息子の結婚式

 2月3日、節分の日。
 今日は息子の結婚式でした。

 美人でしっかり者のお嫁さんは、至らぬ息子には勿体ないくらい。

 今まで、新郎新婦の父親になるなんてはっきり言って実感無かったですが、
 こうやってまた自分も歳を重ねていくのだなぁとしみじみ思いました。

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鳴蟲山周回



-- 『GPSMAP60CSx US版』+『カシミール3D』+『国土地理院地図閲覧サービスデータ』にて作成 --
※当コースには一般登山道でない箇所が含まれています。参考にされる場合は自己責任でお願いします。

鳴蟲山の過去の記事
    2008年03月08日  二股山と鳴蟲山

 冬場に歩きたい里山ネタ帳第四弾。今回は鹿沼の鳴蟲山である。10年前は南の林道を車で上がれるところまで上がって、残りの林道を徒歩で詰めて山頂直下へ最短で・・・というエコルートであった。
 今回は、羽賀場山の登山口である長安寺側の尾根を取り付きとし、鳴蟲山西尾根へと周回し大芦川へ降下した。久々に登場のワインレッド号にて車を回収した。

大芦川沿いの空き地に止めさせていただいた。奥の右手が長安寺

目論見の尾根末端にある神社の石段を上がる

 石段を上がるとすぐに小さな社がある。社の扉は普通きっちりと閉じられているものだが、どういう訳か扉が開け放たれており、中に鏡のようなものが二枚見えた。自分のような信仰心の希薄な者にも明らかに正視してはいけないという雰囲気が醸し出されている。

扉が開いてご神体が丸見え 正面からの撮影が憚れる

 ご神体に気後れし、脱帽して二礼二拍手一礼でお参りをし、背面を通過する無礼を詫び本日の無事をお祈りした。
 たまに歩く人が居るのか、はたまた獣道なのか、社の脇に踏み跡がある。結局はトラバース状に登る際に社の真後ろを通過するので結果的には大差ないが、やはり真後ろから直接取り付く不敬者はいないようである。ご神体の迫力がなければもしかしたら自分は真後ろから登ってしまったかもしれない。

この裏手が本日の取り付きとなる

 かなりの急斜面で四つ足でなければ進めない、だが足もとが丁度良い硬さでグリップがよく効いてくれる。そして程よい間隔に生えている木から木へと渡りながら高度を稼げる。

等高線通りの急登を登り切った箇所から。下りには絶対使いたくない

 取り付きの急登が結果的には本日の最大の難所だったと言ってよいだろう。あとはいつもの地味尾根が展開していく。しばらくは高度を徐々に上げて行くだけなのでルートも難しく無い歩きが続く。

あとは穏やかな尾根が続く

今日も寒いが陽が射せば足取りも軽いというもの

 尾根の方向が西に向かい、一つピークを乗り越すとそこは伐採地。鳴蟲山直下の紅白鉄塔の箇所を除けば本日随一の眺望ポイントであった。

南に開けた伐採地へ出た。日差しが嬉しい

集落を挟んで向かい側の400mクラスの峰々も時間をかけて歩きたい箇所

伐採地頂部より食害ネットが綺麗に巻かれている

 伐採地より先は、木の根元部分に食害防止ネットがきちんと巻かれている超現役の植林地である。時々書かれているヤマサの印は確か羽賀場山でも見かけたことがあるので同じ方(会社)の所有林なのだろう。

ヤマサ屋号の樹が続く

森の中の静かな571.6m三角点 「上久我」

国土地理院のデータは571.62mなので栃木の山紀行さんの誤記?

 今日は取り付きの登り以外は至って穏やかなルートであり、藪も殆どといってよいほど無かったが、三角点から先の頂稜部は幼木密集ゾーンである。だが、未だ葉先が柔らかいので顔に当たっても痛くないので問題無し。やがて林業者による間伐が行われてスッキリしていくのだろう。

しばし、幼木の海を泳ぐ

鹿沼の山は基本的に筋肉質(岩交じり)である

登り、そして下る

特別な意味が追記されているようだ

送電鉄塔 新栃木線№212

 鉄塔手前では北の谷筋で銃声を二発聞いた。こちらもホイッスルを鋭く二回吹いて牽制すると、そのあと発砲音はしばらく聞こえなくなった。
 鉄塔を過ぎて西へ延びる尾根に差し掛かると、今度は犬の鳴き声が南側から聞こえてくる。よく耳を澄ますと二頭のようで、一頭の鳴き声は恐怖を感じたような訴えかけるような鳴き声である。人間にとっては広大な山中でも犬達にとっては僅かな距離である筈だから、もし自分の出現を警戒するなら間合いを詰めてくる筈だ。だが彼らの鳴き声の大きさは一定しない。自分のが進むと当時に彼らも移動しているようだ。野生犬だと始末が悪いが、ハンター犬であれば以前5~6頭に囲まれた経験ががあるのであまり不安は無い。だが、鳴き声の悲痛な感じも手伝って早めに通過すべしと先を急いだ。

南いわき幹線273鉄塔より伸びる巡視路と合流 プラ階段が歩きやすい

 北の林道から上がってくる巡視路と合流する。ピッチが実に心地よいプラ階段は山を歩く事を仕事としている方々が設置したことがよく伝わってくる。行政が誂えた予算が付いたから敷設しました的な階段は大抵ピッチが変で妙に歩きにくいが、この階段はかゆい所に手が届く的な気配りが嬉しい。(巡視路は登山者のものではないのだけど)

 暫く登っていくとハンターが何やら携帯で大声で通話中。『とにかく回収するしかねーな』という言葉が聞こえてきた。丁度通話が終了したところなので、「先ほど通過してきた付近で二匹と思われる犬の鳴き声を聞いた。うち一匹は怪我でもしているような雰囲気であった」と伝える。
 すると北の林道方面か?と尋ねられたので、東の尾根の南の谷周囲に犬が居たという話をした。やはり何か事故があったようで、それまで愛想の良かったハンターは顔を曇らせてしりつぼみの挨拶。先ほどの犬の鳴き声は、追い詰められた獲物に反撃されたか或いは事故で流れ弾を受けたか判らないが何らかの怪我をしているに違いない。

本日初めて見る道標

 本日初めての道標を見れば後は一投足で紅白鉄塔へ。樹に覆われた尾根通しだった為に青い空が目に沁みる。

鳴蟲山を象徴する紅白の南いわき幹線274鉄塔

 鉄塔の所で福島から来た三人組とお会いした。北の林道から巡視路を使って1時間半で登ってきたそうだ。福島から栃木のこんなマイナーな山へ何故と思ったが、話を小耳に挟んでいると、日本中のあらゆる山に登られている様子。北海道の登れる山は全て登ったなんて話しもしていたので、恐らく時間も財力も豊富なのだろう。そのどちらも無い自分には少しジェラシーを感ぜずにはいられない話であった。

