伊豆半島の旅 二日目

11月23日(月) 二日目



-- 『AQUOS SENSE With GeoGraphica』+『カシミール3D』+『国土地理院地図閲覧サービスデータ』にて作成 --

 天城高原駐車場の夜はトイレにちょっと難があった。
 というのも、照明が全て切れていて完全な闇状態だったのだ。
 ハンドライトとランタンを握りしめて車から往復すること数度。こんな時には頻尿がつくづく悔やまれるというものだ。

 さて、明けた翌朝。勤労感謝の日でもありハイカーの出足は早朝から多い。
 次々と出発していく人達に比べて車中泊組は案外のんびりしている。
 隣に停めたキャンピングカーの窓から子供の顔が所在なさげに覗いては隠れ。親御さんはまだ眠りの中なのだろう。

 今日のコースは半日程度と予定している。もうちょっと早立ちすれば充分午前中に帰着も可能であったが、朝方に昨晩からの強めの風が残っていた為にわざと時間をずらして出発した。
 駐車場から僅かの所にバスの終点停留所があり、そこが天城縦走路の登山口となっている。自家用車が無くても公共交通機関で楽々とアクセスすることが出来るのは素晴らしい。

ずばりそのものバス停前が登山口 利便性抜群

こんな感じ 今回は万三郎岳からシャクナゲコースで周回

序盤 流石に良く踏まれた登山道である 逆にオーバーユース感な箇所も随所にあった

所々歩きにくい箇所もあるが問題ではない

四辻までやってきた 道標が立派で素晴らしい

ツツジの木って小ぶりなものしか見た事が無かったが、天城ツツジはこんなに太くなる

高度が上がってくると徐々に眺望が見られるようになる

 万二郎岳まではさしてキツイ区間も無くあっと言う間に登ってしまった印象。眺望は山頂手前に少しあり、山頂で一気に南方向が拡がる。逆にこのあと万三郎岳に向かう途中と下山路であるシャクナゲコースにはまったく眺望が無く、すなわちこのルート随一の眺望であった。

程なく万二郎岳へ到着

コースを通してこの万二郎岳からの景色がメインとなる 頭を出しているのは伊豆大島の三原山

銀色に光る海面に浮かぶ伊豆諸島 とても幻想的だ

海なし県に住む者にとって素晴らしい景色である

これから向かう万三郎岳(右から二番目のピーク)

 万二郎岳からは一旦高度を下げ、緩く登り返すと馬の背へ。平坦地を暫く進んで行くと途中から大室山の形の良い姿を見ることが出来た。
 大室山は植生保護の為登山が禁じられているが、リフトで山頂の外輪往復が出来る観光ポイントとして有名だ。前日は周辺地域のあまりもの観光客の多さにビビってしまって大室山行きはすっかり諦めてしまったが、機会を改めて是非登ってみたいものだ。

形の良い大室山

万二郎岳からの下りは岩交じりで梯子もあるがよく整備されていて危険は無い

雲が多くなってきたなぁ(*´Д`)

そして万三郎岳 伊豆半島の最高峰 残念ながらここからの眺望はまったく無い

一瞬富士山が見えるポイントがあって思わずシャッターを切った

 万三郎岳から北に向けて一気に高度を下げると、岩交じりの歩きにくい道が続く。
 進行方向が東に変わると山腹を縫うようなルートとなるが、地形図の登山道通りではない微妙な起伏が含まれており、コース終盤の足腰にじわじわと効いてくる。

 途中で2組の親子連れとスライドしたが、父親に手を繋いで貰いながら登る小さな子供は未だ3~4歳程度かな。ゴロゴロと転がる岩は坊やの背丈ほどもあり、超えて行くのもさぞかし難儀だろうにと、涙ながらに爺ちゃん目線で見てしまう。既に11時近くだからあの足運びでは万三郎岳の山頂を踏むにはどのくらい時間がかかるのだろうか。そして、お世辞にも開放感がない山頂、しかも南からどんどんガスが流れて暗くさえある山頂に立つ坊やが少し気の毒に思えた。駐車場から歩きやすく景色の良い万二郎岳へのピストンのほうが良かったのではと老婆心。

山の北側を廻るシャクナゲコースで下山していく 確かに途中シャクナゲが多い箇所もあり花季は賑わうのだろう

伊豆半島の山はやはり植生に独自なものがある

ほぼ下山終了 まるで顔のような愛嬌のある堰堤も思わず撮ってしまった

 下山を済ませると時間が微妙に中途半端だ。
 昼食として持って行ったパンも手を付けずじまいだが、街に降りて何か食べるにしても更に時間が遅くなってしまう。
 駐車場で食べてしまえば良かったのだが、今日の宿泊地へ向かう途中の道路脇に停めて、リアハッチを開け放ってお湯を沸かして昼飯タイム。往来する車の人の視線が少し気にはなるがどこでも食事が出来るのは車中泊仕様の有難さである。

 一旦北上し、西へルートを変え修善寺方面を目指す。
 実は予定していた温泉があったのだが、そちらに着く前に『白岩の湯』という文字が目に入る。
 「共同浴場」という言葉に、これぞ車中泊の旅に相応しと飛び込んだ。

