今年も出会えたシロヤシオ

 先週は咲き残りのアカヤシオを求めて中禅寺湖南岸を訪れたが、某情報に基づき今週はシロヤシオとシャクナゲを目当てに北岸へ。

 今週も奥日光の観光客の足は早い。先週同様、朝7時だというのにほぼ満車の竜頭の滝下駐車場にかろうじてスペースを得る。
 トウゴクミツバツツジが咲き始めたとネットに情報があったが、滝沿いの遊歩道を登るもいま一つな雰囲気。ごついカメラと重そうな三脚を持ったカメラマン達がレンズを並べた滝上から、脇にある高山登山道へと進む。

 ブナの新緑が眩しい登山道は優しく日差しが遮られて暑さバテ知らず。あちこちカメラを向けながらゆっくり登っていくと、先行者も対向者も多く、比較的年齢層高めかな。

 登山道を外れた上のほうに花付きの良いミツバツツジとシロヤシオの株がある。一人の山なら迷わず登っているところだが、登山道が整備されていて後ろからハイカーが登ってくる状況では流石に自分も分別あり。ここは我慢だね。

 数は少なかったが、シャクナゲが幾らか出てくると登山道脇にもシロヤシオがちらほら。直接光が当たらない柔らかな白さもまた品があって良いものだ。

 山頂で小休止の後、中禅寺湖へと下る。終わりかけのミツバツツジとシロヤシオが次々と出てきて下山を楽しませてくれる。

 やがてシロヤシオも消えるとそこはブナの息吹きの森。ひときわ大きな老木には力強い生命観を感ぜずにはいられない。

 八年前に歩いた時はあまり意識していなかったが、秋はさぞ美しいことだろう。ため息の出るような黄葉の元、訪れてみたいものである。

 白砂の中禅寺湖畔に降り立つと、千手ヶ浜の向こうに黒檜岳。南岸とはまた違った雰囲気だ。

 今日はそれなりにシロヤシオが見られて満足していたが、一ヶ所、ハッと目を見開くような素晴らしい群落があった。今日のコースでは最高の場所。もうこれを見られただけで良しとしようじゃないか。

 以前、高山に来た時は千手ヶ浜へと抜けたが今回は北岸をゆっくりと堪能することが出来た。起伏も少ないし、もう少しツツジに合わせることが出来るなら、家内と一緒に歩いても良いだろう。

 すっかり観光客で溢れる竜頭の滝駐車場から光徳牧場へ、そして山王林道へと車を進める。

 太郎山を北側から眺めることの出来るお気に入りのポイント。もう暑くて無理かなと思っていたカップラーメンとコーヒーのランチ。ちょっと肌寒いくらいの気温で美味しくいただくことが出来たのも今日の収穫だね。

 そして、今日のシメは・・・

 川俣温泉でもと考えていたが、予定していた渓山荘という国民宿舎があまりにも人の気配が無くてパス。
 共同浴場、「上人一休の湯」という通り沿いの以前から気になっていた温泉に立ち寄った。
 結局、受付のばあちゃん以外は帰るまで人っ子一人遭わず。駐車場も自分の車だけという超貸し切りモード。
 いろいろとマイナーな風呂も入ってきたが、流石にこれは究極だね。夕方になれば集落の人達である程度賑わうのかもしれないが、まだ昼の1時くらいだと客も居ない。
 でも、泉質はなかなか素晴らしく、ぬめりのあるお湯で入浴料510円は破格だと思う。
 鄙びた温泉遊びがしたい方にはお勧めである。

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キタイバへドライブ

 バイクツーリングで良く行くキタイバ(北茨城)へ、家内とドライブで訪れた。
 下道だけで行くキタイバは走る時間も長いが、バイクの時と少し違う道を選ぶと、ちょっと新鮮な景色。

このブログでも二回目登場の浜庄でお昼をいただいた

 海鮮の昼食を堪能したあとは、お店の前の海岸で海を眺める。大洗あたりと比べると格段に水の透明度が高い。
 ちなみにこのお店、泊まることも出来るのだ。海を見ながら風呂に入り、旨い魚で酒を飲み、月明かりの砂浜にまどろむなんてのも最高だな。そのうちきっと予約を入れよう。

裏手の海岸 水が綺麗だ

 食後は六角堂見学。いままでキタイバに何度も行っているが六角堂を間近で見るのは初めてだ。とは言っても東日本大震災で基礎以外は津波に流されてしまって、現在は再建後の新築である。

六角堂のある高台より

3.11の津波で台座から上が流されて復興

 

 六角堂の向かいにある高台、日本美術院研究所跡へと移動する。此処はバイクで来た時に必ず訪れる場所。
 今回は、岡倉天心についてちょっとスマホで知識注入しながら拝見。

六角堂の向かいにある日本美術研究所へ

この建物で新鋭の画家が日々精進していたという

自分なら30分でギブアップだな

窓外の景色は最高

これなら創作意欲も湧くだろう

 
 
 

 写真は撮らなかったが、最後に茨城県天心記念五浦美術館へ赴き、岡倉天心記念室では、定時説明コースの学芸解説員さんを家内と二人で貸し切りで見学。企画展のほうは『現代日本画の精鋭展』なる催しがあった。日頃芸術に疎い自分はちょっぴり目をしばしばさせながらも、やはり本物は違うわいと、俄か評論家にでもなったつもりで美術館を後にしたのである。

カテゴリー: 日記 | 7件のコメント

案外疲れた半月山



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半月山の過去の記事
    2015年03月15日  今季最後の雪山
    2007年09月07日  半月山から茶の木平まで

関連山行
    2013年11月13日  中禅寺湖、大日尾根 上野島ルートで社山
    2011年09月11日  中禅寺湖南陵を歩く
    2009年10月09日  中禅寺湖の展望台、社山

