羽賀場山縦貫、惜しくも敗退



-- 『GPSMAP60CSx US版』+『カシミール3D』+『国土地理院地図閲覧サービスデータ』にて作成 --
※当コースには一般登山道でない箇所が含まれています。参考にされる場合は自己責任でお願いします。

羽賀場山、お天気山の過去の記事
    2009年01月09日  羽賀場山からお天気山へ

 毎年お馴染みの八方ヶ原も赤薙山も今シーズンは未だ訪れる機会に恵まれない。なかなかタイミングを図れないまま3月になろうとしているのでちょっと焦りがあるのも正直なところだ。
 金曜日はの夜は気象条件と睨めっこだったが、とりあえず白い山は断念。
 しかしながら、平野部の晴れは約束された。ならばとネタ帳からタフなコースを選んでみた。

 スタートは板荷にあるせせらぎ公園。駐車場が整備されているので安心だ。今日の取り付きは奥に見える吊り橋を渡った先にある。
 まずは公園内を進み獣よけゲートをくぐり吊り橋を渡る。
 実はこの吊り橋から先は『鹿沼自然交流センター』の敷地で、入園手続きをした人しか入れないらしい。今回はちょっとアウトローになってしまったが、恐縮しながら通過させていただく。

せせらぎ公園駐車場へ停車して出発
散策路入り口はゲート
鹿沼市自然体験交流センター敷地内


 交流センターの変電施設の脇の藪を抜けて一旦車道へ。そして取り付き予定地に向けて進んで行くと獣よけフェンスのゲートの箇所に鳥居があった。フェンス内部に入ると、綺麗に手入れされた広間に石祠が鎮座していた。

 さて、取り付きだが、この石祠の真後ろ・・・の予定だったが、上のほうを見ると何やら岩棚がブロックしている模様。右手を見ると雑然と倒木が散乱している。どちらも斜面はかなり急である。だが、藪も煩いし倒木を超えるのは難儀でも足がかり手掛かりが多いほうが断然優位と判断。

柵より山中へ
整然と手入れされた石祠
ちょっと倒木が多いがこちらが今日の取り付き


 序盤は気の抜けない区間で四つん這いでルートを選ぶ。下から見えなかったが、やはり上の方に岩が出てきた。流石は鹿沼の筋肉質岩峰群である。
 一旦登り切った岩のテラスでほっと一息。歩きやすくなったとはいえまだまだ厳しい登りは続く。

やっとカメラを出す余裕が出てきた
ここまで来れば安心
とは言っても厳しい登りが続く


 ようやく平坦な尾根を進むようになるも、すぐさま急登が出たりするのでなかなか楽をさせてくれない。
 かと思いきや、日溜りの稜線あり。変化があって良いじゃないか。

ようやく穏やかな尾根に到達
何て書いてあるのだろう
楽な場所は続かない

防護ネットの尾根
こんな優しい感じの箇所もある
差し込む日差しが眩しい


 尾根派生見誤り一ヶ所発生。下の方で鹿が慌てて飛び出して逃げていく。結局標高にして50m程降りてリカバリまで20分程浪費してしまった。

 そんな道無きルートを進み続けると巡視路はまさに仏。直登でグイグイ行く所もちゃんとジグザグになっていたり。こりゃぁ楽ちんだね。巡視路があるという事はその先は・・・

リカバリで急登急登!
鉄塔巡視路出現
南いわき幹線267


 残念な事に鉄塔の周りが背の高いススキに覆われていて眺望ゼロ。更に進んで三角点『岩行』。
 登って行くと徐々に雪が出てきて幾らか滑るようになってきた。でこんな事もあろうかと持ってきた4本爪軽アイゼンを装着する。

486.41m三角点 点名『岩行』
雪が少々出てくる
石祠 福田なにがしとある


 ノートレースだった雪面に突如足跡が出現した。来る足跡と去る足跡が一致。どうやら此処から引き返した模様だ。
 やっと一般登山道と合流する。ここまで3時間40分もかかってしまった。いやぁ長かった。時間も体力も結構使ってしまった。先ほどのミスも響いているのは確かだ。

真新しい足跡を発見 戻った様子
ここで登山道と合流 奥からやってきた
本日初めての道標


 12時には山頂を踏みたいと考えていたのでギリギリの滑り込みセーフだが、一等三角点の立派な標石だけで眺望も無い山頂は通過点。先を急ぐべし。
 先ほどから見られた足跡は良く見ると二人分で、一人はかなり小さな足。男女のハイカーなのだろうか。

 羽賀場山からお天気山への縦走路には二か所紛らわしい個所がある。一か所目は意識していたので無事であったが二か所目は9年前の反省もむなしく、まんまと、しかも足跡の二人もろともミス尾根のつるべ落とし。辛い登り返しのお仕置きが待っていた。次回歩くときは三度めの正直でノーミスといきたいところだ。

 朝から5時間近く殆ど休まないままここまで歩いてきた。腹も減ってきたのでそろそろ腰を降ろしたいところだが、雪上ランチマット(ゴミ袋とレジャーシートの組み合わせ。案外雪の上で快適)を今日は持ってきていないので雪の無い所に座りたいと思っていたら、おあつらえ向きの岩の場所へ。あまり時間は取れないがまずは体を休めて鋭気を養おう。

山頂はとりあえず写真だけ撮って即通過
西に進むと雪が多くなってくる
丁度良い、ここで食事にしよう


 昼食ポイントから777mPmまでの間は嘘のように雪が無くなる。お天気山への縦走路は解説本で紹介されているも、なかなかな難コース。痩せ尾根急斜面岩場ありと、余力があれば楽しいが今日はだいぶ消耗しているので慎重に通過すべし。

この先は一気に雪が無くなる
降りてきたところを振り返る
777mPから見るお天気山


 777mPから渡り廊下のような尾根は9年前も積雪だった。当時は雪の上など殆ど歩いた事がなくて、ビビりながら歩いたのが懐かしい区間。そしてその先のロープ場を登り詰めると二回目のお天気山である。

日当たりコントラストの尾根を行く
頼るほどでも無いが下りなら助かるだろう
二度目のお天気山


 10時頃から時折強い風が吹くようになったが、鬱蒼とした樹林の中はそんな風から護ってくれるのが有難い。しかし、見晴らしの良いお天気山の頂は吹きさらし。荒涼とした西の山並の厳しい眺望が拡がる。

 さて、本日のラストは北に降下し、北西の尾根を下り羽賀場山縦貫コンプリートを目指していた。足跡の二人も少し先まで見物しに行ったようだが途中で引き返している。ここよりまた一人旅と思い進むと・・・

 あり得ない光景。下が見えない急斜面。確かに等高線は込んでいるがここまでとは想像できなかった。そして北斜面故の積雪、深い所でくるぶしあたりまでとはいえ4本爪アイゼンではとても太刀打ち出来ない。あまりにも危険な感じでカメラを出すのも忘れたほどだ。せめて地面が見えれば取り付く島もあるがこの積雪ではワンミスで滑落する可能性が大きい。時間が押している、体力も消耗している。万が一の撤退が難しそうなこの斜面は下ってはいけないと素直に思った。自転車のデポ地とは遠ざかるが、登山道で下るしかないと決めたら後は早かった。あっという間に下山終了。約50分で駆け下りてきてしまった。

遠景は雪雲に覆われ寒々しい
風も凄まじい
すたこら敗走して一気に下山口へ


 さて、車道歩きである。約4Km弱かな。峠まで標高差100m以上。結構堪えるね。

 無事自転車デポ地に着いて上を見上げれば綺麗な尾根末端が見える。ここを降りて来ることが出来たら最高だったんだけどねぇ。
 まぁ、いいさ。
 で、帰宅後ネットで色々調べてみると先達諸氏もお天気山北壁は皆手を焼いていて山頂南西を巻くルートが突破口だという。それならば次回はこの尾根末端から登ってやろうじゃないかと決意を新たにした。

