病気ネタとそして再び静岡へ向けて

 今年に入ってから潰瘍性大腸炎の調子が思わしくなかった。
 三月になるといよいよ不調も極まるようになり、市販の下痢止めを常用しながらなんとか日々の生活を維持するまでになってしまった。
 もっとも、その間もスポーツクラブや山には下痢止めを懐に忍ばせながら行っていた。にっちもさっちもいかない状況では無かったのが判断を遅らせたのは言うまでもない。

 完治方法が見つかっていない病気だから一生付き合っていかなければならない。寛解(症状の無い状態)を保つ為に処方されていた座薬も三年目にしていよいよ効き目が無くなってきたのか?漠然と未来に惨憺たる思いを浮かべた。

 救いは命に係わる病気ではないということだ。この病気で大腸ガンに発展する可能性は僅かながらあるそうだが、最低でも年に一回は大腸内視鏡検査をやるので早期発見の可能性が高いところは頼もしい。
 ちなみに昨年は同じ病院で胃カメラもやったので、食道から肛門に至るまで全てチェック済という事になる。若い頃は考えられなかったが、歳を重ねるとこんな事がまるで勲章のように積み重ねられていくという事実が面白くも悲しい。

 担当医に不調を訴えると、半年前の大腸内視鏡検査では直腸より上部に炎症が見られなかったので現在使用している座薬で効果が出ない筈は無い。とりあえず過敏性下痢の薬を出しておきましょうということになった。

 服用して数日、症状が改善したのかどうかよく解らない日々、そんなある日突然今までに経験したことの無いような痛みと出血に見舞われた。しかたがないので止瀉薬で急をしのぎ、後日再度医者に症状を訴えると「では半年早いですが検査してみましょう」という事になった。

 四回目の検査だから流れは把握しているも、やはり検査前の下剤飲み地獄(前回検査時の記事参照)は辛い。これがなきゃ検査も楽勝なんだけどね。

 で、結果はやはり第二段階へ。つまり、肛門の上部だけだった炎症(直腸炎型)が左側大腸炎型へ進行。座薬が効いているお陰で直腸は綺麗になっているが、左側上部が現在活動中のようである。枕元のモニタで検査中に見たリアルタイム映像では何が何やらよく解らなかったが、後で説明の時に貰ったプリントアウトを見ると、なるほどはっきりとしている。

 「リアルダ」という2016年末に承認されてから日の浅い飲み薬を処方された。薬価はなかなかのお値段だが効き目は実に素晴らしく、一週間後には快調時の80%近くまで復調。

 そして現在三週間近く経過するが、最悪期には一日20回くらいトイレに籠っていたのが何と一日一回から二回、痛みも出血も皆無、ようやく人並みに暮らせるようになってきた。

 薬もそうだが、今回かなり痛い目に遭って食べ物もいろいろと気を付けるようになった。まず腹八分目(というか現在六分目くらい)の励行、脂っこいものはなるべく少なく、生野菜は極力避ける、よく噛んで時間をかけてゆっくりと食べる、不用意に冷たいものを一気に飲まない等々。

 酒はもともと週末のみで焼酎か泡盛ロックが多くても二杯くらいがほとんど、ワインの時は料理が美味しいと家内と一緒に一本空けるといった程度であった。だが、最悪期を迎えてからは流石に飲む自信そのものが喪失されてしまった。だが、やはり喉元過ぎればなんとやらで先週はビールとワインを軽く一杯程度を楽しんだが、今のところ変調は無さそうである。まぁ、こちらもほどほどにした方が良いのは間違いない。

 もともと肉類は殆ど食べないので、こうなるといよいよ精進料理的な食事になりがちだが、家内がいろいろと工夫をしてくれているお陰でなんとか栄養も偏らずに済んでいる。

 薬と食事で元気が出てきたことだし、昨年の緊急事態宣言で断念した4月~5月の車中泊の旅。今年は病気で駄目なのかと落ち込んだものの、ドーピングでほぼ日常の体を取り戻しつつある。さぁがっつりと行くぞぉ(ただし食事は自重しながらネ)。

 だが、今年の伏魔殿の存在はこの時点で知る由も無し。このくだりは二つあとの記事で発表予定!

 と、長々と前置きしたが、要は体が効くうちにやりたいことやっちゃえというのがプータロー人生のコンセプトである。
 そんな訳でやってきたのは静岡県は箱根である。箱根といえば秋の伊豆半島で最終日に泊まった『箱根ビジターセンター』が思い出されるが、静岡への旅初日の目的地はまさにここ。芦ノ湖周辺を散策してみたかったのだ。

箱根の主峰群を仰ぎ見ながら車は高度を上げていく 今回の旅はどんな景色が見られるだろうと胸躍る

箱根ビジターセンターから芦ノ湖へと散策開始 花は少ないが、唯一ツツジが綺麗

初めて芦ノ湖の湖畔へと踏み出す 湖岸を吹く風は未だ冷たく春浅し

終盤の桜だが、午後の光を受けて美しい

湖尻水門側から見る駒ケ岳、特徴的な外観の冠ヶ岳

真向いは上二子山

見慣れた中禅寺湖とは一味違う風景だ

ビジターセンターまで戻り 反対側にある子供広場を散策 電波塔のあるのは丸岳だろう

 芦ノ湖散策を切り上げて本日の泊地である道の駅ふじおやまへ車を走らせる。途中にある登山道の乙女峠は富士山のビューポイントとして有名だが、峠への登山口そばにある小高い箇所にもお手軽ビューポイントがあったので寄り道した。だが、雲に覆われた残念な姿を拝すのみ。まぁ、こればかりは仕方がない。明日の山歩きで富士山の雄姿を眺めることが出来るのを祈り、展望地をあとにした。