 先週末は不覚にも風邪をひいてしまい、ここ数年無かった発熱で寝込んでしまった。
 月曜火曜で予定していた出張を一日順延してなんとか一週間を乗り切ったが、なんとなく症状が抜けきっていない感もある。
 歳とともに風邪の直りが遅くなってきているのがなんとも残念であるが、だからと言って自宅でゴロゴロしていると余計悪循環な気もするのだ。

 実は四月の中旬に、1400ccのバイクのセンタースタンドを引き上げた時に軽く腰を痛めてしまって、スポーツクラブを一週間お休みした。そしてGWの夕方はクラブ自体がお休み。次週は通って先週はまた出張と風邪で大事をとってお休み。この一か月間で二回しか行っていないのである。これはちょっと黄色信号以上だな。

 一度落ちた体力は、また時間をかけてコツコツ戻していかないとならない。油断して食べてしまった体重もまた然り。お腹の周りをつまんだ時の”確かな存在”にちょっとがっかりである(笑)

 長い前振りであったが、要は社山を目指したかったが、ピストンも勿体ないし、周回するにしても万全のコンディションで無いが故に掲載のルートとなった訳である。

 このルートは十年前の夏、まだ山を歩き始めて脚力の無かった頃にヘロヘロになりながら回った。確か、狸山手前でふくらはぎが攣って難渋したり、茶ノ木平への登りはそれはもう悲壮感漂う歩きだったのを記憶している。
 病み上がりとは言え、社山を登らなければ流石にこのルートは今の自分なら楽勝だろうと思っていたが、フタを開けてみると暑さに弱い自分にとっては結構大変だったことも付け加えましょう。(下界もこの日は夏日だったそうな)

 立ち木観音駐車場に着くとびっくりだ。朝の7時前だというのに既に満車っぽい。なんとかスペースを得て駐車するも、あとから来た人はすでに白線が引かれていない所にどんどん停め始めていた。
 こんなに山歩きをする人がいるのかと思いきや、どうも大部分が釣り人のようである。支度を終えて歩き始めると、いつもの光景で胴長で水に入って竿を出す人の姿。駐車場から離れると大抵はその姿もまばらとなるが、今日は何処まで進んでもその姿が絶えることは無い。登山口である阿世潟に到着しても、その先にも見渡す限り釣り人が点在していた。
 釣りについては興味も知識もまったくないが、雄大な景色を見ながら釣り糸を垂らして時間を過ごすのも悪くはないかなとちょびっと思った。だが、日々遊ぶ時間の捻出に苦労している自分にとってはある意味究極の贅沢な過ごし方だなとも思う。

こんな感じなら釣りもよいかな

定番の逆さ男体山

 新緑で心地よい湖岸の道を進み、阿世潟より登りにかかる。十年前にこのルートを歩いた時は、阿世潟峠に上がるのに既にフーフーゼーゼーしていたのが懐かしいが、恐らくあの頃は体力云々では無くてペース配分とかがまったくなっていなかったのではと思う。歩き慣れたと思っている昨今でさえ、団体さんを追い越したりしてオーバーペースになるとやはりバテるのだから当然なのかもしれない。

緑あふれる中禅寺湖南岸
高度を上げる
穏やかな笹尾根


 今日は徹底的に登山道キープで行く予定であったが、阿世潟峠より東の尾根手前に巻道のようなトレースあり。
 スケベ心を出してちょっと追ってみたが、やがて途切れていった。行く手には薄い踏み跡があるがどうやら獣道のようだ。
 四つ足で斜面にかじりつき登山道へ復帰したが、本日唯一のバリエーションルート?であった。

 尾根が南へ進路を替え、登り詰めたピークから眺望が一気に開ける。社山は形の良い姿を見せ、そこに登っていく道筋もまた地形図をもって知りえるものと一致している。この晴天の下、日差しに照らされながら登るのはいかにも辛そうである。

振り返ると社山
Take2
白根山は春まだ遠し

日差しの中登るのは辛そうだなぁ
松木渓谷の荒々しさよ


 とりあえずの目標地点のような中禅寺山へ到着して一休み。ここまでの間で随分沢山の登山者と交差したが、皆さん社山を目指しているようで、思わず心の中でこの先登り返しご苦労様ですとつぶやいた。もっとも、社山を目指すには中禅寺山からの下りの景色で社山を見て、社山からの下りで中禅寺湖を眺めるというのがやはり一般的なのだろう。それに比べて自分の天邪鬼なことよ。

 暑さに弱い自分は既に今日位の強い日差しだと、さながら塩を振りかけたナメクジが如しである。中禅寺山から一旦下って半月峠まではちょっと元気が出たものの、半月山への登り返しはななかに辛い。足腰がというより暑さへの体の反応がキツイのだ。頭の中は半分、「早く下山して自販機のコーラゼロ」、挙句に「帰宅してビール」というていたらくである。

 
笹の中を更に進む
半月峠


 振り返った好眺望や咲き残りのアカヤシオに励まされながら、どうにか半月山展望台へ届いた。展望台もまたピーカンの好天に照り付けられ暑さMAX。でも流石!景色は良いね。

社山から黒檜岳への稜線
咲き残りのアカヤシオ
 

半月山展望台より定番眺望

 
 
 


 眺望の無い半月山の三角点をすたこらと通過して、展望駐車場まで一気に下る。こちら側は樹林の中を巻くようにして下っていく日隠道なので非常に助かった。また、半月山から北東に下る区間は、前日光の山やお馴染みの鹿沼の山なども見えるようになり雰囲気も変わる。

 駐車場では木陰を選び休憩。鋭気を養い狸山へと取り付く。あっという間に着いちゃったけど、山頂も木陰たっぷりなのでここで昼飯とした。

 二年前に降りた積雪の北北西尾根を思い出し、そちらを見るとなるほど、微かな踏み跡アリ。たまに物好きが下っていくのだろう。今回は登山道を一気に車道へ降り、そこから最後の登り返しで茶ノ木平を目指す。あー暑い暑い。

