今年の釈迦ヶ岳



-- 『GPSMAP60CSx US版』+『カシミール3D』+『国土地理院地図閲覧サービスデータ』にて作成 --

釈迦ヶ岳の過去の記事
    2016年05月16日  守子神社ルートより権現沢左岸へ周回
    2016年02月16日  冬期釈迦ヶ岳登頂 だが雪は少なくちょっと残念
    2015年10月15日  西平岳を目指して釈迦ヶ岳
    2010年10月10日  大間々より西平岳
    2008年10月08日  紅葉間に合わず!ガスの高原山を歩く
    2007年06月07日  高原山最高峰 釈迦ヶ岳へ登る

 いつ登ればよいのだろうと気にしていた釈迦ヶ岳。昨年は肩透かしの雪が少ない山頂であったが、今年は密かに頃あいを見計らっていた。雪が降り積もる一月二月は自分ではちょっと敷居が高そうだが、残雪期の序盤ならそこそこの成果が得られるのではないかと考えていた。
 勿論悪天候なんかは論外。自分流の歩きはあくまで天気晴朗穏やかにしてがモットーだ。そんな願いを実現してくれる好機がやってきたのである。コースは昨年に引き続き守子神社登山口からのスタートだ。

食料調達のコンビニ前から
今年はいくらか期待出来そうかな
サクサクと林間を進む


 固く締まった雪は歩きやすい。古いトレースも交錯するなか先行者の足跡が続く。途中一台の車がとまっていたがその方の物であろう。いつもはノートレースが嬉しい自分であるが、今日は先も長いのでありがたくトレースを使わせていただいた。
 やがて先行者の踏み抜きが多くなってきた頃、背中に幾分重さを感じて持て余し気味だったスノーシューを履く。

固く締まって歩きやすい
落葉のこの時期は明るくて良い
先行者の足跡が沈み出した


 昨年に比べればの話だが、遥かに雪は多い。このルートは無雪期に加え四回目となるが、雪で嵩上げされ、かつ落葉のこの時期は断然展望が良いと感じた。

ミツモチ山方面が大きくなってきた
西側も新鮮な風景
西平岳への稜線も共に高度を上げる


 前山の手前で少々体力消耗。雪の状態が不明だったのでスノーシューとアイゼンを持ってきたが、ワカンの下に6本爪の軽アイゼン履き位で丁度良い感じの状況だ。ヒールリフターで多少楽は出来たが、直線的な登りでないと逆に疲れる。

 前山を過ぎたあたりで先行者が下山してきた。一体何時ころからスタートしたのだろうか。そういえば昨年も後続の健脚な方に抜かれて、しかも自分が山頂に届く前に下山してきたことを思い出した。

 
何処をくぐって行こうかな
前山は眼下なるも、山頂まではまだまだ
 


 積雪期ならではの東側のすっきりした眺めを楽しみながら高度を稼ぐ。ようやく真正面に釈迦ヶ岳の頂稜を捉えるもまだ先は遠い。

 
山頂を捉えたが、近そうで遠い
雪付きのこの時期ならではの東側眺望


 夏道よりは少し東寄りを登る先行者に倣い自分もトレースを追う。終盤は直線的な急登となるが、ここはヒールリフターの本領発揮。下山時はかなりの急斜面で半身で降りた位だが、息切れはしたものの登りは軽快そのもの。夏道であれば中岳から延びる電車道をショートカットする形で山頂の肩へと直線で突き上げた。そこには先行者の明瞭な踏み跡が先へと続く。