乙女峠から富士山の雄姿を期待したが雲隠れ 残念

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桜の名所

 新聞差し込みのダブロイド版情報紙に載っていた桜ビューポイント二か所を廻ってきた。
 雲が切れない生憎の天気だったが、なかなか印象的な花見となった。
 さすがに情報紙だけあってなかなか良い所を案内するものだ。

 まず一か所目は『氏家ゆうゆうパークの桜づつみ』。
 隣の勝山城址から散策するもよし。およそ1.5キロに渡る桜並木は圧巻だ。
 河川敷も広々としており小さな子供を遊ばせるなどにも最適。
 せせこましさの無い、広々とした気持ちの良い公園である。

見渡す限りの桜並木が圧巻

土手から俯瞰することも出来る

真上から覗き込むアングル

 二か所目は益子の『小宅古墳群』。
 菜の花と桜の共演織り成す風景。これは感動的だなぁ。
 沢山の人達が、心も、足もとも軽やかに散策する姿が見られた。

菜の花と桜の共演が美しい

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春爛漫の古賀志山

 情報はとても大切だ。
 こんな当たり前のことを痛感するのが花の山歩き。

 人知れぬルートを歩くのなら情報が薄いほうが楽しみがあるが、花の盛りは座して考えても一向に正解は得られないのである。
 ということで、今回もヤマレコを開いてみると、何々?古賀志山二枚岩でヒカゲツツジ。カタクリも良い感じだとか。
 週例山行日の水曜日、今週も好天也。いざ出発。

 最近の古賀志山は以前にも増して賑わいの度合いがヒートアップしているように見受けられる。
 だから、登るのは細谷ダムにある東屋からカタクリ群生地経由の中尾根を選択するのが一番静かで良い。
 でも・・・実際にカタクリが咲いているのは今回が初めてであった。

まずはスミレがお出迎え あまり地面に咲く花に興味が無い自分も思わずパチリ

登って行くとカタクリ群生地 いやぁ凄い事になっているね

皆はずかしそうにうつむいてるよ

こんな感じの所を登っていく

撮っているときりが無い いつもの倍以上の時間をかけて登った

カタクリのエリアを抜け、幾つか岩を乗り越して中尾根へ 定番眺望の多気山と赤川ダム 一番下に我が車が写っている

山サクラもお見事

そして、アカヤシオが出始める

なかなかなフレッシュ

中尾根って実はアカヤシオの宝庫だったことを今更知ることに

 今まで、古賀志山界隈でのアカヤシオは559あたりと御嶽山に向かう途中の正直しょぼい規模のやつしか見た事が無かった。いずれもタイミングを外していただけだったのだが、実はこんなアカヤシオパラダイスになっているとはまったくもって想像もしていなかったのだ。まさに目から鱗が落ちたとはこのこと。

 初めての二枚岩へと向かう尾根筋も、またあちこちでアカヤシオの歓迎を受ける。
 花の無い時期は古賀志山愛好者のみが歩く地味ルートなのだろうが、この時期は多数の往来があるようだ。

鞍掛尾根を背に

初めての二枚岩に到着

二枚岩周辺のアカヤシオは特に色が鮮やかで綺麗

そして こちらも今日のお目当てのヒカゲツツジ

アカヤシオと同時咲は珍しいとか

 沢山の人達で賑わう559はパス、更に古賀志山と御嶽山の密な山頂をすっとばして岩稜へと足を進める。
 昼飯は中岩と決めていたからだ。

 中岩に着くと仲良しおじさん三人組が陣取っていた。特等席の最前列には座る場所無し。
 平日だから誰もいないんじゃないかと思ったけど甘ちゃんだったようだね(;´∀`)
 まぁ、それでも気を取り直して見通しの良い風景をおかずに昼食休憩だ。

古賀志山、御嶽山とすっ飛ばして中岩で御嶽山方面を眺めて休憩 南方の岸壁はいつ見ても凄まじい迫力

今日は他に飛んでいなかった 単騎のハングライダーさんも気持ちよさそうだな

そして、御嶽山と中岩の間もアカヤシオパラダイスだ 北側は色付きよし

高度感のある一枚

馬蹄形縦走尾根の向こうに牧場山

 計画では富士見峠まで戻って北登山道を下るつもりだった。でも、中岩付近の静かさに癒されたあとだから、人でごった返している古賀志山通過はパス。登山者に人気の無い静かな南登山道へと逃げる。

南登山道で降りていくと伐採地に出会う

 古賀志山の南側から目立って良く見える伐採地はここだったんだなぁ。
 これは古賀志山愛好家が放っておかないじゃないかと思いきや、しっかり道標まで設置されているのでびっくり。

こんなところにも道標が もはや古賀志山は開発されつくした感が・・・

 林道に出ればあとは粛々とアスファルト歩き。
 もう花は無いが、今日は思いのほかの大収穫でお腹一杯だ。

駐車地に帰ってきた 楽しい一日だった

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春風に誘われて

 春の嵐の翌日、桜を見に小山の城山公園へ出かけてきた。
 嵐で落ちた花びらを踏みしめながら公園に入ると、少しタイミングを逃した感じかな。
 まぁ、いいや。実は小山のモンベルショップで買い物があったのがここまで来た理由の半分。

 帰りは、先日新聞で記事を見かけた琵琶塚古墳、摩利支天塚古墳へ寄り道。
 季節外れの暖かさ、寒くも無く暑くも無く、心地よいそよ風に吹かれた春の散歩となった。

昨晩の豪雨でだいぶ花が落ちてしまった木も見られる 桜を見るなら宇都宮市内が良かったかな?