駐車場より狸山へ
狸山
こちらにも残りアカヤシオが

夕日岳と地蔵岳

爽やか眺望

 ブツブツ文句を言っても仕方がない。コツコツ歩きましょう。やがて平坦な茶ノ木平に着けばもう安心。あとは下るだけ。このまま山行が終わりになるのも悔しいので、ベンチに腰掛けしばし鶯の鳴き声に聞き入りつつテルモスの冷たいお茶で喉を鳴らした。至福の時間だね。

茶ノ木平への登りが地味に堪える
索道跡の広場より
さぁ、あとは下るのみ


 最後は淡々と下るのみ。ここまでの間、姿を現せば惜しみなくその全身を見せつけていた男体山も枝の合間からのシルエットとなる。それでも大きな男体山に今日は一日見守って貰ったおかげでこの暑さの中歩き通せたのかな。
 富士山と同様、その頂を踏むことにはあまり興味がないが、我が栃木の山歩きにはいつも一緒の一座なのである。

こんな若葉もよいね
さようなら、男体山
下山終了!

 概略コースタイム

駐車場発(07:10)-阿世潟(08:01)-阿世潟峠(08:15)-中禅寺山(09:15)-半月山展望台(09:50)-半月山(10:04)-
狸山(10:55)-昼食休憩-行動再開(11:09)-車道接合(11:32)-茶ノ木平(12:05)-下山終了(13:01)-駐車場着(13:18)

カシミール3Dデータ

沿面距離:13.8Km
累積標高差:(±)1,112m
所用時間:6時間8分
※累積標高差は、『国土地理院基盤地図情報数値標高モデル10mメッシュデータ』よりカシミール3Dにて算出した値

カテゴリー: 日光の山 | 12件のコメント

鎌倉散策

 家内と鎌倉へ散策。
 湘南新宿ラインのグリーン車に乗り込み、ちょっと時間はかかるけど乗り換えなしの直通列車の旅。
 グリーン料金も780円と安く、リクライニング出来るシートを占有出来るのはお得。
 (乗車券と込みで片道3,800円)

 てなわけで、ノープランのまま鎌倉駅より歩き出すと物凄い人の量だ。
 GWということも手伝い、都会の人たちの手軽なレジャー地となっている模様。

うひゃー凄い人の波

まずは鶴岡八幡宮へ

 人込みでごった返す鶴岡八幡宮の参拝を終え、境内を散歩しているとリス発見。
 どうやら観光客が与えるエサに味をしめて人を恐れないようだ。
 見ると、台湾リスのようである。
 此処では観光客のアイドルだが、伊豆大島(自分の今は無き父親の実家があった)などでは、
 普通に家の庭先を往来し、特産の椿を食い荒らす獣害とされていた。捕獲して役所に持っていくと
 お金が貰えるという気の毒な存在。
 鎌倉ではどうなんだろうね>リス君

何故かリスが居た

藤棚も綺麗

 お次は、少し歩いて建長寺へ。

建長寺へ

 牡丹が見事な寺領内は壮大で見るべき場所も多い。

牡丹がお見事

 

法話中

ツツジも鮮やか

 

 お寺とお稲荷さんの関係って何なんだろう・・・
 それって、神仏習合?
 禅宗で硬派の鎌倉仏教にしてはおや?と思ったりするが、歴史は思ったより深いという事かな。

稲荷さんがあった

 昼食は・・・移動の途中の蕎麦屋さんの暖簾をくぐったが、
 日頃栃木の美味い蕎麦を当たり前のように食べているので、あまりにもがっかりな味。
 まぁ、他のお店も観光地価格で強気の単価設定なるも味は未知数。
 お寺の敷地の中のベンチなどでお弁当やコンビニご飯を拡げている人もたくさん居たので、
 そのほうが絶対良いなぁと思ったが、我々は鎌倉ビギナー故に情報不足であった。
 自分など、小学校の遠足で来て以来だから、いやはや半世紀ぶりか(;´∀`)

 食後は東慶寺へ。
 この寺は、駆け込み寺(縁切り寺)として有名だが、また著名人の墓も多数あるという。
 本堂は小さくコンパクトで他に見る物も多くないが、山の地形をそのまま利用した墓地は奥に高く登っていく。
 鬱蒼とした感じというより荘厳と言ったほうが相応しい静粛な墓所であった。
 もみじの青葉が目にまぶしく、秋にも是非訪れてみたいものだ。

東慶寺へ

こちらもお見事

 

現役の手汲み井戸

著名人墓所が奥へと拡がる

 

晩秋にまた訪れたい

 最後に円覚寺を見るが、あまり印象に残るものなし。
 これは単に自分達の見る目が無い故か。

 鎌倉は事前の知識とかあったほうがより楽しめると思うが、まぁ今回のようなぶらり旅もまた良いのかな。
 下手なバイアスが掛かった眼鏡で見るより直感的に楽しめるといのもあるよね。
 ただ、如何せん人が多くて、日頃からFKDなどで鍛えている家内でさえも「人酔い」してきたというありさま。
 自分も正直言ってちょっと辛かったが、改めて振り返ると鎌倉自体は良い所であるのは異論無しである。
 人が少ない時期(出来れば平日なんだけどね)にまた訪れたい(今度はちゃんと計画して)と思った。

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里山の風景

 天気の良い午前中、時間があったので大谷の戸室山周辺を散策。
 本当は田植え前の水を引いたばかりの水面に映る写真が撮りたかったのだけど、ちょっとタイミングが遅かったみたい。
 でもこれはこれで良いね。

戸室山

 