羽賀場山~お天気山の稜線が相変わらず格好良い

二股山方面

 食事を終え福島の三人に別れを告げて山頂を踏む。紅白鉄塔が無ければこの山頂も静かで良い雰囲気であるのは間違いないのだが、やはり紅白鉄塔の箇所の印象が強いので鳴蟲山の山頂は分が悪いだろう。

相変らず地味な山頂は今回は通過のみ

山頂から少しだけ進んだところで西側眺望が一瞬得られた

 山頂から西へ向かうルートは北の尾根に入らなければ正解なのだが、尾根形が明瞭になるのはある程度下ってからなので、安全そうな所を進路だけ気を付けながら下っていく。案外急だが危険個所ではない。

出だしの降下がきついが危険な箇所では無い

 急降下をやり過ごすと時折岩交じりになったり、痩せ岩稜があったりと変化がそこそこあって楽しめるルートだ。

時折岩交じりになったり変化もほどほどに楽しめる

そして穏やかなルート

コンパスを合わせて目的の尾根を拾っていく

こういう苔?のようなものが沢山生えていた

終盤藪が煩くなるが、ルートを外したくないので直進

最後はここをダイレクトに降りてフィニシュ

道路に降りて改めて羽賀場山稜線の美しさ

学校跡地にデポしたワインレッド号の元へ

駐車地に戻って来た。背後のピークが朝のルート

 『虎岩』という案内板があって気になったので車で寄り道をした。見れば、なるほど見事に虎の模様をした美しい岩があるではないか。実は下の写真に写っている男性が撮影の為に岩に水をかけたらしく、それで一層鮮やかな光沢を放っているようだ。

『虎岩』へ寄り道する

うーーーん。確かに珍しい模様。まさに虎そのもの

迫力だね

概略コースタイム

駐車地発(08:13)-神社石鳥居(08:16)-神社(08:21)-伐採地(09:09)-571.6m三角点(09:28)-新栃木線№212鉄塔(09:59)-
巡視路と合流(10:36)-道標設置個所(11:01)-紅白鉄塔(11:06)-昼食休憩-行動再開(11:44)-鳴蟲山(11:47)-
427mP(12:52)-林道接合(13:06)-自転車デポ地(13:23)-駐車地着(13:52)

カシミール3Dデータ

沿面距離:8.3Km
累積標高差:(+)1,001m (-)933m
所要時間:5時間10分
※累積標高差は、『国土地理院基盤地図情報数値標高モデル10mメッシュデータ』よりカシミール3Dにて算出した値

自転車区間距離:4.9km 所要時間:29分

カテゴリー: 鹿沼・粟野の山 | 8件のコメント

日光駅北方804m三角点



-- 『GPSMAP60CSx US版』+『カシミール3D』+『国土地理院地図閲覧サービスデータ』にて作成 --
※当コースはすべて登山道ではありません。参考にされる場合は自己責任でお願いします。

  高平山から日光駅に下ってきた時に北側に見た804m三角点峰。扇状に拡がる意外にも堂々とした山容に心動かされたものだ。いつか歩こうと思っていたが、やや小ぶりな周回なので一日かけるのは勿体ない。
 13日は東京方面へ出かけていて帰宅したのが午前さまギリギリであった。流石に早朝出発する元気は無い。こんな日の為にとっておいたプランをネタ帳から引っ張り出し、遅い出発で懸案の周回ルートを歩いてきた。

本日歩く稜線

 車を日光運動公園の駐車場に止め、西へと車道歩き。804m三角点から形よく延びる尾根の末端から登りたかったところだが、周囲は民家が多く容易には近づけない。尾根の西側に周りこみ、ストリートビューでここぞと目論んでいたポイントへ向かう。

 現地に着いてみると沢の左岸を行きたいところだが、少し手前にあるペンション側から取り付く様子が丸見えである。こんな時代だから誤解されて騒ぎになるのも嫌なので、少し奥まった右岸より渡渉して取り付いた。
 水は浅いが石の上に薄く氷が張っており滑りやすい。かように小さな流れなのになかなか緊張するが、今回も最後は靴の防水性を信じて軽くザブリと渡った。

右岸からアプローチして渡渉

 少し奥まった所から山中に取り付いてしまえばもうこちらのもの。幸いにして足元は柔らかすぎず固すぎずのベストコンディションだ。急な直登だが、手入れの行き届いている林内を快調に高度を上げることができた。

まずは尾根を目指して直登

 尾根に辿り着くとそこには灯門を従えた立派な石祠があった。そして石祠の向かう南側にはよく踏まれた感じの道形が続いていた。地元の人が通う遥拝道なのかもしれない。

登り切った所に立派な石祠あり

 日があまり差し込まない尾根道も、徐々に高度を上げる頃になると体も温まってくる。それまで穏やかだった落葉のトレイルが岩交じりになり幾分表情を変える。ふと気づくと冬毛の鹿が二頭、足早に視界から去っていく。

大岩が出る

 それもつかの間。再び穏やかな尾根道がのんびりと高度を稼ぐ。鬱蒼とした植林地の中に呑み込まれるのは確かにあまり気持ちの良いものではないが、植生界をわかつこんな所の歩きも案外心地よいものだ。

自然林と植林の境界

 やがて804m三角点へ到達。麓の地名そのままの点名『所野』である。周囲を探したが山名板の類は一切無かった。県内の三角点では珍しいほうだが、その筋の方々にもあまり人気が無いのだろうか。地味尾根地味ピーク好き。自らも地味な中年である自分にとっては静かで良い三角点であると思ったのだが。

三等三角点 点名『所野』

 光射す

 ちょっとした日溜りを探して昼飯とする。今日は少し風があるようだが、樹に覆われているから受ける影響も少ない。かといって特別に快適ってわけでもないけれど、まぁ良い事も悪い事も少しづつ。まさに地味尾根だね。
 でも、時々強く差し込む日差しに喜んでいたら、あらあら、コンパス確認しないであらぬ方向に降りてしまい予期せぬ登り返しに一汗しぼられちゃった。

 

 男体山や女峰山など、日光のスター達もちらちらと樹間から見え隠れするが、同じチラリズムなら鳴虫山だって負けちゃいない。

 

 落葉の季節ならではの光景

この先急降下

 一ヶ所だけ突端から岩で切れ落ちている雰囲気の所があった。「巻きかな?」と除きこむと、岩の下にはまた落ち葉のトレイルが続く。明るい日差しがあるので急斜面も心穏やかである。