修善寺方面へ移動する途中に見つけた共同浴場

 入浴料は400円也。地元の人は半額の200円。生憎石鹸とシャンプーを持ち合わせていなかったのでそれらを買い求めると650円になった。シャンプーは何回か使える位の量なので持ち帰ってまたどこぞの共同浴場で使えば良いだろう。
 透明な硫酸塩温泉、湯温は自分好みだ。カランは五つしかないが、そもそもこの時間帯はガラガラで自分を含んで三名のみが入浴。
 ドライヤーも何も無い更衣室。自販機も無いホール。シンプルもここに極まりといった佇まいだが、地元の方にとっては必要充分。また流れの旅人にとってはなかなか思い出深い風呂となること請け合いだ。
 ドライヤーが無かったのはチト痛かったが、独り占めの更衣室の扇風機全開で髪の毛を乾かすと、温泉で火照った体もやがてクールダウンした。

地元の人が数人居たのみ 観光客向けとは程遠い

 予定していた今日の車中泊地である道の駅 伊豆月ヶ瀬。最近開設されたばかりの真新しい道の駅で、トイレも綺麗だし設備もなかなか素晴らしい。だが一点だけ難点がある。駐車スペースがほぼ全て平らでないのだ。

 車中泊をする時に自分が一番こだわるのが水平を確保できるかどうかだ。
 寝る時は、助手席裏側を頭にして車の右半分に体を置く。左半分は荷物スペースなので使わない。また、頭の位置は必ず進行方向と決めておりこれが逆になるとドアからの出入りが極めて困難になる為だ。
 従って理想は前後左右平坦、最悪頭が少し高くなっても左右はほぼ平坦を求めたいところ。この為駐車スペースを見繕ってなるべく目標に近い場所を探すことになるのだが、もう一つ重要なのがトイレの近くという要件だ。
 車中泊の一般論だとトイレの近くは夜間も利用者があってうるさいので勧められないというが、自分の場合はトイレの近さは切実なる問題。実際、夜間に車からトイレが離れているのはかなり辛いのである(笑)

 道の駅伊豆月ヶ瀬は全ての駐車スペースが及第するレベルでないので早々に見切りを付けた。代替えの場所として道の駅 天城越えを考えていたのでそちらへと進む。

 明日予定していた浄蓮の滝が途中にあったのでついでに観光してしまおう。もう夕闇が近づきつつあるというのにGoTo観光客の足並みが絶えないなか、自分もその中に混じった。駐車場から滝までは標高差が50m程度あり、帰りの登り返しは温泉あがりの体にはちょっともったいない汗をかいてしまった。

 浄蓮の滝というと石川さゆりの天城越えの歌詞の中に出てくるので有名だが、自分としてはやはりサビの部分の「天城~越~え~」の部分が非常に印象に深く、明日は是非その近くまで行って見ようと思っている。

浄蓮の滝でプチ観光

 道の駅 天城越えに着くとまだ観光客の足並みが途絶えておらず、簡単な設営準備をして様子見とする。道の駅の営業時間は大概が夕方5時までなので、この時期日没ともなれば利用者は殆ど居なくなる。いよいよ車中泊者の活動時間となるのだ。

 今日の車中泊車は数台程度。昨晩は沢山の車が共に一晩を過ごしたが、流石に連休が終わり明日から平日ともなると暇人のみが残る。
 天候は悪く無く、気温も比較的高め。難を言えば傍らの国道を走るトラックの音がうるさいくらいか。それも夜が更けると共に静けさが戻ってくるのであった。

概略コースタイム

駐車場発(07:23)-四辻(07:46)-万二郎岳(08:35)-馬の背(08:57)-万三郎岳(09:52)-
四辻(11:51)-駐車場着(12:10)

カシミール3Dデータ

沿面距離:9.5Km
所要時間:4時間47分

カテゴリー: 車中泊の旅, 静岡県の山 | コメントをどうぞ

伊豆半島の旅 一日目

 11月22日より27日までの6日間、伊豆半島車中泊の旅に出かけてきた。
 本来は今年3月の房総半島の旅に引き続き4月に予定していたのだが、緊急事態宣言の発令により中断していたものだった。車中泊は気温の高い時期低い時期は適していない為穏やかな気候の秋にと思っていたのだが、天候や諸事考慮するとなかなかタイミングが見つけられなかった。

 気がかりな点の気温については前年の気象データを見るに概ね良好。実際今回の旅を通して車内の最低気温は最終日の箱根で8度台。伊豆半島内は15度程度と車中泊には最適といえる気温であった。

 天気のほうは、11月の三週まで関東地方は好天続きで恵まれていたが、22日からの一週間はいくらか下降気味。
 前三週が100点なら60点くらいかな。

 房総半島の時は夜の雨予報が一日だけあって、その日だけは民宿に一泊した。
 今回は夜間に降雨の可能性があったが、敢えて車中泊を通すことにした。
 勿論雨が降っていようと車内にいる場合はこれといって問題はないのだが、駐車地に到着したあとの設営行為や夜間のトイレなどを考えると雨は非常に由々しき事態となる。今回はそんな事態も経験してみようじゃないかと思った。