鳴蟲山北東の537mPが形良い
逆光で鳴蟲山の鮮やかな鉄塔の色無し
さぁここから延々と車道で峠越えだ

あの尾根を下るはずだったのだが
ようやく登りを終えてあとは下るだけ
ここに降りてくる予定だった

ワインレッド号と残り8Km
あの左端から取り付いたのだがやっぱり急だね
お疲れ~

《お天気山北面の考察》

 先達諸氏の記録を読むと青線のトラバースが正解のようである。この等高線が込んでいる所をトラバースするのもどうかと思うが、写真など見るとどうやら楽に行けるらしい。一方ストレートに下ったり登ったりした記録は見当たらない。
 自分の軌跡を見ると、お天気山の山頂から標高50mも下げて撤退しているが、実際はそんなに下げていないのは今日のルートの一度目のミスで50m登り返して体で覚えているから間違いない。あと10m降りれば平坦な所に出る事になっているが実際はそんな雰囲気は皆無であった。考察するに、実際は撤退したところから一気に数十m落ちているというのが正解のような気がする。地形図の略描であることは間違い無い。地図を鵜呑みにしてはいけない好例だと思うのだ。

概略コースタイム

駐車場発(07:55)-取り付き地点(08:12)-ルートミス発生(09:37)-リカバリ終了(09:57)-鉄塔巡視路と合流(10:22)-
鉄塔(10:29)-486.4m三角点(10:39)-石祠(11:10)-足跡へ遭遇(11:27)-登山道へ合流(11:35)-
羽賀場山(11:59)-二度目のルートミス発生(12:14)-リカバリ終了(12:26)-昼食ポイント(12:40)-
行動再開(13:13)-777mP(13:40)-お天気山(14:01)-北への下山より撤退(14:09)-上大久保登山口(14:59)-
自転車デポ地(15:53)-駐車場着(16:31)

カシミール3Dデータ

(歩行区間のみ)

沿面距離:14.8Km
累積標高差:(+)1,556m (-)1,437m
所要時間:7時間58分
※累積標高差は、『国土地理院基盤地図情報数値標高モデル10mメッシュデータ』よりカシミール3Dにて算出した値

カテゴリー: 鹿沼・粟野の山 | 10件のコメント

鹿沼の千渡山散策



-- 『GPSMAP60CSx US版』+『カシミール3D』+『国土地理院地図閲覧サービスデータ』にて作成 --
※当コースは全て一般登山道ではありません。参考にされる場合は自己責任でお願いします。

 雪のある山にも登りたいのだが、どうも北日本の荒天の影響が栃木の雪山にも及んでいるようで、この週末は近づけない。
 土曜日は仕事だったので日曜はゆっくりしようと思っていたが、午後からネタ帳で長年塩漬けになっていた鹿沼の千渡山を歩いてきた。

 千渡山はその名のピークがあるわけでなく、鹿沼市千渡地区にある小高い丘陵帯のことである。市街地にある独立山域なので周囲の道路を走っていると必ず目に入ってくるフォルムを眺めながら、いつかは歩こうと思っていた。

 難しいのは駐車地である。どこから取り付いてどこへ降りるか。民家に周囲を覆われているので隙が無い。最近はストリートビューのお陰で偵察をするのもめっきり減ってきたが、昨年の春にオフロードバイクで周囲を走り廻ってようやく駐車地と取り付き、そして着地点を見つけることが出来たのだ。歩く時間や距離は知れているので半日コースとしてネタ帳にとっておいたのだ。

 停めるならズバリココでしょう!的な千渡二荒山神社境内へ車を置かせていただく。境内に車で不敬な・・・となるが、端のほうはタイヤ痕があったので許していただけるだろう。
 偵察の時もそうだったが、しっかりと手入れされた綺麗な神社なれど人の姿はまったく見られない。だが、地元の人達に手厚く護られている雰囲気は良く伝わってくる。

千渡二荒山神社

 社殿に簡単にお参りを済ませ、脇の田んぼを進む。突き当りから穏やかに尾根が伸びていくのが見える。理想的な良い取り付きだ。

脇の田んぼのヘリを進み

ここから取り付く

 登り始めるとすぐに灌木の藪が出てくるが痛い枝じゃないので気も楽。右に左と歩きやすい場所を探しながらゆるゆると登って行く。

灌木の藪が続く

歩きやすい所を選びながら

 一旦平坦な場所まで下げて奥の尾根に取り付き直す筈が、一歩手前の尾根を登ってしまった、

平地に出た

 そのまま登っていっても予定ルートに収束するのは解っていたが、こんなミニコースなのに間違えるのも癪だ。コンパスを合わせて谷へ一旦降りるとそこは何やら軽く湿地帯。倒木が山のようにあって、いかにも猪などが好みそうな場所だ。向かいの尾根は見上げるように急だが登れない斜度ではない。倒木の海を泳ぐようにして尾根末端までアプローチするなら眼前の急斜面を登ったほうが遥かに安全であろう。
 取り付けば思ったほど斜面はきつく無く、適度に柔らかな斜面とあいまり靴がよくグリップしてくれる。最後のほうはちょっと息継ぎしながら尾根へ。

 尾根が方向を変えるピーク手前(丁度鹿沼東高校の真東あたり)から樹間に日光の山並みがチラっと見えた。今日のルートは正直眺望ゼロだと思っていたので少し嬉しい。

西側の唯一の眺望

葉っぱのいたずら、どうしたら自然にこうなるのだろうね

 ルートが東に向かうと思いがけなく、古賀志山方面が見えた。今日一日の眺望はこの二か所のみであった。

樹間に古賀志山

椿が群生していた

 やがて263.4m三角点、点名『千渡』へ到着。周囲を探したが山名板は見つからず。栃木の山では定番の諸氏の板も見られないのはちょっと意外だが、里山のあるべき姿なのだろうと思う。

263.4m三角点 点名『千渡』

 三角点から東の尾根を下っていくと途中に真新しい立派な三基の石祠があった。愛宕神社というらしいが、北東に下っていく明瞭な道型の参道が伸びている。地図を見ると栃窪に神社マークがあるが、もしかするとそこの奥社なのかもししれない。日を改めて検証したいところだ。

平成二十四年建立の石祠

参道が付いていた

 予定では東の尾根を末端の213mPまで往復する積りだったが、雰囲気的に変化はあまり期待出来なかったので愛宕神社で一息入れて予定通りのルートへ。263.4m三角点から延びる下山の尾根を見つけるのに多少てこづったが、ルートに乗ってしまえばあとはゆるゆるとした歩きが続く。

ツイストしちゃってるね

こちらは古そうな石祠

 門灯と本体が離れた古い石祠を見た頃、下のほうから声が聞こえてきた。はじめ風に乗って聞こえた声は猫の鳴き声のようだったが、やがて姿が見えると五歳ぐらいの坊やのカン高い声と高校性位のお姉ちゃん二人。
 どうやら下に林道が付いているらしく、散歩がてら登ってきたようだ。二言三言会話をしてその場を離れたが、やがて彼女達は再び元気におしゃべりをしながら降りていったようだ。
 自分を見る目つきが如何にも訝し気だったので、家に帰って勢い通報でもされたらたまらんなぁなどと思いながら先を急ぐ。まぁ実際こんな所を歩いて写真を撮ってるなんてのは客観的にみてかなり変わり者であるのは間違いないが(笑)

明るい自然林が心地よい

忽然と道祖神(金精様)現る

真新しい切り株

笹薮区間もあり

そして鉄塔 東電鹿沼線10号鉄塔

大谷方面へ向かう電線

再びツイスト登場

 ルートもほぼお終いの頃にある185.9m三角点。ここも山名板は無い静かなピークである。今日はこんな小さな山なのに三等三角点を二つ踏むことが出来たから収穫アリと言ってよいだろう。

185.9m三角点 点名『飯岡』

 周回もあっという間に終わりだ。来る時にお茶のペットボトルを買ったセブンイレブンが眼下に見える。真っすぐそちらへ降りれば地形図上綺麗な下山であるが、途中に採掘場があるので流石にここは入るべきでない。おとなしく東の林を下ると本日の山行終了。あとは車までのんびりと車道歩きである。

途中でお茶を買った7-11が眼下に

ここに出てきて終了

歩いて来た尾根を眺めながら車道をテクテク

 無事二荒山神社まで戻ってきたが、地形図を見ていて気になった北のほうにある池を見たくなった。帰りには解ったのだが脇にある道型を進めば良かったのに、神社の裏手を大回りの道草。着いてみると薄く表面に氷が張った池は寒々としているが、人知れず水を湛えるその様は凛としていた。

千渡二荒山神社の北方にある小さな池

狛犬っていつ見ても凛々しい

千渡二荒山神社境内に別社も合祀されているようだ

概略コースタイム

駐車地発(12:25)-263.4m三角点(13:28)-愛宕神社(13:36)-古い石祠(14:03)-道祖神(14:14)-
鉄塔(14:43)-185.9m三角点(14:53)-車道へ(15:07)-駐車地(15:44)-沼地(15:53)-駐車地着(15:56)

