赤城山周回



-- 『AQUOS SENSE With GeoGraphica』+『カシミール3D』+『国土地理院地図閲覧サービスデータ』にて作成 --

黒檜山の過去の記事
    2018年02月10日  群馬遠征 赤城山 晴れ時々曇り

 昨晩の泊地は『道の駅よしおか温泉』とした。
 前橋市街地北部に位置し国道17号沿いの賑やかな場所ではあるが、名前の通り温泉を併設している。

 今まで泊まってきた道の駅に比べるといかにも街中の道の駅といった感じで、車中泊者も圧倒的に多く、車の出入りも激しい。
 併設の温泉は昨日の相間川温泉を薄くしたような泉質で案外力強い。入湯料が税込み400円というのも嬉しい限りだ。

 金曜の夜ということもあり、キャンピングカーやハイエースが居並ぶ中、夜間の騒音が心配だったが、行儀の良い車中泊者で埋め尽くされていたおかげで逆に静かな夜を過ごすことが出来た。

大沼湖畔にて 朝の日差しはまだ湖面まで届かない

 道の駅を後にして赤城山へと北上をする。
 数日前の天気予報では土曜日の赤城山は最高に良い天気だった筈なのだが、いざ当日を迎えると思った程の天気では無く、むしろ東側から流れてくるガスが気になる。まぁ、”悪い天気”でないのは確かだから気を取り直していこう。

 榛名山もそうだったが群馬県の主力観光地である赤城山もまた豊富に駐車場が設けられている。様々な登山ルートに合わせて駐車場を選べるのは大変ありがたいこと。今回は周回ルートの終着点である大洞駐車場に車を停めて出発した。

二度目の赤城山 無雪期は初めてだ

 どんな山でも同じルートを歩くと二回目は力を抜いて歩ける。先が見通せるからだ。初めてのルートでもGPSがトレースするマップを眺めれば全体像と現在地は適確に解るし、更に地形図をよく読めばこれから起こるであろう変化や急登などは想像がつく。だが、実際の斜度や足元の歩きにくさなど、総合的な大変さというのはなかなか地図から読み取れないものなのだ。

 その点、二度目となればおぼろげながらも雰囲気を記憶しているから『先が読め』て余裕な登りが出来る。黒檜山への直登気味の登りも、初めてならば気圧される(けおされる)ほどの標高差450mの登りだが、今回は案外楽に登ることが出来た。

一登りした箇所から定番のビューポイント 日陰が多く露出設定が難しい

コツコツ登っていくとあっという間に山頂 ここはスルーして絶景スポットへ

今回の絶景スポットは心静かに、また心ゆくまで楽しむ事が出来た

 前回の雪の黒檜山は真冬だけに空気が澄んだ遠望が素晴らしかったが、今回はちょっと霞んでいるのが残念。
 もっとも、前回は会社でトラブルがあって心の眼がちょっと曇っていたのでその絶景を楽しめなかったのが心残りだった。今回は留飲を下げる思い、すっきりした心持ちで眺望を楽しむことが出来た。

 改めて前回の写真を見ると凄い絶景だったんだね。これはもう一度積雪期に登ってみたいところだが、心配なのは車かな。途中アイスバーンでガリガリなあの道をシャトルで上ってくる自信無し。改めて前車のパジェロミニが惜しまれるが燃費がねぇ。まぁ、麓からバスで行くという手もあるし、是非次冬も黒檜山を検討しようと思っている。

ガスの切れ間から皇海山が顔を出した

上州武尊 まだ雪が無いので登れるかな

 眺望に後ろ髪を引かれる思いだが、今日は残りの行程がまだ長い。下山を開始しよう。

通過点の駒ケ岳

ぽつんと雲が映る大沼 うーーんアングルと色調がイマイチだなぁ

次に登る長七郎山 その右に小沼 東より雲が流れてきてどうにも色がうまく出ない

 それにしてもだ。榛名山もそうだが特に赤城山は登山者が多い。中高年はもとより若い人が沢山いるので、自分の普段の山歩きからすると少し毛色が違うように強く感じるのだ。

 人が集まる所にはますます人がやって来るという相乗効果。俗っぽい言い方をすれば”流行り”とでも言おうか。決して廃れが無い素晴らしい山だとは思うのだが、山に登るということがファッション化しているとも言えるハイカーが散見されたのも事実。軽い気持ちで訪れるのも良いが、せめて自分の体力とペースくらいは知るべきと思うような人もたまに見られた。

覚満淵も散策で一度は歩いてみたいものだ

 鳥居峠まで一旦下山すると、駐車場があるそこは観光客のエリアだ。売店のアイスに心揺れるが、折角消費したカロリーの事を考えると今日はよしておこう(笑)

山頂までオフロードバイクやマウンテンバイクで行けてしまいそうな長七郎山 裏手に地蔵岳が控える

 鳥居峠からすぐ裏手の登山道に入ると、だらだらな緩い斜度の登りになる。道幅は広くオフロードバイクなら自分の程度の腕でも登っていけそうな感じだ。地面を見るとマウンテンバイクのタイヤ痕が残っているが、自転車なら楽勝(脚力を除いて)だろう。

