静岡県西部へ

静岡の旅四日目 11月21日(日)

 昨晩は暖かった。というより少し汗ばむほどであった。
 やはり宇都宮に比べれば大分暖かいが、更に昨晩は海沿いから暖かい風が吹いていたからなのだろうか。
 インナーシュラフを外し、シュラフのチャックも開けて、時には足を外に出して寝ていたくらいだ。
 温度計を見ると最低温度が16度くらいあったので納得。車中泊の場合は、対応温度帯の幅が広いので寝具の設定が難しいものだ。

 夜半に強く吹いていた風も収まり、遠く静かな波音で目が覚める。丁度日の出の時刻だ。散歩に出ると、既に釣り人の姿が見られた。

三保半島に昇る朝日 今日は雲が優勢な天気予報だ

 今日は天気予報が優れない。辛うじて雨だけは回避できそうだが、青空は期待できない。
 予定は浜名湖までの往復。そして明日の荒天に備え静岡のビジネスホテルにチェックインする。

浜松までやってきた

 浜松までの行程の大部分は国道1号を通過するのだが、この国道1号が”無料高速”的な道路で平均速度が80Km/h~90Km/hくらい出ている。
 宇都宮北道路のように法定速度が80Km/hに引き上げられているのならしょうがないが、速度制限標識が無いということは60Km/hの筈だ。だから通行している車は全て違反者ということになってしまう。

 道路構造は高速走行に耐えうるようになっており、区間によっては自動車専用となる。高速道路で目にする緑の標識板を見ると、間違えて高速道路に入ってしまったのかと思い焦ってしまう。

 たまに信号があったりするので油断は出来ない。かなり手前から「この先信号あり注意」と警告が並んでいるので心の準備は出来るのだが、とにかく皆さんぎりぎりまで飛ばす飛ばす。

 この国道1号高速状態は静岡県のみならず神奈川県でも同様。東西の交通大動脈である東名高速に次ぐ位置づけとなっているのだ。

浜松城天守閣を見学 偶然恵まれた青空のもと

公園広場から見る天守閣 園内にはスターバックスもあり、なかなかお洒落な浜松城

お隣の引間城跡 現在は浜松元城町東照宮 家康が祀られている

出世頭二人組 今更縁も無いな(;^ω^)

 浜松城公園のすぐ隣にある元城町東照宮のほうにも足を延ばした。
 家康が初めて城をもったのがこの場所にあった曳馬城であり、16才だった秀吉も仕えた松下氏に連れてこられたのがこの曳馬城だった。いわゆる出世神社として有名なのだ。

 これから出世の野望に燃えたぎる方は一度は訪れても良いかもしれない。ご利益のほどは全く保証出来ないが。

無人販売所というのが目新しい

 浜松に来たら是非食べてみたいのがやはり浜松餃子。宇都宮市民としてはチェックせずにはおれないものだ。

 浜松駅まで歩いてきて様子を見た所、宇都宮との違いは餃子専門店というのが殆ど無く、居酒屋で餃子もやってます風な店が多いことだ。
 宇都宮駅周辺も餃子を出して酒も出して結局は居酒屋化しているのは同じだが、浜松の「お酒飲めます、つまみあります、餃子もおいてるよ」位な温度差がある。

 宇都宮は餃子で街おこしに力を入れているのに、ちょいちょい一位を奪還されることがあるほどの消費量がある浜松。家庭での消費量が決定的に多いのだろうか。ちょっと謎である。

 もっとも、ネイティブな宇都宮餃子消費者(なんだそれは)に言わせれば、宇都宮駅前にある東京から出張で来たサラリーマンの帰る足を引き留めて餃子を食べさせ酒で儲けるような店は餃子店じゃないと言いたい。

 餃子はテイクアウトして自宅で黙々と食うか、お店でライスなど頼まず焼きと水(水餃子)だけを頼むのが宇都宮流と声を大にして言いたい(;^ω^)

まずはお手並み拝見とばかり駅ビルの餃子屋に並ぶ

もやしが添えられているのが特徴だが、味は宇都宮の方が美味い(私見)