11月22日(日) 一日目

 今日はひたすら移動の日である。
 プータローの車中泊遊びのモットーはどこまでもひたすら下道を行く!である。
 が、・・・ナビで時間を弾くとなにやら憂鬱に。
 早くも挫折して東北道と圏央道を使って青梅ICまでは高速を使ってしまった。
 市街地で渋滞に嵌るにしても埼玉や東京はあまり好きじゃない。せめてもの旅立ちの花向けにと高速代を奢った。

 国道16号、国道129号と繋ぎ南へ進んで行くと、やがて右手の大きな山並が近づいてくる。
 丹沢山塊である。いろいろと有名な山が多いようなので、いくつか人気コースを歩いてみたいもの。

 それまで渋滞もなく順調であったが、国道1号に入ると急に車が進まなくなってきた。
 西湘バイパスに出入りする車で渋滞しているのだ。
 それにしても物凄い車の数だ。ようやく伊東にある道の駅に到達するも、駐車場入りの車列がこれまた長い。
 これに辛抱強く並んでようやくトイレなど済まして見物しようにも超超超と超が三つ付くほどの過密状態だ。
 勿論GoToトラベルが故のことであろう。
 マスクを外しての不要な他人との会話とかは確かにヤバいが、多少の過密は問題ないのではと思っていた。だが、あれだけ密だと本能的にマズイ状態なんじゃと思えてくる。

 人込みを避けるように街を抜け、明日の天城山登山の為の今夜の車中泊地である天城高原駐車場(ハイカー専用)へ車を着けた。
 夕方5時頃に予報通り少し強めの雨が降った。この時期の日没時間は4時半頃だからあたりはとっぷりと暮れている。にも関わらず下山してくる人が結構居たのには驚いた。登山者の数が多く行動する時間帯の幅も広いようだが、事故等などを考慮すると如何なものかと思ってしまう。

 地元スーパーで調達した食料を拡げて伊豆半島初日のささやかな夕餉の始まり。
 夜半、再び雨風が強くなり車体を揺らす。
 そういえば千葉の車中泊初日も風が強くて大層心細かったのを思い出したが、あれから幾らか積み重ねた経験で今は心地よい子守唄のようにさえ感じる。

 冬用シュラフにフリースを着て潜り込んだ。足元にホッカイロを入れれば汗ばむくらいにホカホカ。
 毎回のこどだが、枕に首が馴染むまで時間が少しかかったが、車内はやがて快適なカプセルホテルと化していくのである。

内陸から長々と進みようやく大海原を見ることが出来た

伊豆大島 子供の頃に何度も訪れた思い出の地

鏡のように穏やかな海原を進む船一隻

初島も間近になるが今回は眺めるのみ
カテゴリー: 車中泊の旅 | 2件のコメント

今年初のキタイバ

 ブログタイトルに”バイク”と謳っていながらとんとご無沙汰のバイクネタ。
 乗っていない訳では決してなく、三台をくまなく乗るようにして楽しんでいる。
 とかく、走り一辺倒になってしまうきらいがありバイクネタは結構難しい。
 写真もバイクから降りた時しか撮れないし、歩きとは違ってどこでもおいそれと停めることも出来ないという事情もある。
 結果的に『どこそこに行きました。そして〇〇を食べました』的な記事になってしまう。

 で、今回もまさにその通りの内容になってしまったが、まぁたまには良いだろうということでお目こぼしを願いたい。

 例年、寒さが厳しくなるとバイクはバッテリーを外して冬眠状態となる。
 今年もその時期が迫ってきているが、コロナ禍の一年であったためバイクツーリングも長距離は走っていなかった。
 キタイバ(北茨城)なんかは年に何回も走っているが、今年はまだである。

 天気予報は朝からピーカンな筈なのに・・・
 東へ走れど鉛色のどんよりした雲でテンションがイマイチ上がらず。
 途中で幾度もスマホの天気予報を見るも、ピーカンマークと空が一致しないのが恨めしい。

 五浦海岸に近づく頃になりようやく晴れ渡る。あな嬉しや。
 お目当てだった食事処は一ヶ所定休日、そして新規訪問の店は「コロナ禍で土日のみ営業」だそうだ。
 ならばと浜庄へ。食後は裏手の海岸でのんびりと缶コーヒーブレイク。

 青い空の色を含んだ明るい海原。波打ち際のコバルトブルー。いつまで眺めていても飽きない。
 そして・・・帰りは再び山間部のクネ道を走って帰る。
 いつもやっていた事なのに、毎回結構楽しいのがキタイバの魅力だ。

浜庄前の海岸から五浦の岬

刺身定食でお腹一杯
カテゴリー: バイクとツーリング, 昼飯 | コメントをどうぞ

外れちゃったかな

 天気予報サイトの紅葉情報を見ていると、どうやら袋田の滝周辺が見頃だという。
 高気圧にすっぽり覆われていて晴天確定。多少の人の多さと渋滞は目をつむってしまおう。
 ルートは三年前と基本同じ。月居山からの下りを袋田温泉へ直接降りるところだけの違い。

 結果から言ってしまうと紅葉、ちょっと早かったか。
 というか三年前が自分としては出木杉君だったということ。
 来年はどなたかが行ったのを見てカンニングしちゃおう。