 

葉っぱのいたずら

 高度を下げていくと地形図では判別出来ない難しい地形になってくる。三角点からのスタートは凡ミスであったが、その後のルートは何か所か難しいところもあった。
 やがて下に道路が見えたので、最後は直滑降で着地し、今日の里山歩きは終了である。

道路が見えたので直滑降にてフィニッシュ

青空の写真が無かったので・・・おまけです

概略コースタイム

駐車場発(10:26)-取り付き地点(10:57)-立派な石祠(11:08)-大岩(11:26)-804m三角点(11:48)-昼食休憩-
行動再開(12:24)-667mP(13:07)-車道に接合(13:46)-駐車場着(14:02)

カシミール3Dデータ

沿面距離:7.4Km
累積標高差:(±)496m
所要時間:3時間36分
※累積標高差は、『国土地理院基盤地図情報数値標高モデル10mメッシュデータ』よりカシミール3Dにて算出した値

カテゴリー: 日光の山 | 8件のコメント

花香月山から鶏足山へ



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鶏足山の過去の記事
    2007年11月07日  焼森山から鶏足山へ

 以前よりその名前の美しさに興味があった花香月山(はなかりさん)、鶏足山への周回を歩く。
 正月くらいは穏やかな登山道をと思って計画したが、花香月山への一般ルートをまず外して、小藪でウォーミングアップ。だが案外穏やかな山域で鶏足山の登山道に合流するまでの県境尾根は案外歩く人が多く道型も濃い。
 鶏足山から大沢峠までは登山道を利用して下山したが、その先は今年の藪始めとなった。

 倉見集落の入り口辺りに花香月山の登山口はある。登山口といっても山頂直下までドコモ無線塔へ延びる舗装の作業道があるのでこれを詰めるのが一般的なルートのようだ。

集落手前に停める箇所が何か所かある
閉鎖林道が登山口
花香月山の山頂はドコモの無線塔が


 地図を見ると林道の東側に尾根があるので、これを登り花香月山の肩に乗るのが妥当であろうと考え、早々に林道から離れた。

林道を歩きはここまで右に取り付く
薄手だが藪が待っている
振り返る


 伐採地が切れると幾らか藪が出てくくるが小枝がしなる顔面パンチを程よく楽しみながら高度を稼いでいけば、花香月山手前にある無線塔にまず到着。

小枝の藪がちょっとうるさい
ストックで払いながらもたまに顔パンチ
落葉の時期は楽しい

 
 
一つ目の無線中継所


 進路を塞いでいる無線塔の裏手に回り込むと舗装路が伸びていた。先ほどの道の終点のようである。ここからすぐ右手の高みに取り付くと一投足で花香月山の山頂だ。ここまで道路歩きで登ってくると土の上を歩くこと5分で山頂といったところかな。小藪の尾根を登って正解だな。

その脇を抜けて
すぐ右手に取り付くと
すぐに花香月山の山頂


 山頂はすっきりした眺望は望めないものの、案外広く明るい。栃木の山のように山名板が賑やかでないのが茨城の山の特徴であろう。というよりも栃木の山のほうが山名板が多すぎるんじゃないかなとも思う。

 山頂より僅かに下った窪地にドコモの鉄塔があり、先ほどの鉄塔とこの鉄塔の二本は遠くからでもよく見えて格好の目印となる。しかし、こんな大きな中継所があるなら、この山域はドコモ系の通信はバッチリだなとスマホを(格安Simのラインモバイル=ドコモ系)取り出すと流石!アンテナばっちり。

 
少し先にドコモの鉄塔
 


 花香月山から進む尾根は県境となり、ドコモの鉄塔脇を通過するといよいよ落葉の道となる。登山道ではないが、歩く人も多く時折見え隠れする道形で人々の往来を知ることが出来る。

 
鶏足山への縦走路はかなり軽快
小笹の道の踏み跡も明瞭


 倉見集落から北西に延び県境尾根を跨ぐ破線道との峠に、道祖神が穏やかな表情で佇んでいる。最近山中で破線道の実在を見ることがあまり無かったが、この道は現在でもはっきりした道形で地形図と一致する方角で伸びていることを確認した。

 目の前に大きな藪の塊が出現し、今日の初ファイトかなと思って中に入ると巻くようなルートに導かれると広い所へ飛び出した。そこに今日初めての道標。このルートを歩こうと思っている人には下世話な道標に感じるが、逆に「ようこそ縦走路へ!」とでも言いたげだ。

石仏(道祖神?)のある峠
味付けのように小藪が出現
おお、道標が


 やがて見通しの良い伐採地へ出た。今日のルートでは鶏足山の北峰を除けば随一の景色であろう。

左端が通過してきた鉄塔二か所
伐採地に出た
登る

180度眺望
 
 


 伐採地を通過すると395.1m三角点の倉見山である。ここも眺望は無いが、素朴な感じの山名板がよく似合う静かなピークである。

手前、鶏足山方面
地元の集落名を冠した三角点
 


 山頂のすぐ下に、何故か巣箱があった。かつて土地の方が設置されたのだろうが、そこに住む山鳥の姿は今では見られない。

何故か巣箱があった
明るい尾根を降りていく
またまた道標


 道路に行く手を阻まれるが、据えられた丸太を踏み台にして這い上がる。地形図上では道路の先に建物がある筈だが、今は藪に深く覆われている。中を確認するのはパスし、使われなくなったアスファルト道を少し進むとネットで予習した通りに行き止まりの金属ゲートが見える。その手前のガードレールが切れるところで一旦山へ。

丸太を踏み台にして
廃道を進む
ネットで予習したとおり此処から迂回


 迂回してゲートの前で再び道標。一般登山者が歩く箇所ならいざ知れず、こんなルートで道標が必要かどうか再度悩むが、この山を愛する方々の愛情表現とでも思うしかないかな(^-^)
 下から上がってくる舗装路は車止めの所から真新しい道路へとつながった。

直進だとここの裏でストップ
また道標が
真新しい舗装路を行くと


 登っていくと本日三基目の電波塔があった。比較的新しいので恐らく先ほどの建物跡の設備をこちらりに作り直したのではないかと推測。

 なおも進むと思案峠へ到着である。道標の指し示す来し方に花香月山の表示は無い。だが、ここから鶏足山へは一般登山道となる。流石に藪はまったく無いが、基本的なテイストは手前の尾根と大差がない。言い換えれば花香月山~思案峠は如何に多く歩かれているかということであると思う。

