郡山の奥座敷 額取山



-- 『AQUOS SENSE With GeoGraphica』+『カシミール3D』+『国土地理院地図閲覧サービスデータ』にて作成 --

 昨晩の泊地は「道の駅ふくしま東和」。その手前にある「道の駅さくらの郷」に一旦寄ってみたが、少し寂しすぎる感じがあったので至近にコンビニがある「道の駅ふくしま東和」へ決めた。

 「道の駅ふくしま東和」は5時閉店なので客足が途絶えたところを見計らって早々に設営を始め、日没の頃には車内で食事をとり始めることが出来た。

 駐車場は店舗側と店舗裏手にそれぞれあるが、裏手のほうが広くて停めやすくても道路側から見えないので治安的に少し心配だ。裏手にはハイエースのいかにも車中泊な一台が既に停まっていた。そしてとっぷりと日が落ちた頃に表駐車場にもう一台県外ナンバーの軽ワンボックスがやってきた。今晩を共にする三台の静かな車中泊の夜が訪れた。

 さて、初日は300kmの下道移動となったが、二日目は天気予報と相談した結果、四つの登山選択肢から猪苗代湖と郡山に挟まれた額取山に登ることにした。

 額取山の登山ルートは御霊櫃峠からのピストンが手軽だ。御霊櫃峠というこの恐ろし気な名前は随分前から知っており、実はこの峠を何度となくバイクで超えている。そのたびに峠から見る気持ちよさそうな稜線を見て、いつかはここを歩いて見たいと思っていた。福島を旅する時は必ずどこかで盛り込もうと考えていたのだ。

お世話になった道の駅ふくしま東和 静かな朝を迎えることが出来た

 一旦国道4号で南下し、国道49号を西走。猪苗湖東岸の道を南下し、良く見ていないと見落としてしまいそうな小さな交差点から御霊櫃峠へ向かう林道で高度を上げて行く。

 途中、猪苗代湖の湖岸から西方面に風力発電の風車が見えた。南側にある布引高原の風力発電所は以前から知っていたが、西側にあるのは何処だろうと調べると、会津若松の南東にある背あぶり高原にある発電所だということだ。

背あぶり高原の風力発電所

 御霊櫃峠へ着くと駐車スペースの片側半分は既に一杯。反対側に停めた。スカッと晴天でもなし、少し風が強めというあまり良いコンディションとは言えない月曜の朝なのに結構な車の台数だ。

御霊櫃峠より登山スタート

峠から丸見えの裸地を登るとすぐにケルン積みのピーク 猪苗代湖の眺望良し

手前の黒岩山そして大将旗山へと続く 額取山はまだ見えない

 予報は曇り空が主体なので大体当たりかな。風も予報通り時折10m程度。裸の稜線歩きだと10mでも少し辛いかなと考えていたが、最初の裸地ピーク以降は笹や林に覆われた道なので風の影響はあまり無く快適に進むことが出来た。やはり残念なのは青空の絶対的なボリューム不足だ。

郡山方面 水を張った田が輝く様子が美しい

所々、ツツジに励まされながら登って行く

露岩も勇ましく、名前は黒岩山 左手から登りそして超えていく

幼齢のブナ林がどこまでも続く 力強い息吹を感じる爽やかな稜線

一つ目の山頂、大将旗山へ到着 ここからの眺望も素晴らしい

猪苗代湖

先ほど通過してきたピーク(白くぽつんと禿げ上がった所)が良く見える

だが向かう額取山はまだまだ先 二つ目のピークが遠く見える

いよいよ近づいてきた 登山者の姿あり

そして山頂 風が少し強い

山頂からの郡山方面

猪苗代湖方面 残念な事に磐梯山はガスの中

さぁ戻りましょ 当たり前だが越えて来たいくつものピークを再び辿るのだ

見た事のない花があったので撮影 後日グーグルレンズで調べたら『オオベニウツギ』と出た

ヤマツツジもフレッシュ

快適な稜線歩き

 もうちょっとすれば天気が良くなるんじゃないかという期待感からか、自然と進むスピードが落ちてくる。日帰り山行だとやはり早めに帰りの車を走らせないと・・・と気が急くが、流石にのんびりした旅の特権。気の向くままに歩けばよし。こういう点は本当に良いものだなぁとしみじみ。