 先週金曜日の腰グギッのリハビリとしては程よい歩きで心地よい汗をかくことが出来た。

 渋滞関連は・・・
 朝の第一駐車場に7時10分に着いて満車!
 おぉー!これは困った。第二駐車場は9時まで開かないし。
 もう一度第一駐車場に戻ると辛うじて一台のスペースめっけ。ラッキー。
 しかし、この時間に満車とは恐るべし。前泊しなくちゃ停められないんでは(;・∀・)
 下山して車に戻るまでの車道は全然動かない車列の帯(@_@)
 Oh No!これに加わるんかい。
 まぁ、それしかない訳で、でも国道に入るとスイスイ。ナビの『最速無料ルート』で大好きな茨城県道32号線を案内されてご機嫌。結構な確率でお馬鹿な案内をするホンダのナビにしては久々にいい仕事したゾ。

高度を上げると眺望が開ける

あっと言う間に生瀬富士山頂

下って登って立神山

立神山より生瀬富士 山頂先の岩峰はカメラをぶつけたくなかったの今回はパス

袋田の滝上に向かう途中の紅葉が見事

渓谷の紅葉は陽が射していないのでイマイチ

月居山の様子は如何に

実物はもっと綺麗 腕が無くて美しさが捉えられなかった

案じていた渡渉は水量が少なくてラッキー

月居山への登り返しから生瀬富士 三年前に比べるとやはり鮮やかさが全然足りない

そして月居山の頂上 う~ん 2/3はまだ青葉だ(*´Д`) 圧倒的な色付きとは程遠い

また来年!
カテゴリー: 茨城県の山 | 2件のコメント

県民の森へ

 朝一番の所用を済ませて県民の森へ。
 途中、矢板市街から県境の那須連山が真っ白になっているのを見て思わず一枚撮影する。
 まだ11月の上旬だというのに凄いねぇ。

北部県境は既に氷雪の世界

 今日は珍しく三脚持参。
 リンゴさんの写真に刺激されてたまにはじっくり撮影と意気込んだものの、ボツ山量産。辛うじて長時間露光を体験出来たのは良かった。紅葉も三脚のままで撮ってみたけど、構図を決めていろいろ設定を変えて試行錯誤を重ねても全然駄目。見たものの感動を伝えるなんて程遠い。写真って難しいね。

宮川渓谷 三脚立てて練習

陽ざしを待って一枚

雲で影が多くなってきたので移動

植樹祭跡地から冬装いのミツモチ山

山肌がいかにも寒そう

帰路の落合橋パーキングからの高原山 ここからの景色好きだなぁ
カテゴリー: 日記 | 2件のコメント

御直会

 不覚な事に金曜日の朝に約1年ぶりに腰を痛めてしまった。
 最近のパターンは、かがめた状態から何気なくひねった腰の中の”筋”が「ピキン」となって起きるのが殆ど。
 直後は注意しているのでなかなか再発しないが、禍は忘れた頃にやってくるものである。

 金曜日の夕方に整形外科に行って内服薬と湿布処方+マッサージのいつも通りのパターンの処置を受けた。自己流のストレッチに励みつつ週末おとなしくしていたかいもあり、幾らか楽になってきた。

 だが、流石に三日間の安静は精神的に堪える。特にこの晴天をやである。
 ゴロゴロしていても腹は減る。食べなくてもよいのに暇つぶしに菓子など口にしていると腰もさることながら、別な意味で不健康感が漂ってくるものだ。

 そいうえば、古峯園の紅葉が盛りだという新聞記事を先週目にしていたの思い出した。
 古峯神社の奥に作られた古峯園は神社の山内を整備した評判庭園であるが、今まで入園することは無かった。この時期紅葉が見事というのは聞いていたが、今までは限られたチャンス日程の中で登山などの優先順位を鑑みるに目的地から消去されていたのだ。

 幸いにして今年は時間がある。リハビリ散歩程度なら丁度よかろうと足を向けたもう一つの目的は、古峯神社での御直会をいただく事であった。
 本来はお祓いを受けた後に供物を神と共にいただく儀式が直会(なおらい)だというが、食事だけでもOKということなので以前より気になっていたのだ。

 紅葉はまさに盛りを迎え、月曜日だというのに駐車場は溢れんばかりの車。古峯園に出入りする人も絶え間なし。くだんの御直会もひとつ一つがなかなか美味、またボリュームもあって満足。なによりも宿坊の大広間でいただく精進料理は一味違うような気がした。

どうやら紅葉の盛りに間に合ったようだ

こちらが初めて入る古峯園 四季を通じて見ごたえのある庭園だそうだ

こんな天気の良い日はあんな稜線を歩けばさぞ気持ちが良いことだろう

古峯神社 平成の間にて御直会をいただくことに

この後湯葉刺しが遅れて出てきたが、1,650円の膳 お椀は炊き込みご飯 大きな椀のけんちん汁も美味

帰りしなにいつも撮ってるけど今日も一枚パチリ

帰路の黄葉も青空に映えて美しい

カテゴリー: 日記, 昼飯 | 2件のコメント

9年ぶりの中禅寺湖南稜



-- 『AQUOS SENSE With GeoGraphica』+『カシミール3D』+『国土地理院地図閲覧サービスデータ』にて作成 --
※当コースには不明瞭な登山道が含まれています。参考にされる場合はご注意ください。

