退職祝い

 家内が3月末で退職を迎えた。世間一般的な定年の年齢にはいま一つ届かないが、仕事だけで貴重な残りの人生を消費することに疑問を持っている自分としては納得の結果である。そんな人生の一区切りの記念を兼ねて山梨と長野を旅することにした。
 すっかりプータローと化した家内のお付き合いをすべく、自分も平日の年休消化を奮発。泊まるところだけ確保のいきあたりばったりの2泊3日。スケジュールに追われることのないのんびりとした春の旅行となった。

 一日目(11日)

 今日の宿泊先は石和温泉。家内が山梨の知り合いから聞いた話ではこの季節とにかく花が綺麗なのでお勧めですよ、ということだった。それではと見どころをネットで検索したら”みさか桃源郷公園”なる場所がヒット。ナビの目的にセットした。

 圏央道のお陰で、山梨方面へ高速で向かうのに昔のように都会を走る必要も、渋滞にまみれながら国道を通る必要も無いので実にありがたい。休日ではないので高速料金が若干高めなのがちと痛いが、混雑の無い平日に遊べるので致し方ないだろう。

 みさか桃源郷公園へ着いて外に出ると、強い風も相まり寒さがいささか沁みるが、景色は爽快そのもの。南アルプスの雄姿と周辺に拡がると桃源郷の素晴らしさ。盛りの桜との競演もまた素晴らしい。

南アルプスの雄姿よ

桜が咲き誇る眼下に拡がるピンクの桃畑

 一旦場所を替えて『笛吹市八代ふるさと公園』へ移動。リニアモーターカーの線路を見ることが出来る展望台があり、眼下の桃源郷、南アルプスや八ヶ岳。どこを見渡しても美しい眺望に囲まれる至福の場所である。

リニア新幹線脇に拡がる桃源郷

こちらは八ヶ岳

花びらの絨毯も鮮やかに

桃と桜の競演

 一旦石和温泉付近まで戻り、山梨名物ほうとうで体を温めてから南下すること30分で河口湖へ。
 峠から先は残念ながら雲の制圧圏だが、それでも日本一の山である富士山が圧倒的な姿を見せてくれる。

青空が無かったのが残念!

 富士山人気は日本人のみならず、平日ならではの外人客の比率の高さが凄い。
 もう、周りの人たちのすべてが異国の人達で埋め尽くされていて、いったいどちらが外人だかわからないような有様だ。
 インバウンドで観光地の景気が上向くのは大いに結構なことだが、やはりこれは異様な光景と感じずにはいられなかった。

登りたいとは思わないがやはり素晴らしい山

 来た道を戻ってもつまらないので、帰りはマイナーな県道を辿る。往路の国道137号は『御坂みち』なる愛称が付けられており、甲府盆地と河口湖を結ぶメジャールートとなっている。対して復路の県道ルートは鄙びた里を進み行く。
 ふと路傍の見事な桜に思わずハンドルを切れば、観光客はおろか眺める人の一人もいない見事な公園の桜の美しさにため息をつくことしばし。

何気ない道端の公園も今まさに盛りの桜

愛でる人もおらず、遊具のみの情景

 今晩の宿はホテルふじへ。バイキングがウリということだ。バイキングと言えば、以前伊東園系列のホテルで、安かったがやはり値段なりという経験があった。そんなバイキングに対するイメージがあったのでどうかな?と思っていた。事前に家内がそのあたりをリサーチしたうえで予約したので今回は期待度が高まる。
 事実、バイキングの料理内容はかなりハイレベル。また、気ぜわしさも無く落ち着いて食べられるのが良い。それでも普段の貧乏性が露呈してしまって、いつもなら必ず乾杯のビールは欠かさないのだが、酒で腹を膨らませないように利き酒セットだけでチビチビ。ひたすら食べに徹して狸腹で部屋へ戻った。
 翌朝の朝食バイキングもこれまた素晴らしかった。粗食な日常を一気に払拭するような食生活でさぞや胃腸がびっくりしたことだろう。

二日目(12日)

 あまり芳しくない気圧配置の影響で曇り予報。昇仙峡も考えたが、欲張らず天気の良い時にまた来ればよいさ。
 高速を使い松本へ向かう。途中の中央自動車道最高地点(標高1015m)通過時は外気温は数度。雪こそ無かったが、花はおろか殺伐とした落葉の風景は未だ真冬の装い。