それでもお見事

帰路、琵琶塚古墳へ寄り道

石祠への道型は進入禁止 古墳の左手へ廻りこみ階段より登る

お隣の摩利支天塚古墳

一つ階段を登り再び鳥居、奥の高みへと続く

訪れる人もまばら 人知れずに咲き誇っていた
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2021年のアカヤシオ



-- 『AQUOS SENSE With GeoGraphica』+『カシミール3D』+『国土地理院地図閲覧サービスデータ』にて作成 --

仙人ヶ岳の過去の記事
    2013年01月26日  赤雪山~仙人ヶ岳周回
    2007年12月09日  仙人ヶ岳

 ヤマレコで仙人ヶ岳のアカヤシオが咲いているのを見た。
 こういった情報をGetしても、現役の頃は即後追いというのがなかなか難しかったのだ。だが、今となってはプータローの強み。
 また、仙人ヶ岳も久しくご無沙汰だった為、天気の良い本日、早速歩く事にしたのである。

 ルートは13年前と一緒の岩切から猪子峠への周回だ。
 13年前は犬帰りの先で人生初めての膝痛洗礼を受け、ほうほうの体で下山したほろ苦い思い出がある。
 その後歩いた赤雪山からの周回もどちらも冬枯れの季節であった。
 今回は春の使者ならぬアカヤシオに会いに行く山行である。

岩切登山口ルートはひたすら沢詰めとなる

色づきの秋に訪れたいものだ

やがて枯沢となるも、更に上を目指す

 結局、熊の分岐で給水休憩2分のみのノンストップで山頂到着。
 沢詰めはゆるゆると、熊の分岐に突き上げる箇所だけ急登。実にコスパの良いルートだ。
 山頂からの眺望は相変わらず枝が煩くてあまり良くない。

 山頂から南の沢に降りるルート(非登山道)があり、そこを降りていく人を見かけたが、ザレ場の急斜面なので命知らずだなと思った。地図を見ていると熊の分岐より少し登った620m地点から南に延びる尾根を行くのがバリエーションとしては手堅く思えた。だが今回は純粋にアカヤシオ狙いに絞るのだ。

熊ノ分岐から一登りで仙人ヶ岳の山頂へ

はっきりした眺望は北側のみ 見えている稜線はどのあたりなのだろうか

山頂より来た道を戻る 白根山と男体山を遠くに望むことが出来た

熊の分岐より猪子峠を目指す 深高山から石尊山への穏やかな稜線 向こうに足利市街地がうっすらと見える

岩稜を進むと遂にアカヤシオ出現

花付きは良い 蕾も多くしばらく楽しめそうだ

松田川ダムを見下ろす胸すく風景

いやはや このデコボコを歩いていくのか 丸見えだと結構心が萎えるねぇ

北側に面した株はなんとなくフレッシュ

ダムを背景に

やはり青空との相性は抜群だ

岩尾根が終わるとアカヤシオともお別れ 雑木林の日溜りハイクを余韻で楽しむ

駐車地の輝く桜がお出迎え 春爛漫の陽光が溢れていた

概略コースタイム

駐車地発(09:22)-熊の分岐(10:29)-仙人ヶ岳(10:51)-休憩-行動再開(11:10)-
熊の分岐(11:33)-知ノ岳(11:54)-宗ノ岳(12:08)-犬帰り(12:39)-維ノ岳(12:49)-
猪子山(13:14)-猪子峠(14:00)-車道接合(14:11)-駐車地着(14:26)

カシミール3Dデータ

沿面距離:10.5Km
所要時間:5時間4分

カテゴリー: 県南・両毛の山 | 2件のコメント

今週もまた県境つなぎ



-- 『GPSMAP60CSx US版』+『カシミール3D』+『国土地理院地図閲覧サービスデータ』にて作成 --
※当コースには一般登山道でない箇所が含まれています。参考にされる場合は自己責任でお願いします。

雨巻山、高峯の過去の記事
    2021年03月03日  県境尾根を繋ぐ
    2019年01月19日  雨巻山、足尾山から境界尾根
    2010年01月31日  仏頂山と高峯
    2007年12月24日  2007年、歩き納めの雨巻山

 県境を繋ぐシリーズ第三弾。
 本当は実地偵察などしながらもう少しルートを練ってみようかとも思ったが、地形図を眺めていたら、『あ、これでいけるじゃん』。
 問題は駐車地だな、ということでストリートビューで付近を何度も仮想偵察した。

 駐車候補地は複数あった。現地に着いてみると、取り付きポイントである深沢の星宮神社の前にかろうじて一台のスペースを得ることが出来た。ストリートビューだと狭そうな感じだったが問題なく置ける。地元の方に特に迷惑をかけることもなかろうと考えこちらへ停めさせていただくことにした。

 また、カメラは前回に続きマイクロフォーサーズミラーレスのOLYMPSU E-PL6を持った。今回も藪区間が多いことが予想されたのと、眺望は殆ど期待出来ない筈なのであえて一眼のは不要と判断。画質よりも重さ重視。藪や急坂、岩場で身軽に動けるほうが有難い。