カシミール3Dデータ

沿面距離:8.9Km
累積標高差:(±)321m
所要時間:3時間31分
※累積標高差は、『国土地理院基盤地図情報数値標高モデル10mメッシュデータ』よりカシミール3Dにて算出した値

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横根山不発 怪我の功名、勝雲山周回でスノーフィールド徘徊



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関連山行

    2016年02月16日  方塞山から横根山散策

 二年前に、雪に閉ざされた横根山の象の鼻を訪れた時の印象が大変強かった。今年の冬はどうだろうか。
 だが、なんと、古峰神社から古峰ヶ原峠へ登る県道58号が閉鎖されているではないか。
 神社の駐車場に車を止めて歩き出すハイカーもちらほら見られたが、三枚石新道ピストンといったところだろう。
 今日はフカフカの雪狙いで来たので装備はスノーシューだけだ。狭い岩交じりの登山道を登る気には到底なれない。

 駄目元で粕尾峠側に廻ってみようじゃないか。
 日瓢鉱山経由で上粕尾に出る林道は日陰が多く、ツルツルのアイスバーンで運転に大変気を遣うが、四駆シフトレバーを一段奥へ押し込んだ4Lモードの性能も遺憾なく発揮されて非日常の走りが楽しい。

ガリガリのアイスバーン、峠超え

 一時間以上も凍結路面を走り続け、ようやく粕尾峠側に到着するもやはり無情の通行止である。もしかしたら途中まで入れるのではないかという淡い期待は砕かれた。

 さてどうしよう。このまま家に帰って炬燵でグダグダするか。いやいや勿体ない。横根山の帰りにおまけで計画していた勝雲山を目的地にすれば、このゲートからなら丁度良い距離になるだろうと思い直し出発することにした。

粕尾峠側もゲート閉鎖だ

 どうも関係者が足繁く車を走らせているようで真新しいタイヤ痕がバッチリついている。雪もさほど深くないのでパジェロミニなら楽勝の路面なのだが、そこは文句を言っても仕方がない。
 序盤はツボ足で難なく歩くも、このまま勝雲山直下まで道路を進んではつまらない。適当な所で山中へ入りスノーシューを履くことにした。

ま、とりあえず車道から山中へ

 雪は既に降ってから随分時間が経っており、ザクザクで決して良くはない。それより絶対的に雪の量が少なくお世辞にも快適とは言えないが、鹿や小動物のトレースしかない場所を歩くのはやはり爽快である。

お、あそこが勝雲山か?

 ショートカットした雪原から一旦車道に戻り再びコンパスを合わせて山頂を目指す。緩やかな斜面なので軌道修正に手こずるが、この作業がオリエンテーリングみたいで楽しいものだ。
 やおら電波塔のようなものが目に入ればあとはそれを目指すだけである。

 山頂の少し手前にあるのが国土交通省の無線中継所、そして三角点の脇にも足尾町(日光市)の防災無線中継局があった。山名板が二枚。眺望も何もないひっそりとした山頂である。

 山頂の防災無線中継所からは車道に向けた小尾根沿いに電柱が並んでいる。それを辿り少し進むとちょっと開けた場所があったので、そこでザックを降ろした。
 日光の山は厚く雪雲に覆われ、この山の周囲にも時折ちぎれ飛んでくる雪雲が運んでくる風花。キラキラと輝くさまはこの静かな情景にお洒落な演出をしてくれる。

この下で風を避けて昼飯

 山頂から下ると、本当にあっという間に車道へ飛び出す。以前は無かったと記憶していた道標を見るが、この地味な山を訪れる人もそうは多くないだろう。

山頂からあっという間に車道へ下山

 山頂から見えた東側の尾根が気持ちよさそうだったので、車道から外れて尾根へ取り付くと少し古めの人間の足跡が続いていた。犬のものも混ざっていたので恐らくハンターだと思われる。しばらくは足跡を追うように進んだが、やがてトレースは谷へ降りていってしまった。

右車道、左の山中へ進む

 緩慢な地形は相変わらず難しくも楽し。中継点の1283mPは穏やかな丘である。手前に拡がる広場で立ち止まると足尾の山が綺麗に見えているのが嬉しい。

眼前の1283mPを超えるべし

足尾の山

曇ると寒い

このへん雪質良好

 何も無いのっぺりとした1283mP。方塞山の鉄塔が遠く見えた。今日はこの天気だからもしあそこに行けたとしても前回ほどの眺望を得られなかっただろう。アプローチの道路閉鎖というアクシデントが、このような普段歩きえないエリアとの邂逅を実現したのだから、やはり怪我の功名なのだろう。

1283mPへ到着

方塞山の鉄塔が見える

 1283mPからはなるべく車道に出ないように林内を歩いて進む。軌跡を見ていただくと迷いなく進んでいるように見えるが、普段尾根歩きばかりしている者には地形図に現れない僅かな起伏などに翻弄されてなかなか難しい下山であった。

林内を徘徊してようやく車道へ復帰

本日の散歩終了

概略コースタイム

駐車地発(09:29)-勝雲山(10:55)-昼食地点(11:01)-行動再開(11:42)-一旦車道へ(11:53)-
再び山中へ(12:00)-1283mP(12:31)-駐車地着(13:27)

カシミール3Dデータ

沿面距離:5.6Km
累積標高差:(±)308m
所要時間:3時間58分
※累積標高差は、『国土地理院基盤地図情報数値標高モデル10mメッシュデータ』よりカシミール3Dにて算出した値

カテゴリー: 前日光・足尾の山 | 6件のコメント

群馬遠征 赤城山 晴れ時々曇り



-- 『GPSMAP60CSx US版』+『カシミール3D』+『国土地理院地図閲覧サービスデータ』にて作成 --

 行こう行こうと思っていてなかなか足が向かなかった赤城山。どうせ行くなら積雪期と考えていたが、先週、息子の結婚式に向かう北関東道の車窓から見えた赤城山に触発された。

 下道では流石に辛い。というか日帰りは流石にキツイ。で、伊勢崎ICまで高速をおごり、合計二時間ちょいのドライブは自分的に少々堪えたがまぁ何とか赤城山エリアも射程距離にようやく入ったかなというところ。

 早く行かないと駐車場が一杯になるという山レコ情報にビビりつつ、かといってあまり早く出発するとご飯食べる前に下山になってしまう。悩ましいところである。
 目論見の赤城神社Pに着くと辛うじてラスト一台のスペースにありついた。登山者ではなく、実は湖上釣りの人が大量に訪れているのだ。
 支度をして歩き始めると上のほうににもガラガラの駐車場があるではないか。どうやらこちらが登山者が停める場所のようで、のっけからビギナーミス。まぁ学習しました。

 で、立派な登山口より登山開始。今日の装備は12本爪アイゼンと、なんと先日アマゾンで1,600円くらいで入手したチェーンスパイクだ。皆さんアイゼンの方が多いので自分もまずアイゼンでスタート。日があまり差し込まないので雪が締まっていてアイゼンが良く効く。

ここより登山開始

 夏道を知らないからノートレースだと苦戦するだろうが、流石に入山者が多いのでトレースはバッチリ過ぎるほどバッチリ。
 序盤は傾斜も緩いので文字通りというかアイゼンの歯がサクサクと心地よい。

トレースバッチリ過ぎ

 大沼が見渡せるようになるころ、少し岩が露出している箇所も出てきたのでチェーンスパイクを試してみることにした。
 結論から言えば今日の雪質とこの良く踏まれたルートならチェーンスパイクで全然OKだ。アイスバーンが出るとキツイかもしれないが、そもそも自分レベルの歩きではアイゼンを履いていてもアイスバーンは厳しいかもしれない。

長七郎山と地蔵岳も雪があるうちに歩きたい

 大沼全景を眺めて休憩をしていたら仕事用の携帯に着信アリ。なんだ無粋だなぁと返信するとおやまぁ深刻なトラブル発生の連絡。いやこれは痛い。とりあえず部下へ連絡して会社へ急行させた。
 あれやこれやと逡巡して歩を進めるのはなかなか厳しい。黒檜山の山頂に着いても感動は無く、会社周りに連絡の電話を数本入れて対応。部下からはトラブル収束見込み無しの連絡。
 うーん、とりあえず緊急対応指示は済ませたので後は週明けに業者交えての対応と、火曜日の社内の混乱が頭痛いなぁなんて考えてると山の楽しみ半減どころかモチベーション大幅ダウンだ。