 少し場所を変えると今度は多気山が良い感じ。

多気山

 民家の方のチューリップ畑がお見事。

チューリップ畑と古賀志山

 そして、古賀志山ビューポイントの県道脇に少し入ると、そこにも長閑な風景が広がる。

赤岩山

古賀志山

 ぐるっと回ってきて、もう一度多気山。今度は見事な麦畑だ。

多気山

 そういえば明日は子供の日だね。

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ひと月遅れの桜

 GWといえば、恒例の会津ツーリング。
 北関東より一か月遅れの春を満喫する旅。

 鬼怒川温泉を過ぎると、朝の空気の冷たさが凍みてくる。
 いつものことだから、用意した冬用グローブにオーバーズボン。
 ライディングジャケットの下にダウンを重ね着。

 田島の道の駅では熱いコーヒーで暖をとる。
 こんもりとうず高い、目の前の貝鳴山もいつか登りたい山だ。
 熊の住処だと言われているが・・・

 会津田島からR400へと入る。ここからがこのツーリングのハイライト。

R400 舟鼻峠先

 残雪に囲まれた峠を越え、お次はR401へループ状に高度を上げるワインディング。
 微妙なスロットルワークに追従しながら1400ccのエンジンから湧き上がるパワー。
 コーナーから立ち上がる車体の感覚。
 心地よい走りだ。

 喰丸の集落を見ればお馴染みの県道32号へと折れる。
 この道はもう幾度となく走っているが、会津ツーリングでは外せない。
 3桁国道、それも400番台ともなるとかなり静かで味わい深いものがあるが、この道もそんなお気に入りの一本だ。

県道32号へ

どこも満開

 

 会津ツーリングでは、蕎麦を求めて有名な山都を目指すこともあるが、今日は気分を変えて喜多方へとバイクを向ける。
 途中にある小野小町の塚は今年も綺麗に花が飾っていた。

小野小町塚

 

 

飯豊山は迫力

 ラーメンは何処のお店にしようかな?
 特にこだわりも無い気ままな旅。見つけた初めのお店に入りましょ。
 頼んだのは醤油ラーメンと餃子。
 どちらもオーソドックスな味わいだが、卒なく美味しい。やるね!喜多方ラーメン。

喜多方ラーメン「来夢」

  行楽客でごった返す裏磐梯を走り抜け、猪苗代湖東岸を進めば磐梯山が形よくその全貌を現す。

猪苗代湖東岸より磐梯山

 

 南にカメラを向けると布引高原の電力発電風車が沢山並んでいる。
 いつだったか、オフロードバイクで林道を繋いであの風車の下を走ったことが思い出される。
 機会があれば再訪したいもの。

布引高原の風力発電

 さぁ、今日のシメは御霊櫃峠だ。

御霊櫃峠へ

 この恐ろし気な名前の峠、北へ歩けば額取山(安積山)、南を辿れば三森峠へ至るという。
 この山単独で歩く為に宇都宮から訪れるにはいささか遠いが、来るべき”自由な日々”のネタ帳入りは確定かな(笑)

峠より郡山市街地

今日は歩きは無し

額取山 いつの日か歩いてみたいものだ
カテゴリー: バイクとツーリング | 10件のコメント

再訪、高平山



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※当コースには一般登山道でない箇所が含まれています。参考にされる場合は自己責任でお願いします。

鳴虫山、高平山の過去の記事
    2015年03月15日  植林帯、時々自然林 静寂の高平山
    2011年12月11日  鳴虫山~火戸尻山~675mP
    2008年04月08日  アカヤシオを満喫、鳴虫山
    2007年06月07日  平日の鳴虫山

 鳴虫山のアカヤシオが見頃、という記事を目にした。
 タイミングを合わせるのがなかなか難しい花山行だが、情報が上がったのが水曜日頃。なんとか日曜までもってくれればと思い、計画をした。
 また、今回は腹案であった高平山への周回も加え、どちらかといえば後者のほうがメインで花のほうはついでににといった感も正直あり、ちょっと不純なアカヤシオ見物となった。

 車を大谷川の河川敷にある無料駐車場へ停める。日光駅へは5分程度のアクセスなので、案外この駐車場は穴場と言えるだろう。
 道路を跨ぎ、先にあるちょっとレトロな感じの跨線橋で日光駅手前の線路を渡る。橋の周囲は古河電工の敷地らしく、門で閉ざされた部分には入ることは出来ないが、跨線橋は通行禁止の表示も無く、時折人々の往来もある。だが、手すりの低さや橋の材質などは今の時代ちょっと怖い感じもするレトロな橋でもある。百聞は一見に如かず。機会があったら是非渡ることをお勧めする。

大谷河川敷駐車場
女峰山の春はまだ
JR日光駅を跨ぐ


 国道を超えて住宅地の中を進んで行くと、シャクナゲが玄関先を飾る光景も日光ならでは。なかなか見ない珍しい風景だ。

こんな便利な跨線橋があったとは
住宅地の裏手を進み
民家に咲くシャクナゲ


 見慣れた看板のお馴染みの登山口からゆっくりと登り始める。
 後続も先行も、沢山の人達に出会う。流石人気の山だ。思い起こせばメタボに喘ぎながら山歩きを始めて2年後にようやくこの山に冒険気分で登ったのが懐かしく思い出される。

お馴染みの登山口
山桜が青空に映える
ツツジの蕾はまだ固い

さて登って行きましょう
鳴虫山登山ではランドマーク
相変わらず木が邪魔


 高度を上げるとお目当てのアカヤシオがちらほら。思った程の花の濃密さは無かったが、今年はもうアカヤシオは見られないのかなと諦めかけていただけに満足することが出来た。
 人が入りそうに無い小尾根に枝ぶりの良い株があったが、流石にこれだけ大勢の登山者が居る中あそこへ行くには勇気がいる。一人の山中なら造作のないことなのだが。