 長七郎山の山頂手前で小さな女の子が手を引かれて降りて来た。
 思わず”じいちゃんモード”が発動して、「大変だね、幾つなの?」と尋ねると、母親が三歳です。
 「うちの孫も三歳だけど登れるかなぁ」なんて会話で別れた。

 ガスが流れ行く山頂は地蔵岳以外の眺望は無かったが、小さな子供を連れた家族がお弁当を拡げている姿が見られる。
 駐車場から短距離、そして斜度も緩いこの山は小さな子供達のハイキング登竜門の如し。これは早速我が孫もと思うも、孫たちが住む街からここまで”親付き”で招聘するのも何かと物入りになりそうだ(笑)

小沼駐車場手前から地蔵岳 こちら側は青空が拡がっている

 一旦来た道を戻り・・・?

 あ、やっちゃった。予定では長七郎山から南に下り小沼湖畔を廻って地蔵岳へ向かう筈だったのだが、ぼっとしていたなぁ。

 長七郎山と地蔵岳分岐地点の印象が強かったのか「帰らなくっちゃ」という意識に囚われたのかな?これじゃ徘徊老人だ。
 まぁ、登り返すのも億劫だし、第一ガスが去来する小沼も綺麗な風景を楽しめそうも無いだろうなんて自分に言い訳をしながら降りていった。

 実はもう一つ取りこぼしがある。長七郎山の北にある小地蔵岳を踏まなかったことだ。地図では1574mの標高が書かれているが、外観からして樹に覆われた山頂は見るからに眺望が無さそうなのでパスした。こうなると次回以降おさらいで小沼周回とセットで歩きたいもの。

最後の登りで若干辛かったが、サクサク登って地蔵岳

 一旦車道を進み、八丁峠駐車場より地蔵岳を目指す。
 序盤と中盤は木の階段が延々と続く。気分的に滅入るが、とにかく階段にペースを崩されないように登るのが肝要。
 200mにも満たない標高差だが、今日のコース全体の終盤ともなるといささか疲れが出てくる。だが、そんな疲れも吹き飛ぶような眺望が待ち受ける山頂。黒檜山に遮られる北側は仕方がないにしても、僅かな登りでこれだけの眺望はコスパの良い登山と言えよう。

黒檜山のビューポイントとも劣らない程眺望は良い

  丁度昼食時間なので山頂は大賑わいだ。自分も恒例のカロリー補給ゼリーを口にしながら眺望を楽しむが、元来”密”なのはあまり好きじゃないので早速下山を開始した。

大洞へ向かって降りると気持ちの良い笹原 だが、この後滑りやすい急坂が待っていた

 気持ちの良い笹原下りも終わると後は地獄のような急坂下り。滑りやすい地面だけに気が抜けない。手軽に地蔵岳を楽しむなら八丁峠駐車場からのピストンがお勧めだ。

道路脇の作業動に入り木漏れ日の元昼飯を食べた

 無事今回の群馬遠征登山は終了した。
 榛名山はまだまだ登り残しもあるし、今回の赤城山もミステイクの宿題が残っている。
 だが、お楽しみは次回に残せばこそというもの。

 駐車場から北に向かい赤城山を降りていく。
 昼飯を食べていなかったのを思い出した頃、道路脇の作業道が素敵に色づいているのを見つけた。
 リアハッチを開けお湯を沸かし、携帯食のカレーメシを堪能。コーヒーを淹れて耳を澄ますと落葉松の葉が地面に落ちる音が微かに聞こえてくる静かな時間。予定に追われない旅の醍醐味だ。

沼田までやってきた 三峰山という標高1000mに満たない台地状の山 荒船山のようだ

 この時間からだと夕方には自宅に戻れる。だがそういった余韻を残さない旅はやはりしたくない。
 わざわざ沼田まで降りてきて今夜の泊地である『道の駅白沢』へ。

 この道の駅にも『望郷の湯』という温泉が併設されている。露天風呂からは赤城山が見えるロケーション。料金は580円と僅かに高めだが、総じて群馬県の公営性の高い日帰り温泉はコスパが良い。

そして上州武尊 どうしてもここは登らなきゃならないが、チャンスはいつ来るか

 道の駅白沢も土曜日だからか見渡す限りの車中泊の車で埋め尽くされている。
 朝、日が昇る頃、周囲から動き出す物音が聞こえてくると今日も皆の一日が始まる。
 寝床を片付け、荷物を出し入れして準備をする人。パジャマ姿の眠そうな子供をトイレに連れて行く父親。

 自分もいつものように車内を整え、最後のコーヒーを飲み干すと金精峠に向けてハンドルを切った。

概略コースタイム

大洞駐車場発(07:28)-登山口(07:53)-黒檜山(09:01)-絶景ポイント(09:04)-駒ケ岳(09:53)-
鳥居峠(10:36)-長七郎山(11:20)-小沼駐車場(11:39)-地蔵岳(12:11)-大洞駐車場着(13:04)

カシミール3Dデータ

沿面距離:11.4Km
所要時間:5時間36分

カテゴリー: 群馬県の山, 車中泊の旅   パーマリンク

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