社山の過去の記事
    2019年02月17日  今シーズン初の雪歩き、相変わらず絶景の社山
    2013年11月23日  中禅寺湖、大日尾根 上野島ルートで社山
    2011年09月16日  中禅寺湖南稜を歩く
    2009年10月18日  中禅寺湖の展望台、社山

 社山に登ると西側に開ける広大な稜線が視界に飛び込んでくる。
 延々と続くあの稜線に足を踏み出したいという願望は山好きな人なら違わず抱くものであろう。
 九年前の九月に自分もそんな思いに駆られてこの稜線を歩いた。もちろんその素晴らしさに感動して再び訪れたいという気持ちは折に触れ蘇ってくるのである。

 だが、暑い夏に2000mに満たないカンカン照りの稜線歩きはキツイだろうし、真冬は社山まで行くのが精いっぱいだろう。やはり秋か春だなということになる。前回歩いた時は木々がまだ青々とした頃だったので、是非紅葉の時期にと思っていたのだ。

 天気予報にまた悩まされた。28日は曇り優勢風微風、29日は晴れ優勢風強風。稜線歩きを考えると28日だな。

目覚めの社山

4日前と比べるとかなり紅葉が進んだようだ

おはよう 八丁出島

 中三日で奥日光の紅葉を楽しめるなんてこれはちょっとした贅沢だな。正確には先週の那須から一週間で三回山を歩いたことになるのだから、プータローの面目躍起というところか。まぁとにかく行ける時に行きましょ。

湖畔周遊路も今が真っ盛り

 阿世潟でカヤックを操る人達を横目にして山道を登る。今日は長丁場だからピッチ抑え目でゆっくりと体力温存で行くべし。
 辿り着いた阿世潟峠からは、足尾の方角の山肌に咲くようにちりばめられた紅葉で一服。光はいま一つ少ないが素晴らしい色彩だ。

阿世潟峠から足尾方面

 比較的早い時間なので社山の登りから振り返る中禅寺湖の絶景は精彩にかける。南岸にはまだ充分に陽光が届いていないのだ。

高度を上げて振り返る 南岸に日差しはまだ届かない

あと一息でまずは社山

黒檜岳まで続くこの稜線を越えていく

社山直下の崩落地 ここに落ちたら阿世潟まで一直線

行く先にガスが出てきたぞ

こちら側も激しく痛んでいる

登り返して稜線に出る 九年前に見たこの道標は記憶にしっかり残っている

あの高みを超えてどこまでも

鼻歌交じりの天空回廊

どこまでも続くよ

振り返る社山

大夫近づいてきたけど黒檜岳まだまだ先

このアングルの中禅寺湖はここからしか見られない

ガスが濃くなってきたのは残念

でも・・・ガスの稜線もまた一興かな

しかし、中禅寺湖側は相変わらず好天気で紅葉が映えている

稜線を超えるとガスは文字通り霧散

平坦地を通過

 途中、1816mP通過時に踏み跡に惑わされてコースアウトしてしまった失敗は今回もしっかり繰り返す。
 前回より深い所まで廻りこんでしまって、もっと早く稜線に登り上げていれば良かったのだろうが、まぁ目の前の斜面を上がるだけさと朝露に濡れる笹の斜面を強登。
 そんな訳でそろそろ休憩しないと後半の黒檜岳下りでバテちゃう。南から稜線に噴き上げるガスの勢いは一進一退だが途切れることは無さそうだ。稜線散歩もあと僅かだ。気持ちの良い1926mPで休憩とした。

もうすぐ1926mP 休憩しよう

1926mPより大平山

ガスが薄くなると一瞬雲海のような景色

ここを直進すれば大平山だが今日はパス

黒木の森に突入 ここからは道が極端に不明瞭になり徹底的に目印を追う

前回も踏んだ黒檜岳山頂 眺望も何も無し しかしここは東峰であった

 山名板から更に西に沢山テープがある。この先にあるシゲト山は黒檜岳に輪をかけたように何も無い山頂らしい。更にその先の三俣山から密藪の県境尾根を目指す猛者の通過するのがシゲト山だと思っていたのだが、いったいどうゆう事か。
 改めて地形図を眺めると地形図に山名の記入がある黒檜岳はこの先にあるようだ。先に進んで行くと・・・

こちらが約180m離れた西峰 黒檜岳は双耳峰だったのだ

 黒檜岳から中禅寺湖畔への下山路は九年前にも随分荒れていた記憶があるが、今回歩いて更に荒廃が進んでいるのを感じた。途中のシャクナゲ群生目当てに春に訪れる人くらいしか歩く人が居ないのではと思う。