 藪が多いならば、レンズは今までの経験でベストマッチなLUMIXの20mmF1.7の登場だ。一応OLYMPUSのM.ZUIKO14-42mmもザックに忍ばせてきたが出番は無し。出だし14mmのレンズに慣れていると20mm(フルサイズ40mm換算)はは若干画角が狭く感ずるも、被写体から自分が離れれば良いという基本を再確認させられた。

 設定は、先週の惨憺たる結果を鑑み今回もいろいろと変えてみた。レンズの差による影響が大きいのかどうかは解らないが、基本設定の変更と共に、自動だと過露出(オーバー)気味に自動設定されるのを意識的にアンダー側に補正することと相まって、案外NIKON的な雰囲気になることに気が付いた。まだまだ納得のいくものではないが、小型軽量なこのカメラは藪歩きや装備を軽くしたい時は捨てがたいものがある。最近絶望感があって手放そうかとも思っていたが、もう少し使い続けてみるかという気持ちにさせられた。

深沢にある星宮神社前へ車を停めさせていただく

落ちた椿の花が静かな佇まいに鮮やか

神社裏を失礼して取り付く

 神社裏から取り付く。暫くは穏やかな植林帯の広尾根を進む。途中から背の低い藪が出てくるがまったく問題無し。右側の沢沿いで何やら動物の歩き去る足音が聞こえてくる。ゆっくりした足捌きから想像するに、猪であろうか。この山域はシカは皆無(糞がまったく落ちていない)なので残る大型動物といえば猪しかいない筈だ。
 藪を踏む穏やかな足音からすると、突然の侵入者に気づかれぬうちに去ろうとしている雰囲気が読み取れる。自然との間合はお互い常にこうありたいものだ。
 以前、猪同士の喧嘩に出会った事があるが、その鬼気迫る迫力はやはり生きていく凄まじさとエネルギーを感じるものであった。いざ正対したならば丸腰の人間など容易に太刀打ちは出来ないものだ。

 また、途中で猪の立派な糞を見ることが出来た。いきなり私事で申し訳ないが、ここ一年来腸に不調を抱えている自分としては誠に羨ましい限り。キッチリ消化された後の残渣にふさわしい黒々(人間は黒くならないけど)とした良い糞であった。

 シカの糞はあちこちに黒大豆を落とし廻った節操なさ。決まった同じ所にこんもりと盛り上がった、見るからに締まりが無いように感じるべちゃっとした溜糞のタヌキ。山を歩いていると色んな動物達のメッセージが伝わってくるから面白いのだ。

 雨巻山主稜線の到達するまで半分くらいの所で忽然と木の無い広場が出現した。広場の隅に人工物である白い杭が打たれていたが、何か書かれていたのか判別不能。こちらの標高は約450m。実はこのあとの高峯からの下山で歩いた北尾根にも全く同じような広場あった。こちらは440m。謎が深まる。

中間地点に突然平坦地の広場現る 正面は雨巻山 

 平坦地を突っ切ると、それまでも不連続に表れていた藪が幾らか濃くなってくる。場所によっては下をくぐり抜ける局面も出てくるが、最後の急登区間を迎えるとやがて歩きやすくなった。

煩い藪をくぐりながら進む

 無事登山道に合わせて雨巻山の山頂へ到着。常連さん達の姿はまだ山頂に無い。時間を見ると星宮神社から一時間ちょいだから、雨巻山の東の横っ腹を直登するこのルートはなかなか効率が良いと言える。

時間が早いので山頂はまだ誰も居なかった

 ここから見える景色は東側のみ。先般歩いた仏頂山から仏ノ山峠、更に北進して鶏足山へ向かう稜線が霞の濃い景色の中に浮かんでいた。

 さぁ、今日は一旦下ってまた高峯に登り返しだ。先を急ごう。

下りルート登山道の途中にある398.6m四等三角点:扇形

屋根が落ちた石祠

 流石は登山道。何も考えずに道を進めば良い気楽さもともすれば緊張感に欠く。だがそんな心配も無用。深沢峠へ向かう道標を見た地点で県境尾根は登山道から離れ直進方面へと向かう。今回のテーマは県境尾根歩きだから、ここは追従するしかないのだ。

ここより登山道を離脱して正面へ

 雨巻山から高峯に向けて歩いた人のトラックを見ると、県境を辿り切った人は見かけなかった。それだけに歩くのはよほどの物好きのみのようで、たちまち濃厚な藪に行く手を阻まれる。目指す方角を維持することが難しくなると歩きやすい所を求めて右往左往。トレースをご覧いただくと右に左にとブレまくっている様子がよくわかる。

そして藪へ突入

藪からぽっかり抜け出た個所で境界杭を見つけてほっとする しかし進むにはまた激藪が待っている
県道286号へ接続 最後はこの向かい側から這い出てきた

そして道路向かい側 楽そうな左手から登ろうと思ったが、なるべく県境から離れたくないので右側へ直登

尾根へ乗った さぁ、行きましょ

 歩きやすい所を登っていくと県境から少し離れていることに気づく。GPSで確認すると県境は右手の谷にあるように地形図に描かれているが、流石に藪の沼のようなあそこを今更歩く気になれない。と、そこへ左からやってきた正規登山道に合流する。
 程なく平沢林道に到着すると数台の車が停まっていた。小貫方面から陰気な登山道を辿ってくるルートは廃れ、こちらの立派な登山口から高峯にアクセスするのが最近のトレンドなのかもしれない。