アカヤシオが出てきた
根っこうねうねの急登
隠れ男体山


 山頂へ着くと、こんな朝早い時間から一体・・・と思うほどの沢山の登山者でひしめいていた。途中で追い越された人は三人だが、追い抜いてきた人は多数。彼らもじきに、そしてその後にも累々と登山者が居るのだろう。つくづく人気の山を実感した次第だ。

 さて、とりあえずアカヤシオを見ることも出来たので目標の半分は達成したことになるが、今日の核心部はここからがスタートとなる。

 「この先に登山道はありません」の看板を跨ぎ先へと進む。登山道を歩きに来た訳ではないので、まったくもって問題は無いのだが、看板を見るとなんとなく背徳感を感じるのは日本人の証?(笑)

山頂へ到着
 
今日の核心部へ向け出発


 一歩踏み出すと、火戸尻山へ縦走した時の記憶、光景がすぐさま鮮やかに蘇ってきた。そう、先ほどまでヒトの群れの中で蠢いていた自分だが、静寂のこちら側に身を置いた瞬間に覚醒とか緊張とかそんな感じに包まれた。サクサクと落ち葉を踏む自分の足音、歌うような鳥のさえずり、やっと山へやって来たという気持ちになれた。

こちらには華が無いがいつものことさ
 
シカ柵に沿って


 見栄えも劣るが、僅かなの花弁しか持たないアカヤシオも、ただ一人通る進路に咲くのを見ると心和むもの。一旦開けた個所から見える高平山はまだまだ遠く、振り返れば北から見る鳴虫山の珍しいシルエット。

ぽつりとアカヤシオも嬉しいね
高平山見えるも遠い
振り返って鳴虫山


 5年前に歩いた時の996mPは伐採されていなかったが、今回は切り開かれた大展望だ。眼下の919mP、そしてその先には火戸尻山が頭をのぞかせている。更に奥には六郎地山へと繋がる境界尾根が荒々しい姿を見せている。思えば火戸尻山へ向けて歩いた時も直前の伐採地で六郎地山の大きさに感動し、後日そのピークを踏んだことが懐かしく思い出される。
 今日の風景からつながる次のターゲットはあの境界尾根。そんな思いを胸にしまい、996mPを後にして進むべき方角へと下る。

少し小藪が煩い区間も
眼下の919mPと火戸尻山
鶏鳴山そして右手には笹目倉

伐採地脇を急降下
正面の高平山、ルートは下部で右に大きく回る
伐採地頂部を振り返る


 樹林帯に吸い込まれると再び淡々とした尾根歩きとなった。ここまで比較的柔和な雰囲気のルートであったが、996mPから東に進路が変わると徐々に岩が出てきたり痩せ尾根だったりと野性味が増してくる。
 急登に多少難渋するもようやく892mPへ到達。時間も良いし行程の先も見えてきたのでここいらで休憩としようじゃないか。

再び淡々と
こちらもシカ柵が出てきた
左端、伐採地頂部 右端、鳴虫山

ツツジが鮮やか
段々と岩が出てくる
892mP


 先を窺うと殺風景な周囲を照らすが如く一株のアカヤシオ。決して花付きは良くないが、花を眺める者の往来もまずは無いだろうにと思えば愛おしくなるというものだ。気が付くとそこへザックを降ろしていた。
 日が当たれば思いのほか気温が高いが、樹林の中は比較的涼しい。だが、カップラーメンも熱いコーヒーもそろそろ仕舞の季節がやってきたようだ。

 さぁ、まだ先は長いので長居は無用。目の前の尾根を北に下って行っても今日の着地点付近に到達するのは解っていたが、それでは初志貫徹ならず。距離は残すも今日の目的地は高平山である。

昼食地のアカヤシオ
明瞭な尾根下りが楽しい
 

 
 
この岩は流石に巻いた

再びツツジ鮮やか
 
食後の登り返しはキツイ


 小来川からのルートと合わせると再びその時の記憶が蘇ってきて、まるで昨日歩いたように思い出されるので不思議なものだ。年々記憶力の低下が著しく、人の名前など電話口で咄嗟に失念したりすることが多いのに、こんな特徴の無い植林地の尾根の様子を思いだしてしまうのだから人間の記憶なんて都合のよいように出来ているのかもしれない。

石祠あり
小来川の柏木集落を向いている
痩せ尾根に注意


 高平山の肩に乗り、緩やかな小径を進めば懐かしい山頂である。相変わらず眺望は皆無だが、前回より日差しが良いせいか随分明るい山頂という印象を今回は持った。

そして穏やかになると
今日の目的地、高平山へ到着
後は下るだけ


 山頂からは下り一辺倒。序盤こそ穏やかだが徐々に急斜面となる。逆方向で登りに使うなら胸突き八丁だ。地形図には山頂から三方向に破線道が描かれているがその痕跡が皆無なのは北尾根もまた同じ。
 下部で重機道と方向が一旦一致するが、ここは引き込まれずに別れを告げ再び尾根を進む。

急下りを振り返る
重機道に一旦合流
昼食の892mP


 下るに従い藪が段々と煩くなってきた。地形図を見る限り、さほどではない等高線の詰まり具合なのに若干切れ落ちている箇所から覗くと、雑多な種類の強固な藪が通さないぞ言わんばかりである。斜度が緩ければ突っ込んで行っても良いのだが、今日の長丁場歩きの疲労感もあって戦意喪失。おとなしく重機道へと逃げればやがて沢音も大きくなり下山も終盤であることを知る。

藪が煩くなってきた
重機道跡へ逃げる
水清らかな堰堤へ降りた


 堰堤の冷たい水で顔を洗いさっぱりしてから先へ進むと、目論見の着地点付近は急な藪地であった。重機道で楽をしてしまった残念感も多少感じていたが、あそこを降りてくるのもさぞや骨が折れるだろうに。結果的にはこれで良かったようだ。