ようやく磐梯山がうっすらと姿を見せてくれた

再びブナの林で癒される

風神雨神より見る大将旗山

 結局、小ぶりなパンを齧って腹繋ぎをしただけで下山終了となった。
 街に出たら遅い昼飯早い晩飯にしようと思った。

 さぁ、時間はまだ早い。どうしよう。この後は何も計画が無い。
 ならば、猪苗代湖の南岸をぐるっと回ってはどうだろうか。
 以前バイクでその一部を走ったことはあるが、今回は時間をかけてゆっくりと廻ってみようじゃないか。

 御霊櫃峠から猪苗代湖に戻ってきたらすぐ湖岸道路へ入った。後はナビの画面を最小縮尺にして通れそうな道を辿って行く。狭隘な箇所はそれこそ時速30kmにも届かない速度。だがしかし後続車も対向車も無いから呑気なもの。窓を全開にしてむせるような新緑の風を取り込みながら進むのが爽快だ。

赤線が車の軌跡 西岸は湖岸沿いを可能な限りキープして走る 特に南西部は通行量が稀な林道だ

 ほぼ南端に位置する湖南港からの景色が素晴らしかったので車を停めた。
 リアハッチを開けてお湯を沸かせば即席カフェの開店だ。
 のんびりとした時間と風景を楽しみながらコーヒーを一服。贅沢なひと時。

湖南港にて

釣り人と磐梯山

更に西岸の林道を進む ふと見上げれば緑の息吹と雲と空

静寂な風景に癒される

林道沿いに咲いていたこちらも『オオベニウツギ』らしい なかなか綺麗な花だ

一人佇むカラスあり

概略コースタイム

御霊櫃峠駐車場発(08:40)-風神雨神(08:49)-大将旗山(09:27)-額取山(10:16)-
大将旗山(11:20)-風神雨神(12:07)-御霊櫃峠駐車場着(12:15)

カシミール3Dデータ

沿面距離:7.2Km
所要時間:3時間35分

カテゴリー: 福島県の山, 車中泊の旅   パーマリンク

2 Responses to 郡山の奥座敷 額取山

  1. 野球親爺 より:

    額取山は地元の人達には安積山として親しまれているようです。
    かつて家形山で会った人に安積山がいいですよと教えていただき、その1か月後くらいに滝登山口から大将旗山までピストンしました。
    御霊櫃峠からも歩こうかとその時から考えていたのですが、このレポでまた思い出しました。
    紅葉の時期に歩こうかな。

    話は変わりますが、リンゴさんが歩かれた大入道。私も今日行って参りました。
    朝に用事があって出だしが遅れてしまい、9時半ごろ行ったところ小間々方面への道路は警備員の方々が立っていて、通行止めになってました。仕方なく、別ルートで剣ヶ峰までピストンしました。シロヤシオ祭りは半端ない感じでした。
    お時間がありましたら是非歩かれることをお勧めします。次のお祭りは10年先かもしれませんから。

    • まっちゃん より:

      確かに地元では安積の地名の方が有名で、特に安積疎水の存在が大きいですね。
      改めて安積疎水を地図で見ると凄い所を通しているなぁと思いました。
      これから福島の山もぼちぼち登って行こうと思ってますが、手始めに有名どころの安達太良山とか磐梯山を狙ってみたのですが、今回の旅では次の日に登った安達太良山が天気不発で更に翌日は風が強すぎで磐梯山は中止でした。

      また天気が穏やかな時期にチャレンジしようと思ってます。
      あ、それから万年狼少年の尾瀬も行かなきゃ(;’∀’)

      大入道のシロヤシオ。しびれをきらして今日行ってきました。
      確かに半端ないお祭り状態でしたね。行って良かったなとしみじみ思いました。

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