二度目の車道接合

ここから登る高峯が最短だ しかし、序盤は階段地獄が待っている

 登山口からの序盤は階段の連発だが、しっかりと端に踏み跡もあってこちらを粛々と登っていく。階段というのはどうも歩幅が合わないので嫌いだ。
 急登が一段落し、尾根の向きが東に変わるポイントで老夫婦が休憩中であった。本日最初に遭った人間。そのあとは数名のハイカーに会う。相変らずの人気エリアである。

先週に引き続きパラグライダー基地より

春霞みが濃いが、やはり絶景 昼食休憩とした

 高峯を通過し、赤いペンキの標石箇所より北尾根へと踏み込んでいく。序盤は道型も濃く問題は皆無のように見えたが、すぐに濃い藪に進路を奪われる。地形図の破線道は藪に深く閉ざされている為、進路角を合わせながら歩きやすい所を進んで行くと、どこからともなくまた踏み跡が出現する。向かう先は求める方角に一致する。これを追うとどうやら目標のルートに乗れたようである。

ここで登山道離脱 北尾根と踏み込む

 進むに従い段々とすっきりしたいつもの地味尾根の様相を呈してくる。落葉の時期ならではの日溜りハイクに思わず鼻歌が出そうだ。

一旦藪ゾーンから抜けると快調な尾根道が続く

 下げ傾向の稜線であったが、標高差40m程を登り返したピークを覆っていた藪をくぐると再び平坦地の出現。深沢から雨巻山への登路の途中で出くわした平坦地とほぼ同じ広さ。そして敷地脇にある白い杭。ネットで調べるとヘリポート跡ではないかという情報もあったが、近くに建造物や構造物、登山道へ繋がるルートも無いのでそもそもヘリで着陸する意味があるのかどうかという疑問。いずれにせよ謎は深まるばかりである。

こちらにも広場が突然出現

ピーク平坦地の突端にぽつねんと石祠あり

仏頂山を向いているようだ

 その痕跡など、とうの昔に消失してしまった地形図上の破線道が東へ方角を変える時、そこから溝状の道形がはっきりと現れてきた。恐らく古い時代の木材搬出路(木道)であると思われる。

古の伐採搬出路へ拾われこれを進む 下に行くに従い尾根は激藪になっていくが、木道は歩くに支障無し

一旦車道(林道 小貫深沢線)へ 本日三回目の車道跨ぎだ

 林道の切通しの下に、なお木道は続く。だが、進むつれ段々と穏やかな様相になっていく。こんな里山でもやはり上の方と里近くでは雰囲気ががらりと変わってくるから面白い。何が違うかと問われても明確な回答は出来ないが、明らかに「生活の匂い」がしてくるような気がする。上部の方は自然が支配する領域、下の方は人間が管理している空気感がある、そんな感じをなんとなく受けるのである。整備された登山道ではなかなか感じることが出来ないこういう感覚こそ里山歩きの醍醐味だとつくづく思うのだ。

里に出てきた 星宮神社とその前に停めた我が車が見える

ここに出てきた

高峯(右側)から歩いて来た尾根が見渡せる 今日も楽しい里山歩きが出来た

概略コースタイム

駐車地(星宮神社)発(08:25)-広場(09:06)-登山道へ合流(09:25)-雨巻山(09:31)-398.6m四等三角点:扇形(09:59)-
車道接合(一回目)(10:29)-車道接合(ニ回目)ここより登山道(10:47)-パラグライダー基地(11:19)-昼食休憩-行動再会(12:12)-
登山道離脱 北尾根へ(12:19)-広場(12:55)-伐採搬出路へ接合(13:13)-車道着地(13:37)-駐車地(星宮神社)着(13:48)

カシミール3Dデータ

沿面距離:9.6Km
所要時間:5時間23分

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春に誘われて

 宇都宮城址公園の河津桜が咲いているというのを耳にしていたが、宇都宮市民ならば行かずばなるまいと思いつつ腰が上がらなかった。

 最近は月曜火曜とフィットネス。水曜日は山歩き。木曜仕事で金曜日は老母の病院送迎とフィットネス。土日はお休みという結構単調な日々を過ごしていたが、春の装いに誘い出されて花見物。城址公園の後は鹿沼の錦鯉公園へと河岸を移し、紅白の梅を楽しんだ。

宇都宮城址公園の河津桜 家族連れやグループ、沢山の人達が河津桜を楽しんでいる

濃いピンクに春を感じる ソメイヨシノが咲くのが待ち遠しい

河岸を変えて鹿沼の錦鯉公園の梅林 ピークはこれからだろう

蕾もまだ多い やはり梅を見ると春の入り口という感じがするね

飛行機雲が交差する 上の飛行機雲をもっと写せばよかったなぁと後悔する一枚

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県境尾根を繋ぐ



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※仏ノ山峠~仏頂山は一般登山道ではありません。参考にされる場合は自己責任でお願いします。

仏頂山、高峯の過去の記事
    2010年01月31日  仏頂山と高峯

 県境繋ぎシリーズ。先々週の終点であった仏ノ山峠を、今回は始点として仏頂山までの藪尾根を辿り、あとは高峯のパラグライダー発進地までは快適登山道歩き。
 本当は雨巻山まで通したかったのだが、周回ルートを考えると偵察が必要と考え今回は残りの区間を宿題とした。

 11年前に停めた個所の少し手前(北側)にある愛宕神社へ車を置かせていただき、車道歩き約3Km。二週間前に鶏足山より伸びる県境尾根から着地した仏ノ山峠より取り付く。