東の曇り空 この時心の中は土砂降りの雨

 まぁ、それでも折角赤城山デビューしたのだからちょっとは楽しんでいかないとね。心模様とは正反対にぶっちぎりの眺望の良さが目に沁みる。

山の名前が判らないけど絶景だね

アップ

 横で山座同定しているご夫婦に教えて貰った日光の山々。栃木県の東側から見るお馴染みの山姿とだいぶ違うので新鮮だ。特に皇海山があんな形なんて、スカイベリーじゃないよぉ。地図で確認すると、なるほど東西に長い山だったのね。見た通りで納得。栃木側からは真横から見るので三角錐になっているのだ。
 男体山も北からの稜線が見えているのでなだらかに見えるのは自明の理。とにかく新鮮な風景である。

お馴染みの栃木の山も方角違うと全然雰囲気が異なる

 風を避けて東側の斜面で昼食。時間が気になるが、何故か今日に限って上手に出来たコーヒーの美味しいさが恨めしい。あーぁ、トラブルなければもっと楽しめたのになぁ。

 さて、明日に向けて(大袈裟)出発しましょ。

気持ちの良い雪の稜線を進む

左奥、駒ケ岳かな?

1m位の積雪

 黒檜山からしばらく圏外だった携帯に電波が届いたようなので、今一度会社へ連絡を取ると、なんと事態は収束したとの事。嗚呼良かった。これで心置きなく山が楽しめるというもの。
 今日は天気も曇ったり晴れたりだったが、自分の心も晴れのち曇りそして土砂降り、最後に晴れ。目まぐるしい一日であった。

黒檜山を振り返る

駒ケ岳までもう少し

晴れたり曇ったり やはり青空は良いね

雪庇が出てくる

霞む栃木県境の山並み

 黒檜山の絶景スポットも登山者は多かったが、駒ヶ岳もまた沢山の人が休憩中。人気の周回コース故であろう。

駒ケ岳通過

大沼全景 鈴ヶ岳がこんもりと良い感じ

動物!根性あるなぁ というか命知らず

 駒ケ岳からの下山もチェーンスパイクで快調この上も無し。途中金属の階段があったりしてアイゼンの人は結構苦労していたが、そんな箇所も岩交じりの所もスイスイ。是非那須の茶臼岳で試してみたいものだ。あ、でもアイゼンはいざという時の為に持って行ったほうが良さそうだけど。

大沼は釣りで大賑わい

 最後は釣り人で賑わう大沼を見ながら駐車場へゴール。

初めての赤城山、さようなら

 今日は天気も心もめまぐるしい一日だったけれど、まずは赤城山を楽しむことが出来て良かった。高速だけで一時間というのは自分的に結構長距離に感じた。だが、見える眺望の新鮮さや周囲に林立するピークや荒山高原も是非是非訪れたいという思いを新たにした。

概略コースタイム

駐車場発(09:11)-登山口(09:27)-黒檜山(11:05)-絶景スポット(11:15)-昼食ポイント(11:19)-昼食休憩-
行動再開(11:52)-駒ケ岳(12:53)-車道へ(13:40)-駐車場着(14:01)

カシミール3Dデータ

沿面距離:6.3Km
累積標高差:(±)649m
所要時間:4時間50分(途中、会社に電話している時間多々。かなりスローペースとなってしまった)
※累積標高差は、『国土地理院基盤地図情報数値標高モデル10mメッシュデータ』よりカシミール3Dにて算出した値

カテゴリー: 群馬県の山 | 8件のコメント

息子の結婚式

 2月3日、節分の日。
 今日は息子の結婚式でした。

 美人でしっかり者のお嫁さんは、至らぬ息子には勿体ないくらい。

 今まで、新郎新婦の父親になるなんてはっきり言って実感無かったですが、
 こうやってまた自分も歳を重ねていくのだなぁとしみじみ思いました。

カテゴリー: 日記 | 14件のコメント

鳴蟲山周回



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※当コースには一般登山道でない箇所が含まれています。参考にされる場合は自己責任でお願いします。

鳴蟲山の過去の記事
    2008年03月08日  二股山と鳴蟲山

 冬場に歩きたい里山ネタ帳第四弾。今回は鹿沼の鳴蟲山である。10年前は南の林道を車で上がれるところまで上がって、残りの林道を徒歩で詰めて山頂直下へ最短で・・・というエコルートであった。
 今回は、羽賀場山の登山口である長安寺側の尾根を取り付きとし、鳴蟲山西尾根へと周回し大芦川へ降下した。久々に登場のワインレッド号にて車を回収した。

大芦川沿いの空き地に止めさせていただいた。奥の右手が長安寺

目論見の尾根末端にある神社の石段を上がる

 石段を上がるとすぐに小さな社がある。社の扉は普通きっちりと閉じられているものだが、どういう訳か扉が開け放たれており、中に鏡のようなものが二枚見えた。自分のような信仰心の希薄な者にも明らかに正視してはいけないという雰囲気が醸し出されている。

扉が開いてご神体が丸見え 正面からの撮影が憚れる

 ご神体に気後れし、脱帽して二礼二拍手一礼でお参りをし、背面を通過する無礼を詫び本日の無事をお祈りした。
 たまに歩く人が居るのか、はたまた獣道なのか、社の脇に踏み跡がある。結局はトラバース状に登る際に社の真後ろを通過するので結果的には大差ないが、やはり真後ろから直接取り付く不敬者はいないようである。ご神体の迫力がなければもしかしたら自分は真後ろから登ってしまったかもしれない。

この裏手が本日の取り付きとなる

 かなりの急斜面で四つ足でなければ進めない、だが足もとが丁度良い硬さでグリップがよく効いてくれる。そして程よい間隔に生えている木から木へと渡りながら高度を稼げる。

等高線通りの急登を登り切った箇所から。下りには絶対使いたくない

 取り付きの急登が結果的には本日の最大の難所だったと言ってよいだろう。あとはいつもの地味尾根が展開していく。しばらくは高度を徐々に上げて行くだけなのでルートも難しく無い歩きが続く。

あとは穏やかな尾根が続く

今日も寒いが陽が射せば足取りも軽いというもの

 尾根の方向が西に向かい、一つピークを乗り越すとそこは伐採地。鳴蟲山直下の紅白鉄塔の箇所を除けば本日随一の眺望ポイントであった。

南に開けた伐採地へ出た。日差しが嬉しい

集落を挟んで向かい側の400mクラスの峰々も時間をかけて歩きたい箇所

伐採地頂部より食害ネットが綺麗に巻かれている

 伐採地より先は、木の根元部分に食害防止ネットがきちんと巻かれている超現役の植林地である。時々書かれているヤマサの印は確か羽賀場山でも見かけたことがあるので同じ方(会社)の所有林なのだろう。

ヤマサ屋号の樹が続く

森の中の静かな571.6m三角点 「上久我」

国土地理院のデータは571.62mなので栃木の山紀行さんの誤記?

 今日は取り付きの登り以外は至って穏やかなルートであり、藪も殆どといってよいほど無かったが、三角点から先の頂稜部は幼木密集ゾーンである。だが、未だ葉先が柔らかいので顔に当たっても痛くないので問題無し。やがて林業者による間伐が行われてスッキリしていくのだろう。

しばし、幼木の海を泳ぐ

鹿沼の山は基本的に筋肉質(岩交じり)である

登り、そして下る

特別な意味が追記されているようだ

送電鉄塔 新栃木線№212

 鉄塔手前では北の谷筋で銃声を二発聞いた。こちらもホイッスルを鋭く二回吹いて牽制すると、そのあと発砲音はしばらく聞こえなくなった。
 鉄塔を過ぎて西へ延びる尾根に差し掛かると、今度は犬の鳴き声が南側から聞こえてくる。よく耳を澄ますと二頭のようで、一頭の鳴き声は恐怖を感じたような訴えかけるような鳴き声である。人間にとっては広大な山中でも犬達にとっては僅かな距離である筈だから、もし自分の出現を警戒するなら間合いを詰めてくる筈だ。だが彼らの鳴き声の大きさは一定しない。自分のが進むと当時に彼らも移動しているようだ。野生犬だと始末が悪いが、ハンター犬であれば以前5~6頭に囲まれた経験ががあるのであまり不安は無い。だが、鳴き声の悲痛な感じも手伝って早めに通過すべしと先を急いだ。

