横根山不発 怪我の功名、勝雲山周回でスノーフィールド徘徊



-- 『GPSMAP60CSx US版』+『カシミール3D』+『国土地理院地図閲覧サービスデータ』にて作成 --
※当コースには一般登山道でない箇所が含まれています。参考にされる場合は自己責任でお願いします。

関連山行

    2016年02月16日  方塞山から横根山散策

 二年前に、雪に閉ざされた横根山の象の鼻を訪れた時の印象が大変強かった。今年の冬はどうだろうか。
 だが、なんと、古峰神社から古峰ヶ原峠へ登る県道58号が閉鎖されているではないか。
 神社の駐車場に車を止めて歩き出すハイカーもちらほら見られたが、三枚石新道ピストンといったところだろう。
 今日はフカフカの雪狙いで来たので装備はスノーシューだけだ。狭い岩交じりの登山道を登る気には到底なれない。

 駄目元で粕尾峠側に廻ってみようじゃないか。
 日瓢鉱山経由で上粕尾に出る林道は日陰が多く、ツルツルのアイスバーンで運転に大変気を遣うが、四駆シフトレバーを一段奥へ押し込んだ4Lモードの性能も遺憾なく発揮されて非日常の走りが楽しい。

ガリガリのアイスバーン、峠超え

 一時間以上も凍結路面を走り続け、ようやく粕尾峠側に到着するもやはり無情の通行止である。もしかしたら途中まで入れるのではないかという淡い期待は砕かれた。

 さてどうしよう。このまま家に帰って炬燵でグダグダするか。いやいや勿体ない。横根山の帰りにおまけで計画していた勝雲山を目的地にすれば、このゲートからなら丁度良い距離になるだろうと思い直し出発することにした。

粕尾峠側もゲート閉鎖だ

 どうも関係者が足繁く車を走らせているようで真新しいタイヤ痕がバッチリついている。雪もさほど深くないのでパジェロミニなら楽勝の路面なのだが、そこは文句を言っても仕方がない。
 序盤はツボ足で難なく歩くも、このまま勝雲山直下まで道路を進んではつまらない。適当な所で山中へ入りスノーシューを履くことにした。

ま、とりあえず車道から山中へ

 雪は既に降ってから随分時間が経っており、ザクザクで決して良くはない。それより絶対的に雪の量が少なくお世辞にも快適とは言えないが、鹿や小動物のトレースしかない場所を歩くのはやはり爽快である。

お、あそこが勝雲山か?

 ショートカットした雪原から一旦車道に戻り再びコンパスを合わせて山頂を目指す。緩やかな斜面なので軌道修正に手こずるが、この作業がオリエンテーリングみたいで楽しいものだ。
 やおら電波塔のようなものが目に入ればあとはそれを目指すだけである。

 山頂の少し手前にあるのが国土交通省の無線中継所、そして三角点の脇にも足尾町(日光市)の防災無線中継局があった。山名板が二枚。眺望も何もないひっそりとした山頂である。

 山頂の防災無線中継所からは車道に向けた小尾根沿いに電柱が並んでいる。それを辿り少し進むとちょっと開けた場所があったので、そこでザックを降ろした。
 日光の山は厚く雪雲に覆われ、この山の周囲にも時折ちぎれ飛んでくる雪雲が運んでくる風花。キラキラと輝くさまはこの静かな情景にお洒落な演出をしてくれる。

この下で風を避けて昼飯

 山頂から下ると、本当にあっという間に車道へ飛び出す。以前は無かったと記憶していた道標を見るが、この地味な山を訪れる人もそうは多くないだろう。

山頂からあっという間に車道へ下山

 山頂から見えた東側の尾根が気持ちよさそうだったので、車道から外れて尾根へ取り付くと少し古めの人間の足跡が続いていた。犬のものも混ざっていたので恐らくハンターだと思われる。しばらくは足跡を追うように進んだが、やがてトレースは谷へ降りていってしまった。

右車道、左の山中へ進む

 緩慢な地形は相変わらず難しくも楽し。中継点の1283mPは穏やかな丘である。手前に拡がる広場で立ち止まると足尾の山が綺麗に見えているのが嬉しい。

眼前の1283mPを超えるべし

足尾の山

曇ると寒い

このへん雪質良好

 何も無いのっぺりとした1283mP。方塞山の鉄塔が遠く見えた。今日はこの天気だからもしあそこに行けたとしても前回ほどの眺望を得られなかっただろう。アプローチの道路閉鎖というアクシデントが、このような普段歩きえないエリアとの邂逅を実現したのだから、やはり怪我の功名なのだろう。

1283mPへ到着

方塞山の鉄塔が見える

 1283mPからはなるべく車道に出ないように林内を歩いて進む。軌跡を見ていただくと迷いなく進んでいるように見えるが、普段尾根歩きばかりしている者には地形図に現れない僅かな起伏などに翻弄されてなかなか難しい下山であった。

林内を徘徊してようやく車道へ復帰

本日の散歩終了

概略コースタイム

駐車地発(09:29)-勝雲山(10:55)-昼食地点(11:01)-行動再開(11:42)-一旦車道へ(11:53)-
再び山中へ(12:00)-1283mP(12:31)-駐車地着(13:27)

カシミール3Dデータ

沿面距離:5.6Km
累積標高差:(±)308m
所要時間:3時間58分
※累積標高差は、『国土地理院基盤地図情報数値標高モデル10mメッシュデータ』よりカシミール3Dにて算出した値

カテゴリー: 前日光・足尾の山   パーマリンク

横根山不発 怪我の功名、勝雲山周回でスノーフィールド徘徊 への6件のコメント

  1. リンゴ より:

    スノーフィールドとしての前日光も興味のあるところです。
    県道58号の閉鎖は雪の多い今冬に限ってでしょうかね?
    で、貸し切りの勝雲山・・・静かなスノーハイクが楽しめた事でしょう。

    • まっちゃん より:

      県道58号の閉鎖、どうなんですかね。
      自分の記憶する限り今年が初めてだったような・・・

      雪質と量はいまいちでしたが、静かさでは満足の散策でした。

  2. ケン坊 より:

    こんばんは
    勝雲山の名前は前日光牧場(横根山や井戸湿原)へ
    行く際にナビで目にしてる山名ですが、登山口がイマイチ不明でした
    夏山では藪漕ぎとなる山なんでしょうか?
    まぁケン坊には無理な山でしょうが少しだけ興味があったので>笑<
    それにしても雪による通行止めでも諦めない根性を見習いたい!

    • まっちゃん より:

      ここ

      に導標があります。(9枚目の写真)
      巡視路なので藪など無く、恐らく5分位で山頂まで到達出来ると思いますよ。
      県道58号に車で入れる春先なら速攻で踏める山頂ですので、
      もし機会がありましたら是非如何ですか?

  3. とくちゃん より:

    こんばんは!
    勝雲山って?・・・地図で探してしまいました。
    いつもながら地図と向き合っているなぁと思うのです。
    私は、地図のなかで流して目に入ってないし・・・勉強になります。

    この道、通行止めになるのですか??

    • まっちゃん より:

      県道58号は昨年まで通行止めにならなかった記憶があって、
      格好の遊び場アプローチ路だったのですが、
      今年は残念でした。

      地図見てるとあそこから登ってこう周回してって妄想の日々です。
      登る前から楽しいっていうのもある意味贅沢な遊びですね。

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