これまた真新しい電波塔
一般登山道へ合流
お馴染みの鶏石に寄り道


 鶏石へ寄り道をする。むしろ突き当りの小岩(小鶏石?)のほうが景色も雰囲気も良いので自分は好きだが、由緒由縁のある元祖鶏石に敬意を払いカメラをパチリ。

 鶏足山の北峰は東側の眺望が素晴らしい。吹く風が冷たく、狭い山頂は満員御礼でとてもザックを降ろしてお湯を沸かすなどという芸当は出来そうもない。滞在数分で山頂を辞して三角点のある本当の山頂へ。
 こちらは景色も良くないので皆さん通過点である。その分ゆっくりと寛げるというものだ。

突端の岩を「小鶏石」と名付けよう(^^;
北峰到着
歩いてきた尾根がよく見える


 冷たい空気の中で食べるカップラーメンの暖かさは格別。スープを飲み込むと体の芯までポカポカしてくる美味しさ。やはり冬の山歩きって最高だ。

 一般的な焼森山からの周回コースは人気ルートなのでハイカーが多く、食事中も多くの人が脇を通り抜けていく。あの中年男はどうしてこんな景色の良くない所で弁当を広げているのだろうときっと思ったに違いない。でも、山の中では誰にも何にも気兼ねせずに食べないと美味しくないんだよね。

 下山は大沢峠へ降りる登山道をチョイスする。出だしは穏やかな尾根道だが、途中で一ヶ所急降下区間があった。

北東方面かな?
三角点のある山頂
登山道を使って大沢峠へ降りる

急降下一ヶ所あり
そこまで大袈裟ではないが親切だ
 


 岩交じりの急斜面もすぐに終わり、あとは再び穏やかな尾根をだらだら下るとやがて車道との交差点である大沢峠へ到着である。事前に山レコで見た情報によると後はこの道路をテクテク歩いて花香月山登山口まで戻ったとあるが、地図を見ると道路に平行するように尾根があるのでこれを逃す手はない。ただ、尾根は道路で分断されており法面はかなりの高さで取り付く島も無し。

道路へ降りる
大沢峠
尾根を繋ぐには正面のピークへ登る


 道路が蛇行する地点で都合よくガードレールの切れ目がありここから山中に入ればあとは一直線に高みを目指して登れや登れ。呼吸を整え整えようやく稜線に乗れば行く先は案外ワイルド感が溢れている。

ここより侵入
直登をえっちらおっちら
うーん結構ワイルドな尾根だね


 藪が薄くなったり濃くなったりで、結局今日は花香月山への序盤とこの最後の区間は藪歩き初めとなったようだ。

気持ちいいいけど時々小藪
こんな所も登って下って
小枝で顔ビンタゾーン


 地図に記載のある273m三角点は4つの石に守られひっそりと佇んでいた。調べると、点名は「開拓」という。栃木の山なら三角点に山名板が掛かっていないのは珍しいが、ここにはまったくその姿を見なかった。まぁ、この尾根の踏み跡の薄さからすると、往来するのは山仕事の人達か狸の類だけであろう。日光エリアでは場所によっては足の置き場に困るほどの鹿のフンに出くわすことが多いが、茨城県境のこちらではたまに鳥や狸などの小型動物のフンしか見かけない。また、意外な事に猪が鼻であちこち掘り返した跡も無いので、動物の生息域としては案外寂しい感じを受けたが、まぁ自分にとっては安全なので良しとしよう。

手薄な箇所はありがたい
273m三角点 点名「開拓」
動物のようにかがんで行くのが正解


 三角点からは真っすぐに降りてフィニッシュの予定であったが、途中の伐採木が放置されている箇所で背丈の高い藪が繁茂していて降参した。脇に林道が見えていたのでそちらに降下して下山終了である。

ここでギブアップ
尾根を外して直滑降
地図には無い林道のゲート


 ゲートの先に降りてくる筈だった尾根の末端が見えている。絵に描いたような尾根の端っこというのはなかなかお目にかかれないものだから、あそこを降りてきたら10点満点だったろうなぁ(笑)

あそこを綺麗に降りてくる筈だった
右手 八瓶山 是非登りたい
花香月山の鉄塔が見えてきた

概略コースタイム

駐車地発(07:35)-林道離脱(07:42)-一番目鉄塔(08:20)-花香月山(08:25)-ドコモ鉄塔(08:32)-石仏のある峠(09:07)-
初めての道標(09:18)-伐採地(09:38)-倉見山(09:50)-二つ目の道標(09:59)-三つ目の電波塔(10:20)-
思案峠(10:44)-ここより一般登山道-鶏石(11:12)-北峰(11:24)-鶏足山(11:31)-昼食休憩-
行動再開(12:11)-大沢峠(12:58)-登山ルートを外し尾根へ復帰(13:07)-273m三角点(13:50)-林道ゲート(14:06)-駐車地着(14:33)

カシミール3Dデータ

沿面距離:12.1Km
累積標高差:(±)1,014m
所要時間:6時間58分
※累積標高差は、『国土地理院基盤地図情報数値標高モデル10mメッシュデータ』よりカシミール3Dにて算出した値

カテゴリー: 県東の山, 茨城県の山 | 8件のコメント

今年の我が家の忘年会

 実は三年連続で続いていた年末の温泉宴会。毎年、自分の誕生に(12月27日)に合わせて、自分自身で企画して、というところがちょっとアレですが、まぁ自分へのご褒美という事にして・・・
 ちなみに去年は光徳のアストリアホテルに宿泊したものの、あまりにも写真が振るわなかった等々の事情で未掲載でしたが、ホテルも温泉も料理もなかなか良かったです。
 そして、三度あることは四度ある??ってなわけで今年も行ってきました。

 さて、今年のお宿は『奥日光 森のホテル』。
 子供が小さかった頃によく日光にスキーをしに来ましたが、その帰りに大きな窓から漏れる暖かな光を見て、「あぁいつかあんなホテルに泊まってみたいものだなぁ」と常々思っていました。まぁそんなだいそれたホテルじゃないですけど、当時の安月給の子育て世代にはちょっと敷居が高かったのは確かです。

 今市あたりで降り出した雪も馬返しあたりから本降りに。いろは坂を登っていくと段々圧雪になっていきます。パジェロミニも久々の四駆にシフトして、そして中禅寺湖から先は完全な雪国状態へ。日頃は超燃費の悪い街乗りではあまり良い所のない我がパジェロミニですが、久々に留飲を下げるような性能に変化。 
 無事到着してドアを開けたら、「うわあ。寒!」。そそくさとホテルへイン。

今回の宿は奥日光森のホテル(帰りに撮影)