南いわき幹線273鉄塔より伸びる巡視路と合流 プラ階段が歩きやすい

 北の林道から上がってくる巡視路と合流する。ピッチが実に心地よいプラ階段は山を歩く事を仕事としている方々が設置したことがよく伝わってくる。行政が誂えた予算が付いたから敷設しました的な階段は大抵ピッチが変で妙に歩きにくいが、この階段はかゆい所に手が届く的な気配りが嬉しい。(巡視路は登山者のものではないのだけど)

 暫く登っていくとハンターが何やら携帯で大声で通話中。『とにかく回収するしかねーな』という言葉が聞こえてきた。丁度通話が終了したところなので、「先ほど通過してきた付近で二匹と思われる犬の鳴き声を聞いた。うち一匹は怪我でもしているような雰囲気であった」と伝える。
 すると北の林道方面か?と尋ねられたので、東の尾根の南の谷周囲に犬が居たという話をした。やはり何か事故があったようで、それまで愛想の良かったハンターは顔を曇らせてしりつぼみの挨拶。先ほどの犬の鳴き声は、追い詰められた獲物に反撃されたか或いは事故で流れ弾を受けたか判らないが何らかの怪我をしているに違いない。

本日初めて見る道標

 本日初めての道標を見れば後は一投足で紅白鉄塔へ。樹に覆われた尾根通しだった為に青い空が目に沁みる。

鳴蟲山を象徴する紅白の南いわき幹線274鉄塔

 鉄塔の所で福島から来た三人組とお会いした。北の林道から巡視路を使って1時間半で登ってきたそうだ。福島から栃木のこんなマイナーな山へ何故と思ったが、話を小耳に挟んでいると、日本中のあらゆる山に登られている様子。北海道の登れる山は全て登ったなんて話しもしていたので、恐らく時間も財力も豊富なのだろう。そのどちらも無い自分には少しジェラシーを感ぜずにはいられない話であった。

羽賀場山~お天気山の稜線が相変わらず格好良い

二股山方面

 食事を終え福島の三人に別れを告げて山頂を踏む。紅白鉄塔が無ければこの山頂も静かで良い雰囲気であるのは間違いないのだが、やはり紅白鉄塔の箇所の印象が強いので鳴蟲山の山頂は分が悪いだろう。

相変らず地味な山頂は今回は通過のみ

山頂から少しだけ進んだところで西側眺望が一瞬得られた

 山頂から西へ向かうルートは北の尾根に入らなければ正解なのだが、尾根形が明瞭になるのはある程度下ってからなので、安全そうな所を進路だけ気を付けながら下っていく。案外急だが危険個所ではない。

出だしの降下がきついが危険な箇所では無い

 急降下をやり過ごすと時折岩交じりになったり、痩せ岩稜があったりと変化がそこそこあって楽しめるルートだ。

時折岩交じりになったり変化もほどほどに楽しめる

そして穏やかなルート

コンパスを合わせて目的の尾根を拾っていく

こういう苔?のようなものが沢山生えていた

終盤藪が煩くなるが、ルートを外したくないので直進

最後はここをダイレクトに降りてフィニシュ

道路に降りて改めて羽賀場山稜線の美しさ

学校跡地にデポしたワインレッド号の元へ

駐車地に戻って来た。背後のピークが朝のルート

 『虎岩』という案内板があって気になったので車で寄り道をした。見れば、なるほど見事に虎の模様をした美しい岩があるではないか。実は下の写真に写っている男性が撮影の為に岩に水をかけたらしく、それで一層鮮やかな光沢を放っているようだ。

『虎岩』へ寄り道する

うーーーん。確かに珍しい模様。まさに虎そのもの

迫力だね

概略コースタイム

駐車地発(08:13)-神社石鳥居(08:16)-神社(08:21)-伐採地(09:09)-571.6m三角点(09:28)-新栃木線№212鉄塔(09:59)-
巡視路と合流(10:36)-道標設置個所(11:01)-紅白鉄塔(11:06)-昼食休憩-行動再開(11:44)-鳴蟲山(11:47)-
427mP(12:52)-林道接合(13:06)-自転車デポ地(13:23)-駐車地着(13:52)

カシミール3Dデータ

沿面距離:8.3Km
累積標高差:(+)1,001m (-)933m
所要時間:5時間10分
※累積標高差は、『国土地理院基盤地図情報数値標高モデル10mメッシュデータ』よりカシミール3Dにて算出した値

自転車区間距離:4.9km 所要時間:29分

カテゴリー: 鹿沼・粟野の山 | 8件のコメント

日光駅北方804m三角点



-- 『GPSMAP60CSx US版』+『カシミール3D』+『国土地理院地図閲覧サービスデータ』にて作成 --
※当コースはすべて登山道ではありません。参考にされる場合は自己責任でお願いします。

  高平山から日光駅に下ってきた時に北側に見た804m三角点峰。扇状に拡がる意外にも堂々とした山容に心動かされたものだ。いつか歩こうと思っていたが、やや小ぶりな周回なので一日かけるのは勿体ない。
 13日は東京方面へ出かけていて帰宅したのが午前さまギリギリであった。流石に早朝出発する元気は無い。こんな日の為にとっておいたプランをネタ帳から引っ張り出し、遅い出発で懸案の周回ルートを歩いてきた。

本日歩く稜線

 車を日光運動公園の駐車場に止め、西へと車道歩き。804m三角点から形よく延びる尾根の末端から登りたかったところだが、周囲は民家が多く容易には近づけない。尾根の西側に周りこみ、ストリートビューでここぞと目論んでいたポイントへ向かう。

 現地に着いてみると沢の左岸を行きたいところだが、少し手前にあるペンション側から取り付く様子が丸見えである。こんな時代だから誤解されて騒ぎになるのも嫌なので、少し奥まった右岸より渡渉して取り付いた。
 水は浅いが石の上に薄く氷が張っており滑りやすい。かように小さな流れなのになかなか緊張するが、今回も最後は靴の防水性を信じて軽くザブリと渡った。

右岸からアプローチして渡渉

 少し奥まった所から山中に取り付いてしまえばもうこちらのもの。幸いにして足元は柔らかすぎず固すぎずのベストコンディションだ。急な直登だが、手入れの行き届いている林内を快調に高度を上げることができた。

まずは尾根を目指して直登

 尾根に辿り着くとそこには灯門を従えた立派な石祠があった。そして石祠の向かう南側にはよく踏まれた感じの道形が続いていた。地元の人が通う遥拝道なのかもしれない。

登り切った所に立派な石祠あり

 日があまり差し込まない尾根道も、徐々に高度を上げる頃になると体も温まってくる。それまで穏やかだった落葉のトレイルが岩交じりになり幾分表情を変える。ふと気づくと冬毛の鹿が二頭、足早に視界から去っていく。

大岩が出る

 それもつかの間。再び穏やかな尾根道がのんびりと高度を稼ぐ。鬱蒼とした植林地の中に呑み込まれるのは確かにあまり気持ちの良いものではないが、植生界をわかつこんな所の歩きも案外心地よいものだ。

自然林と植林の境界

 やがて804m三角点へ到達。麓の地名そのままの点名『所野』である。周囲を探したが山名板の類は一切無かった。県内の三角点では珍しいほうだが、その筋の方々にもあまり人気が無いのだろうか。地味尾根地味ピーク好き。自らも地味な中年である自分にとっては静かで良い三角点であると思ったのだが。

三等三角点 点名『所野』

 光射す

 ちょっとした日溜りを探して昼飯とする。今日は少し風があるようだが、樹に覆われているから受ける影響も少ない。かといって特別に快適ってわけでもないけれど、まぁ良い事も悪い事も少しづつ。まさに地味尾根だね。
 でも、時々強く差し込む日差しに喜んでいたら、あらあら、コンパス確認しないであらぬ方向に降りてしまい予期せぬ登り返しに一汗しぼられちゃった。

 

 男体山や女峰山など、日光のスター達もちらちらと樹間から見え隠れするが、同じチラリズムなら鳴虫山だって負けちゃいない。

 

 落葉の季節ならではの光景

この先急降下

 一ヶ所だけ突端から岩で切れ落ちている雰囲気の所があった。「巻きかな?」と除きこむと、岩の下にはまた落ち葉のトレイルが続く。明るい日差しがあるので急斜面も心穏やかである。

 