 なお、今回もカメラはミラーレスのオリンパスE-PL6だ。設定に微修正を加えてチャレンジしたが、やはり結果は惨憺たるもの。NikonのD5600で出る黒の締まりが全く無いのだ。なんとなく薄っぺらい感じの色調になってしまうので風景写真としてのリアリティーに欠けてしまうのが残念。PhotoshopElementsであれこれいじってもどうにも思うようにならない。赤いものや人の顔は綺麗に映るのだけどねぇ。

 仏ノ山峠から仏頂山への藪は大したことも無かったので、一眼レフを首からぶら下げていっても全然問題なかったろうに。いや、あくまで結果論だが(^^ゞ

先々週の到達点 仏ノ山峠から取り付く

お堂の脇から失礼させていただく

 伐採された裸地の急斜面を一気に登る。県道を走る車からは丸見えなので素早く尾根芯に乗るべし。呼吸も荒くして穏やかな頂部へ到着した。水を一口含んで更に進めばその先はしばらく藪ゾーンとなる。

 ごくたまに往来する者がいるのだろうか。道型とまではいかない微かな踏み跡の気配を感じる。所々にタヌキの溜め糞の山が見られたが、鶏足山からの尾根に比べれば幾らか少ない。

尾根に乗ると軽い笹薮 進むに支障無し

 植林帯になると一気に歩きやすくなる。途中で現れる混合林や雑木林にはさほどうるさい藪は無い。だが、尾根形は不明瞭で広尾根だから、赤い県境杭が頼りとはいえ頻繁に立ち止まってGPSの現在位置確認が必要だ。

県境の証である杭(左下)が打ち込まれている

こんな爽やかな登りもあった

 終盤、斜度を増すとルートは明瞭となり、上小貫からの登山道へ合流するとすぐに仏頂山の山頂に着いた。楞厳寺から登ってきたらしい中高年夫婦が休憩中であったが、眺望皆無の山頂に長居無用。滞在1分程度で次へと急ぐ。

登山道に合流したのち、程なく仏頂山へ到着 山名板がやたらに小さい

 先ほどまでの藪尾根が嘘のような整備された連続階段。階段って逆に歩きにくいんだな。閉口しながら進むも伐採地の景色は11年前と変わらず良好だ。だが今日は北風が冷たくて堪える。帽子の耳当てを出してダウンジャケットのフードを立てて、そうだ!山中で人と密になった時にとポケットに忍ばせていたマスクをすれば防寒対策バッチリ。いや、でもこれ、目だけ見えていて、はたから見たら結構怪しい雰囲気だぞ。

高峯へ向かう途中の伐採地より

こちらは二週間前に歩いた焼森山と鶏足山方面

メイン登山道は流石にしっかりとしている 日溜りハイクが楽しい

高峯山頂 こちらも山名板が小さい 眺望は南に少しだけ

そしてパラグライダー発進地からの眺望はやはり素晴らしい 奥の山並は吾国山から難台山

こちらは加波山とその奥に筑波山

 丁度正午頃から風が弱くなり、加えて南斜面のパラグライダー発進地は北風も遮られほぼ無風。ひたすら日差しが暖かくて心地よい。春の陽光にまみれながら、食後のコーヒーを飲み終えてなお腰が上がらずまったりと過ごした。

上小貫へ向けて降りる階段道はいささか荒れ気味

 下山はあっという間。程なく林道に出会うと伐採作業の最中で、重機の通り過ぎる脇を小さくなりながら通過させていただく。おまけで色々な重機を見ることが出来た。2歳8か月の孫は車や電車に夢中だが、60過ぎのわが身にも働くクルマはカッコいいと思えるのだ。

林道は伐採中でいろんな重機を見ることが出来た

 里に下りると梅の花が所々に咲いていた。傍らを、伐採した丸太を満載して山から降りてきたトラックが行く。走り去ったあとの土埃には日向っぽい匂いがする。春の訪れを感じさせる風景であった。

春がすぐそこまで

駐車させていただいた愛宕神社へ戻る

概略コースタイム

駐車地(愛宕神社)発(08:49)-仏ノ山峠(09:30)-造林地看板(09:49)-仏頂山(10:32)-伐採地(10:54)-
奈良駄峠(11:12)-高峯(11:54)-パラグライダー発進地(12:04)-昼食休憩-行動再会(12:45)-
上小貫下山口(13:02)-林道出会(13:13)-駐車地(愛宕神社)着(13:47)

カシミール3Dデータ

沿面距離:11.9Km
所要時間:4時間58分

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鶏足山から仏ノ山峠へ県境歩き



-- 『AQUOS SENSE With GeoGraphica』+『カシミール3D』+『国土地理院地図閲覧サービスデータ』にて作成 --
※当コースには一般登山道でない箇所が含まれています。参考にされる場合は自己責任でお願いします。

焼森山、鶏足山の過去の記事
    2018年01月03日  花香月山から鶏足山へ
    2007年11月18日  焼森山から鶏足山へ

 ネタ帳から引っ張り出した県境稜線踏破。
 花香月山から鶏足山は3年前に歩いているので、今回は鶏足山から南側、仏ノ山峠までを繋ぐ。
 周回の必然性から下小貫登山口からのアプローチとしたが、実は車を停める場所は計画段階で仏ノ山峠付近にあるストリートビューで確認した吹田パーキングを予定していた。
 そこから県道を約4キロ歩いて下小貫登山口にアクセスする筈であったが、吹田パーキングは『いい里さかがわ館』が開設されたのが原因かどうか解らないが閉鎖されていた。