 予報では午後から天気の回復が見込まれる松本ではあったが、城の端正さに赤い欄干が映えるにはやはり青空が欲しかった。こちらもまた異様に外人比率が多い中、城内見物となると観光客の多さで入場制限の時間待ち。外人さんは文句も言わずに並ぶ日本人の文化に感動したかしないかは知る由も無し(笑)

名城、松本城 やはり青空が欲しい

天守閣に登ってみる

どっしりした構えは重厚感たっぷり

 昼食は特に予定した所もなかったので、城の北側にあった観光客プライスのお店で地元産業に貢献(;´∀`)

 そのまま徒歩で北へ向かい開智学校跡を見学した。美しい校舎の外観に目を引くものがあるが、館内の展示を時間をかけて見ていくと教育に力を入れていたこの地の思いがよく伝わってくる。

教育県のシンボルでもある開智学校跡を訪れた

 今日の宿泊地は長野市街である。松本から高速を使っても良かったが、急ぐ旅でもなし、信州の風情を感じながら行くのも良いだろう。国道19号を進むとやがて犀川と付かず離れずの道中となる。鹿沼や佐野あたり走っているような長閑な風景を走り抜けると突然市街地へ飛び出した。

 今夜の宿は格安のビジネスホテル。晩飯は郷土料理の店にでもと思ったが、結局良くわからなかったので適当にそれらしい居酒屋に入ったら、お酒は30分飲み放題の399円のみですって。
 要は30分経つと399円追加されるシステムということらしい。野沢菜を使った料理などを頼み、ビール、ワイン、冷酒と前の日の食べオンリーを払拭。ちょっと飲み足りなかったけど1時間丁度で切り上げて、後は部屋でビール一本空けて心地よく眠りの世界へ。

 三日目(13日)

 今日の予定は善光寺参り。これ一本に絞りこんでいた。
 ホテルに車を置いて街の中を歩いて行く。冷え込んでいた空気も、降り注ぐ陽気のお陰で歩くうちに軽く汗ばむようになる。

 時間はたっぷりあるので、フルコースの拝観券(内陣・山門・経蔵・資料館)を購入し巡っていく。
 こういった類には比較的興味の希薄な自分だが、なかなか見ごたえのある内容で流石だぞ善光寺。

今日は善光寺参り

超筋肉質な仁王様がお出迎え

土曜日だから凄い参拝者の数

 高僧が数珠で信者の頭を撫でて功徳を分け与えるという、お数珠頂戴という儀式が行われていた。家内も並んで数珠を受けた話によると、撫ぜるというよりは数珠でビシッと叩かれた感じだとか(笑)。他力本願改めよ!ということかな(^-^)

高僧による『お数珠頂戴』

コミカルな表情のお坊さん

 門前にて善光寺蕎麦をいただく。だが事前に知っていたことだが、そば通でもなんでもない自分でも、蕎麦王国栃木のクオリティーの高い蕎麦に慣れ親しんだ舌には申し訳ないがいま一つの味。まぁ、地の名物を頂いたということで旅の思い出にはなったのである。

 さぁ、後は帰るだけ。上信越自動車道と北関東自動車道を繋いでこれまた便利になったものだ。昔は長野に行くとなると相当な覚悟が必要な長丁場だったけれどね。

 今回のデータ。走行距離733Km。燃料消費28.8L。25.4Km/L。のんびり走ったせいもあるけど流石はハイブリッド車。老後のカーライフには強い味方である。
 この燃費の良さと荷室の広さを生かし、リタイア後は車中泊で各地を転々とする旅を企てているのだが、果たしていかなるや。まずは家内に続いて仕事を辞めるのが先決だな。あ、でもどうやって食べて行けば。まぁそうなれば霞でも食べて行けば良いさね・・・

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今年の桜

 3月末から二週連続で土曜出勤。桜の開花が急ピッチで進んでやきもきしていたが、どうにか今年もセーフ。
 手始めに長岡の百穴、そしてかねてよりその評判は聞いていたが今回初めての北山霊園へ。
 つたない写真じゃ伝えきれない圧巻の桜風景を楽しんできました。

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寺久保山へ周回



-- 『GPSMAP60CSx US版』+『カシミール3D』+『国土地理院地図閲覧サービスデータ』にて作成 --
※当コースには一般登山道でない箇所が含まれています。参考にされる場合は自己責任でお願いします。