急登に汗して中岳にようやく並ぶ
夏なら歩けない個所を急登
ようやく主稜線に到達


 誰も居ない山頂へ到着した。去年は土が見えたが今年は一面雪に覆われていてそれなりに達成感あり。風の無い穏やかな眺望を楽しみつつお湯を沸かしてまったり昼食タイムだ。

そして山頂へ
日光連山と
遠く県境の峰々

関東平野を一望
昨年に比べるとだいぶ雪が多い
明神岳とその奥は三依の山かな

日光連山アップ
大佐飛山方面
何処にでも降りて行けそうな感じだが


 どっぷりと首まで雪に浸かったお釈迦様との出会いが夢だったが、今年もそれは叶わず。まぁ良いか。チャレンジする機会をまた与えられたということだろう。

 いつもの〆のコーヒーでまったりしていると雪を踏む足跡が聞こえてきた。こんな時期にこのルートを上がってくる人は・・・
 そう、去年偶然にも同じタイミングで出会った野球親爺さんの姿がそこにあった。

残念!
コーヒーを飲んでまったりしていると・・・
今年もお会いした野球親爺さん


 約束した訳でもないのに同じ日に同じタイミングで登るというこの偶然。やはり釈迦ヶ岳に対する思いが重なったのだろうか。
 昨年は失礼ながら自分が先行して下山してしまったが、今年はご一緒させていただいた。

 山頂直下の急登区間は尻セードが丁度よい位の下り。先行氏がアイゼンで降りたのが頷けるが、ここは慎重に。
 途中、生理現象で野球親爺さんに先行して頂いたが途中でまた合流して登山口までの楽しい相棒になっていただいた。

 今、これを書いていて気が付いたことがもう一つ。野球親爺さんの記事で知ったのだが、先行氏はヤマレコに投稿されているwakasatoさんという方だと判明した。なんと、昨年自分を追いぬいていった健脚の持ち主と同じ方だったのである。

 奇しくも二月の第四土曜日に、二年連続でこうして同じ三人が残雪の釈迦ヶ岳を踏んだ訳である。『来年の事を言えば鬼が笑う』とは言うが、はてさてどうなることだろう。昨年より少しは雪を楽しむことが出来た今年の釈迦ヶ岳だったが、来年は前山あたりの撤退覚悟の心持でもう少しパウダースノーの季節にもチャレンジしてみてはどうか。そして、いつの日にか体を覆われたお釈迦様を拝んでみたいという気持ちもまた一層強くなってきたのである。

さぁ、そろそろ下山しましょう
改めて森の美しさに気づきながら
来年はもう少しパウダー希望

概略コースタイム

駐車地発(07:18)-守子神社(07:47)-スノーシュー装着(08:35)-前山(09:24)-下山者と交差(09:43)-山頂着(11:04)-
昼食休憩-行動再開(12:14)-前山(13:05)-守子神社(14:00)-駐車地着(14:20)

カシミール3Dデータ

沿面距離:10.5Km
累積標高差:(±)1,053m
所用時間:7時間2分
※累積標高差は、『国土地理院基盤地図情報数値標高モデル10mメッシュデータ』よりカシミール3Dにて算出した値

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今年の釈迦ヶ岳 への12件のコメント

  1. リンゴ より:

    釈迦ヶ岳、今年も行かれましたね~。
    しかも同時期に同じメンバーが・・・っていうのが面白い(^^)
    このルートでの釈迦ヶ岳は厳冬期を避けて12月の下旬、又は2月後半以降の残雪期狙いが無難なところ。
    自分の時は山頂直下で積雪30cmのラッセル。力量からしてギリギリの条件でした。
    今冬は大寒波が立て続けて襲来したのでそこそこの積雪量はあったと思いますが、ここに来てペースダウン?随分減ってしまいましたね。
    確かに首まで雪に浸かったお釈迦様を見てみたいですが、そんな厳しい条件下では自分が辿り着けなくなるのは容易に想像できます(^^;)

    • まっちゃん より:

      偶然の面白さ、
      大げさですが、運命のようなものを
      感じました。
      まぁそれだけ入山者が少ないという
      ことなのでしょうけど。
      雪があまりも多いと難儀するしで、
      雪の山歩きはタイミングが難しい
      です。