 部屋に通されると、広々とした窓の外に拡がる景色が素晴らしいです。停滞している低気圧のせいで北日本は豪雪ですが、ここ、奥日光もかなりの雪の量。スキー場が先週オープンしたということですが、まだまだ滑走出来るような状態じゃなかったらしいので、この雪で一気に状況が好転したことでしょう。

 まずは風呂に入って、時折吹雪く窓外を眺めてビールを頂きます。

部屋から見える景色 時折吹雪く

 二度目の温泉でさっぱりした後はお食事タイム。夕食は料理の品数が少なめでご飯が初めから盛られて出てきたり、食後のスィーツがお膳に既に乗っていたりで、呑みたい人にはちょっとイマイチな感じでした。翌朝の朝食がなかなか素晴らしかったのは後程。
 そんなわけでお酒は珍しく一本、家内はワイン一杯で終了。部屋に帰って持ち込みで軽く飲み直しました。

夕食タイム

肉の代わりに魚介にしてもらいました 家内は牛肉です
(Lumix 20mmF1.7使用ですが、カメラが解放Fで頑張っちゃうんでピント合わせが難しい!いちおうホタテにフォーカス合わせたつもりっだったけど、鉄板に合っちゃってますね(;’∀’)

 飲んで食べれば眠くなるのは自然の理。贅沢な時間を過ごそうと持ってきた本も数ページめくってバタンキュー。ちょっと空調で喉がカラカラしましたが、久しぶりにぐっすり快眠することができました。

翌朝、相変わらず深い雪の中

 さて、朝から温泉を楽しんだ後に朝食。バイキング形式と聞いてあまり期待をしていなかったのですが、後から調べてみると実はここのホテルは朝食バイキングの評判がかなり高いようで、実際それら口コミは正解でした。
 ご飯のおかずになる品は一口サイズの小鉢の凝った料理が沢山あって、選択に超迷います。自分は和洋折衷のチョイスでしたが、米好きな方はなかなか唸らせられる品々が揃っていて、種類を沢山楽しみたい人にはうってつけでしょう。

 更に、食事中に従業員の方がお勧め小鉢を持ってきたりしてくれて、全般的にはなかなかな高レベルサービス。写真には撮りませんでしたが、この後品数の多いサラダで一皿。デザートで一皿。そして食後のコーヒーと手作りクッキーでフィニッシュとなかなかな満足感です。酒を飲む人にはちょっと物足りなかった構成の夕食でしたが、朝食でそこは挽回されるでしょう。ホテルの内部も細やかな所までお洒落感が高いし、うるさ型の奥様たちなどにもきっと好評だと思いますよ。このホテル。

朝食はバイキング 和洋折衷の選択

 食後は、また時間まで温泉に二回入って、最後はラウンジで無料のモーニングコーヒーとクッキーを頂きながら外の景色を眺めてまったり。

ラウンジでまったり

 暖かな室内から厳しい外の冬景色を眺めるなんて。なんて贅沢な時間でしょう。

床暖房のラウンジから贅沢な景色

 いつまでも名残惜しいですが、帰路につきます。ホテルの外へ出たら、超寒い!ブルブル。
 降り続ける雪で道路は昨日にもまして雪国状態です。慎重に行きましょう。

車内より撮影 道路バッチリ圧雪(手前ボンネット)

中禅寺湖の二荒山神社前

半月山も社山方面も深い雪景色の中に

 折角来たのだからということで、日光自然博物館を初めて見学しました。生憎の悪天候故に観光客も少なく、入館者は自分達のみで閑古鳥が鳴いていましたが、軽く200人以上は入るであろうシアターを二人貸し切りで、奥日光の四季を紹介する映画を見たりしながらのんびりした時間を過ごすことができました。

 いろは坂を降りると道路の雪もすっかり無くなり青空も見えてくる。不思議なものです。バックミラーに映る山は依然として深い鉛色の中に閉ざされていました。
 日光駅前では自分の希望で湯葉蕎麦を頂きました。スマホで検索すると魚要さんが人気高い模様。場所探しにちょっと行ったり来たりしました。神橋から日光駅の間のメイン通りに面しているものの、店が小さいのでちょっと解りづらいかな。
 人気店の証でお店は満員。湯葉が乗っただけの蕎麦という認識はありましたが、以前から一度は食べてみたかったと思っていたのでようやくの邂逅です。
 基本の蕎麦は充分及第点の味、そして汁を吸った湯葉も美味しかったですが、稲荷のあげのなかにわらびが入ったのと、麩がはいったのもなかなか美味でした。

日光で初めて湯葉蕎麦をいただきました
カテゴリー: 旅行 | 10件のコメント

山久保稲荷神社より鶏鳴山周回



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鶏鳴山の過去の記事
    2016年12月16日  中山から鶏鳴山北尾根を登る
    2010年12月10日  風雨雷山~笹目倉~鶏鳴山
    2007年11月07日  静寂の鶏鳴山

 奇しくも去年の同じ日に歩いた鶏鳴山だが、今市寄りの集落から詰めるルートを実は昨年のうちから考えていた。
 心配なのは、鶏鳴山の直下の北側急斜面が雪が降ったあと凍結したら到底太刀打ちできそうもない点である。行くなら里に降雪が未だ無い今だろう。

 最近はグーグルマップのストリートビューのおかげで、かなり奥まった所まで道路や周囲の様子がわかるので駐車地などの偵察が不要になった。ありがたい時代だ。今回もパソコンの下調べで情報を得ていた駐車地に車を止めて歩き出す。

 車道を進み、白沢集落にかかる橋を渡るとすぐに封鎖されている林道があるがここは右の広い道を進む。やがて奥まった個所にある柏木集落に差し掛かる。袋小路のような集落だから滅多によそ者が入ることなどないだろう。此処から鶏鳴山を目指す者などまず居ない筈だから、気が付かれたら不審者扱いされかねない。足早に通り過ぎるべし。 

山久保神社の駐車場らしきところへ駐車
県道を僅かに戻り
柏木集落の奥へと進む


 予定していた林道の乗り換え地点から一旦登り始めるとすぐ上に別な作業道が走っていた。これを伝っていくとやがて行く先が谷に吸い込まれているの見て、ここより尾根に取り付く。

形よい高平山が見えた
作業道乗り換え地点
ここより尾根へ取り付く


 尾根上にはまた別な作業道が現れるがすぐに行き止まりとなり、いよいよ山道となる。序盤は日溜りの尾根歩き。ふかふかとした落ち葉が優しくて心も軽い。と思ったらちょっとした藪が出たり消えたりでアクセント。
 604mPで一旦進路ミスをするも基本的に登り基調なので難しいところは無い。危険個所も特に無し。

