リハビリ山行は回顧の山行へ



-- 『GPSMAP60CSx US版』+『カシミール3D』+『国土地理院地図閲覧サービスデータ』にて作成 --
※当コースには一般登山道でない箇所が含まれています。参考にされる場合は自己責任でお願いします。

 もう4ヶ月あまり山を歩いていない。梅雨時に山を歩かないのは定番だが、暑さに弱い自分にとって今年の夏はことさら山が遠のいた。お盆過ぎから急激に涼しくなるも、なかなか休みと天気が合わない日々。
 秋から冬に向けての山歩きに備え、感と体力を戻しておこうと思いたった。天気はすっきりしないが予報では雨は夕方から降り出すという。近間ならなんとかなるだろうと考えリハビリで古賀志山周辺を歩いてきた。

 森林公園駐車場に車を置き、まずは北尾根に入る。こんな鉛色の空だというのに古賀志山界隈は相変わらずの人気で、道路脇の駐車スペースは既に満車。皆さん早朝登山組なのだろうか。

 長倉山までは緩斜面が続く。気温はさほど高くなく、じっとしていればむしろ涼しいくらいだが、やはり体が暖まってくるとじんわりと汗ばんできた。今まで山では長袖を常としてきたが、日照も無いし薮を歩くこともなかろうと油断して今日は半袖である。
 涼しくてよいのだが、北尾根は不人気なのか露払いならぬ蜘蛛の巣払いで顔や腕に蜘蛛の巣がまとわりついて閉口した。
 今日は自分としては多めに水(お茶)1Lと非常用の水500mlを携行しているが、テルモスに氷を入れた水はあえて持ってこなかった。途中で冷水を飲むとこれが案外バテに繋がるのを経験しているからだ。

 北尾根経由でまずは長倉山

 長倉山から鞍掛山方面は未踏ルート。道標こそないが、しっかりとした踏み跡が続く。

鞍掛山方面は未踏

 途中で尾根を強引に降り、鞍掛山登山口に最短で立つルートも用意していたが、見た感じでは薮が生い茂っていて半袖ではちょっと太刀打ち出来そうもない。おとなしく踏み跡を追っていくとやがて下に林道が見えてきた。

林道へ出た

 林道をテクテク進み、見覚えのある地点で登山口方面へ。

登山口へ

 久しぶりにくぐる鳥居から登っていく。中高年という年齢域に達して山に登った初めての場所がここ鞍掛山。懐かしさが込み上げてくる。
 沢に接合する地点で登山道から外れ大岩南尾根ルートへと進んだ。踏み跡はかなり濃く、鞍掛神社通過を意識していない人はこちらに引き込まれる可能性大。道標の設置が期待されるポイントだ。

大岩から南に伸びる尾根を登る

 南尾根を下る人の為の手製の道標があった。ゴルフ場頂部付近に向けて伸びている紛らわしい踏み跡があるので、ナイス道標と言えるだろう。

昌子岩通過

 相変わらず幻滅の昌子岩だが、もはやランドマーク化だ(笑)

鞍掛大岩より古賀志山

 大岩手前で会社の携帯が鳴る。うーーむ今日は日曜日なのだよ。せめて大岩の絶景から電話してやろうじゃないか。
 雲に覆われた空なれど、大岩からの景色は相変わらず善き哉。でもソフトバンクの回線、アンテナ三本なのに何故にすぐ切れちゃうの(-_-;)

こんな立派な道標が出来て感無量

 今日はのんびりしていられないのでサクサク進んでいく。山頂は何も無いので素通り通過~
 鞍掛尾根方面の立派な道標にいざなわれ(?)進む。
 思えば、此処より初めて鞍掛尾根に足を踏み入れた時は、道標の類も皆無で踏跡も今ほど濃くは無かった。最近の古賀志山界隈の賑わいを感ぜずにいられない。

 

 シゲト山への登りはいつでも辛かった記憶があるが、今日は調子が良いのかすんなりと通過することが出来た。むしろ、以前が体力無さ過ぎだったのかな。
 此処にも山名板が遂に設置されたようだ。シゲト山という名前がいつからあったかは解らないが、少なくとも初めてこのピークを踏んだ時にはネットを探してもそういう名前は見たことが無かった。

ついに山名板まで

 大岩では計らずも電話休憩になってしまったので、シゲト山にて正式な一回目の休憩とする。空は相変わらず重いが、予報では3時頃から雨ということなので、なんとかそれまでに下山を終わらせたいところだ。

シゲト山より北側眺望

 鞍部まで降りると猪倉峠なる名板がかかっていた。東に行けば林道経由で鞍掛山登山口へ、西へ降りれば鞍掛林道へ接合して盗人岩へ向かったそれぞれの山行が懐かしい。
 猪倉峠という名前があったのも初めて知った。もっとも地形図を眺めると、新里方面から手岡に抜けるならばこの峠越えがもっとも合理的に感じられる。かつて、猪倉峠と呼ばれて往来があったのかもしれない。現在ではオフロードバイクの使い手ならばなんとか峠を東西に越えられそうだが、そもそも東の林道は施錠されていて進入禁止になっている。西は鞍掛林道から頑張ればなんとか峠まで到達しそうな雰囲気である。