  2. 野球親爺 より:

    山を下りてから車に乗せていただきありがとうございました。
    山頂での出会いと語らい、下山時もご一緒させていただき、いい思い出になりました。
    いつの間にか写真に写りこんでしまい、すみませんでした。
    多分またどこかでお会いできると思います。
    その節は宜しくお願い致します。
    頭だけのお釈迦様を見るにはラッセル覚悟でしょうか。
    チャレンジしたい気もしますが、荷も足も重いとなると厳しいです。

    • まっちゃん より:

      山頂で足音を聞いた時は、直感で
      野球親爺さんだなと感じました。
      実に運命的でしたね。
      穏やかな残雪期のそれもコンディション
      の良い時を狙ってという考えが一致した
      ようでしたね。

      お見送りの途中、アイスバーンで車を
      滑らせて、怖い思いをさせてしまった
      のではと反省していますm(__)m

      • 野球親爺 より:

        車のスリップはまったく気になりませんでしたよ。
        信頼しきっておりましたので。
        乗せていただき本当に感謝しております。

        • まっちゃん より:

          そう言っていただけると嬉しいです。

          スリップもですが、
          足元のゴミとか散乱した車内もちょっと恥ずかしかったです( ;∀;)
          山道楽の車と割り切っていただければ・・・ということで。

  3. chikoやん より:

    初めて釈迦ヶ岳の山頂の写真を見たのが、青空のもと
    霧氷を背負ったお釈迦様が首まで雪に埋もれている。。
    そんな景色でした。
    そんな景色を求めながら、偶然にも去年のメンバーが揃ってしまうのは
    やっぱり男のロマン~でしょうか。(^^)
    きっと思いはみんな同じ。
    来シーズンは、パウダーの中、すっぽり埋まったお釈迦様の姿で
    大集合に期待ですね。
    雪の森は、ホントに美しいなぁ。。。と思います。

    • まっちゃん より:

      >霧氷を背負ったお釈迦様が首まで雪に埋もれている。。

      嗚呼!そんな景色を見てみたい。
      まあ、その状況だと、はたして山頂まで到達出来るかどうかが焦点になりますが、
      気持ちだけは目指していきたいものです。
      守子神社口ルートは雪のある時期無い時期どちらでも好きなルート故、
      今後もコツコツ登って行こうと思ってます。

  4. ケン坊 より:

    こんばんは
    やはり行かれましたね...皆さんの想いは一緒なんですね~
    たった1回、それも同じ時間というまさにピンポイント 神がかり? 
    運命的な行動が同じ思いを抱く男を引き合わせてくれたんですね
    今年もまっちゃんのレポを観ながら釈迦が岳を山行してます>笑<

    • まっちゃん より:

      いや、本当に偶然にしては出木杉君ですが、
      一切調整とかは無いので、まったくもってびっくりものでした。
      去年はほとんど雪がない”ほぼ”夏道歩きでしたが、適度に降雪して道が解らない
      今年のほうが自由にルートを選べるので安全かつ楽しい、と思いました。

  5. とくちゃん より:

    こんばんは!
    同じ思いのある方と偶然お会いすると、それだけでもハッピーな気持ちになれますよね。

    雪ある釈迦が岳に行ったのは、日塩の鳥居からの藤原コースで鶏頂&釈迦が岳でした。
    前白根にあがる際お会いした方の雪釈迦が岳お勧めは、塩谷コースのことを言っておりました。
    来シーズンの写真楽しみにしています~。首まで雪ですとかなりのラッセルですね。。。

    • まっちゃん より:

      来シーズンにどのタイミングで山頂に立てるかは不明ですが、
      基本的に南に面した斜面&ほぼ平野部気候なので、宇都宮とかで
      大雪が降った後が好機だと思ってます。
      あ、でも少し締まらないと太刀打ち出来ないかな。
      雪山は難しいですね(;´∀`)

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