古賀志山馬蹄形縦走時計回り



-- 『AQUOS SENSE With GeoGraphica』+『カシミール3D』+『国土地理院地図閲覧サービスデータ』にて作成 --
※赤岩山周辺は岩場の通過が多く不慣れな人にはお勧めできません。

古賀志山馬蹄形縦走の過去の記事
    2013年03月09日  古賀志山馬蹄形縦走

関連山行
    2014年11月23日  半年ぶりに山を歩くも後半は車道歩き
    2009年03月28日  岩崎尾根5峰を巡る

  コロナウィルスが猛威をふるうなか、流石にスポーツクラブ通いも憚れるので最近運動不足気味である。さりとて家の周囲をランニングというのも年配者にとってはどことなく気恥ずかしい。
  連日のコロナ報道を鬱々としながら見ているのは暇人にとっては精神的に毒になるばかり。そんなことは解っているのだが、ついついTVをつけてしまうのが在宅人の性なのである。

 去年現役を引退し無事退職と相成ったが、嘱託的な(社員ではない)関係で今でも勤めていた会社の手伝いとして必要な時だけ働くことがある。

 今はやりのテレワークが基本だが、あっても一日1時間~数時間が週に1回か2回あるかないか。実に気楽なものだ。収入的には小遣いレベルだが、死ぬまで働くべし的な風潮の昨今の状況の中、ジャスト60歳で退職してしまったせめてもの罪滅ぼしとして専門性のある部分だけのフォローをしている。

 現役の時は管理職兼前線作業員(いわゆるプレイングマネージャー)だったのでいろいろとストレスフルであった。今は純粋に会社のお困り事を解決するだけなので精神衛生上非常に良い状況なのだ。
 また、テレワークは自宅のみならず車の中にノートパソコンを持ち込んでも殆ど同じことが出来るので、旅行などを自由に考えることが出来るのでこれまた良し。

 代償として年金支給開始までの5年間、定期的な固定収入が無くても税金やら健保の支払い(会社の半額負担が無いのが痛い)だけが確実にやってくる。まぁ自由との引き換えだから観念するしかないのだろう。

 と、

 前置きが長くなってしったが、要は『運動不足解消』ということである。
 房総の旅から戻ってきた先週は、娘が孫を連れてきて一週間逗留。孫と暮らす毎日は楽しかったが、そろそろ腹のたるみが気になりだしたのだ。

 で、

 ちょっと辛そうで、行くのに時間がかからない所・・・といえばやはり古賀志山界隈。
 ならば、ということで馬蹄形を7年ぶりにやることにした。

 2014年にも馬蹄形の北半分だけ歩いているが、二回とも半時計周り。腰掛岩からの下降は半ば無理やり藪をかき分けながら降りて尾根通しでスッキリ降りられなかったことがずっと心に引っかかっていたのだ。
 台風による大規模崩落の為、444mPの下部は現在災害復旧工事が行われている。堰堤の建設などで大規模に周囲の状況が変わっていると聞き及び、先般オフロードバイクで偵察した。
 すると、なんと腰掛岩を指し示す道標まで設置されている。道標があるくらいだからきっとすんなり腰掛岩まで進めるのだろう、どんなルートなのかという興味心が一番の動機である。

 結論から言えば、腰掛岩直下の岩の間にしっかりルートが造られそこに真新しく頑丈な鎖が設置されていて、立派な登山道になっていた。6年前はこのルートが無くリスキーな岩の急下降を嫌い少し手前の『手がかり』豊富な藪を無理やり下ったのだ。

 旧丁岡峠までは相変わらず静かな雰囲気で特に以前と変わった感じもしなかった。
 あえて言えば444mPに鳥屋山という板が付いたくらいだ。

 馬蹄形北半分は一人旅。されど鞍掛尾根に合流すると徐々に増えていくハイカー。
 古賀志山、御嶽山に至れば今日は休日なのか?と疑いたくなるほどの盛況ぶりだ。
 目立つののが休校中の子供を連れたおとうさん達である。