 
予定ではこの辺に降りたはずだが
今や乗り入れは不可能だろう


 最後に開けられたのはいったい何時なのか知る由もないほど、錠前が錆びついたゲートを超えると、タイヤ痕が残る砂利林道へ出た。あとは舗装路を繋いで日光駅までのだらだら歩き。今日はなかなかにロングな歩きだったような気がするが、低山徘徊も流石にこう気温が上がってきては暑がりの自分にとってはそろそろ限界かな。来年に向けてまたネタの仕込みに精を出して想像猛だしく妄想の日々。次のシーズンが待ち遠しいものである。

古いゲートへ到着
ここからは轍も明瞭な林道へ
そして最後の車道歩き

外山と小倉山
日光ICを上から見るのも珍しいね
来年訪問予定の804m三角点

概略コースタイム

駐車場発(07:26)-鳴虫山登山口(07:57)-神ノ主山(08:37)-鳴虫山(09:49)-996mP(伐採地)(10:32)-
791mP(11:06)-892mP(11:51)-昼食休憩-行動再開(12:28)-小来川ルートと合わせる(13:01)-石祠(13:31)-
高平山(13:55)-尾根下降断念(14:29)-堰堤(14:41)-林道ゲート(14:52)-県道へ接合(14:57)-
日光自動車道交差(15:33)-駐車場着(15:53)

カシミール3Dデータ

沿面距離:16.1Km
累積標高差:(±)1,320m
所用時間:8時間27分
※累積標高差は、『国土地理院基盤地図情報数値標高モデル10mメッシュデータ』よりカシミール3Dにて算出した値

カテゴリー: 日光の山 | 10件のコメント

春爛漫、久慈の里より




-- 『GPSMAP60CSx US版』+『カシミール3D』+『国土地理院地図閲覧サービスデータ』にて作成 --
※上高塚山以北は一般登山道でない箇所が含まれています。参考にされる場合は自己責任でお願いします。

 分県別「茨城の山」をめくっていると心に残る山の名があった。熊の山である。

 茨城の山は低山が主体で道路も容易に切り拓くことが出来た為、植林は早い時期から成熟した感がある。
 従って、熊にとって必要な豊かな広葉樹の森というのは自ずと少なくなり、彼らの出没も絶えて久しいという。
 それだけに、熊の名を冠したこの名前が印象的だったのである。

 今回はリンゴさんが早春に周回したルートを参考とし、少し足を延ばして西金駅までの縦走を計画した。帰りに自転車を使うことも考えたが、あえて春の里をぶらりと歩くのもよかろうと水郡線一駅の散歩付きである。

 下小川駅の駅前には無料駐車場があるという情報を得ていたが、30台ほどのキャパシティーが休日にどうなるかは未知であった。駐車地にありつくべしと朝早く家を出発し、自分としては県外遠征の長距離ドライブであった。

 駅に到着すると、先着車は一台だけ。ちょっと肩すかしを喰らった感じだ。静かな里の中のひっそりとした駅舎の佇まいに、思わず自分の浅ましさを恥じてしまうほどだ。

今日のスタートはこの駅から
丁度列車が来た
駅駐車場のバックが盛金富士


 ゆっくりと支度を終えたら、盛金富士へ、さぁ歩き出そう。
 駅の横にある広場の桜。路傍の菜の花。すべてがうららな春を満喫しているようだ。そして自分も歩き出す足の軽やかなこと。

 
車道を折れ
ほどなく登山口へ


 登山口に差し掛かると、地域の方の気持ちが伝わる看板を見る。
 足す必要も、引く必要もないシンプルな言葉だが、山頂を目指す者には丁度良い。

地元の山の雰囲気が感じられる
整備された階段を登り
道標も整備されている


 整備された階段の道をゆるゆる登るとやがて伐採で開けた個所に出る。
 背中に拡がる境界尾根は、地図を見ると無名の三角点が点在する尾根。どこから取り付き何処へ出ればよいか見当もつかないが、時間が出来たらいつの日にか必ず歩き繋げたいものだ。

伐採地へ出た
北側にある境界稜線
正面奥は奥久慈男体山かな?


 今日の関東地方は場所によっては25度を超える夏日になるという。遮るものの無い伐採地は上のほうに行くと斜度も急になり、滴り落ちる汗が尋常ではない。冬の寒い時期がコンディション的にベストな自分にはいささか堪える。

 伐採地が終わると木陰になり再び階段が出てきた。木漏れ日の下、優しく吹くまだまだ冷たい風を楽しみながら足を止めた。

真新しい階段を登り
石仏の平坦地へ
穏やかな表情


 左手に谷を見ながら登り詰めるとそこが山頂。大きな石祠と栃木では見かけないタイプの山名版が迎えてくれた。
 ありていに言えば、栃木の山は同じ方がこだわり続けて同じタイプの山名版を設置している傾向が強い気がする。僅かな経験しかないが、茨城の山は登るたびに違ったタイプの山名版を見ている。いろんな人がめいめいの自分の形で作ったものを設置すれば良いのではないか。そういった意味では茨城の山のほうがノーマルなような気もした

里を見下ろす桜も風情あり
山頂には立派な石祠があった
 


 山頂からの景色は北側がスッキリ、南も良いがこちらは平野部が主体。遠く海も見えるらしいが、今日は生憎の春霞故に遠望は効かない。

 南に向けて下山を始めるとほどなく黄色ビニールテープの”休憩所”と書かれた個所に着いた。久慈川の景色が良い。比較的勾配のキツイこちら側から登る場合は、まさに良き休憩所となるであろう。

 
“休憩所”と銘打つ地点
景色が良いから休んでいこう


 下山を終えて最後は作業廃林道を経て集落へ出ると、たまたま出会った農家の人に声をかけられた。
 「もう登ってきたの?早いね」
 ええ、これから熊の山に向かいますと、会釈をして別れる。