寺久保山の過去の記事
    2016年03月12日  西場富士、遠し!
    2009年02月11日  廃れゆく里山 寺久保山

関連山行
    2019年01月03日  年明け一発目は計画の甘さで撃沈

 今年1月3日に途中撤退(時間の読み間違い)のリベンジ敢行である。

 だいぶ日照時間が長くなってきたのでもう大丈夫だろうと思い、前回の計画を再び実行へと移した。
 前日の天気予報を幾つか見ると、晴れの予報も曇りの予報も双方ある。
 最近頼りのSCW予報はというとやはり雲が多めながらも雨は無さそうだ。
 ということで、少しでも時間を稼ぎたかったので高速に乗り登山口へ向かった。

 まだ、朝の早い時間の樺崎八幡宮前。たまに遠くを通りかかる犬と散歩する人が怪訝そうな感じでこちらを見ている。
 さもありなん。こんな早い時間からこの場所に居る必要がある人はそうは居るまい。

 前回も歩いているので登山口まではスムースだ。獣よけの柵を超えて前回は谷沿いに登ったが、良く目を凝らすと少し高い場所に踏み跡が濃く、そちらを辿ると楽に道標のある所まで登ることができた。
 しかしながら、手前に明瞭な登山口があるわけでもないし地図に表記のある西からの破線道(実在するかどうかは未確認)から此処へ来るのが登山道であったのかは不明。いずれにせよこの道標も文字が薄くなり過去の遺物であるようにしか思えないのだ。

今回も樺崎八幡宮に駐車
民家脇を抜け突き当りの柵より入山
道標はあるが歩く人はほぼ居ないだろう


 だが、踏み跡は明瞭で、マイナールートを好む人がたまに往来しているのは間違いなさそうである。
 一つ目のピークを越し、続く里山特有の急登を登りきると城山へ到着した。かつて山城だった頃は景色が良かったのだろうが、今は樹に囲まれてぱっとしない眺望だ。
 南東のコルまで降りるのに一苦労。山城特有の城郭が曲者で、ストンと落ちる斜面がいやらしい。

踏み跡は明瞭
城山到着
城郭でストンと落ちる構造


 255.6m三角点までは、これまた地味に急登で汗をかく。
 空を見上げると高曇りで雨の予感は無し。遠く西側や北の方面は明るく照らされいて雲の支配から外れている。
 段々と南にもそのエリアが拡がってくることを祈りながら進んだ。
 三角点付近では、ここのところの暖かさで間違って蕾を開きかけたツツジを見る。

遠くに浅間山が見えた
255.6m三角点 樺崎
ここの所の暖かさでフライング気味


 三角点を過ぎるとすぐ鳩の峰から越床峠へ至る登山道へ合流した。
 前回は序盤にあり得ない道迷いと無駄な体力消耗をして、ここに到達するまでにかなり手こずってしまった。加えて行動開始時間が遅すぎて、寺久保山まで行ったとしても日のあるうちに帰ってくることが難しいと判断しての撤退であった。
 前回の鳩の峰への登りは精神的にも落ち込んでいたのでかなり辛かったが、今回は諸事順調。気持ちが軽いと自然と足取りも軽くなるというものだ。

登山道に出た
鳩の峰
西の方面だけ明るさあり 赤城の山


 前回は鳩の峰から目的の尾根に乗るのに若干手こずったが、流石に二回目になるとスムース。奇しくも僅かに濃くなっている踏み跡を辿ると自然とルート収束。(物好きの)需要はそれなりにあるのかもしれない。

前回これはあったかな
大門中とは?
鳩の峰直下から尾根乗り換え


 鳩の峰から東に延びるこの尾根は総じて明るく見通しが良い。難しい場所はあまり無く藪はおしるし程度。それでも方向替えのピークではコンパスを出し忘れて二か所程ミス発生。『ぼーっと生きてんじゃねーよ!』ってチコちゃんに叱られそう。

北側が見えるようになる
全般的におとなしい地味尾根だ
明るい所が多い


 低山里山でゴルフ場に隣接しているとはいえ案外動物の気配も濃い。自分に気づいた猪が藪を踏む足音。そして暗褐色の動物が去っていくのも見た。そしてなにより驚いたのが鹿の存在である。
 日光地区の山ならどこに行っても鹿は珍しくはない。場合によってはまだ湯気が出ていそうな鹿の糞を踏まないで歩く事のほうが困難な尾根でさえ多々経験してきている。樺崎八幡宮から鳩の峰までの間は動物の排泄物をまったく見かけなかったが、この尾根に入ると鹿の糞が散見されるようになり、更には皮はぎの跡が決定的証拠となる。個体数は少ないだろうが間違いなく鹿が生息しているようである。