作業道末端
まずは日溜りの尾根歩き
僅かに小藪あり
薄くなったり濃くなったり
火戸尻山と奥に六郎地山
男体山もご挨拶

淡々と進む
北に開けた個所から栗山の月山かな
再び淡々と


 840mPと、奥に並ぶ鶏鳴山が見える地点まで到達した。840mPは鶏鳴山の北ルートを考える場合の通過必須点であろう。明るい林を登り詰めた840mpに立てば、次なる眼前の鶏鳴山の姿が威圧的に迫ってくるのを見ると、改めて一年前の記憶が鮮やかに蘇ってくる。

手前840mP経由で奥の鶏鳴山へ
明るい林、気持ちよいね
とんがり帽子の鶏鳴山


 こんな究極のバリエーションルートなのに相変わらずトラロープの存在も不思議だが、序盤こそ手にすることなく通過するも、終盤はの急登は落ち葉で足が滑って大いにお世話になる。カメラを出す事さえ忘れながらようやく登り切った。
 この区間を難なく登られている諸兄の方々には笑われてしまうが、ロープ様様であった。

 山頂へは行かずに石祠のあるところで日光連山をおかずにしばしランチタイムである。

ロープ区間の開始
今日もお世話になりました
石祠の前で食事


 食事中に登山者が一人通過していった。静かなものである。

 下山は序盤を大いにロープに助けられながらの下り。日が差し込まない斜面だから、降雪後は絶対通過できないなぁと痛感しながら激下りをやり過ごすと、後は穏やかな落ち葉の明るい尾根歩きが楽しい。

枯葉も良い感じだね
落ち葉豊かな尾根下り
中山からの周回尾根が見える


 いつもなら、こんなルートを歩く時は下山時に引き込まれやすい尾根にあたりをつけて注意しながら進むのだが、今回は去年同じ区間を一部歩いているという気の緩みから二か所針路ミス。一度目は中山周回ルートの尾根へ、そして僅か60mほど先でまた違う尾根に。いずれも正解尾根の入り口は地形図ではなんてことは無いのだが、現地は気を付けないと分かりづらいポイント。流れで歩いてしまうとまんまと引き込まれてしまう可能性の高い箇所だ。帰宅してGPSのトレースを見ると『やっぱりなぁ』と思った。やはり事前のチェックは万全に行わなければと反省する。

 途中にポーチの落とし物あり。植林地の中には山仕事の人達が残した古い缶飲料やワンカップが半分土に埋もれていたりするのを見かけるが、明らかにここを通過したもの好きハイカーの落とし物であろう。

落とし物
鬱蒼とした下りとなる
混合林の風景


 650mP手前より地図には実線の道が描かれているが、そんなものは何処にも見当たらない。航空測量で道と誤認したならば、よほど幅の広い防火帯になっていたのだろうか。今となってはその片鱗さえも見いだせない。
 やがて鹿よけネットが出るようになると暫くはプチ藪となり素手で通過すると、ちょい痛藪。顔にも多少ビンタを喰らいながらもすぐに終了だ。

 本日の最終ピークである622.8m三角点へ到着した。あたりを見渡しても標石は見当たらず、近くに622.6mの山名板が裏返しで落ちていたのでひっくり返して撮影。(何故か標高値が200m違っている)
 国土地理院の基準点等成果サービスで調べてみると、点名『千本木』の三等三角点があるはずであるが、2009年12月28日の調査で亡失が確認されているようである。 

こういう場所を歩けるのが醍醐味
鹿よけネット沿いはプチ藪
三角点の標石は見当たらず


 距離的には後半の下山路が長いのは解っていたが、2か所の針路ミスの登り返しもあり正直もう下るだけだと思うと気が楽になった。まだ三時まえだというのに、既に光の量を落とした儚げな冬の日差しは植林地の中では一層頼りないもの。

あとは下るだけ
古いブル道と一旦合流
再び合流してしばらくお付き合い


 脇からくる古いブル道と合流する。一旦尾根に取り付き直して進むも、先ほどのブル道と目的の針路は一致しているようで、ここはおとなしく道に沿う。終盤は大きく蛇行する道に別れを告げて適当に直滑降すると舗装林道へと飛び出した。

 駐車地に戻る途中に勝善神と書かれた碑があった。何のことやらと帰宅してから調べると、”そうぜんしん”と読むらしく、馬の神を祀ったものらしい。その昔林業が盛んな頃、地図にあった謎の実線道で馬たちが木を降ろすのに活躍していた姿を想像すると今日の山もまた格別の思いである。

この奥のほうに飛び出して下山終了
駐車地に向かう途中にあった碑
山久保神社

 

概略コースタイム

駐車地発(08:18)-作業道離脱(08:49)-604mP(09:09)-840mP(10:31)-鶏鳴山の石祠(11:18)-
昼食休憩-行動再開(12:00)-840mP(12:38)-650mP(13:59)-622.8m三角点(14:23)-ブル道合流(14:39)-
県道150線合流(15:04)-勝善神(15:21)-駐車地着(15:33)

カシミール3Dデータ

沿面距離:13.3Km
累積標高差:(±)1,246m
所要時間:7時間15分
※累積標高差は、『国土地理院基盤地図情報数値標高モデル10mメッシュデータ』よりカシミール3Dにて算出した値

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里山だけどロングトレイル



-- 『GPSMAP60CSx US版』+『カシミール3D』+『国土地理院地図閲覧サービスデータ』にて作成 --

 『茨城県の山』のページをめくっていて案外ロングトレイルなこのルート。時期としては暑い時は論外だが、初冬のこの時期にトレーニングを兼ねて歩けたらと常々思っていた。
 ガイド本には岩間駅から福原駅まで通しで歩いて欲しいと書いてあった。岩間~福原間は鉄道で繋げることが出来るので単独行動者にとっては都合の良い周回である。

 二週間前の奥久慈同様早朝の4時起き。今回は高速を使ってアプローチに楽が出来るのでありがたい。
 霧で視界が悪い北関東道も大政山トンネルを抜け茨城県へと進むと何故かスッキリと先が見通せるようになった。まずは幸先の良いスタートであろう。

 友部ICで高速より一般道へ降りる。流石に早い時間だけあってスムースな流れであっという間に本日のスタート地点である愛宕山駐車場へと到着した。支度をしている間に薄明かりの空が徐々に目覚めていく。

未だ覚めやらぬ愛宕山駐車場より

 山頂直下まで車が入ってこれるところは上河内の羽黒山のような感じだが、もちろん麓からの登山道もありそちらを使って岩間駅までの標高差200mの下山が本日の最初の歩きである。