この柵の低さでは効果に疑問?
平山橋が眼下に
線路脇も春爛漫


 平山橋を渡り、振り返る盛金富士。その名前に偽りはないようだね。裾野から形よく拡がる姿は紛れもなく里の富士山だ。

 一旦国道を挟んで細い車道に進むと暫くは住宅地の中を進む。でもこれがまた凄い事になっている。何がって、所々に見事な桜の樹があったり、庭の木も色とりどりの花で埋め尽くされていたりする。ここに住む人達は花の中で暮らしているといっても大袈裟でなかろう。ちなみに下の写真の桜の大木の下は広場になっていた。気が向いたらちょっと外に出てお花見なんて贅沢なことが出来ちゃう。羨ましい限りだ。

盛金富士を振り返る
熊の山へ向かう途中にて
 


 住宅地の最奥から徐々に山道となっていくが、序盤はなだらかな散歩道の雰囲気である。事実、向かいから降りてきた手ぶらの夫婦は朝の散歩帰りに見て取れる。

 
始めはなだらかな林の小径
261.3m三角点 点名”穴城”


 261.3m三角点を通過すると、やがて鬱蒼とした林内を繋ぎ、熊の山のふもとへと回り込む。
 事前に詳しい予習もせずに来たものだから、立派な鳥居の向こうに山頂があるという事を知らずに高塚山の道標に一旦引き込まれてしまった。徐々に高度があがり尾根が近づいてきた頃におかしいなと地図を覗くとありゃりゃ。これじゃ行き過ぎだ。

林内は涼しい
立派な鳥居の向こうが山頂
この道標に惑わされロスタイム


 鳥居まで戻ると丁度先行者が階段を登るところ。いきなり現れた後続者にさぞびっくりしたことだろう。
 急な階段にすっかり息もあがった頃、開けた山頂へ到着である。

先行者がいた
開けた山頂へ
 

 
 
 

盛金富士も横から見ると違った形に見える
電波中継所の後ろが上高塚山
山頂の立派な石祠


 水戸から来られたという先ほどの先行者の方としばし情報交換。いにしえの金山に由来する「金」の文字が頻出する地名の話など、そういえば確かに盛金、西金、金砂、ちょっと離れた所で栃木の大金。これはちょっと離れ過ぎかな。

 山頂を充分に楽しんだ後は、北へと高塚山を目指す。こちらは一般的な登山道ではない雰囲気だが、道型はしっかりしており迷う要因はほぼ皆無。よく歩かれている里山である。

信仰の山なのだ
咲き始めのツツジ
緑に覆われる日は近い

ピントとコントラストが難しい!
味のあるフォントだね
ハンターの落とし物


 恐らく途中に道標か何かがあった筈なのだが、見落としてしまったようだ。このまま行くとルートミスになってしまう。後在所集落へ下っていく作業道痕へ別れを告げ、石板のある小尾根を末端より直登するとすぐ管理道に飛び出した。突き当りは熊の山からもよく見えた電波中継所だ。

道が解らなくなったのでここより直登
管理道に出ると
突き当りは電波中継所


 裏手の山を一登りすればそこが三角点ピークの筈。どこから取り付こうかと物色すれど、施設の裏手に踏み跡あり。
 一投足で上高塚山へ到着した。

目立つね
裏手を拝見すれば踏み跡が・・・
そして上高塚山


 樹に覆われて眺望は殆ど無いが、静かで穏やかな自分の好きなタイプの山頂。ザックを降ろして食事をしながら心ゆくまで静かな久慈の里山の頂を堪能する。麓を通る自動車やバイクの音。ちょっと不器用な鶯の鳴き声も何処からか聞こえてくる。里山ならではの風情が心地よいのだ。

 帰路は西金へと辿る道。地形図に引いた行動予定線通りに歩かなくても、点線道があるのでそちらが楽ちんだ。ここまで歩いてくる間にいくつもピークを巻く道があって楽をしてきたが、唯一後悔したのは下高塚山を踏まなかったことである。
 下高塚山は上高塚山の南方に位置するほぼ同標高の無名峰であるが、そのピークに名があるという事前情報を得ていたらまんまと巻道に甘んじるということもなかったろうにと後悔の思いが残った。

 
 
ピークは必ず巻く道があるので助かるが・・・


 標高200mのコルからは、登山道の痕跡のような破線道は南に向かって下っていく。ここで道に別れを告げ、自分の予定線にようやく復帰。踏み跡も完全に消え、ちょっと煩い藪が出てきた。今日はずっと小ぎれいな道ばかりを歩いてきたのでいささか消化不良気味だったから、藪をかき分けるのも楽しい。

 239mPからの下りは地図で見るほど簡単ではなく、少し進路角を振りつつ神経質な斜面を安全な所を探しながら降り始める。やがて尾根形が見えだすとあとは順調。共同アンテナから先は幾らか踏み跡が見え隠れし始めた。たまに往来があるのだろうか。

南へ降りる道に別れを告げると踏み跡も無し
こんな感じでちょっと煩い藪
共同アンテナのようなものが突然現る


 下降を続けると植林地の中にイワウチワの群生地があった。林内ははっきりとした踏み跡が花を避けてつけられていたので、きっと花好きの人達の穴場になっているのだろう。

再び咲き始めのツツジ
イワウチワの群生地あり
うーーん。ピントとコントラストがいまいち


 群生地よりわずかに下ると立派な石祠のある広場に出た。当初、ここより更に西に下る予定であったが、最後に川にぶつかるのと、偵察や事前調査不足故にどんな所に着地出来るか予想もつかない。計画的には消化不良感もあるが、目の前の濃い藪に突っ込むより下に延びる参道を素直に降りようじゃないか。