 とにかく油断しているとすぐにルートをロストしてしまう。木に打ち付けられている二色のプレートを追うのが基本だが、脱落しているものも多く、赤テープ、青テープ、その他何らか引っかけてあるものでも何か人造物を追いかけながらのルートファイディングとなる。道型は濃い時もあれば落ち葉ですっかり隠されている場合もあるのでとにかく気が抜けない。場合によっては獣道なのかと疑いたくなる場合も。
 痩せた道のトラバースなどは神経を遣う。鹿沼あたりの藪尾根なら稜線キープで降りても良いが、このエリアはそれは危険すぎる。山腹をどこまでもぐるぐると辿って行く登山道を正確に追う為にはGPSに山レコのトラックログを落として確認しながら行くことを強くお勧めする。

鬱蒼とした下山路だから樹間から見える景色が目に眩しい

なおも高度を下げると紅葉たけなわ

そしてようやく中禅寺湖へ着地

湖岸も良い色づきだ

鮮やかさが目に沁みる

奥日光の秋の輝きを堪能

 千手ヶ浜から立木観音への遊覧船で一気に車の元へ帰るつもりであったが、コロナの影響で千手ヶ浜発着の便は無いということだ。九年前と同じ、無公害バス、東武バスと乗り継ぎ帰る事となった。

 前回と比べると疲れが幾らか軽いような気持ちもするが、ロングを歩いた達成感は同じ。体が効くうちにあと何回歩く事が出来るのだろう。人生の秋が去り冬が訪れる前に再訪したいものだ。

概略コースタイム

歌ヶ浜駐車場発(05:53)-阿世潟(06:58)-阿世潟峠(07:17)-社山(08:35)-社山崩落地(08:52)-
1792mP(09:17)-1816mP(09:55)-1926mP(10:35)-昼食休憩-行動再開(11:10)-
黒檜岳東峰(11:40)-黒檜岳西峰(11:48)-1802m地点(12:28)-千手堂(13:37)-低公害バスのバス停(14:10)

カシミール3Dデータ

沿面距離:16.7Km

カテゴリー: 日光の山 | 4件のコメント

今日もまた渋滞に嵌る

 日曜日は家内と八方ヶ原方面ドライブ。
 大間々は少し風が強くて早々に退散したが、八方ヶ原は快適。
 雲が流れて日差しが隠れたり差し込んだりでなかなか良いタイミングでシャッターを切ることが出来なかったが、この季節ならではの美しい風景を堪能することが出来た。

 塩原へ降りてから関谷経由で戻ろうとしたが、東へ進む車列は微動だにせず。しびれを切らしてR400を西走。三依経由川治まではサクサク、鬼怒川からやっぱり渋滞に掴まる。おとなしく学校平から県民の森経由で戻れば良かったのだが、ループ橋の紅葉も是非見たかったのだからね。でもR400とR121の車窓から見る紅葉も大変美しかったのは怪我の功名かな(笑)

大間々展望台より

八方池は見頃

八方ヶ原をちょびっと散策

山の駅たかはらの周囲もお見事

定番の県道56号ループ橋より
カテゴリー: 日記 | コメントをどうぞ

八丁出島の真実



-- 『AQUOS SENSE With GeoGraphica』+『カシミール3D』+『国土地理院地図閲覧サービスデータ』にて作成 --

半月山の過去の記事
    2017年05月20日  案外疲れた半月山
    2015年03月15日  今季最後の雪山
    2007年09月16日  半月山から茶の木平まで

 水曜日の那須は天気もイマイチだったが天気予報を見ると週末はワンチャンス。
 今度は紅葉の見頃も保証されている中禅寺湖畔で行こうじゃないか。

 が、最大の問題は土曜日であるということだ。
 日曜は気圧配置的に強風が吹き荒れる予報なので、はなから除外だが風もまだ弱い土曜日は悩みどころだ。
 なんといっても渋滞と混雑。
 まぁ登山だから混雑はしれたものだろうが渋滞が何よりも怖い。

 更にこちらも心配な駐車場の確保である。
 結局夜中の2時半に出発して3時半に歌ヶ浜駐車場に着いたが既にほぼ満車状態。
 皆さん車中泊が殆どの様子だ。そういえば今市の道の駅ニコニコ本陣も道路脇迄満車状態だった。

 さて、時間はまだ早しと持ち込んだ銀マットとシュラフで仮眠をと思い横になるが、まだ夜更けというのにどこかの車で愚図った子供の泣き声、社外で声高に話す人、そして次から次へと駐車場にやってきては満車で別な場所を探す車の数々。まぁ、横になって体を休めれば良いでしょ。

 日が昇る頃にちょっとガスが出てきたが、朝食を摂っている間に晴れ間が広がってきた。予報通り少し風はあるがまずまずの登山日より。さて出発しよう。 

雲影と朝の光が織り成す不思議な景色

湖畔周遊路も良い感じに

八丁出島と社山

水鳥がアクセント

もう少し光が欲しかったがなかなか絢爛

 さて、今日の核心部は懸案だった八丁出島探索である。
 湖岸のこの道を通るとき、いつもあの先はどうなっているのだろうと思いながら歩いていた。
 ついでに歩くには少し面倒な気持ちも手伝っていつも通り過ごしていたのだ。

