自由な時間が取れるようになってからの初山行。
もっと早く歩きたかったのだが、夏頃からの腰の不調に更に11月頭の不注意で決定打。特にひどくはないが重だるい腰をおもんばかって休みに入っても停滞を続けていた。
MRI画像からの所見は軽度のヘルニアだそうだ。特に生活上の制限も無いし運動は問題無しということである。
11月中旬からはスポーツクラブに入り浸り、腰に優しいクラスで体を動かし続けていた。まだ深くかがんだりするとピリピリとした痛みが残っているが、そろそろ山を歩けるのではないかと思いリハビリを兼ね、船生の『鶏岳』に登ることにした。
過去の鶏岳は林道途中からだったが、今日は麓の登山口から
鶏岳ではなく由緒ある鶏鳥嶽だという
登山口より少し進むと、人知れず岩に仏像、そして観音堂があった
1736年とは・・・歴史ありだね
よく見ると鬼面のようにも見える お堂を守っているのだ
岩壁に石像が鎮座する
林道を跨ぐ地点までは鬱蒼とした植林帯歩きをダラダラと登っていく。腰の調子を探るべく、焦らずにゆっくりと歩を進める。数日前のヤマレコで鶏岳の紅葉が綺麗とあったが、そのような雰囲気はまったく無し。落葉の登山道が続く。
林道と交差し、なおもまったりと進んで行くと、ゴ―ロ急登の地点周辺だけ紅葉祭り。特に鮮やかな一本に目を奪われる。来てよかったな。
ゴ―ロ箇所は紅葉が盛り
天気の良い日に恵まれる幸せ
久しぶりの山。急登に息を上げながら、でもゆっくり行きゃいいじゃないか。何故か現役時代とリタイヤ後で自分の気持ちの変化を感じる。面白いものだね。
ついこの間まで辛い登りは、「終わらない登りは無し。コツコツ進めばいつか山頂」なんて力んで歩いていたけど、今日は心が軽くて急登も楽しいものだ。
そして懐かしい山頂へ
石祠の賽銭箱もいささか老朽
久々のカップラーメンも珈琲も、麓で丁度お昼を告げるチャイムを聞きながらいただく美味しさったらないよ。平日の今日、会社で働く人達にちょっとうしろめたい気持ちもあるけど。
日光連山への眺望良し!
高原山も間近で迫力あり
麓の集落 正面奥左側の小高い山は鶏つながりの鶏鳴山であろう
気の済むまでのんびりした時間を過ごしたら、さぁ来た道を戻ろう。怪我なんかしないようにね。
彩り鮮やかな下山路
観音堂まで戻ってきた
青空と過ごした一日のゴール
プータロー後初の山歩き、お疲れ様でした。
うしろめたさを感じる必要はないと思いますよ。
次回から思う存分楽しんでください。
鶏岳は夏に行ってヤマビルに血を吸われまくってから行っておりません。
今の時期には活動していないと思いますけど。
今後の記事と写真を楽しみにしております。
おはようございます。
こんな時間にコメントを書けるのも新鮮な気分です。
プータローの日々。徐々にいろいろ感じなくなっていくのでしょうが、
感謝の気持ちは忘れないようにしたいと思います。
鶏岳は正規登山道以外のルートはかなり厳しそうな印象を受けます。
今回は楽々登山道でそういった片鱗もありませんでした。
数年前の秋に鶏岳に登りましたが、そのゴ―ロ急登地点の紅葉が見事だったのを覚えています。
日光連山、そして高原山などの眺望もまずまずでそれなりに楽しめる一座ではありますね。
もう少しあちこちの紅葉を楽しみたかったのが本音ですが、
今年は秋口の天気がイマイチなので機会を失いました。
来年こそは自由な身を生かして日本の秋を満喫したいなと思ってます。