この石祠でルーファン打ち切り
参道に従い下山
こう降りてきた


 鳥居の更に下は・・・
 民家の裏庭に出てしまった。
 それにしても・・・
 家の裏手に鳥居があって、山があって、そこに石祠があるのだから実に豪気なものだ。
 家人に気づかれぬよう、こっそりと庭先をお邪魔して道路へたどり着いたらほっと一息。
 そして、そこにはむせかえるばかりの春の息吹の里の景色が拡がっていた。

花の里だね
 
 

国道が眼下に
お見事!
こんなピークも登ってみたいね


 西金駅からは久慈川沿いの鄙びた感じの道を行く。ともすれば、時に忘れ去られたような感じさえ受ける、長閑という言葉がピタリと当てはまる集落の軒先や踏切の向こうに映る風景を感じながら歩くのが楽しい。

西金駅へ到着
貨物引き込み線がある
正面が上高塚山と熊の山

久慈川のほとりを歩く
忘れ去られたような静かな路
長閑という言葉が当てはまる風景


 踏切を渡り、道が線路の東側になると幾らか荒れてくるが歩くのにはまったく支障なし。やがて湾曲する久慈川と線路、そして国道118号を一挙に望めるポイントが見どころ。更に進むとやがて舗装路へ接合するが、入り口の掲示には”崖崩れの可能性があるため通行止”と書かれていた。
 見た感じそのような危険個所も無かったが、かたわらに立派な国道があるため、利用する人も絶えて久しい旧道がまさに自然に還りゆく一つの時期を垣間見た気がした。

段々と道が荒れてきたが
久慈川を跨ぐ個所から
舗装路へ着いた


 線路脇の集落沿いの小さな道をなおも進んで行けば、昼寝の犬に吠えたてられた。それもたった一声だけ。
 滅多に見知らぬ人も通らないだろうに、ザックをを背負った奇異な人影にきっと驚いたのだろう。
 でも、一声だけとはね。「ちゃんと吠えたからね。眠いんだからさっさと行ってよ!」と言いたげだ。

落石しそうな箇所は皆無だったが・・・
再び線路脇を進み
怖がらなくていんだよ


 車の往来がある道に出てもなお長閑な風景は変わらず。帰りにこのルートを選んで本当に良かったなとしみじみと思った。

西登山口、こちらが参道らしい
青い橋がお洒落
今はこういう郵便局も珍しい

どうやら一周してきたようだ
歩いてきた縦走路
里の春爛漫

下小川駅へ到着
平山橋を車で通過する
通りかかった列車も去り行く

概略コースタイム

下小川駅発(07:34)-盛金富士登山口(07:50)-盛金富士(08:26)-平山橋(09:04)-熊の山登山口(09:22)-
261.3m三角点(09:47)-熊の山(10:23)-休憩-行動再開(10:51)-上高塚山(11:23)-昼食休憩-
行動再開(11:42)-踏み跡途絶える(11:59)-239mP(12:11)-石祠の広場(12:39)-車道へ(12:48)-
西金駅踏切(12:56)-下小川橋(13:33)-下小川駅着(13:58)

カシミール3Dデータ

沿面距離:14.3Km
所用時間:6時間24分

カテゴリー: 茨城県の山 | 8件のコメント

お花見セーフ

 先週の悪天候から続いて、今週も再び好天は望めないかに見えた天気予報。
 週末が近づくにつれ晴れマークが出るようになってきた。
 通勤途中に見る桜はどんどんと花を落とし始め、もう今年は花見は無理かなと思ったが、予想外の好天。

 何処に行ったら良いのか相変わらず花音痴なれど、スマホで適当に検索してまずは壬生のわんぱく公園へと向かった。

まずは壬生のわんぱく公園へ

 駐車場から公園までの間の僅かなエリアだけの桜だが、自らの足で歩き、間近に見る”桜”に改めて感動。
 車窓から見るのとはやはり大違いである。

散らずに残ってくれていたことに感謝

日差しを浴びると綺麗だ

 

 子供が小さかった頃に花博が開催された懐かしい園内を軽く散策するが、桜は駐車場脇だけのようだ。
 近くの東雲公園も名所であるというのでそちらへ向かう。

東雲公園へ移動

 圧倒的な桜の数。凄いね。全般的に散り始めではあるが、遠目にはまだまだ素晴らしい花付きだ。
 そして、これだけ素晴らしいのに人の出もさほどでない。
 賑やかな花見も良いかもしれないが、やはり自分はこの位が良いなぁ。

見事な桜に圧倒される

八重桜も

 折角だからと屋台のタコ焼きを買い、ベンチで家内と二人でほおばる。少し強い風に花吹雪。一体元気なうちにあと何回、何十回、この風景を見ることが出来るのだろうと、ちょっと感傷的に。

 まだ時間が早かったので、ついでに蕎麦でも食べて帰ろうということになった。

検索したら近くにこんなお店が

 店内の装いは確かに隠れ家っぽい雰囲気あり。でも大袈裟ではなく味のほうも秀逸。蕎麦は良いがつゆがいま一つ。あるいはその逆というのはよくあるが、このお店は共に高得点と自分は感じた。

蕎麦もつゆも自分的には高得点
カテゴリー: 日記, 昼飯 | 6件のコメント

今日の散歩

 午前中、仕事で自宅待機なれど、手持無沙汰につきスタッドレスタイヤから夏タイヤへの履き替え×2台。

 職場のほうは何事も無く無事放免。午後からは・・・

 先週のGSX1400に続き、今日はオフロードバイクを軽くメンテナンスしたら冬眠から解放してちょっぴり散歩。

 道端に花が咲くのはもう少し後なのだろうか。でも雰囲気はもうすっかり春の装いだ。

こんな道を走ってみたら

梅が咲きそろっていた

田川沿いも春の雰囲気
カテゴリー: ジェベルで散策 | 6件のコメント