 市街地に降り立つと朝食の支度中なのだろうか、味噌汁のにおい。そして朝一番で供えた線香の香りほのかに。そんな生活が満ち溢れている小路を進み、ふと振り返ると朝焼けを浴びた愛宕山の姿があった。

岩間市街地より朝日を受ける愛宕山

 岩間駅は最近建て替えられたようで、なかなかモダンな雰囲気である。土曜日ということもあり通勤者の姿は殆ど無かったが、たまに学生さんの姿が見られた。水戸まで電車で30分というロケーションなのでウィークディにはそれなりに需要があるのだろう。

モダンな駅舎

 時間を見ると目的の電車は7:38なのでまだ30分以上時間がある。高速使わなくても大丈夫だったかな、まぁいいや。初めての所だから様子もわからなかったしね。
 なんてぼんやりしていて、定刻に入線した電車に乗り込む。車内は部活の学生さん比率が高く、目の前に座っていたお兄さんたちのカバンに水戸〇〇高校の文字がある。
 あーそうか、この電車は水戸行きだよね。なんて思った瞬間頭の中でフラッシュ。やっちまったよ。
 目的の福原駅は水戸線。こちらは常磐線。岩間から一駅の友部で乗り換えだったんだよね。この事実に気が付いた時には既に友部の次の赤塚って駅さ。道理ではじめのうち見えていた吾国山~難台山の稜線がどんどん遠ざかっていくわけだ。
 どうも、寒いなか駅のベンチでぼうっとしていて認知機能が低下していたようである(笑)

 慌ててスマホで検索すると次の水戸線に乗れば当初の予定の1時間10分遅れで福原駅に到達する予定。水戸駅は流石に大きい駅なので、階段を登った連絡通路は暖かい。だが、心はちょっとクールダウン。まぁ、変な尾根に掴まって登り返すのに比べれば、待っていれば電車が運んでくれるのでよしとしようじゃないか。

 ということで、最近稀にみる大失態を演じるも無事福原駅へと降り立つことが出来た。やれやれである。

 登山口までの40分はひたすら生活エリアを行く。ザックを担いで歩いているのは自分ひとり。というか歩いている人などいない。それでも道標は”物凄く”きっちり整備されていてこれで道に迷う人がいたら会ってみたいと思うくらいの力の入れようである。

福原駅から延々と登山口へ向かう

参道の丁目石

鳥居をくぐる遥拝道

 舗装道を外れ道が向かう先にある鳥居。そこをくぐれば、この道がい古より遥拝道であることがうかがえる。蒸気で煙る畑の脇を通り抜け、やがて山の麓の森に吸い込まれるようにしてようやく登山口の案内があった。

畑から立ち登る水蒸気に長閑さもひとしお

ようやく登山口へ

 幅の広い登山道は緩やかな傾斜で、上に行くほど落ち葉の堆積する心地よい道となる。やがて山頂に近づくと、北側の斜面には昨晩軽く降った雪が残っていて落葉とのコントラストがなかなか美しい。

山頂に近づくと昨晩の軽雪の名残が

 登り詰めたその先は、真新しい社が鎮座する吾国山の山頂である。山頂は立派にあつらえられた石垣の上にあり、社の扉の向かう先にある北の方角の高峯山と仏頂山方面には素晴らしい景色が開けている。

吾国山の頂上には真新しい社殿があった

手前に標高300mに満たない山塊 奥は高峯から仏頂山

 休憩をしていると向こうから年配の男性が空身で登ってきて、社に手を合わせてまた下っていった。ほぼ同時に自分もスタートしたが、なかなかに足取りの軽い御仁で歳を感じさせない身のこなし。滑りやすい急斜面に及び腰の自分はあっという間に離されてまた一人の山歩き。

 このあとも何人か空身の人と交差したが、道路が縦横無尽な茨城の山において、この手の里山は手近な所から散歩がてらに山頂をピストンするのが一般的なのかもしれないと感じた。

吾国山から下り始めると伐採地で眺望が開ける

残り紅葉

どうやらあの稜線を行くようである

 道は相変わらず広く立派な登山道。だが、道祖神峠までの激下り、そしてその先も案外アップダウンがきつくて辛いよ~と愚痴が出始めた頃ようやく難台山の山頂へ到着。丁度賑やかなおば様たちが店じまいをしているところで入れ替わりとなった。

巨岩が頭を覗かせる難台山へ到着

栃木の山名板になれていると事務的でちょっと味気ない

 風も無く温度もさほど低くない穏やかな山頂から秀峰筑波山の姿、そして右に目をやれば二年前に歩いた加波山の稜線が近い。

山頂より筑波山

燕山から加波山も近い

 ちょっと遅めの時間だがゆっくりとしたランチタイムを楽しんだあとは、岩のオブジェが次から次へと現れる後半ルートを楽しみながら行く。あ、でも案外アップダウンがあって楽はさせてくれなかったけれどね。

このような巨岩が散見される

 団子石峠からの登り返して、その先の382mP(南山展望台)にて本日の登り勾配からようやく解放される。最後の眺望である眼下の愛宕山を眺めながら小休止を入れた。

本日最後のビューポイント

眼下に愛宕山

 無事駐車場まで戻り、最後は車で愛宕山神社直下までズルをさせて貰って本日のミッション終了である。

ラストは愛宕山神社(山頂)

いやはやロングトレイルだったよ

 朝の電車ミスでがっかりしてしまい一度は低下したモチベーションであったが、何とかロングトレイルを歩き通すことが出来て良かった。
 また、このルートはサブコースもかなり整備されており様々な周回が出来そうであるし、地元の人達には格好のトレーニングルートなのだろう。通い慣れている栃木の山とは一味違った雰囲気の歩きを楽しむことが出来た一日であった。

概略コースタイム

駐車場発(06:26)-岩間駅(07:02)

《JR区間》
岩間駅発(07:38)-水戸駅着(08:00)-水戸駅発(08:39)-福原駅着(09:17)

福原駅出発(09:21)-吾国山登山口(10:03)-吾国山(11:02)-道祖神峠(11:32)-428.5m三角点(11:49)-
難台山(12:38)-昼食休憩-行動再開(13:14)-大福山(13:48)-431.8m三角点(13:57)-南山展望台(14:41)-
駐車場着(15:23)

カシミール3Dデータ

沿面距離:17Km
所要時間:6時間38分

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アラ還オヤジ、犬吠埼にピストンツーリング

 バイクで走るのに最も適した春と秋。残念だったのは山だけでなくバイクツーリングも然り。
 例年なら紅葉の奥只見、晩秋の金精峠超えを定番のように走っていたが、今年はもうその機会は無い。
 というか、どちらもとうに冬を迎えてしまったようでとてもバイクで行ける場所ではなくなってしまったのだ。