鹿はぎ
見通しがよく歩きやすい
向かい側の山王山


 272.1m三角点には文字が消えた山名板が寂しく掛かる。点名は駒場であるが、一体なんという名前が掲げられていたのだろう。

272.1m三角点 駒場
板があったが文字は消えていた
ツイスト


 前回、敗北感を漂わせながら食事をとった最後のピークを通過し、そこより降下を始める。最後のほうは藪を掻き分けるとやはり同じ場所に出た。

落ち葉に滑りながら降下
北関東道が見えてきた
もう少しだ

前回と同じ場所に着地!
ここへ出てきた
引いて 着地点付近全景


 一旦車道を繋ぎ寺久保地区へ。この頃空からポツリポツリと冷たいものが降ってくる。
 正直雨は予想していなかったので、「今回もやはりリタイアかなぁ」とモチベーションが低下してきた。つくづくメンタルに弱い自分である。
 幸いにして雨はすぐ収まったが相変わらず空は重たく暗い。ガイドブックで駐車地とされている場所ではハイカーが一名、車中から空を見上げながらどうしようか迷っているようであった。自分は最悪雨が強くなってきたら途中で引き返そうと思い先へと進んだ。
 寺久保山へのルートは2016年の3月に登った時も般若峠経由と決めていたが、その時は入り口を見つけることが出来なかった。今回は少し手前からアプローチしてみようと考え、駐車地脇にある石の橋を渡りすぐ山側に向かって突っ込んで行った。
 何やら怪しげな藪の切れ目がある。獣道にしては大きすぎる。入ってみるとやはり踏み跡があった。すぐ激藪となるが雰囲気で大体の方向を追っていくと一旦平穏になり次の虎の穴が出現する。こちらはバッキバッキの竹藪でとにかく方角だけ合わせて強引に突っ切ると樹林に到達してまずは一安心。
 般若峠ルートは本来もう少し北側にあるのだが、最近は湿地帯化しているという情報もある。多少藪が辛いがこちらの方が手堅い気もするが一般的ではないのは確か。

北関東道をくぐり寺久保町へ
虎の穴その1
その2


 序盤の藪との格闘を終えても再び次なる藪。今度は薄手だから見通しは良い。やがて切通しのような溝を超えた。恐らくここが般若峠と思われるのだが、少し先に進むとあら不思議。魔法のように道型が現れた。周囲を見渡しても他にルートがあるようには見えなかったが、もしかすると見落としていただけなのかもしれない。次回の宿題として是非精査したいところだ。

序盤の竹藪激闘を終えてほっと一息
二番藪
急に道型と赤テープが出現


 道は時々怪しくなるも、まずは登山道と言ってよいレベルになった。そして寺久保山を示した道標を初めて見ると、その先で医王寺からの登山道に合流した。
 この箇所に下り方面としての般若峠への道標は現在は無く、また、入り口が倒木でとうせんぼうがされているので往来する人が減少して廃道化していると思われる。
 山は所有者の意見が強く反映される場合が多く、それは致し方のないことでもあろう。まったく根拠の無い想像だが、般若峠ルートも通過するエリアの地権者が快く思っていない等の事情があるのかもしれない。

道標を見るとすぐに
医王寺からの登山道に合流
キツイロープ場を登りきると


 かつて下りで歩いたことがあるこのルートだが、今日は登り。最後のロープ場はこんなにきつかったかなと記憶を辿りながらもようやく見晴らしへ到着した。低山とはいえ、一つの塊である尾根筋を登りそして下ってきた。そしてまた高みにやってきたのだから流石に疲れが溜まってきたようである。
 藪漕ぎをしている間にぱらぱらと音を立てて降っていた霰も、食事を始める頃には忘れ物のように時折白い粒が転がってくる程度になった。空は未だ重いがまぁいいだろう。今日は歩き重視。そして、予定通りここまでやってこれたのだから。

そこが見晴らし台
寺久保山随一の眺望箇所
般若峠への道は今は無いのだが

鳩の峰から歩いた尾根
そして般若峠へ


 霰がすっかり止み、さぁ後半という時にくしゃみ連発。そう、花粉症の『ような』症状が最近は山の中でこの時期起きることがあるのだ。何故か我慢していると一週間くらいで症状が治まるので心の中では花粉症と思わない事に決めているのだ。

寺久保山は相変らず何も無い地味山頂
快適な登山道を行く
山王山が迫る 良い形のピークだ

忽然とザックの落とし物
塩坂峠方面への分岐点
寺久保山と塩坂峠は良いが?