葉っぱのいたずら

 高度を下げていくと地形図では判別出来ない難しい地形になってくる。三角点からのスタートは凡ミスであったが、その後のルートは何か所か難しいところもあった。
 やがて下に道路が見えたので、最後は直滑降で着地し、今日の里山歩きは終了である。

道路が見えたので直滑降にてフィニッシュ

青空の写真が無かったので・・・おまけです

概略コースタイム

駐車場発(10:26)-取り付き地点(10:57)-立派な石祠(11:08)-大岩(11:26)-804m三角点(11:48)-昼食休憩-
行動再開(12:24)-667mP(13:07)-車道に接合(13:46)-駐車場着(14:02)

カシミール3Dデータ

沿面距離:7.4Km
累積標高差:(±)496m
所要時間:3時間36分
※累積標高差は、『国土地理院基盤地図情報数値標高モデル10mメッシュデータ』よりカシミール3Dにて算出した値

カテゴリー: 日光の山 | 8件のコメント

花香月山から鶏足山へ



-- 『GPSMAP60CSx US版』+『カシミール3D』+『国土地理院地図閲覧サービスデータ』にて作成 --
※当コースには一般登山道でない箇所が含まれています。参考にされる場合は自己責任でお願いします。

鶏足山の過去の記事
    2007年11月07日  焼森山から鶏足山へ

 以前よりその名前の美しさに興味があった花香月山(はなかりさん)、鶏足山への周回を歩く。
 正月くらいは穏やかな登山道をと思って計画したが、花香月山への一般ルートをまず外して、小藪でウォーミングアップ。だが案外穏やかな山域で鶏足山の登山道に合流するまでの県境尾根は案外歩く人が多く道型も濃い。
 鶏足山から大沢峠までは登山道を利用して下山したが、その先は今年の藪始めとなった。

 倉見集落の入り口辺りに花香月山の登山口はある。登山口といっても山頂直下までドコモ無線塔へ延びる舗装の作業道があるのでこれを詰めるのが一般的なルートのようだ。

集落手前に停める箇所が何か所かある
閉鎖林道が登山口
花香月山の山頂はドコモの無線塔が


 地図を見ると林道の東側に尾根があるので、これを登り花香月山の肩に乗るのが妥当であろうと考え、早々に林道から離れた。

林道を歩きはここまで右に取り付く
薄手だが藪が待っている
振り返る


 伐採地が切れると幾らか藪が出てくくるが小枝がしなる顔面パンチを程よく楽しみながら高度を稼いでいけば、花香月山手前にある無線塔にまず到着。

小枝の藪がちょっとうるさい
ストックで払いながらもたまに顔パンチ
落葉の時期は楽しい

 
 
一つ目の無線中継所


 進路を塞いでいる無線塔の裏手に回り込むと舗装路が伸びていた。先ほどの道の終点のようである。ここからすぐ右手の高みに取り付くと一投足で花香月山の山頂だ。ここまで道路歩きで登ってくると土の上を歩くこと5分で山頂といったところかな。小藪の尾根を登って正解だな。

その脇を抜けて
すぐ右手に取り付くと
すぐに花香月山の山頂


 山頂はすっきりした眺望は望めないものの、案外広く明るい。栃木の山のように山名板が賑やかでないのが茨城の山の特徴であろう。というよりも栃木の山のほうが山名板が多すぎるんじゃないかなとも思う。

 山頂より僅かに下った窪地にドコモの鉄塔があり、先ほどの鉄塔とこの鉄塔の二本は遠くからでもよく見えて格好の目印となる。しかし、こんな大きな中継所があるなら、この山域はドコモ系の通信はバッチリだなとスマホを(格安Simのラインモバイル=ドコモ系)取り出すと流石!アンテナばっちり。

 
少し先にドコモの鉄塔
 


 花香月山から進む尾根は県境となり、ドコモの鉄塔脇を通過するといよいよ落葉の道となる。登山道ではないが、歩く人も多く時折見え隠れする道形で人々の往来を知ることが出来る。

 
鶏足山への縦走路はかなり軽快
小笹の道の踏み跡も明瞭


 倉見集落から北西に延び県境尾根を跨ぐ破線道との峠に、道祖神が穏やかな表情で佇んでいる。最近山中で破線道の実在を見ることがあまり無かったが、この道は現在でもはっきりした道形で地形図と一致する方角で伸びていることを確認した。

 目の前に大きな藪の塊が出現し、今日の初ファイトかなと思って中に入ると巻くようなルートに導かれると広い所へ飛び出した。そこに今日初めての道標。このルートを歩こうと思っている人には下世話な道標に感じるが、逆に「ようこそ縦走路へ!」とでも言いたげだ。

石仏(道祖神?)のある峠
味付けのように小藪が出現
おお、道標が


 やがて見通しの良い伐採地へ出た。今日のルートでは鶏足山の北峰を除けば随一の景色であろう。

左端が通過してきた鉄塔二か所
伐採地に出た
登る

180度眺望
 
 


 伐採地を通過すると395.1m三角点の倉見山である。ここも眺望は無いが、素朴な感じの山名板がよく似合う静かなピークである。

手前、鶏足山方面
地元の集落名を冠した三角点
 


 山頂のすぐ下に、何故か巣箱があった。かつて土地の方が設置されたのだろうが、そこに住む山鳥の姿は今では見られない。

何故か巣箱があった
明るい尾根を降りていく
またまた道標


 道路に行く手を阻まれるが、据えられた丸太を踏み台にして這い上がる。地形図上では道路の先に建物がある筈だが、今は藪に深く覆われている。中を確認するのはパスし、使われなくなったアスファルト道を少し進むとネットで予習した通りに行き止まりの金属ゲートが見える。その手前のガードレールが切れるところで一旦山へ。

丸太を踏み台にして
廃道を進む
ネットで予習したとおり此処から迂回


 迂回してゲートの前で再び道標。一般登山者が歩く箇所ならいざ知れず、こんなルートで道標が必要かどうか再度悩むが、この山を愛する方々の愛情表現とでも思うしかないかな(^-^)
 下から上がってくる舗装路は車止めの所から真新しい道路へとつながった。

直進だとここの裏でストップ
また道標が
真新しい舗装路を行くと


 登っていくと本日三基目の電波塔があった。比較的新しいので恐らく先ほどの建物跡の設備をこちらりに作り直したのではないかと推測。

 なおも進むと思案峠へ到着である。道標の指し示す来し方に花香月山の表示は無い。だが、ここから鶏足山へは一般登山道となる。流石に藪はまったく無いが、基本的なテイストは手前の尾根と大差がない。言い換えれば花香月山~思案峠は如何に多く歩かれているかということであると思う。

これまた真新しい電波塔
一般登山道へ合流
お馴染みの鶏石に寄り道


 鶏石へ寄り道をする。むしろ突き当りの小岩(小鶏石?)のほうが景色も雰囲気も良いので自分は好きだが、由緒由縁のある元祖鶏石に敬意を払いカメラをパチリ。

 鶏足山の北峰は東側の眺望が素晴らしい。吹く風が冷たく、狭い山頂は満員御礼でとてもザックを降ろしてお湯を沸かすなどという芸当は出来そうもない。滞在数分で山頂を辞して三角点のある本当の山頂へ。
 こちらは景色も良くないので皆さん通過点である。その分ゆっくりと寛げるというものだ。

突端の岩を「小鶏石」と名付けよう(^^;
北峰到着
歩いてきた尾根がよく見える


 冷たい空気の中で食べるカップラーメンの暖かさは格別。スープを飲み込むと体の芯までポカポカしてくる美味しさ。やはり冬の山歩きって最高だ。

 一般的な焼森山からの周回コースは人気ルートなのでハイカーが多く、食事中も多くの人が脇を通り抜けていく。あの中年男はどうしてこんな景色の良くない所で弁当を広げているのだろうときっと思ったに違いない。でも、山の中では誰にも何にも気兼ねせずに食べないと美味しくないんだよね。

 下山は大沢峠へ降りる登山道をチョイスする。出だしは穏やかな尾根道だが、途中で一ヶ所急降下区間があった。

北東方面かな?
三角点のある山頂
登山道を使って大沢峠へ降りる

急降下一ヶ所あり
そこまで大袈裟ではないが親切だ
 


 岩交じりの急斜面もすぐに終わり、あとは再び穏やかな尾根をだらだら下るとやがて車道との交差点である大沢峠へ到着である。事前に山レコで見た情報によると後はこの道路をテクテク歩いて花香月山登山口まで戻ったとあるが、地図を見ると道路に平行するように尾根があるのでこれを逃す手はない。ただ、尾根は道路で分断されており法面はかなりの高さで取り付く島も無し。