 なお、今回は後半の藪尾根が予想されていたのでカメラは久々のミラーレス出動。
 一眼レフを使うようになって、比べる画質のあまりにもの差に改めて愕然とする。細かく設定すればもう少し彩度は上がるのかもしれないが、センサーサイズによる解像度の違いは歴然だ。やはりミラーレスとはいえマイクロフォーサーズではなくAPS-Cのカメラを選べば良かったのだが、流石にこれ以上投資するのも考えもの。もっとも、時代はセンサーサイズがフルサイズのミラーレスに移行している。タダでさえ高い本体+レンズでとんでも無い出費となる。とてもプータローの手には届かないのである。

下小貫登山口

いい里さかがわに駐車して周回するのも良いだろう

平日だからか 山頂付近はまさにこんな感じの年配の方々が多数登山を楽しんでいた

さて、出発

序盤はこんな感じ のんびりした登りがしばらく続く

 序盤ゆるゆる、徐々に勾配が上がるも決して厳しい登りでは無い。焼森山~鶏足山の稜線に達するとハイカーの数が増えてくる。我が地元古賀志山の毎日登山のような人が多そうな雰囲気。登山口の案内板に描かれていた老夫婦、あるいは同じような年代のハイカーを多数見かける。鶏足山の三角点で休憩していた人曰く、「昨日は富士山が見えたが今日は駄目」。毎日登山の人なのだろう。

突き上げると分岐地点へ

 まずは焼森山へ。
 分岐地点の道標に書かれた距離は少し大雑把だ。
 焼森山へは270m、鶏足山は三角点まで507m(カシミール3Dで計測)。

まず焼森山へ到着 鶏足山山頂まで1100m、こちらは正確

北側眺望

南側眺望 中小貫、上小貫集落 奥は奈良駄峠から高峯

 焼森山を後にして次は鶏足山。今日はメインでないのでサクサクと進む。
 三年前に歩いた県境尾根の先にある花香月山の電波塔が見える。

鶏足山から花香月山方面

 登路を一旦戻り、本日の核心部、南に延びる県境尾根へと足を踏み入れる。
 分岐点には、下小貫と焼森山の道標があるも県境尾根への案内は無い。しかし踏み跡も濃く充分登山道たり得る様子に若干拍子抜け。

県境尾根は道型も鮮やか

 途中で一組の夫婦とスライド。マイナールートではないようだ。
 そのことは、幾つかの道標が途中で提示されることにより知る。
 あまりにも立派な道型に引きずり込まれて至った「珪石山経由P」の道標を見る。
 GPSを見ると、おーーっと、県境尾根外れてるじゃん。道があるから歩くじゃ駄目なんだよね。やはり(笑)

ここで間違えに気づく

 お次は「栃超(とちごえ)へ下山」。県境尾根だから、”栃木を超えたという由来”の栃超集落へということなのかな?いろんなルートが地元愛好家によって作られているようだ。

あちこちにルートが存在するので気が抜けない

幾らか藪っぽくなってきたが、一部笹が刈払いされており地元愛好家の苦労がしのばれる

274m四等三角点 点名:我々箱 山名板の類は無し

切通の急斜面を避けて一旦車道に接合 稜線繋ぎの取り付きを物色する

東に少し振る 少々藪がうるさいが登りやすそうな箇所から尾根復帰を目指す

 尾根に復帰すると依然道型は認められるものの、一挙に踏み跡も薄くなり、時折現れる藪も時に薄く時に濃くと典型的な里山稜線の雰囲気となる。
 進むにつれ東側の採石場から聞こえてくる機械類の音が大きくなってきた。
 時間も昼になったので323mPで昼食とした。日差しが遮られる稜線の中で日溜りが嬉しいピークであった。

 昼食後再始動。珪石山へ向かうミスが今日の一回目、だが昼食後の再スタート一発目で方向を誤る。リカバリ後100m程進んだところでまたミス。ルートファインディングな山歩きの時は危なそうなポイントは事前にチェックしているのだが、今回は顕著な稜線ということで少し舐めてかかったかもしれない。まぁ、採石場方面は降り始めればすぐ気が付くし、西に引っ張られても県道1号に拾われるだけなのだが。

採石場との境に張られたロープ

292.5m四等三角点 点名:入馬坂 ルート上に無く、しばらく探し回った

 筆界という見慣れない標柱を見る。
 Wikiで調べると『不動産登記の手続きにより決定された一筆の土地の範囲を示す界のことであり、「公法上の境界」ともいわれる。』というが、いわゆる境界との違いが判らずWikiの説明を読んでもちんぷんかんぷん(;^ω^)

筆界という珍しい標柱あり

ようやく仏ノ山峠へ到達 法面を避ける為にここより大きく右手にトラバース気味に降りていく

ここへ着地

県境直進はこの法面の真上なので降下は不可だ

反対側の稜線を辿り、仏頂山と高峯を経て雨巻山へ向かう県境が宿題となった 雨巻山の北は県道1号まで済んでいる

当初予定していた駐車地 吹田パーキングは閉鎖されていた

 午後から雲が多くなり天気予報通りに風も強くなってきたが、なんとか無事に尾根を通貫することが出来た。しかし、残り4キロ近い車道歩きが実は今日一番の危険帯であった。
 白線だけの区切られていない歩道しかない個所では、車が通り過ぎるたびに道路脇のブッシュで待機しないと危ない。右側を歩いていると、向かってくる車はセンターラインを跨いで回避してくれるが、対向車があるときは自分が早めに退避しないと迷惑をかけてしまうことになるのだ。

