元は北大のキャンパスにあったクラーク像ですが、あまりに訪れる人が増えてしまって管理者である大学側の要請を受け、観光の目玉としてのクラーク像をこちらに作ったということです。

 現代の若者たち(日本人もだけど、韓国人観光客も多数)は博士のポージングを真似て写真を撮っていました。

 少年よ大志を抱け

 銀色の飛行船のような札幌ドームをはじめとして市街地を見渡せる眺望が此処のウリかな。

 

 その名の通り、放牧場には羊が居ましたが、この暑さのせいか木陰で何故か体を寄せ合って荒い呼吸をしていました。やはり羽織っているウールのせいなのかなぁ。そこそこ刈られている感じはしましたが。

 隣に頭をくっつけて悲しそう。併設の食堂でジンギスカンやってるせい?

 往路とは違う方面のバスに乗って地下鉄東豊線に乗り換え。次の目的地の最寄り駅から徒歩10分。またまた誰も観光客が歩いておらず、つくづくマイナーな行程をチョイスしちゃったなと思っていると、ほどなくサッポロビール博物館へ到着しました。
 どうやら札幌市内から専用の巡回バスがあるみたいで大多数の皆さんはそちらから来られている模様。行き当たりばったりの我が家は理論上最短ルートで来るも労多くして同志少なし(爆)

 レトロな煙突が目印

 ビール博物館へ入場

 ガイドさんの説明とビール試飲がセットのプレミアムツアーに参加しましたが、要所を抑えたお嬢さんの説明の後はお待ちかねの味見タイム。

 

 無料の自由見学の人はお金を払って飲むことが出来ますが、プレミアムツアーは500円の料金にガイド説明とビール二杯(500円分)が付いてくるのでお得。ビールは一杯だけで結構という方以外はこちらがお勧めです。
 ちなみに左側が開拓使麦酒ピルスナー、右はサッポロビールの看板商品の黒ラベルです。ツアーがお開きになったあと、ついでにもう一杯、北海道限定のサッポロクラッシックも楽しみました。

 ビール会社の見学コースはアサヒの二工場(郡山と守谷)にも行ったことがありますが、観光性の無いこちらは地味な感じはするものの、無料でガイド付きの見学と30分で3杯までの無料試飲付きで内容はお得。公共の交通機関を利用しないと試飲は不可能なので、郊外に工場があってアクセスが不便なのが難点です。

 ピルスナーは香りが豊潤で美味

 循環バスを使って下車した大通り公園には、三々五々に夕方を楽しむ人たちの姿が沢山見られました。

 やはりビールの似合う街

 ホテルに帰るには駅前通りを中島公園まで南下すればよいのだけど、途中すすきのを通過。ラーメンも良いけど途中の居酒屋へ入って晩飯としましょう。

 昼ならラーメン横丁もよいかもね

 再びサッポロビールで乾杯!つまみは適当に頼んで・・・
 知ってました?
 ジャガバターに塩辛添えて食べると美味しいって。
 なんでもやってみるものですが、道民のこの食べ方に一票を投じたい。

 ビールで腹がきつくなってきたので後は焼酎。二杯目は利尻産昆布を使ったコンブ焼酎。ちょっとクセがあったけど美味しかったなぁ。

 これで1200円は安い! 流石北海道
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