道路へ降りる
大沢峠
尾根を繋ぐには正面のピークへ登る


 道路が蛇行する地点で都合よくガードレールの切れ目がありここから山中に入ればあとは一直線に高みを目指して登れや登れ。呼吸を整え整えようやく稜線に乗れば行く先は案外ワイルド感が溢れている。

ここより侵入
直登をえっちらおっちら
うーん結構ワイルドな尾根だね


 藪が薄くなったり濃くなったりで、結局今日は花香月山への序盤とこの最後の区間は藪歩き初めとなったようだ。

気持ちいいいけど時々小藪
こんな所も登って下って
小枝で顔ビンタゾーン


 地図に記載のある273m三角点は4つの石に守られひっそりと佇んでいた。調べると、点名は「開拓」という。栃木の山なら三角点に山名板が掛かっていないのは珍しいが、ここにはまったくその姿を見なかった。まぁ、この尾根の踏み跡の薄さからすると、往来するのは山仕事の人達か狸の類だけであろう。日光エリアでは場所によっては足の置き場に困るほどの鹿のフンに出くわすことが多いが、茨城県境のこちらではたまに鳥や狸などの小型動物のフンしか見かけない。また、意外な事に猪が鼻であちこち掘り返した跡も無いので、動物の生息域としては案外寂しい感じを受けたが、まぁ自分にとっては安全なので良しとしよう。

手薄な箇所はありがたい
273m三角点 点名「開拓」
動物のようにかがんで行くのが正解


 三角点からは真っすぐに降りてフィニッシュの予定であったが、途中の伐採木が放置されている箇所で背丈の高い藪が繁茂していて降参した。脇に林道が見えていたのでそちらに降下して下山終了である。

ここでギブアップ
尾根を外して直滑降
地図には無い林道のゲート


 ゲートの先に降りてくる筈だった尾根の末端が見えている。絵に描いたような尾根の端っこというのはなかなかお目にかかれないものだから、あそこを降りてきたら10点満点だったろうなぁ(笑)

あそこを綺麗に降りてくる筈だった
右手 八瓶山 是非登りたい
花香月山の鉄塔が見えてきた

概略コースタイム

駐車地発(07:35)-林道離脱(07:42)-一番目鉄塔(08:20)-花香月山(08:25)-ドコモ鉄塔(08:32)-石仏のある峠(09:07)-
初めての道標(09:18)-伐採地(09:38)-倉見山(09:50)-二つ目の道標(09:59)-三つ目の電波塔(10:20)-
思案峠(10:44)-ここより一般登山道-鶏石(11:12)-北峰(11:24)-鶏足山(11:31)-昼食休憩-
行動再開(12:11)-大沢峠(12:58)-登山ルートを外し尾根へ復帰(13:07)-273m三角点(13:50)-林道ゲート(14:06)-駐車地着(14:33)

カシミール3Dデータ

沿面距離:12.1Km
累積標高差:(±)1,014m
所要時間:6時間58分
※累積標高差は、『国土地理院基盤地図情報数値標高モデル10mメッシュデータ』よりカシミール3Dにて算出した値

カテゴリー: 県東の山, 茨城県の山 | 8件のコメント

今年の我が家の忘年会

 実は三年連続で続いていた年末の温泉宴会。毎年、自分の誕生に(12月27日)に合わせて、自分自身で企画して、というところがちょっとアレですが、まぁ自分へのご褒美という事にして・・・
 ちなみに去年は光徳のアストリアホテルに宿泊したものの、あまりにも写真が振るわなかった等々の事情で未掲載でしたが、ホテルも温泉も料理もなかなか良かったです。
 そして、三度あることは四度ある??ってなわけで今年も行ってきました。

 さて、今年のお宿は『奥日光 森のホテル』。
 子供が小さかった頃によく日光にスキーをしに来ましたが、その帰りに大きな窓から漏れる暖かな光を見て、「あぁいつかあんなホテルに泊まってみたいものだなぁ」と常々思っていました。まぁそんなだいそれたホテルじゃないですけど、当時の安月給の子育て世代にはちょっと敷居が高かったのは確かです。

 今市あたりで降り出した雪も馬返しあたりから本降りに。いろは坂を登っていくと段々圧雪になっていきます。パジェロミニも久々の四駆にシフトして、そして中禅寺湖から先は完全な雪国状態へ。日頃は超燃費の悪い街乗りではあまり良い所のない我がパジェロミニですが、久々に留飲を下げるような性能に変化。 
 無事到着してドアを開けたら、「うわあ。寒!」。そそくさとホテルへイン。

今回の宿は奥日光森のホテル(帰りに撮影)

 部屋に通されると、広々とした窓の外に拡がる景色が素晴らしいです。停滞している低気圧のせいで北日本は豪雪ですが、ここ、奥日光もかなりの雪の量。スキー場が先週オープンしたということですが、まだまだ滑走出来るような状態じゃなかったらしいので、この雪で一気に状況が好転したことでしょう。

 まずは風呂に入って、時折吹雪く窓外を眺めてビールを頂きます。

部屋から見える景色 時折吹雪く

 二度目の温泉でさっぱりした後はお食事タイム。夕食は料理の品数が少なめでご飯が初めから盛られて出てきたり、食後のスィーツがお膳に既に乗っていたりで、呑みたい人にはちょっとイマイチな感じでした。翌朝の朝食がなかなか素晴らしかったのは後程。
 そんなわけでお酒は珍しく一本、家内はワイン一杯で終了。部屋に帰って持ち込みで軽く飲み直しました。

夕食タイム

肉の代わりに魚介にしてもらいました 家内は牛肉です
(Lumix 20mmF1.7使用ですが、カメラが解放Fで頑張っちゃうんでピント合わせが難しい!いちおうホタテにフォーカス合わせたつもりっだったけど、鉄板に合っちゃってますね(;’∀’)

 飲んで食べれば眠くなるのは自然の理。贅沢な時間を過ごそうと持ってきた本も数ページめくってバタンキュー。ちょっと空調で喉がカラカラしましたが、久しぶりにぐっすり快眠することができました。

翌朝、相変わらず深い雪の中

 さて、朝から温泉を楽しんだ後に朝食。バイキング形式と聞いてあまり期待をしていなかったのですが、後から調べてみると実はここのホテルは朝食バイキングの評判がかなり高いようで、実際それら口コミは正解でした。
 ご飯のおかずになる品は一口サイズの小鉢の凝った料理が沢山あって、選択に超迷います。自分は和洋折衷のチョイスでしたが、米好きな方はなかなか唸らせられる品々が揃っていて、種類を沢山楽しみたい人にはうってつけでしょう。

 更に、食事中に従業員の方がお勧め小鉢を持ってきたりしてくれて、全般的にはなかなかな高レベルサービス。写真には撮りませんでしたが、この後品数の多いサラダで一皿。デザートで一皿。そして食後のコーヒーと手作りクッキーでフィニッシュとなかなかな満足感です。酒を飲む人にはちょっと物足りなかった構成の夕食でしたが、朝食でそこは挽回されるでしょう。ホテルの内部も細やかな所までお洒落感が高いし、うるさ型の奥様たちなどにもきっと好評だと思いますよ。このホテル。

朝食はバイキング 和洋折衷の選択

 食後は、また時間まで温泉に二回入って、最後はラウンジで無料のモーニングコーヒーとクッキーを頂きながら外の景色を眺めてまったり。

ラウンジでまったり

 暖かな室内から厳しい外の冬景色を眺めるなんて。なんて贅沢な時間でしょう。

床暖房のラウンジから贅沢な景色

 いつまでも名残惜しいですが、帰路につきます。ホテルの外へ出たら、超寒い!ブルブル。
 降り続ける雪で道路は昨日にもまして雪国状態です。慎重に行きましょう。

車内より撮影 道路バッチリ圧雪(手前ボンネット)

中禅寺湖の二荒山神社前

半月山も社山方面も深い雪景色の中に

 折角来たのだからということで、日光自然博物館を初めて見学しました。生憎の悪天候故に観光客も少なく、入館者は自分達のみで閑古鳥が鳴いていましたが、軽く200人以上は入るであろうシアターを二人貸し切りで、奥日光の四季を紹介する映画を見たりしながらのんびりした時間を過ごすことができました。