 シーズン終わりのこの時期に、秋の雰囲気に包まれたロングツーリングを終えて翌春までバイクを降りるのが習わしだが、今年は消化不足。
 ならばと、かねてよりの腹案で銚子の犬吠埼に『ただ、行って帰ってくる』というツーリングを敢行した。

 効率的なルートをひた走るのは自分の好みでない。ヘタレだが、次々とコーナーが連続する山道をバイクを駆って行くのが自分流。

 でも、片道160キロの退屈な市街地の下道をひたすら走り、帰りはちょっとずるして高速使い。はじめからわかりきっていたけれど・・・でもたまにはこんなのも面白いかなと思った一日であった。

やっと着いた犬吠埼

うどん一杯食べて灯台見たらさぁ帰ろう
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お見事!奥久慈の紅葉

 今年の秋は天候不順、そして業務繁忙。アウトドアもなかなか思うようにいかない。

 平日年休という奥の手を出したくても、どうにもこうにもゆかず。ストレスフルな日々だ。

 でもようやく一息かな。

 先週は近場でお茶を濁す的な山行で思いがけぬ紅葉との邂逅があった。でも紅葉はやっぱり山の中じゃなくっちゃ。
 ということで、リンゴさんの記事に触発され、久々の超早起きで奥久慈へとパジェロミニを飛ばした。



-- 『Nexsus5』+『カシミール3D』+『国土地理院地図閲覧サービスデータ』にて作成 --

 町営第一駐車場に着いたのが7時前。予想に反して車は数台程度だ。ちょっと早すぎたかな。まぁ駐車スペースが確保できて一安心。遠征の時に一番頭を悩ますポイントをまずクリアだ。

 時間調整で車中で仮眠してからさぁ出発。駐車場から見送るハイカーは皆袋田の滝方面に向かう模様。そんななか、天邪鬼よろしく反対方向へ。

 程なく民家裏の生瀬富士の登山口へ到着。鄙びた道標に導かれ登山道へ分け入る。

民家の裏手より登山道

静かな落ち葉の道がしばらく続く

味があるねぇ

 序盤は林業の廃ブル道だが、谷沿いに詰めて尾根に乗り上げると一気に開ける奥久慈の山並み。

高度を上げてくるとなかなかの眺望

 更に高度を上げると嬉しい紅葉がお出迎え。段々と斜度がきつくなるが紅葉の美しさが励ましてくれる登り。奥久慈の山登りも素晴らしいね。

お目当ての紅葉も御覧のとおり

日光男体山も彼方に

 軽い鎖場を二つやり過ごすと生瀬富士の山頂へ到達。水戸から来たハイカーとしばし談笑し北の岩峰へと足を延ばした。

そして山頂へ

 なかなかな高度感である。痩せた岩尾根を辿り、末端へ。突端には幟を上げたであろう柱が屹立している。

岩峰を伝い進んでみる

幟でも上がっていたのだろうか

手前岩峰突端、奥山頂

 山頂からの急斜面をトラロープ頼りに下ると鞍部は再び紅葉が美しい。

再び紅葉が鮮やか

申し分なし

時折こんな景色が見られるなかなか素晴らしいコースだ

 登り返した双耳峰は立神山という。その名の謂れは何ぞやと思索しながらなおも降下は続く。

生瀬富士の双耳峰、立神山

 紅葉は高度を下げ、黄葉と変化しながら楽しませてくれる。贅沢な山旅である。

黄葉もまた美しい

 袋田の滝を見下ろせるポイントへ。足がすくむ断崖絶壁から見下ろす滝は絶景なり。

袋田の滝を俯瞰す

 尾根末端まで降りると懸案の渡渉。ひえー、水が被ってない石が少なすぎ。靴の防水性を信じ、最小限の冠水やむなしの覚悟で渡る。

この渡渉が案外難しかった 今日の最難所だったかも

 いやぁ、厳しかった。今日の一番の難所だったかな(;´∀`)

向こう側から渡った

 渡渉を終えた先から再び尾根に取り付く。順調に高度上げて生瀬富士の高度まではあっという間。息も絶え絶えだ。

月居山側から見る生瀬富士

 月居山の前山あたりになると山道もコンクリートの階段となり様相が変わる。登り詰めたそんな前山を一気に通り過ぎ鐘撞堂のある鞍部まで急降下。

 登り返しの後山への最後の登りを詰めるとパッと拡がった鮮やかな紅葉。
 そう、今日はこれを見たくて歩いてきたのだよ。

そして、息を飲むような月居山へ到着

 紅葉最前列に腰を降ろしてさぁ、昼食だ。

紅葉を見ながら食べるのは最高だね

 

 名残惜しい山頂を後にした下山の途。途中もまた美しい。

 

下山しましょ

途中の滝見ポイントより

 途中の分岐で「近道」を選んだら、瀧茶屋裏手へ出てしまって目的にショートしてしまった。ちょっと下調べ不十分だったかな。
 最後は車道歩きで観光客の多い中テクテク歩き、ふと振り返った生瀬富士へさようなら。奥久慈、なかなか良かったな。来年は男体山への縦走をと胸にしまいながら車の元へ戻った。

生瀬富士よ、さようなら

概略コースタイム

駐車場発(07:59)-生瀬富士登山口(08:02)-生瀬富士(09:08)-岩峰突端(09:23)-立神山(09:43)-
袋田の滝ビューポイント(10:25)-渡渉(10:41)-前山(11:19)-鐘撞堂(11:27)-月居山(11:38)-昼食休憩-
行動再開(12:23)-滝見ポイント(12:44)-登山口(12:58)-駐車場着(13:15)

カシミール3Dデータ

沿面距離:8.9Km
所要時間:5時間16分

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ようやくの山歩き

 久々の山歩き。なんやかやとなかなか時間が取れなかったり、天気が悪かったりでほんとうに久しぶりの山歩き。紅葉なんてもう今年は縁がないだろうと思っていただけに、ダムの周りの美しさにしばし感動。

 山歩きのほうは・・・

 トリムコースから長倉山経由鞍掛尾根。弁当岩で食事して中尾根。
 最後の鎖場はちょっとハードだったけど、天気に恵まれたよい一日でした。
 あ、終盤ちょっと足が攣り気味だったのは内緒ですが(#^.^#)

 今回は写真の羅列でごめんなさい。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 紅葉見るなら赤川ダム周辺もイケてるねぇ。来年は家内と一緒にお弁当持って散歩しよう。 

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