猪倉峠という名前があったのか

 鞍掛尾根のアップダウンに汗しながら進み、やがて盗人岩の紅白の鉄塔がよく見えるようになる。林道を挟んだ手前の斜面が無残にも伐採されていた。そういえば鞍掛山の登山口のすぐ上の方にも左手に真新しいブル道が作られていた。日曜日だというのに時折チェーンソーの音が響いてくる。どうやらく鞍掛山の南面エリアも伐採がおこなわれいる模様。遊びで山を歩く者の戯言でしかないが、こうやって木が無くなっていくのは悲しいことだ。

盗人岩から鞍掛林道を挟んだ南の斜面も無残に伐採されている

 494mPへの分岐地点にある立派な標柱を見ると、初めて富士見峠から鞍掛尾根に踏み出し、体力不足でここから引き返したのが遠く懐かしい。登山道を外す事に慣れていなかった頃、ここから目と鼻の先の494mPへ胸高鳴らしながら歩いたこと、そして盗人岩から鞍掛尾根に合流出来た時のほっとした思い出も蘇る。

494mPへの分岐の標柱が懐かしい

 鞍掛尾根の自分のお気に入り、540mPからは生憎の眺望だ。日光連山はすっかり姿を隠し、大きな羽賀場山、端正な三角錐の笹目倉から伸びた稜線の先の鶏鳴山。寒くなったらいろいろルートを考えて歩きたいホームグラウンドの里山達。
 日の出スポットのMy岩テラスで昼食とした。もっとも暑くてあまり食欲が出ない。せめて昼食の時だけはキーンとよく冷えた飲み物を用意すれば良かったと若干後悔する。

540mP脇のMyテラス岩から鞍掛尾根

鞍掛山とシゲト山も遠い

 今日は、鞍掛尾根で10人ぐらいのグループ一組、男女ペア一組、単独者に一名遭った。人気の古賀志山エリアだが案外閑散としたもの。もっともこの天気なのでハナから入山者が少ないのか?でも駐車場はあんなに混んでいたのにね。
 尾根を進むと559mPから賑やかな声が聞こえてきた。狭い山頂で人に遭うのも嫌なので、直接中尾根に抜けようかとしばし逡巡するも、流石に疲れて来たので立ち寄って腰掛けて休憩。山頂には共に単独であろう男性が二名陣取っていた。昼食も終わり、山談義でティータイムといった趣。
 お先にと、山頂を直進し、岩混じりの急斜面を降下した。ここも最近は随分歩かれているようで、かつては「こんな場所降りるのはかなり無理があるのでは?」と思いながら通過したものだが、現在は沢山のハイカーの靴ですっかり登山道化してしまった感がある。

赤い実が鮮やか

 中尾根の途中で北登山道に降りる分岐があるが、此処を北に降りる踏み跡が随分立派なのが以前から気になっていた。時間もまだ早いし、最悪登り返せば良いだろうと考え下ってみることにした。

中尾根から離脱して荒れた作業道跡を下る

 岩場を巻いて細野ダム方面に続くと思いきや、そのまま北に降りきり廃作業道を経て地図に記載のない林道へ接合。ちょっと失敗しちゃったかな。結果的には林道で大回りになってしまったが、今日はトレーニング山行だからヨシとしよう。

 北登山道入り口付近まで戻ってくるとポツポツと雨が降り出した。暑さで火照った体に雨粒が心地よい。早足で駐車場を目指し、本降りになる前にどうにか車の元へ帰ることが出来た。

 6時間行動で沿面距離が12Km。暑さ以外はまずまずのコンディションで歩けたのが嬉しかった。今月はシルバーウィークに長丁場のコースを予定しているので、雨が降らなければ、来週もう少し長い距離を歩こうかと考えている。

あとはひたすら林道歩き

概略コースタイム

駐車場発(07:40)-長倉山(08:14)-林道接合(08:29)-鞍掛山登山口(08:35)-登山道離脱(08:43)-
大岩(09:18)-鞍掛山(09:32)-シゲト山(09:58)-猪倉峠(10:16)-431mP(10:29)-540mP(11:24)-
昼食休憩-行動再開(11:47)-559mP(12:34)-中尾根分岐(12:56)-林道接合(13:12)-駐車地着(13:51)

沿面距離:12Km
累積標高差:(+)1,128m (-)1,111m
所要時間:6時間10分

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リハビリ山行は回顧の山行へ への10件のコメント

  1. 野球親爺 より:

    いよいよ始動ですね。リハビリ山行というにはなかなかの長歩きです。
    シルバーウィークの長丁場はどちらのルートでしょうか。
    こちらはと言えば那須と高原をうろついているだけでしっかり歩けていない今日この頃です。