 塩坂峠へ向かう分岐を北へ向かう。山王山は特徴のある鋭角的な形が周囲からよく見えるので登りたいと思っていて今回も予定してはいたが、いささか足の筋力貯金も少なくなってきたこともあり標高差100mの登りで後半の体力を奪われたくなかったのであっさりパス。違うルートを組む時には是非歩いてみようと思う。ただこの山はガードが固そうで現存する破線道の登山道以外から登るのはかなり難しそうな感じではある。特に境界線上を辿ろうとすると法面でがっちりガードされているのでほぼ不可能であろう。

大網林道へ出た
この道標の向きが大いに???
南側は法面できっちりガードされている


 山王山を見送ると、すぐ目の前に辿るべき尾根の末端が取り付いてくれと言わんばかりに現れる。序盤は煩い小藪だが登るにつれスッキリしてきた。

山王山登山口
この尾根に取り付く
序盤は笹が煩いが徐々に穏やかになる


 264mPを超えた先で寺山と山名板が掲げられたピークへ着いた。足利百名山となっているが、三角点でない何の変哲も無いこのピークを選定するからにはそれなりに理由があったのかもしれない。

寺山へ到着
これから向かう方面
奥に見えるのが両崖山あたりの稜線


 歩く人は殆ど居ない筈だが、足利百名山を繋ぐ尾根だけあって赤テープは頻繁に見かける。だが、こんなに間違えるようなポイントも少ない穏やかな尾根で本当に赤テープが必要なのかなと思うのは自分だけであろうか。かつて北関東道が無かった頃は樺崎八幡山から尾根通しで山王山まで繋ぐことが出来たから案外人気のルートであったのかもしれないが、歩く人が少なくなった今こそテープの類をなくしても良いのではと思うのだ。

忘れた頃に軽く藪が出現
228.9m三角点 点名、奥山
ここは山名板も一致

ご褒美の伐採地があった
眼下の名草下町集落
三角点 奥山を振り返る


 ようやく樺崎八幡山の姿が見えた。こちら側から見ると無残に道路で切り裂かれた姿がはっきり見えるが、この山も案外周囲が急峻なので予定では安全を期してこの道を歩こうと思っているのだ。
 尾根の末端のピークまで行ってしまうと北関東道に阻まれてしまうので途中のコルから着地を試みる。方角だけ合わせて竹藪に突っ込むがなかなか屈強な竹に阻まれ、踏み進む度にバキバキ音が周囲に響き渡る。チラっと建物の屋根が見え隠れしているのでちょっと心配だったが・・・ビンゴで私有地の真後ろに出てしまった。人の気配とか犬の姿が無かったのが幸いだった。
 最近偵察をおろそかにしているのでどうも着地点でヒヤヒヤものである。

樺崎八幡山
130m級Pとの間のコルから藪突入で降下
最後はバッキバキで難渋

こんな所に出た
右手建物奥へ 住人の方ごめんなさい
再び北関東道をくぐり


 再び北関東度くぐり、高速道の南側エリアへ戻る。
 砂利集積場のような場所を少し先に進み建設が中断している車道へと入った。見ると大きく蛇行しているが、これをコツコツ登るのもいかにも芸が無いというものだ。見切りをつけてショートカットすることにしたが、斜度は見た目以上にあり途中には打ち捨てられた倒木が重なり、なかなか苦労する登りとなる。まぁ延々と道路を行くよりは良いかな。

見えていた車道(建設中)を進んでみる
大きく蛇行するので先が長い
で、あの突端までショートカット


 時折四つん這いで斜面に手を付きながら難渋する姿は北関東道を群馬方面から走ってくる車のドライバーに丸見えだ。あんな所を人が・・・って気付いて貰えたかな(笑)
 ゼイゼイしながらようやく登りきるとそこは道路建設の末端で、中途半端に山肌を削りかけたところで終点となっていた。何はともあれ水を飲んで息を整えないとね。
 山頂の主尾根はすぐ上なので少し巻いて高度を上げると林の中にか『水道山』の標識があった。ここを緩やかに登っていくと石祠があり更に進むと三角点の場所には朱色で書かれた八幡山の山名板を見る。