 ところがリンゴさんが先日中禅寺湖一週を歩いた際にそこに行かれたという記事を見て、自分のネタ帳の中からポンと飛び出してきたのである。
 本当は先週あたりから錦秋の中禅寺湖一週をと考えていたのだが、帰りの時間が遅くなり渋滞地獄に嵌るのがいやという理由で決めかねていた。次案は社山から黒檜岳稜線歩きであったが、思いがけない八丁出島に軍配が上がったのである。

 紅葉たけなわの連休に混雑必至のいろは坂往来を伴うのだから流石に八丁出島だけではコスパが悪かろうと、上からも八丁出島を見てやろうかというルートとなったのだ。

懸案の八丁出島内部へと踏み入れる

 周遊道を離れ基部から薄暗い内部へと進むと中央部は小高くなっているので歩きにくそうである。とりあえず東側を廻りこむようにして進む。時折明るい紅葉と湖面が顔を覗かす。遠くから見た美しさの中に今居るのかと思うと不思議な高揚感がある。

外から見える艶やかな紅葉

半島の中心部にも綺麗な所があった

 先端部に到達すると石組の跡と苔むした柱が横たわっている。何か人造物があったようである。
 さらにその先の石段を下りた先が寺ケ崎の湖岸であった。
 後刻調べてみると、寺ケ崎は霊場であり立木観音堂の敷地だということだ。恐らくこの場所にはお堂か何かがあって、立木観音から舟でやってきて上陸したのだろうか。特に立ち入りを禁じる掲示もなかったので、ずけずけと立ち入ってしまったのも申し訳ない気がするが、自分としては長年の留飲が下がった思いだ。

そして先端部は何やら遺構あり

寺ケ崎より男体山と対峙

英国大使館跡イタリア大使館跡が対岸に見える

大日崎

湖岸から遺構の石段を登る

 八丁出島探索を終え、次なる目的地は半月山展望台。
 狸窪までちょい戻ってジグザグの登山道に汗を絞られる。半月峠に登り上げると吹く風の冷たさに思わずブルブル。
 だが風の冷たさを跳ね返すような急登で再び汗だくになる。振り返ると社山とその先の稜線が堂々と横たわり『いつでも来いよ』と誘っている。

社山から黒檜岳への稜線 近々再訪したいと熱望

 そしてようやく半月山展望台へ。

 !・・・

 何が驚きかって、展望待ち行列じゃないですか。
 山の中で何かに並ぶという経験が無かった自分には衝撃的。
 それに、密ですよ密! 思わずザックからマスクを取り出した(*´Д`)
 結局待つこと15分にしてようやくデッキの撮影ポイントにありつくことが出来た。

 このポイントからの写真は多数見るが、こうやって自分の一枚を見てみるとつくづくいい加減に撮っているなという実感がひしひしと湧いてくる。でも、あの混雑状況で長時間占有して撮影すれば非難ごうごうは火を見るより明らか。

 中には三脚をどっしり構えて撮影にいそしんでいる方も居たが、ちょっと感性を疑いたくもなる。規制などがあるわけでもないので基本的には自由だが、ああいうパブリックな場所では他人への気遣いというものが少しは欲しいと痛感したのだ。

半月山展望台からの眺め 構図が下手くそ(´Д`)

 まぁ何はともあれ、つい先ほどまであの先端部に居たのだという自己満足感も手伝って、『良い風景』を見ることが出来た。

撮るの難しいぞ 八丁出島

 展望台を後にして山名板だけの静かな半月山を通過して北東へと高度を下げる。
 中禅寺湖展望台駐車場で車道と交わるが、この先の狸山は越えていっても眺望は無い事を知っていたので今回は体力温存でしばしの車道歩き。

 だが、この車道歩きが意外と良かった。
 向かい側の足尾の山並や手前に拡がる谷の紅葉の美しさにたびたび足を止めてカメラを向ける。車で走ってもただ通過するだけだから、ここを歩くというのは案外素晴らしいことだと思った。

黄葉も鮮やか

薬師岳の向こうに雲海

形の良い雲と

 狸山から降りて来た登山道が車道と交わった箇所から、茶ノ木平に向かう山道へ再び自分も足を踏み出す。
 登り出してすぐの所にある展望台は我がお気に入りのポイントでもある。今日の食事はここと決めていたのだ。

茶ノ木平ルートの入り口にある展望台から

スカイラインが山腹を縫うようにして走る

 昼飯のあとの急登はキツイ。そういえば13年前に同じコースを初めて歩いた時は無謀にも阿世潟峠からスタートという無駄に長いルートだった。体力を顧みないコース取りゆえに狸山への登りでふくらはぎが激しく攣って暫く座り込んだ記憶が残っている。
 あの時に味わった茶ノ木平へのこのキツイ登りはもはや拷問としか思えなかった。今回もキツイのは同じだが、無理をしない歩き方が少しは身に付いたようである。

茶ノ木平への登り区間で最後に見えた八丁出島

 茶ノ木平からの下りは、陽のあまり差し込まない北側なので紅葉・黄葉は地味。だがそんな中ににもたまにはっとするような美しい木があったりする。半月山の喧騒が嘘のような静かなこのルートを最後に選んで良かったなと思った。