 御嶽山から赤岩山方面に足を踏み込むと、また静かな空気が還ってくる。
 やはり静寂の中を歩くのは最高だな。
 だが、北ノ峯に着く頃には太ももに溜まりだした乳酸。軽く痛みが。あぁ、やはり運動不足。いやいや歳のせいにしておこう。

林道内倉線にある駐車地 休日は沢山車があるが流石に平日は閑古鳥が鳴いている

立ち入り禁止の先が富士見峠に通じるということだが

真新しい板あり

腰掛岩手前の岩場で新設の鎖

腰掛岩から鹿沼の山々 風景は以前と変わらず

うーん一眼で撮りたかったなぁ 雰囲気あったんだけど 解像度無くて残念

6年前は何も無かった444mPにも板が

赤岩山稜線と崩落の復旧工事を眼下に

444mP東の肩から降りるここの岩 以前は何も無い難所だったので鎖は大変ありがたい

個人的な好みだが うーーんちょっと色とフォントが好きじゃないなぁ 別に板が無くても良いとは思うのだが

中岩から左奥に多気山

手前の岩にピント合わせた筈なのに ちょっと残念 それにしても荒々しいね

左奥は鹿沼の千渡山

寄り道の籠岩から北ノ峯までのピストンが終盤の足に結構効く

籠岩から猿岩?方面 なかなか迫力あり

GoogleLensというアプリで調べたら ヒオドシチョウだという 逃げてはまたやって来る 何か縁でもあるのかな(笑)

さぁ、後は下降のみ

おぉ、停めた車が見えた

概略コースタイム

駐車地発(08:44)-鳥屋山{440mP}(09:23)-旧丁岡峠(10:23)-540mP(10:39)-斑根石山{559mP}(11:01)-
古賀志山(11:41)-御嶽山(11:51)-昼食休憩-行動再開(12:07)-中岩(12:23)-ニ尊岩(12:48)-赤岩山(12:59)-
猿岩(13:05)-籠岩(13:29)-北ノ峯(13:37)-廃小屋(14:01)-駐車地着(14:13)

カシミール3Dデータ

沿面距離:9.5Km
所要時間:5時間29分

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早乙女の桜

 喜連川の早乙女の桜。
 現役だった頃は、仕事でここを通過するときにいつもその見事さに溜息をつきながらハンドルを握っていたものだ。

 もうそろそろ良い頃だろうと思い、午前中の好天予報のもと訪れる。
 イマイチ青空がキリっとしなかったが、それでも堤を歩いてゆっくりと楽しむことが出来た。

 早乙女の桜を堪能したあとはお丸山公園へ移動。
 スカイタワーや喜連川城温泉は依然として3.11から時間が止まったように手付かずの状態。
 山頂部の土留め復旧作業により長らく入ることが出来なかったが、基本的な修復と新たに造成された散策路も加えて解放され、明るい雰囲気の公園となっていた。

いつも車で通過するだけだったが今回は歩きでじっくりと

土手の下に降てアオリで撮りたかったが 田(私有地)なのでやめた

淡いピンクが美しい

長閑な風景を堪能

お丸山公園へやってきた

カラスよ何を想う

早乙女の桜 遠景

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房総の旅 六日目

 最終日。
 思い切り趣向を変えて、にわか飛行機撮り。
 成田空港周辺には飛行機の離発着が迫力の大きさで楽しめる公園がいくつかある。
 そのうちの一つ、『ひこうきの丘』。

 バズーカ砲のような大型の望遠レンズを抱えるカメラマンに混ざる。
 風向きによって離陸着陸の向きが変わるので常連さんは撮影箇所を素早く移動。
 中には航空無線を傍受し、ネットで詳細な運航状況を把握しながら撮影する猛者も。
 何事も奥が深いんだね。

 それでも、初めて間近な離陸着陸に圧倒された自分には充分感動的。

 と、まぁ海も山も関係ないところで幕を閉じた今回の房総車中泊の旅。
 想像していた通り、そして想定外の事。いろんな場所でいろんな風景を”時間を気にせず”眺めることが出来た。