    • まっちゃん より:

      始動というほど大袈裟なものではないのですが、
      やはり自分の場合は冬場が一番歩いていて楽しく感じるので、まさにシーズン前の調整といった感じでした。

      野球親爺さんは僅かな時間でも濃密な歩きをされているので頭が下がります。
      以前歩かれた「三本松から男体山」など大いに刺激を受けて、計画してはいるのですが、
      今年の秋あたり、皆さんが紅葉の山に繰り出す頃に一人地味に歩こうかなと思ってます。

  2. リンゴ より:

    このエリアはまっちゃんの庭と言った印象ですが、思いっきり歩きましたね。
    私がシゲト山を通過した時には山名板には気付きませんでした。
    最近付けられたのかな?
    古賀志エリアを縦横無尽に歩けたら楽しいでしょうね。

    • まっちゃん より:

      久々に歩いたので一日遅れ(*´Д`)の軽い筋肉痛のおまけ付きでした。
      スポーツクラブでコンスタントに運動はしていたのですが、やはり使う筋肉が全然違うようですね。
      古賀志山エリアの全ルート制覇なんていうのも出来れば楽しいでしょうが、休みがままならない今の自分にとってはちょっと厳しいかな。

      リタイヤしたら毎日古賀志山登山。目指します(笑)
      くらいだと全クリアも夢でない?

  3. 亀三郎 より:

    やっぱり まっちゃんは体力がすごいなぁ
    リハビリ登山で この歩行時間、、、私では絶対無理っす
    ジムの効果 それと 日頃の鍛錬??
    わたしの場合は 山歩き以外は 運動0なので
    それが問題かもですねぇ (^_^;)(^_^;)
    あ~~
    しかし
    8月25日榛名富士 1時間歩いただけで
    それ以降は、、、まったく体を動かしてないっす、、、
    ベルトは大丈夫ですが
    なんだか
    うす~~~い贅肉が お腹のまわりについたような???
    普通でも こでぶなのに、、、どうしまひょ、、、

    • まっちゃん より:

      カラ元気の痩せ我慢(決して痩せてはいないですが)です(爆)

      運動したり山を歩いたりするとお腹が減って、いつもより沢山食べたり、甘いものを口にしたりで、結局自分も気が付くとお腹の廻りにヒタヒタとお肉が・・・

  4. ケン坊 より:

    おはようございます。
    久し振りの山行...しかもケン坊に身近な古賀志山。
    とてもリハビリとは思えない山行に、やはり”ただ者じゃない”と今更ながら思います。
    そう言えば、最近”鞍掛山”を歩いて無いことを思い出しました...
    以前は長倉山を真直ぐ歩いて行ったのに、今は左折して北尾根コースへ向かう
    ことが多くなってます。
    「シゲト山」...別名”鞍槍”ですよね。って、以前、盗人岩へ山行した時に
    初めて教えて貰ったんですが。筋肉痛も心地いいでしょう? 
    早期の復帰をお待ちしてます。

    • まっちゃん より:

      シゲト山は見る角度によると物凄い鋭鋒に見えて、文字通り”槍”に見えますね。
      山歩きを始めた頃、あんな所に登れるんだ&登る人が居るんだとしみじみ思ったものです。
      今回自分も初めて長倉山で北尾根に向かわず直進しましたが、よく歩かれた感じでしたね。
      森林公園から鞍掛山に向かう人の定番コースだったというのが理解出来ました。

  5. Non より:

     こんにちは。今回の大雨、ご自宅や職場周辺は大丈夫でしょうか?
    皆さんに被害のないことを祈るばかりですが、田川の映像には驚きました(^^;)
     さて、久しぶりの山行で古賀志エリア、鞍掛山… まっちゃんさんにしては?
    かなりメジャーなルートに思えましたが、行動時間の長さはさすがですね~
    私なら、いきなり6時間を超えるようなルートは考えないだろうなぁって。
     シルバーウィークにも計画を立てていらっしゃるとのこと、期待しております~(^^) 

    • まっちゃん より:

      自分の住まいの周辺では無事でしたが、今朝は栃木方面から出社してくる人が、道が寸断されていて迂回しながら一時間遅れ位の出社になっていました。

      今回の古賀志山はとにかく耐久力の確認が第一と考えて歩きました。
      結果的には、途中若干疲れも感じましたが、暑さが無ければもっと元気に歩けたのではという感触を得ることが出来ました。
      でもやはり思うのは、山登りの体力は山登りでというのは感じますね。
      筋トレなんかでも工夫すればある程度鍛えられるのでしょうが、景色を見ながら長時間山を歩くのに比べると、よほどトレーニング好きな人じゃないと効果が現れ無いんじゃ無いかなと。
      特に自分は根性が無いので、スポーツクラブに行ってもマシンで黙々とするトレーニングはほんのちょっと。
      あとはスタジオでエアロビスクとかのほうが楽しくてそちらに傾倒しちゃってます。

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