 歩き残しの仏ノ山峠の南側をやる時はその辺も考慮するべきだが、地形図に描かれている小貫と深沢を結ぶ林道が使えるかどうか春になったらオフロードバイクで偵察しようと思っている。

概略コースタイム

駐車地発(09:03)-焼森山(09:50)-鶏足山展望地(10:19)-弛み峠(10:36)-県境尾根入口(10:42)-
珪石山への分岐地点(11:09)-県境尾根復帰(11:13)-274m三角点(11:23)-車道接合(11:28)-県境尾根復帰(11:39)-
323mP(12:13)-昼食休憩-行動再開(12:42)-採石場立入禁止ロープ箇所(13:07)-292.5m三角点(13:36)-
栃木県道1号に着地(13:59)-駐車地着(15:01)

カシミール3Dデータ

沿面距離:14.5Km
所要時間:5時間58分

カテゴリー: 県東の山 | 2件のコメント

無風快晴の鶏頂山



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鶏頂山の過去の記事
    2018年10月21日  5ヶ月ぶりの山行は部活のシゴキ並み!
    2008年10月25日  紅葉間に合わず!ガスの高原山を歩く

 雪の山を歩きたい。
 釈迦ヶ岳を守子神社から登りたい。
 でも、雪道走破性能の貧弱な我が車ではあのアイスバーンの狭路を進めずに駐車地にさえも届かないような気がする。スタートラインにさえ立てないのである。県道に停めて下から歩く体力気力はというと、・・・ちょっと無理!

 ならば、車についてはまったく安心安全、無料化された日塩もみじラインからアクセスする鶏頂山ならば問題なかろう。ついでに釈迦ヶ岳まで足を延ばせば・・・という考えは浮かばない。鶏頂山~釈迦ヶ岳間は夏道だって結構骨が折れるのに雪があったんじゃ地獄だよ。

 でも、よくよく地図を眺めると、鶏頂山を諦めて稜線から釈迦ヶ岳へ直行すれば案外行けそうなんじゃないかな。でも塩谷側からのロングなルートも捨てがたいんだけどね。まぁ、釈迦ヶ岳についてはまた時期を改めて考えようじゃないか。

 で、話を戻し、旧スキー場を歩くこのルートは2008年の秋以来二度目だ。当時の記憶はブログの記事を読むと蘇るが、今回は雪があるので見る風景のすべてが新鮮であった。

 駐車地にあぶれちゃいかんと考え、少し早めに自宅を出発した。8時前に着いてみると三番目。後からすぐに次の一台がやってきた。駐車スペースはおおよそ五台分だから、まぁまぁ良い出だしかな。見ればみな県外ナンバーで、高原山スノーハイクはなかなか人気のようである。自分もお膝元、栃木県代表(笑)としていざ出発!

今日のルートは参道

 駐車地からすぐに積雪。よく締まった雪だからツボ足でも歩けないことは無いが、スノーシューを抱えていてもしょうがないのですぐに装着。今日は山頂直下の急斜面に備えてアイゼンもザックに携行、スノーシューをザックに括り付ける装具(ベルト)も持ってきているので万全だ。

朝日に照らされるゲレンデ跡を登る

振り返ると県境の山並が朝日を受け神々しい

 トレースはバッチリついているので、ルートさえ外さなければツボ足ないしはチェーンスパイクで充分歩けるかもしれない。それでもゲレンデの比較的斜度がキツイ箇所になるとスノーシューの有難いこと。

枯木沼へ

広く清々しい

シュカブラ

 大沼先の分岐地点からいよいよ登りも本番。ここからアイゼンと思っていたのだが、トレースが幅広く、スノーシューでも時折ヒールリフターを上げれば難なく通過出来る。山頂北東稜線に出るとそれまでの鬱蒼とした樹林から解放され目の前に釈迦ヶ岳が堂々とした姿を現す。最後の急登は多少無理な感じの箇所もあったが、最後までスノーシューで登り通すことが出来た。

山頂北東稜線の登り

 急登を上り詰め、やっと平坦になるとそこが山頂。三度目に踏む山頂、雪があるのは初めての山頂である。

そして山頂へ

高原山の盟主 釈迦ヶ岳

中岳と西平岳 この時期はあそこに至るのは我が脚力では難しいだろう

手前から前黒山、塩那稜線 奥は那須岳

男体山と女峰山 此処からだと白根山が右端に見える

大佐飛山方面

七ヶ岳のギザギザ

 無風快晴!山頂で食事をしていると春を思わせる日射で、じっとしていても汗ばむほどだ。釈迦ヶ岳や西平岳の向こうに拡がる平野部の眺望は霞が支配していて不明瞭だが、まだ空気が冷たいであろう北側はそこそこの景色を楽しむことが出来た。
 会津駒ケ岳稜線の真っ白な山並が枝に邪魔されて撮れなかったのが残念といえば残念だが、こんな穏やかなコンディションの山頂に立てたのは感謝に尽きる。

急な下りに備え、スノーシューを背負いアイゼンを履いた。さぁ、下山しよう

森の中を進み

明るい林を抜け

旧ゲレンデ最上部にて鶏頂山へお別れをする

概略コースタイム

駐車地発(07:59)-枯木沼(08:40)-旧ゲレンデ最高地点(09:07)-鶏頂山主稜線(10:06)-山頂(10:37)-
昼食休憩-行動再会(11:32)-旧ゲレンデ最高地点(12:30)-枯木沼(12:52)-駐車地着(13:20)

カシミール3Dデータ

沿面距離:8.5Km
所要時間:5時間21分

カテゴリー: 那須塩原の山 | 2件のコメント