 単に車中泊という非日常の見せる幻影ではない。のんびりと流れる時間を楽しむ事が出来る。そんな当たり前な時間をやっと過ごすことが出来るようになった今日この頃に感謝の思いが絶えないのである。

 ・・・

 そして、

 今度は何処に行こう。

 今から楽しみだ。

成田空港南端にある『ひこうきの丘』 飛行機撮りの聖地らしい

間近の機体がそろりそろりと移動し・・・

滑走路でエンジン全開

そしてテイクオフしていく様子が見られる 爆音と共になかなか迫力があるな

風向きが変わり手前側の滑走路に離陸する機体

今度は逆向きで離陸していく お腹のロゴがある機体とそうでない機体がある

こちらのJALはシンプル

おぉ、また一機離陸していく

行ってらっしゃい!
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房総の旅 五日目

 昨晩は台風並みの風雨が到来する予報だった。車中泊ビギナーにとっては少し条件が厳しいので、迷わずじゃらんで安い民宿を予約した。おかげで3日ぶりの入浴と晩酌が出来て大いにリフレッシュすることが出来たのだ。

 連日の登山で汗臭い体も、濡れタオルで拭ったり百均の制汗シートでやり過ごしていた。また、飲酒は万が一夜間に車を移動しなければならない事態が発生した場合に備えて控えていた。
 そんな事情故に広い風呂に浸かり、ついつい深酒をしながら布団の上で手足を伸ばして寝ることの有難さといったらひとしお。

 予報通り夜半強風と雨が吹きすさんでいたようだが、一晩明けると風は残っていたものの雨はすっかりやんで良い天気となった。まずは御宿海岸の散策より今日の一日を始める。

 『月の~沙漠に~』で有名なあの曲は、御宿の海岸がモデルとなったらしく、その名も『月の沙漠記念公園』には二頭のラクダに乗った王子と姫の銅像が設置されている。また、町内の有線放送で定時の時報代わりに『月の沙漠』が流されるのもなんとなく可笑しいが旅情を誘うのだ。

御宿海岸より房総半島南端を望む

『月の沙漠』は御宿の海岸がモデルとなったらしい 逆から撮ったほうが良かったかも(汗)

 こちらはラクダではなく愛犬がお供

 御宿を後にして、房総の旅で思い入れのある場所『鵜原』へやってきた。
 鵜原はまだ東京に住んでいた小学校4年か5年の時に臨海学校として訪れた地であった。
 親元を離れ、同学年の仲間と同じ部屋で枕を並べて非日常的な時間を過ごしたという事が50年も前の事なのに鮮烈な記憶として残っているのだ。

 住んでいた街から電車に乗り、中央線・総武線・外房線と乗り換えた。片田舎のぽつねんとした鵜原駅に降り立った一行は、いつもより少し神経質な教員達の引率で黙々と歩を進める。
 潮騒大きく磯の香りの広い一軒家(海の家として市が借りていたらしい)に重い荷物を降ろす。岩の合間を縫って少しばかり降りると岩礁があり、磯の小魚や生き物たちに目を輝かせる子供達。夜は大きな部屋に布団を敷き詰め隣の子と肩がふれあうようななか、まるで咆哮のような波の音を聞きながらいつまでも目だけが冴えわたっていた想い出。

 そんな少年時代の思い出の地、鵜原は大正時代に別荘地とする計画があって『鵜原理想郷』という命名を受けたが、現在でも別荘のような雰囲気の建物が数件残っており、荒々しいリアス式海岸を保存すべく管理された散策コースとなっている。

臨海学校の想い出 鵜原へやってきた

人を寄せ付けぬ荒々しい海岸

長い年月による風化

あんなところに泊まったような記憶が センチメンタルを禁じえない(・∀・)

季節 時間帯によっては 黄昏が実に似合うのかもしれない

 次に訪れたのは勝浦の南端にある『八幡岬』。
 向こう側に鵜原の海岸を望み、再び外房の海の青さと荒々しさを楽しむことの出来る岬。

遠く海原を前にして・・・ 後ろから撮影失礼!