 で、帰りの渋滞である。
 歌ヶ浜駐車場を13時半に出発。いろは坂の前半の下りはスイスイ。オヤっと思っていたら途中から牛歩状態になり結局神橋に着いたのが15時。なんと1時間半かかったのだ。この間も対向車線はのろのろの連続で中禅寺湖を目指す車が延々と続いている。いやはやである。
 その後、今市の道の駅に入る車列並びが影響して15時半に今市通過。そのあとも局所的な渋滞があって結局自宅まで3時間かかった。朝は自宅から歌ヶ浜まで1時間で到着したがこれはあくまで深夜のこと。昼間なら普通2時間弱といったところだが、やはりこの時期の日光は宇都宮界隈の住民にとっては容易ならざるエリアなのである。

概略コースタイム

歌ヶ浜駐車場発(06:58)-八丁出島突端(寺ヶ崎)(08:01)-狸窪(08:23)-半月峠(09:09)-半月山展望台(09:36)-
半月山(09:58)-スカイライン接合(10:33)-車道から登山道へ復帰(10:56)-展望台(10:57)-昼食休憩-
行動再開(11:37)-茶ノ木平(12:00)-中宮祠登山口(12:53)-歌ヶ浜駐車場着(13:10)

カシミール3Dデータ

沿面距離:13.8Km
所要時間:6時間12分

カテゴリー: 日光の山 | 2件のコメント

晩秋の那須

 紅葉黄葉!高揚?
 プータローな身になり、好きな時に幾らでも紅葉の山を歩けると思っていたが、現実はそんなに甘くない。
 なによりも天気が味方してくれないからしょうがないのだ。

 ネットで見る紅葉の便りは、芳しくない予報なのに歩いて見たら思いがけない青空との遭遇や、陽光少なくともそれを凌駕するほどの圧倒的な美しさ。

 天気予報のマークが晴れオンリーの日でないと計画をしない自分の弱腰さ。結局なんの成果もあげられていない口惜しさに逡巡するなか、季節はどんどん進んで行く。

 真ん丸晴れマーク予報の21日、もうとっくに盛りは過ぎてしまっただろう那須に紅葉山行挙行。夏から歩いていない足腰にカツを入れるためにも腰を上げた。

 沼ッ原駐車場につくとまだ車はまばらである。ハイシーズンを過ぎた平日ならではの静けさだ。
 と思いきや、姥が平あたりから人の多さが目立つようになった。南月山で会話した方の話では大丸駐車場も既に満車に近かったとか。『表』は相変わらず大賑わいのようだ。

 歩き出して高度が上がるとどんどん気温が低くなってダウンを羽織って丁度良い。恐らく気温は5度位かな。いやぁ実に快適快適。やっぱり山歩きはこうじゃなくっちゃ。姥が平まで無休憩無給水で来ることが出来た。暑い時期だと既にバテバテのヘロヘロだろう。

 だが、登り始めは明るかった空も仰ぎ見ると流れ行くガスに支配された世界。ひたすら暗く重く、時折途切れた合間から見せる青空もほんの一瞬なのが恨めしい。
 牛ヶ首に登ると、このエリア特有の強い風が流れていて『涼しい』を通り越して流石の自分も『寒い』。ますます水分を飲むのが億劫になり稜線を南下する。

 南月山への稜線に入ると途端に風は遮られ快適な歩きが戻ってくる。砂礫帯を歩いている時ふと『月の砂漠』のメロディーが頭の中をぐるぐると廻った。月の砂漠と言えば春の千葉車中泊旅の御宿の想い出だな。

本日 一番綺麗な紅葉 というか日差しはこのあと無し

高度を上げてようやく流石山が見えてきた

姥ヶ平手前から 残り紅葉ももう少し光が欲しかった

一瞬切れたガスか噴煙か

束の間の輝き

ガスが押し寄せる稜線を南下すると再び静かな山行となる

南月山より ガスの切れた合間に一瞬姿を現す茶臼岳

 南月山への稜線からは歩く人も少ない静かな山行となった。とはいえ後続対向もそれなりに居るんだけど、下山ルートの白笹山へ向かうとその数もぐっと少なくなってくる。
 茶臼岳あたりを支配しているガスの流れは南側にはあまり懸かってこないようで、南月山からの下山は気持ちの良い景色を見ることが出来た。

 天気予報大いに外れる。ではなくて山の天気は行ってみないと分からないものなのだ。
 きっと快晴ルンルンだろうという自分の助平心を見透かされたような結果となったが、お土産でもある太ももの軽い痛みをさすってみるとやはり山歩きは楽しいと再確認した。

白笹山へと廻りこむ

黒尾谷岳の紅葉は盛りのようだ(ちょっとカメラの発色が×)

ホントはこんな感じ

遠く西の県境を眺めながらの下山

北側県境のこちらもなかなか足を延ばすことが叶わない

沼ッ原駐車場の紅葉がベストだったかな(笑)

概略コースタイム

沼ッ原駐車場発(08:01)-ひょうたん池(09:33)-姥が平(09:42)-牛ヶ首(10:10)-南月山(10:55)-
昼食休憩-行動再開(11:31)-白笹山(12:11)-沼ッ原駐車場着(13:39)

カシミール3Dデータ

沿面距離:10.9Km
所要時間:5時間38分

カテゴリー: 那須塩原の山 | 2件のコメント