 シンプルにベーシックな「石松餃子10個」を頼んだ。
 もやしが添えられているのが浜松餃子の特徴だが、確かに箸休めに良いかも。

 野菜主体の具は宇都宮で言えば正嗣の餃子に近いものがあるも、なんとなく味わいに欠けるような気がする。もちろん私見、好みの問題なので誤解されてはならないが、店内で思わず「宇都宮餃子のほうが美味い!」とつぶやきたくなったのをこらえたのであった(笑)

そして静岡県西端の浜名湖へやってきた

 浜名湖は一目見ることが出来ればそれでいいや程度の気持ちだったが、車を走らせると目に入った道路行先表示の「舘山寺」に誘われるようにしてやってきた。

 舘山寺は浜名湖東岸の上部にある。寺の裏山が遊歩道となっていて浜名湖の眺望が良いポイントもある。
 今日は生憎の曇り空。青空が拡がっていればもうちょっと違う印象になったかもしれないのが残念。
 また機会を改め、そしてもう少し浜名湖周辺を研究してから来ようとも思った。

生憎のどんよりとした空

晴れていればもう少し違った雰囲気なのだろうが・・・

浜名湖から静岡へ戻る途中、宇都宮を出発してから500Kmを超えた ガソリンはまだ半分程度残っている

 

 今晩と明日の二晩はビジネスホテルへ泊まる。
 というのも、低気圧を伴った前線通過の影響で今晩から明日にかけて大雨が予想されていたからだ。

 多少の雨なら車中泊も支障がないし、車内にじっと潜んでいる限り豪雨でも問題は無い。だが、何かと車から出入りすることもあるので雨が強い場合はやはり敬遠したくなるもの。加えて、いくら工夫をしてもやはり布団の上に寝るのに比べれば疲れが溜まる。適度に休養という意味合いからも期間中にホテル宿泊を入れるのは有効だ。

 今回は静岡市内のビジネスホテルが二泊5,700円と激安。駅から遠いのが玉に瑕だが設備内容もそこそこでコスパ良し。なにより車で寝ることを考えれば極楽極楽。加えて車中泊中は酒は飲まないようにしているので、外食+飲酒というのが嬉しい限りだ。今回は温泉に入る機会がここまで無かったので、ビジネスホテルのトイレ一体バスと言えども涙が出るほど有難い。

静岡駅に繰り出し千ベロセット このあと焼酎二杯追加 {スマホカメラなので写りイマイチ}

静岡おでんも頼んでみた 奥にあるのが黒はんぺん

 静岡で食べたかったものがもう一つ。静岡おでんだ。
 煮汁が黒いのが一般的に驚かれるようだが、その見た目ほど味は強烈では無く、コクのある味は酒のつまみやおかず、具材によっては子供のおやつとしていける味だなと思った。我々が普段口にする薄だしのおでんとは確かに別物だが、これはこれで良し。

 黒はんぺんは千ベロセットにもフライで付いて来たが、静岡で一般的にはんぺんといえば黒はんぺんを指すらしい。
 口に含むと魚の骨粉のざらつきが少し残る感じ。好みが分かれる所だろう。練物としては風味が強くて美味いと思った。

部屋に戻って静岡ビールで仕上げ

 駅前のコンビニで明日の朝食を調達していると「静岡ビール」の蒼いラベルが目に入った。ふじのくに限定とくれば試さないわけにもいかないだろう。
 飲んでみると普通に美味い。静岡県内製造、県内限定販売で業務用の樽もあるってことはやはり静岡県って市場が大きいということだ。コンビニには必ず大量に並んでるしね。

 新幹線のこだましか停まらない静岡は他県者からマイナーなイメージが多少持たれる可能性があるが、何処に居てもドーンと富士山が押してきてそれで商売してますだけでなく、多彩な観光地、海、山、全て揃っていてそれでいて市場もデカイ。こりゃ静岡県を見直しちゃったなと思うのであった。 

カテゴリー: 車中泊の旅   パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>

4 + 13 は
Please leave these two fields as-is:
スパム対策の為ご面倒おかけいたします。入力は半角でどうぞ

日本語が含まれない投稿、URLが3個を超えた投稿は無視されますのでご注意ください。