波しぶきに洗われる鳥居

沖に向かう船一艘 海はデカイ

 勝浦では『勝浦タンタンメン』を食べるつもりでいた。有名な店を何件かピックアップしていたのだが、春分の日の休日とあり、コロナもなんのそのの賑わい。駐車場にありつくことも出来ずにうろうろする。諦めて向かった郊外の店も開店30分前にして既に長蛇の列をなしていた。丁度目の前を走っていた車が駐車場の最後のスペースを埋めたのでその時点で観光客と張り合うのは終了。
 結局『勝浦タンタンメン』の幟をあげている小さな店でようやくありつくことが出来た。味のほうは・・・
 一般的に胡麻味噌ベースのタンタンメンを想像するとなんとなく物足りない感はあるが、刻み玉ねぎがなんとも甘みを出していてこれはこれで美味かった。

 勝浦を後にすると、九十九里浜を辿りひたすら北上。
 九十九里浜は有料道路を通らないと眺望が殆ど無し。ケチケチ下道オンリーの旅はひたすら単調な道を進む。

 ようやく銚子の街に近づいた。『地球の丸く見える丘』に立ってみると、果たして・・・地球は丸く見えなかったが広大な風景が広がっていたのは確かだ。

地球が丸くは見えなかったが・・・白波が綺麗だった

うーん、ちょっとは丸いかな(笑)

畑と住宅地と海 生活感があってこれも良い雰囲気だ

 そして、今回の旅で海とのお別れ地点である犬吠埼。
 栃木県民が慣れ親しんでいる茨城の海、そんな太平洋の風景を見ながらこの一週間の思い出に浸った。

 さぁ、今日の宿泊地『道の駅 くりもと』へ向かおう。

青い空に突き上げる白亜の灯台はやはり画になる

すっかり慣れ親しんだ太平洋 さぁ、この旅の海とはお別れだ
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房総の旅 四日目

 今回の房総の旅でもっとも山歩きとして考えていたのがこの日に歩いた花嫁街道と花婿コースである。
 やはり昨年の台風被害で登山道は崩落等が激しく、つい最近まで通行止めになっていたのだが、地元の『和田浦歩こう会』の尽力により整備が進み開通に至ったのだ。

 今回下図の時計周りで歩いたが、和田浦花園から烏場山までが花嫁街道と呼ばれ、かつて実際に花嫁の一行が嫁入りで往来したと言われている。
 烏場山からの下山路は花婿コースと命名されているのも面白い。全コース通して特に急峻なところも無く、特に前半の花嫁街道はゆるゆるとした区間も多い。
 往時の花嫁一行が足袋草履姿で歩いた姿を想像しながら登るのもまた楽し。そんな山旅であった。



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和田町が運営する駐車場からスタート

ハイキングコースとして確立している

菜の花畑を見ながら

序盤の崩落地点 仮整備が済んでいるので通行に問題無し

こちらはきっちり修復済

 途中に四等三角点があるが、地元のハイカーはあまり三角点には興味が無いらしい。登山ルートから一歩踏み出すだけなのに踏み跡さえ薄いのが意外である。栃木の山なら必ず板がかけられるところだ。もっともそんな自分が単に三角点中毒なのかもしれない(笑)

216.2m四等三角点 榎田

未だ開通していないルートもあるがきちんと閉鎖されている

見晴台より沖の船行く風景

 第一展望台は全く眺望が無かったが、第二第三と風景が拡がる

烏場山の山頂は板が賑やか

蒼き海は遠く銀色に輝く

整備に尽力された証

黒滝で花婿コースも終了

 休憩を入れて5時間、約11kmの周回コースであったが、のんびりと千葉の山を楽しむことが出来た。特に植生は海沿いの地ならではで、栃木県民としては見慣れないものも多かった。
 また、地元の方々の熱い思い、地元の宝物として整備された道を進むと『花嫁街道』というネーミングに更に深い思いを感じることが出来た。

行きと同じ場所で青空の元 もう一度撮影
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