 いろは坂を降りると道路の雪もすっかり無くなり青空も見えてくる。不思議なものです。バックミラーに映る山は依然として深い鉛色の中に閉ざされていました。
 日光駅前では自分の希望で湯葉蕎麦を頂きました。スマホで検索すると魚要さんが人気高い模様。場所探しにちょっと行ったり来たりしました。神橋から日光駅の間のメイン通りに面しているものの、店が小さいのでちょっと解りづらいかな。
 人気店の証でお店は満員。湯葉が乗っただけの蕎麦という認識はありましたが、以前から一度は食べてみたかったと思っていたのでようやくの邂逅です。
 基本の蕎麦は充分及第点の味、そして汁を吸った湯葉も美味しかったですが、稲荷のあげのなかにわらびが入ったのと、麩がはいったのもなかなか美味でした。

日光で初めて湯葉蕎麦をいただきました
カテゴリー: 旅行 | 10件のコメント

山久保稲荷神社より鶏鳴山周回



-- 『GPSMAP60CSx US版』+『カシミール3D』+『国土地理院地図閲覧サービスデータ』にて作成 --
※当コースはすべて一般登山道ではありません。参考にされる場合は自己責任でお願いします。

鶏鳴山の過去の記事
    2016年12月16日  中山から鶏鳴山北尾根を登る
    2010年12月10日  風雨雷山~笹目倉~鶏鳴山
    2007年11月07日  静寂の鶏鳴山

 奇しくも去年の同じ日に歩いた鶏鳴山だが、今市寄りの集落から詰めるルートを実は昨年のうちから考えていた。
 心配なのは、鶏鳴山の直下の北側急斜面が雪が降ったあと凍結したら到底太刀打ちできそうもない点である。行くなら里に降雪が未だ無い今だろう。

 最近はグーグルマップのストリートビューのおかげで、かなり奥まった所まで道路や周囲の様子がわかるので駐車地などの偵察が不要になった。ありがたい時代だ。今回もパソコンの下調べで情報を得ていた駐車地に車を止めて歩き出す。

 車道を進み、白沢集落にかかる橋を渡るとすぐに封鎖されている林道があるがここは右の広い道を進む。やがて奥まった個所にある柏木集落に差し掛かる。袋小路のような集落だから滅多によそ者が入ることなどないだろう。此処から鶏鳴山を目指す者などまず居ない筈だから、気が付かれたら不審者扱いされかねない。足早に通り過ぎるべし。 

山久保神社の駐車場らしきところへ駐車
県道を僅かに戻り
柏木集落の奥へと進む


 予定していた林道の乗り換え地点から一旦登り始めるとすぐ上に別な作業道が走っていた。これを伝っていくとやがて行く先が谷に吸い込まれているの見て、ここより尾根に取り付く。

形よい高平山が見えた
作業道乗り換え地点
ここより尾根へ取り付く


 尾根上にはまた別な作業道が現れるがすぐに行き止まりとなり、いよいよ山道となる。序盤は日溜りの尾根歩き。ふかふかとした落ち葉が優しくて心も軽い。と思ったらちょっとした藪が出たり消えたりでアクセント。
 604mPで一旦進路ミスをするも基本的に登り基調なので難しいところは無い。危険個所も特に無し。

作業道末端
まずは日溜りの尾根歩き
僅かに小藪あり
薄くなったり濃くなったり
火戸尻山と奥に六郎地山
男体山もご挨拶

淡々と進む
北に開けた個所から栗山の月山かな
再び淡々と


 840mPと、奥に並ぶ鶏鳴山が見える地点まで到達した。840mPは鶏鳴山の北ルートを考える場合の通過必須点であろう。明るい林を登り詰めた840mpに立てば、次なる眼前の鶏鳴山の姿が威圧的に迫ってくるのを見ると、改めて一年前の記憶が鮮やかに蘇ってくる。

手前840mP経由で奥の鶏鳴山へ
明るい林、気持ちよいね
とんがり帽子の鶏鳴山


 こんな究極のバリエーションルートなのに相変わらずトラロープの存在も不思議だが、序盤こそ手にすることなく通過するも、終盤はの急登は落ち葉で足が滑って大いにお世話になる。カメラを出す事さえ忘れながらようやく登り切った。
 この区間を難なく登られている諸兄の方々には笑われてしまうが、ロープ様様であった。

 山頂へは行かずに石祠のあるところで日光連山をおかずにしばしランチタイムである。

ロープ区間の開始
今日もお世話になりました
石祠の前で食事


 食事中に登山者が一人通過していった。静かなものである。

 下山は序盤を大いにロープに助けられながらの下り。日が差し込まない斜面だから、降雪後は絶対通過できないなぁと痛感しながら激下りをやり過ごすと、後は穏やかな落ち葉の明るい尾根歩きが楽しい。

枯葉も良い感じだね
落ち葉豊かな尾根下り
中山からの周回尾根が見える


 いつもなら、こんなルートを歩く時は下山時に引き込まれやすい尾根にあたりをつけて注意しながら進むのだが、今回は去年同じ区間を一部歩いているという気の緩みから二か所針路ミス。一度目は中山周回ルートの尾根へ、そして僅か60mほど先でまた違う尾根に。いずれも正解尾根の入り口は地形図ではなんてことは無いのだが、現地は気を付けないと分かりづらいポイント。流れで歩いてしまうとまんまと引き込まれてしまう可能性の高い箇所だ。帰宅してGPSのトレースを見ると『やっぱりなぁ』と思った。やはり事前のチェックは万全に行わなければと反省する。

 途中にポーチの落とし物あり。植林地の中には山仕事の人達が残した古い缶飲料やワンカップが半分土に埋もれていたりするのを見かけるが、明らかにここを通過したもの好きハイカーの落とし物であろう。

落とし物
鬱蒼とした下りとなる
混合林の風景


 650mP手前より地図には実線の道が描かれているが、そんなものは何処にも見当たらない。航空測量で道と誤認したならば、よほど幅の広い防火帯になっていたのだろうか。今となってはその片鱗さえも見いだせない。
 やがて鹿よけネットが出るようになると暫くはプチ藪となり素手で通過すると、ちょい痛藪。顔にも多少ビンタを喰らいながらもすぐに終了だ。

 本日の最終ピークである622.8m三角点へ到着した。あたりを見渡しても標石は見当たらず、近くに622.6mの山名板が裏返しで落ちていたのでひっくり返して撮影。(何故か標高値が200m違っている)
 国土地理院の基準点等成果サービスで調べてみると、点名『千本木』の三等三角点があるはずであるが、2009年12月28日の調査で亡失が確認されているようである。 

こういう場所を歩けるのが醍醐味
鹿よけネット沿いはプチ藪
三角点の標石は見当たらず


 距離的には後半の下山路が長いのは解っていたが、2か所の針路ミスの登り返しもあり正直もう下るだけだと思うと気が楽になった。まだ三時まえだというのに、既に光の量を落とした儚げな冬の日差しは植林地の中では一層頼りないもの。

あとは下るだけ
古いブル道と一旦合流
再び合流してしばらくお付き合い


 脇からくる古いブル道と合流する。一旦尾根に取り付き直して進むも、先ほどのブル道と目的の針路は一致しているようで、ここはおとなしく道に沿う。終盤は大きく蛇行する道に別れを告げて適当に直滑降すると舗装林道へと飛び出した。

 駐車地に戻る途中に勝善神と書かれた碑があった。何のことやらと帰宅してから調べると、”そうぜんしん”と読むらしく、馬の神を祀ったものらしい。その昔林業が盛んな頃、地図にあった謎の実線道で馬たちが木を降ろすのに活躍していた姿を想像すると今日の山もまた格別の思いである。

この奥のほうに飛び出して下山終了
駐車地に向かう途中にあった碑
山久保神社

 

概略コースタイム

駐車地発(08:18)-作業道離脱(08:49)-604mP(09:09)-840mP(10:31)-鶏鳴山の石祠(11:18)-
昼食休憩-行動再開(12:00)-840mP(12:38)-650mP(13:59)-622.8m三角点(14:23)-ブル道合流(14:39)-
県道150線合流(15:04)-勝善神(15:21)-駐車地着(15:33)

カシミール3Dデータ

沿面距離:13.3Km
累積標高差:(±)1,246m
所要時間:7時間15分
※累積標高差は、『国土地理院基盤地図情報数値標高モデル10mメッシュデータ』よりカシミール3Dにて算出した値

カテゴリー: 日光の山 | 8件のコメント