ゼイゼイしながら登りきる
写真じゃ全然伝わらないなぁ
左から巻いて尾根に乗ると

神山コース? 思い出歴史?
朽ちた石祠あり
こちらが八幡山の三角点


 山頂にあった道標に『パスポートコース』との記述があった。かつては人気コースだったのかもしれない。北関東道で山が分断され、北側が車道でえぐられた現在は訪れる人も少なくなり寂れていってしまったのだろう。

 さて下山はどうしよう。計画では山頂より八幡宮まで直滑降も考えていたが、前回建物の裏手を眺めていて着地に使うのにはちょっと無理があるのかなと思っていた。
 幸いにしてパスポートコースなるルートの道型が南に続いているのでこれを追ってみる。途中から大きく西側に巻き始めたので離脱して灌木の藪を真南に直滑降した。斜度はあるが手掛かりが多いので降りやすい。途中でぽっかりと抜けたと思ったらその下は道路までさっぱりと伐採されていた。下の田んぼで耕運機を運転している人や家々から丸見え状態だ。そそくさと切り株を頼りに無事道路に降り立つとそこにはパスポートコース入り口の道標があった。今となっては途中の道も寸断されてその価値も失われつつあるが、それでも神域である証拠の朱塗りの鳥居が鮮やか。丁度咲き始めの桜が彩りを添えていた。

山名板の文字が朱色
パスポートコース?
南側の伐採地を直滑降

上の方から降りてきた
ここがパスポートコースの入り口であった


概略コースタイム

樺崎八幡宮駐車場発(06:39)-城山(07:18)-三角点 樺崎(07:36)-鳩の峰(08:16)-三角点 駒場(08:55)-着地(09:46)-
車道を離れ山中へ(10:01)-登山道痕へ合流(10:24)-医王寺からの登山道に合流(10:36)-見晴らし到着(11:03)-
昼食休憩-行動再開(11:42)-寺久保山(11:50)-大網林道へ接合(12:27)-再び尾根へ(12:34)-
寺山(13:14)-奥山(13:41)-伐採地(13:59)-民家裏に着地(14:34)-工事中車道へ(14:44)-工事区間末端(15:01)-
八幡山(15:11)-車道へ着地(15:29)-駐車場着(15:36)

カシミール3Dデータ

沿面距離:15.9Km
所要時間:8時間57分
※累積標高差は、『国土地理院基盤地図情報数値標高モデル10mメッシュデータ』よりカシミール3Dにて算出した値

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春の日に

 春分の日。今日は墓参りでした。
 朝のうち音を立てて降っていた雨も、線香の煙むこうの親父に手を合わせる頃には青空が拡がってきた。
 思えば七十半ばで亡くなった親父の歳に自分もまた一歩近づいてきたなと実感。
 墓地にあった最近流行りの『樹木葬』。それもいいかもね。
 どうせなら、どこかの里山に人知れず骨を撒いてくれと家内に話したら、
 そんな面倒な事はまっぴら御免とか。
 とまぁ、なかなか思うようにいかぬ人生だが、せめて想うのは勝手な筈。

 午後は・・・あまりにも暖かな陽気なので、
 冬の間外していたバッテリーをスクーターに載せ、好きな所を散歩してきました。

逆光  でも、春だねぇ

半蔵山

春といえば・・・

きいろの中に白き君

そして、  苦笑親父多発!
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今週もまた梅

 今週末は天気予報がぱっとしなかったので山遊びは見送り。
 午前中は天気な持ちそうな予報の日曜日に、先週の偕楽園に続き宇都宮市内での梅見に出かけてきました。
 場所は、同慶寺さん。
 広い邸内は綺麗に整備されており、裏手にあるお墓へお参りする方々が羨ましいと感じられるそんなお寺さんです。

 十六羅漢の石像は全てを確認できませんでしたが、他にも見所が多いです。そして敷地の南北にある梅林は圧巻。
 偕楽園のようにな多種多様な見事さとは違いますが、素晴らしいお庭でした。

十六羅漢が点在しているのかな?

お地蔵さんは背の高いリーダーに引率されている模様

南の梅林、そしてこちらは北側の梅林

よもぎ

物憂げなそして優し気な表情
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